かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

アニメ

おどるポンポコリン / B・Bクイーンズ

1990_08_おどるポンポコリン_B・Bクイーンズ


今回の1曲セレクトは、「おどるポンポコリン」B・Bクイーンズです。

まずはデータです。

・タイトル    おどるポンポコリン
・アーティスト  B・Bクイーンズ
・作詞      さくらももこ
・作曲      織田哲郎
・編曲      織田哲郎
・リリース日   1990年4月4日
・発売元     BMGビクター
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 164.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1990年5月14日〜10月29日、11月12日、1991年1月14日〜1月28日付
・タイアップ:フジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」エンディングテーマ & オープニングテーマ

ブームはいつやって来るかわからない。 いや、だから、熱狂的なブームって来るんだろうね。最初っから、これ流行るってわかってたら、それほど熱狂的に大多数のヒトが食いつく訳がない訳で。。。

・・・・なんて、いつもとはちょっと毛色が違うマクラから始めてしまいましたが・・・。 はい、今回は、そんな「予期」もしてなかった一大ブームとなったこの曲を。

B・Bクイーンズ「おどるポンポコリン」。

言わずと知れた・・・ってくらい、ほとんどの方が知っているであろう、アニメ「ちびまる子」ちゃんの「初代」エンディング・テーマ曲ですわ。

・・・・なんて書くと、「え?」なんて思う方もいらっしゃるかなぁ・・。 そうね、最近の「ちびまる子」ちゃんでは、この曲エンディングではなく、「オープニング」曲になってるもんね。

でも、当初は、紛れもなく、この曲は「エンディング」曲だったのですよね。

ぢゃ、初代オープニング曲は? ・・・っていうと、

↓この曲


関ゆみ子さんの「ゆめいっぱい」。

あっ懐かしいなぁ・・・って言う方は、それなりのお年かなぁ。
なんせ、今年で26年も続いているアニメな訳で、当初から見てる・・・・って方は、少なくとも26才以上だもんね。

個人的には、この曲の方が「ぽんぽこりん」よりも、90年の「夏」を思い出すなぁ。
90年の夏、この曲が頭んなかをヘビーローテーションしてたんだよなぁ。

ワタシねぇ・・・っていうと、意外と最初の頃から見てるんだよね、「ちびまる子ちゃん」って。
放送開始が1990年1月でしょ。 ワタシねぇ、この年の3月には確実に見てるんだよね。

大相撲の流れで、NHKからフジテレビに合わせていたのが、当時のルーティーンだったからなぁ。
だから、大相撲の1990年の3月場所の後にフジに回したら、たまたまやってた・・・って感じだったんだよな。確か。そそ、予備知識もなんも分かんないで見始めたんだよ、たしか。

で、エンディングの「おどるポンポコリン」だよね。 オープニングの「ゆめいっぱい」は如何にもアニメのオープニングだったのに対して、「ポンポコリン」は一体何もんなんだ? なんて当初から気になったのは確か。

まさかね、ビーイングのアーティスト集合体、いわば「覆面バンド」なんて思いもしなかったからな。

まあ、その前に、この曲の当時は、後の「ビーイング」時代・・・と呼ばれるほど、ビーイングは一般的ではなかったんだよな。B'zも、まだ本格的ブレイク目前の頃だったし、TUBEぐらいか、ビーイングでメジャーだったのは。

しかも、ビーイングの中でも「実力」肌と名高かった、ギターの近藤房之助氏を筆頭に、ボーカルの坪倉唯子、ベース、栗林誠一郎、コーラス Mi-ke とその後のビーイングの中心人物となって行く方々が参加。

・・・・とどう見ても、こんなコミックソングを歌うような人たちが歌っているとは考えられなかった陣容だったよな。

まあ、だから、そんな意外性が大いに受けたんだろうしね。 なにより、音楽を知っているヒト達がやってる「おちゃらけ」だったからこそ、おちゃらけでも音楽的には崩れてなかったっていうのも良かったんだろうな。

なんせ、あの頃の主な「支持者」といったら、当時の「おこちゃま」達でしたからねぇ。
ま、最初からそれが狙いだったのか 意外にもそうなっちゃったのかっていうのは、よく分かんないんだけどさ。

ただ、少なくとも「子供」が一番のお客さんだった事には変わりはなかった訳で。。。
でも、子供って言うのは、逆に言えば大人以上に「シヴィアー」だからねぇ。音楽だって、「ホンモノ」ぢゃないとすぐそっぽを向く所ってあるじゃん。
 でも、そこは「音楽のプロ」集団だった事が長期間にわたって「子供」に受け、結果的に超ロングヒットになった要因なんだろうな。


・・・なんてのは、後付的に言える事であってさ、少なくともヒットする前から見てると、まさか、ここまでヒットするとは考えなかったよな・・・っていうのき正直なところなんだよね。
 おりしも、この時は、あの「およげたいやきくん」からは15年だったわけで、・・・そう言う意味では、忘れた頃に子供が絡んだ大ブームっていうのはやって来るんだよねぇ・・・って感じだったよなぁ。




それにしても、近藤房之助氏、よく手袋してギターが弾けるよな・・
うそうそ、弾いてないやん


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Get Wild / TM NETWORK

1987_06_Get Wild_TM NETWORK


今回の1曲セレクトは、「Get Wild」TM NETWORKです。

まずはデータです。

・タイトル    Get Wild
・アーティスト  TM NETWORK
・作詞      小室みつ子
・作曲      小室哲哉
・編曲      小室哲哉
・リリース日   1987年4月8日
・発売元     エピックソニー
・オリコン最高位 9位
・売上げ枚数 23.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1987年5月25日〜7月20日付
・タイアップ:日本テレビ系アニメ「シティーハンター」エンディング曲

今回の1曲は完全に「うっかり」してた曲をセレクト。

TM NETWORK 「Get Wild」

いやいやいやいや、mixi時代を含めると何年1曲セレクト書いてるんだ って感じなんだけど、この曲、まだ書いてなかったんだよな。。。
うわっ、完全に失態  ・・・って思われてもしょうがないかなぁ。

TMっていったら、少なくとも私らよりも年下の方の年代の方には「カリスマ」的存在なアーティストだからなぁ。
今まで長い事、エンターテイメント系サイトの世界に居るけど、ずっとそうだったもの。もうね「ネ申」アーティストだよね、完全に。
 まあ、このヒトたちから日本のポップロックの曲調が変わっちゃったくらい、アーティスト面々にも多大な影響があったことは間違いないんだけども。

でもねえ、正直言うと、ワタシの中ではそんなに影響なかったんだよね、このヒトたちが出てきた事っていうのは。他のアーティストのブレイクと同じような感じで受け止めていたし。

たださ、ベストテンのスポットライトにこの「Get Wild」で出た時、「自動演奏」ってことで、スタジオいっぱいに楽器を配置して、PC88を中心に楽器を全て繋いだ状態で演奏したじゃん。
黒柳さんが、「まあ、大道具をしょってきて・・・」って驚いたっていう。これは、確かにインパクトがあった。
本来なら、あそこまで大がかりにしなくてもPCとシーケンサーさえあれば自動演奏は出来たんだけどね、今考えると完全に演出だったよね。
でも、まあ、なんて変わった人たちが出てきたもんだ・・・・なんてことは思ったな。 ただ、それくらいだったかなぁ

あ、↑で、PC88なんて書いちゃったけど、たしかPC88だったよなぁ。PC98じゃなかったような気がするんだよな。Macではなかったことは確か。以後のDTMの流れを見るとMacじゃなかったのは意外だけど。

でも、なんで、個人的に影響が無かったかと言えば、正直言って、シンセを中心としたいわいるDTMには、あんまり興味なかったからだろうなぁ。
 無機的で、冷たい感じがするでしょ。 実を言うと80年にY.M.Oがで出来た時は、そんなに衝撃は受けなかったんだよな。それと同じ感覚だったんだよなぁ。
 結局さ、形態はやや異なるかもしれないけど、基本的にはニューウェーヴ系統の一つだったからさ。以前から書いてるようにニューウェーヴ系って生理的に取っつきにくかったんだよね個人的に。
だから、あんまり引っかからなかったって言うのこともあるかなぁ。
 個人的には人間臭い、「有機的」な音楽が好きだったし、今でもそうなんだけどね。
同じ時期に長渕剛の「ろくなもんじゃねぇ」が出てたんだけど、個人的には、そっちの方が好きだったんだよな。人間臭いって言う点で。

あ、だからなんだよね、この曲、今まで1曲セレクトで書いて来なかったっていうのは。今までは、個人的にひっかかった曲を中心に書いてきたからなぁ。

今は? ・・・といえば、まあ、1987年って言う時代を形作った曲であることには間違いないし、87年を象徴する曲の一つって言う意味では、私の中でもこの曲は外せない曲になってるけどさ、でも、心の底から好きかって言うと、そこまでじゃない・・・って感じ・・・なのかなぁ。



そう言えば、この曲のMVってこんな感じだったよね。今見てて、想い出した。
それにしても、今、あらめて聴くと、同じDTMでも、今の水準から、かなり音はちゃちいよね。
そりゃそうか・・・PC88で制御してたくらいだからなぁ。。。それでも当時は先端の音って言う感じだったけどねぇ。
まあ、あれから29年経っている訳で、流石にテクノロジーは発展したよな。
ただ、それだけ使いこなしているアーティストって意外と居ないような気もするけど。少なくともヒットチャート系のトップアーティストではさ。


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1/3の純情な感情 / SHIAM SHADE

1998_01_3分の1の純情な感情_shiam shade 










今回の1曲セレクトは、「1/3の純情な感情」SHIAM SHADEです。

まずはデータでする。

・タイトル     1/3の純情な感情
・アーティスト   SHIAM SHADE
・作詞       SHIAM SHADE
・作曲       SHIAM SHADE
・編曲       SHIAM SHADE  明石昌夫
・リリース日    1997年11月27日
・発売元      ソニーミュージックレコーズ
・オリコン最高位 3位
・売り上げ枚数  69.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1997年12月22日〜1998年2月16日付
・タイアップ:フジテレビ系アニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 」エンディングテーマ

 ここんところずっと80年代の曲に偏ってきたキライがあるからなぁ、今回は90年代の曲をセレクトして来ますか。

SHIAM SHADE「1/3の純情な感情」

 うーむ、90年代は90年代でも、いままで書いてこなかった感じのアーティストかなぁ。
1月っていうのは、昔から「新曲」リリースが、比較的少ない月で、特に90年代で、その傾向が顕著だったんだよね。まあ、それは未だに続いてるんだけどさ。
 だから、去年もそうだったけど、1月に「その頃」ヒットしてた曲をセレクトしてくるのって意外と苦労するのよ。

でも、90年代でも、こと98年の1月っていうのは、個人的には、好きキライは別として、気になってた曲が多かった頃だよなぁ。

 今でも続けてる「THE HITCHART」、通称「かじやんチャート」だけど、この年の1月1週目からネットを利用した集計に替えたんだよね。
 それまでは「オリコン誌」を中心に紙媒体を資料としてたんだけど、それを止めて、ネットで調査を始めたんですよ。そそそ、ネットデビューしたのがこの時だったんだよな。
 ・・・ということは、インターネットも18年使ってることになるんだよなぁ、ワタシも。 
あの頃は定額ネット専用線なんて高額で使えなかったから、もちろんダイヤルアップで・・・って書いても、もしかしたら今の若いコにはちんぷんかんぷんかもしれないけどさあ。 あの頃はネットに繋ぐのも 結構苦労したのよ。如何に通信料金を安く済ませるか・・・って事をさぁ。
 で、結局のところ、みんなやってたテレホーダイを使ってたよなぁ。そそそ、日中はネット料金も従量制だったけど、23時〜8時までは定額制だったんだよね。いわいる「テレホタイム」ってやつでさ。 
 で、結局みんな夜中にネットをやるから、繋がりにくいのなんのって。。。。 IT業界の人間で宵っ張りなヒトが多いのは、この頃の名残だよね。

まあ、そんな環境の変化もあったんで、この当時の曲って、印象に残ってるんだと思うんだよな。

今回セレクトしてきた、SHIAM SHADEの「1/3の純情な感情」もそんな曲の一つって訳ですわ。

でもね、当時、この曲自体好きだったか・・・というと、それが微妙なんだよな。 正直、頻繁に聴いてたかって言うと、当時は積極的には聴いてなかった気がする。
 bay fmの「パワ―カウントダウン」で流れた時ぐらいじゃ無かったかなぁ。

まずもって、「るろうに剣心」っちゅうアニメの曲っていうのが、頭にあったわけでさ。その辺がちょっと足を遠のかせていたんだと思う。

とは言っても、気にはなってたりしてね、曲自体に。

大体において、なんかヘンチクリンなタイトルじゃん。「さんぷんのいちのじゅんじょうなかんじょう」なんて、まあ、噛みそうなコトバが羅列してるしさあ。

いわんや、この噛み噛みしそうなタイトルが、そのままメロディに乗っかってたりして。否が応にも引っかかっちゃうよねぇ。

だから、いい曲というより、ヘンな曲・・・って感じだったんだよな。最初は。

それと、個人的に引っかかったのは、この曲のベースラインですねぇ。なんか独特のグルーヴ感があるんだよな、この曲ベースラインって。
特にAメロからBメロに移る辺りのグルーヴ感が好きなんですよ。
 なんと言っても演奏自体はウマかったと思う、このヒトたち。恐ろしいくらい音の粒がきっちり揃ってるし。

当時、このヒト達アミューズに所属してたけど、ちっともアミューズっぽくないグルーヴ感だったりしてさ。それよりも、この曲のアレンジャーとして参加してる明石昌夫氏からして、ビーイングの末裔か・・・なんて思ってたりしたもん。 うん、この曲のグルーヴ感は、ビーイング的なんだよね。
 メロディにしたって、キャッチーで分かりやすいってところは、ビーイング的だったしな。

ただ、個人的には、引っかかったのはこの曲だけだったなぁ。当時は、まだまだ、このテのコアメロ的な「音」には、なんだかんだ言っても触手が伸びなかったんだよね。





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ゆずれない願い / 田村直美

1994_12_ゆずれない願い_田村直美






今回の1曲セレクトは、「ゆずれない願い」田村直美です。

 まずはデータです。

・タイトル    ゆずれない願い
・アーティスト  田村直美
・作詞      田村直美
・作曲      田村直美 石川寛門
・編曲      鷹羽仁 井上龍仁
・リリース日   1994年11月9日
・発売元     ポリドール
・オリコン最高位 7位
・売り上げ枚数  109.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 8位
・ベストテンランクイン期間:1994年12月5日〜1995年1月2日 1月23日〜1月30日付
・タイアップ:日本テレビ系アニメ「魔法騎士レイアース」テーマ曲

 うーん、アニメの主題歌の曲を書くとさあ、どうも誤解されることが多いんだけど・・・。
 なんて、出だしから、アテンションな文章を書いたりして・・・。

 ・・・っていうのも、今回の曲は、アニメの主題歌だからだったりして・・。

 田村直美の「ゆずれない願い」。

 この曲94年暮れのヒットなんだけど、当時、日テレ系で放送されていた、アニメ「魔法騎士レイアース」の主題歌なのよね。
 誤解されるのは、こういう曲書くとさあ、当時、このアニメ見てたでしょ・・・って思われるのがさあ・・・。

 でも、ワタシゃ、一切見たことないのよ。興味もなかったしぃ。

 ぢゃ、何で知ってるの? とか、ときどき聞かれたりするんだけど、別にさあ、アニメ見てなくても知ってるよねぇ、アニメとは切り離して、「曲」としてさあ。当時、普通にヒット曲としてあったわけだから、この曲。

・・・っていうか、個人的には、アニメの主題歌として全然みてないし、ヒット曲として、充分、曲は成り立っているわけだから。
 

 ま、とにもかくにも、この田村直美っていうヒト、なんか突然出てきたような印象が強かったんだけど、この曲の前の「永遠の一秒」だっけ。この曲が、例の「カメリアダイヤモンド」のCMで夜中にバンバン流れてたときは、印象強かったよなぁ。
 とにかく、このヒトの声質が強烈なんだよね。いわいる「ネコ声」っちゅうのかなぁ、発情期のネコのあの強烈な鳴き声のような声質なんだよね。もう、一回聴いたら忘れられないような・・・。

 そんな田村直美のブレイク後、第2弾がこの曲だったんだけどさ。声質は、相変わらずだったけど、「永遠の一秒」に比べれば、全然、ポップ度も高くなって、聴きやすくなったよな。
 まあ、当時の人気アニメの主題歌ということもあいまったんだろうけど、この曲、ロングヒットだったよなぁ。
 オリコンで最高位7位ながら、ミリオンセラー・・・と。今じゃ、絶対ありえないようなチャートアクションを描いたわなぁ。

 どうなんだろ? 90年代後半は、きちんとオリコンチャートみてなかったんで、はっきり記憶に残ってないんだけど、オリコン最高位7位っていう順位でミリオンセラーって、その後もあったっけな?
 どうしても、それ以前の記録で、千昌夫の「北国の春」が最高6位でミリオンセラーっていう記録があって、この曲は、それを上回った、「低ランクミリオンセラー」記録更新っていうのが記憶に残っちゃってたんだけどねぇ。
(・・・と書いた後でなんなんだけど、シャ乱Qの「シングル・ベッド」が、オリコン最高9位でミリオンセラーを突破しておったわい。。。この「とまらない願い」の1年後でしたね)

それにしても、90年代の前半って、このテの「パンチ」の効いた、ボーカルの曲が多かったよな、今、考えると。それに歌もうまいしさ。危なっかしいボーカルじゃないんで、なんか聴いててホッとする。それにサウンド自体が元気ジャン。
 まあ、アニメの主題歌云々っていうこともあったんだろうけど、やっぱ、そんなサウンド面のこともあって、ミリオンセラーまで売れたんじゃゃないかなぁ。

 まあ、このヒトの場合、この後の落ち込みもかなりなもんだったけどねぇ・・・。
 世が世なら、「一発屋」と言われかねない様な売れ方だったもんなぁ・・・。




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ミラクル・ガール / 永井真理子

1989_11_ミラクルガール_永井真理子






今回の1曲セレクトは、「ミラクル・ガール」永井真理子です。

まずはデータです。

・タイトル    ミラクル・ガール
・アーティスト  永井真理子
・作詞      亜伊林
・作曲      藤井宏一
・編曲      根岸貴幸
・リリース日   1989年10月1日
・発売元     ファンハウス
・オリコン最高位 9位
・売上げ枚数   17.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 12位
・タイアップ:日本テレビ系アニメ「YAWARA!」オープニングテーマ曲


 その昔、ガールズポップなるジャンルがあった事を覚えてるでしょうか?
 
・・・・なんて、また、唐突な書き出しにしちゃいました。まあ、正式な「ジャンル」として認められてるわけではないんだけどね。
 この89年から90年代初頭にかけて、ロックでもない、アイドルでもない、堅苦しく言えば「亜流」なタイプの女性アーティストをひとまとめにして「ガールズポップ」で一括りするような動きがあった・・って言う程度なんだけどね。

 この永井真理子なんかは、そんなアーティストの一人ではなかったかなぁ。

 時は平成元年。 うーん、今から思うと、この昭和から平成に変わったっていうのは、意外と音楽界に大きな影響があったんではないかなぁ・・と思うんだよね。 今にして思えば。

 そのひとつがJ-POPっちゅうジャンルの誕生だよね。少なくとも、「昭和」の時代には「J-POP」なんつう呼び名は無かったぞよ。
 ちょうど、この「ミラクル・ガール」がリリースされた89年前後に、「J-WAVE」「bay fm」「NACK5」「FM802」など、第2世代の新興FMが開局したころでさ。
向こうの曲に対して、日本のロック&POPSを「J-POP」として、積極的に紹介しようって言う流れが、これら第2世代の新興FM局を中心にムーブメントを起こし始めていた頃ですね。
(それ以前、FMで日本の曲を流すことは「ダサい」という考えがあった)

それまでの日本のいわいる邦楽は、アイドル、ニューミュージック、ロックに別れてたよね。
 そういうムーブメントもありーの、、平成になったとたん、その垣根がとっぱわれて、演歌以外は全て一括りで「J-POP」っていうジャンルに「統括」されてしまったわけですわ。

 まあ、今からして思えば、それまでのジャンルもそれぞれ融合が始まってて、境界線がかなり曖昧になってきてたってことはありますけどね。

 特に、女性のポップスの場合、アイドルと(それまでの)ニューミュージックの境界っていうのがかなり曖昧になってきてたんだよね。まあ、その境界にいたアーティストが「ガールズポップ」ってわけだけど・・。

 例えば、この永井真理子って言うのヒトも、考えてみれば、かなりジャンルは曖昧なんだよね。
 
 ニューミュージック系のアーティストのようでもあり、アイドルのようでもある。
 また、逆に、ニューミュージックでもアイドルでもないともいえるんだよね。

 厳密に言えば、本来はニューミュージックに属するんだろうけど、限りなくアイドルに近づいた存在っていうかね。

 その逆を行ったのが森高千里だろうね。 つまーり、本来はアイドルなんだけど、限りなくニューミュージックに近づいた存在。それは、自分で作詞もしてたからねぇ。

 すくなくとも昭和の時代には自分で作詞するアイドルなんて、そーそーいなかったわけで・・・。


 でも、時代はそういう垣根を越えて、壁がとりはらわれていたんだよね。

 それがたまたま、この平成元年に集中してきたっていうのかなぁ。

 だから、J-POPっていうジャンルはしっかり的を得てたんだよね。このジャンルができたことによって、完全に、アイドル、ロック、ポップス(ニューミュージック)の境がなくなったもの。


 ただ、もちろん、以前のそれらのジャンルに、よく言えば留まった、悪く言えば固執したヒトたちもいるわけで・・・。
 そのなかでアイドルっていうジャンルに固執してたヒトたちは、どんどん「オタク化」が進んでいったわけで・・・。


・・とまた、話がされちゃったんで、修正。。。


 この曲は、アニメ「YAWARA!」のオープニングテーマとして有名だから、みなさんご存知ですよね。

 そう、あの明るいポップスですよ〜。 ま、この曲を思い出せば、↑に書いたことも、まずまず理解してもらえるかなぁ。


 兎に角、個人的には時代は変わったなぁ・・・と思える瞬間だったんだよね。





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無色 / 上原あずみ

2002_10_無色_上原あずみ





今回の1曲セレクトは、「無色」上原あずみです。

まずはデータです。

・タイトル      無色
・アーティスト    上原あずみ
・作詞        上原あずみ
・作曲        K's letters
・編曲        徳永暁人
・リリース日     2002年9月11日
・発売元       GIZA
・オリコン最高位   5位
・売上げ枚数     4.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 8位
・ベストテンランクイン期間:2002年9月26日付
・タイアップ:日本テレビ系アニメ「名探偵コナン」エンディングテーマ

 今回の1曲セレクトは、つい最近の曲ですあせあせ   2002年ですからねぇ。 久しぶりに2000年代の曲だな。いつ以来だろ? 
・・・まあ、と言っても、もう13年前の曲になるんですねぇ。

 いつもは、70年代〜90年代を中心に書いてるんだけど、もう少し「アーリー00's」の曲も書き始めたほうがいいのかな・・・・なんて、つい、思っちゃったもんだから、たまにはいいか・・・と。


 まずもって、この曲を引っ張ってきた理由なんだけど、まあ、いつもの通り、「今ごろ」ヒットしてたのもあるんだけど、この曲のシュールさが、すんごく印象に残っててさ。

 2002年って言ったら、すでに自分のサイトも立ち上がっていたんだけど、当時、サイトの1コンテンツとしてあった、「CHART BBS」っていう掲示板に書いた記憶があるな。この曲。

あ、そそそ あの時の「CHART BBS」の発展形が、今のこのブログになるんだよね。
当時書いた時は、新曲レビューとして書いたんで、さしずめ、このブログの「キニナル曲レビュー」ですね。


その時書いた内容ってのが、こんなシュールな内容の詞の曲を、ゴールデンタイムの「アニメ」の主題歌に流して大丈夫なんか?

 ってことですねぇ。 それは、今でも印象に残ってる。


 詞の内容は、要約すると、好きな人が死んじゃって、何もかも失った気持ちで茫然自失な自分 だよね。

 場所は、星空がきれいに広がった日の夜のビルの屋上。


これだけでも、充分に内容的にシュールなんだけど・・・。


 ま、たしかに、こういう、好きな人が死んじゃって茫然自失な自分 って感じの曲ってそれまでもありましたよ。

 暗黒ソングって言われるくらいで・・・。森田童子とか山崎ハコ・・とか。。。

 ただ、アイドルっぽいコが、この手の曲を歌う・・・っていうのは、それまでは、あまりなかったはず。。

 その前に、上原あずみがアイドルって言うのが当たっているかどうかは、ちょっと疑問な部分もあるけど。。。何分、このヒト、詞は自分で書いてたからね。


 「亡くなった恋人への挽歌」っていう曲はありましたけどね。ほとんど99%は、「あなたが死んじゃって、私はこれからどうして生きていけばいいの・・・・ヨヨヨ泣き顔」と泣き崩れておしまい・・・っていうパターンだったんだよね。

 例えば、中森明菜の「難破船」とかさ。


 でもさ、この曲は、最後に一線を越えてしまう・・・・・。たらーっ(汗)

曲の最後の部分の詞

♪ そして今 この世界から星空に向かって旅立つ 
  やっと会えるね。。。   ♪


 ここが、すんごく、個人的には衝撃的だったんだよね。


え? そこまで行っちゃう?  

 このコ、カワイイ顔してるけど、けっこうヤバイくないか・・・って、あの時でさえ思ったもんなぁ。

 いや、これで曲調も暗黒フォーク調だとか、逆に、めちゃくちゃアバンギャルドな曲だったら、ある程度理解できるんですけど・・・。
 何分、あくまでフツーのいかにもGIZA系な曲だから、逆に余計コワイんだよね。しかも、このテの曲としては、「異例」のメジャーキーな曲だしさ。

 なんか、ほんとに、このコ、深く考えないで、この詞の通りのことやっちゃうんじゃないか・・・・っていう怖さ。



 事実、上原あずみ って、この曲を最後に、しばらく第一線から退いてしまった。もちろん、今でもGIZAに所属して、CDもリリースはしてるんだけどね。

 でも、GIZAさんのアーティストが必ずタイアップする、「名探偵コナン」の主題歌、エンディングテーマは、この「無色」以来、1度もやってない。

 その前に、この曲から次のシングルまで3年も、ブランクを空けてたりする。


 やっぱし、この曲で、なんかあったんだよね、きっと。ひと悶着が・・・。
 その辺の事情は、よくわかんないんだけどさ。



 またまた、蛇足だけど、「むしょく」ってキーを打つと、「無職」って、最初に変換されるんだけど・・・。
 なんか、その言葉に敏感になっている、今のワタシ。。。
やっぱ、「ムショク」の時代が数年前まで続いてたからなぁ。。。。。





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EQUALロマンス / CoCo

1989_09_EQUALロマンス_CoCo






今回の1曲セレクトは、「EQUALロマンス」CoCoです。

 まずはデータです。

・タイトル   EQUALロマンス
・アーティスト CoCo
・作詞     及川眠子
・作曲     山口美央子
・編曲     中村哲
・リリース日  1989年9月6日
・発売元    ポニーキャニオン
・オリコン最高位 7位
・売上げ枚数  11.9万枚
・タイアップ:フジテレビ系アニメ「らんま1/2」エンディングテーマ曲

 AKB48。。
 いまさらながらだけど、いまや、押しも押されぬトップアイドル集団なわけだけど、「集団」ゆえに、やれ「おニャン子」の再来だぁ、はたまた「モー娘。」の再来だぁ・・・と言われるわけです。

 ま、仕掛け人が秋元康氏ということから、どちらかといえば、おニャン子と比較されることのほうが多いんだけど・・・。


 ただね、そういわれると、なぜか、なんか違うんだよな・・・って思ってたワタシなんだよねぇ。

 こと、「曲」については、おニャン子の再来といわれると、なんか違うんだよなぁ・・・なんて違和感をかんじてるわけですわ。

 おニャン子は、もっとイロモノだった。なにより、曲のタイプが違うんだよな。
 大体、おニャン子関係の大部分をつくってたゴッキーは、もともとシブがき隊とかやってたじゃん。で、自身もベースでは超売れっ子のスタジオミュージシャンだし、それ以前はサディスティックミカバンドだし。。いわいるロック系のヒトなんだよね。だから、おのずから、メロディラインもサウンドも線が太いのよ。
 ただ、根は70年代のヒトだから、サウンドも70年代に近い。音が太いけど、音のエッジ(輪郭)は薄いっやつでさ。


 でも、AKBの曲には、これには当てはまらない。うん、AKBの曲の多くを作ってる、井上ヨシマサ氏は、80年代からのヒトだからねぇ。
 音の線は細いけど、音のエッジは深いってやつでさ、うん、もろ80年代の音よ。

 そういう、違いはあるのよね。


 で、そういう点からしてみれば、AKBの曲ってぇのは、「音」の面から見れば、どちらかといえば、CoCoに近いんぢゃないんかねぇ・・・なんて、さっきちらっと思ったわけですわ。


 え? なんで、そう思ったの?

 っていえば、いや、今、自分のクルマのカーステに「80年代終盤」のアイドルもののmp3が入ってまして、ちょうど「EQUALロマンス」なんてでてきてさあ、ちょこっと思ったわけです。。



・・・・ということで、今回の1曲セレクトは、CoCoの「EQUALロマンス」・・・と。

 あーーーー、いつもながら安易なセレクト。


 ところで、CoCoって、今からすれば、ジミーーな感じのアイドル集団だったなぁ・・・。なんて思ったりして。
 当時からしてみれば、それこそ、おニャン子の再来っていうノリだったんだけどねぇ。
 
 だいたい、89年当時、フジテレビのウイークデーの17時〜18時で放送してた「パラダイスGoGo」って番組からでてきたヒトたちだし。
 それこそ、おニャン子の再来・・・って感じじゃん。

 ただ、この「パラダイスGoGO」って、全国ネットじゃなかったんだよね、たしか。

 ・・・・な、もんで、「パラダイスGoGo」が放送してた地域では、CoCoって人たちの認知度も高くて、CDの売上げもまずまずだったのに対して、放送してなかった地域では、ほとんど知られてなかった・・・という。

 どうも、ジミーな存在感と感じるのは、そんな全国区な人気ではなかったからかもしれない。


 曲にしても、当時は、どうも、いまひとつ垢抜けないよなぁ・・・っていう感じがしたな、ワタシなんかは。
 もうひとつ、イロモノ感は感じないし、なにより、↑で書いたように、音の線が細いのよ、おニャン子のような、図太さに欠ける。 なんか真面目に真面目にっていう感じはしたけどさ。

 まあ、AKBの曲に真面目さを感じるのかどうかは、べつの話だけど、この曲の線の細さっていうのは、共通点を感じるんだよね。

 声質については、このくらいの年のコの集団アイドルは、昔っから似たような声質になるからな。


 でも、仮に、この「EQUALロマンス」をAKBが唄っても、なんら違和感はないと思うわ。 まあ、そんな曲ですわ。。





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CAT'S EYE / 杏里

1983_09_CAT'S EYE_杏里






今回の1曲セレクトは、「CAT'S EYE」杏里です。

 まずはデータです。

・タイトル    CAT'S EYE
・アーティスト  杏里
・作詞      三浦徳子
・作曲      小田裕一郎
・編曲      大谷和夫
・リリース日   1983年8月5日
・発売元     フォーライフ
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   82.0万枚
・タイアップ:日本テレビ系アニメ「キャッツ・アイ」主題歌
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1983年9月12日〜11月28日付

 今回、引っ張ってきたのは、杏里の「CAT'S EYE」なんだけど、この曲、まだ、書いてなかったんだよね〜。
 今ごろ大ヒットした曲だから、すでに書いてた・・と思ってたんだけど・・・。なんかの都合で忘れてたんだよねきっと。
 そういうことで、丁度、ヒット期間も都合がいいので、引っ張って参りました。

 まあ、この曲は、言うまでもなく、当時、月曜日の夜7時から日テレ系で放送していた、アニメ「キャッツ・アイ」の主題歌だったわけだ。
 月曜日、夜7時の日テレアニメ枠の放送だったのね。まあ、いまでも続く、日テレアニメの黄金枠ね。。。

 私はというと・・・、当時はウラでやってた「クイズ100人に聞きました」をずっと見てましたあせあせ

 ・・・なので、「キャッツ・アイ」は見たことありましぇん
あせあせ あしからず。。。


 ところで、この1983年は、TVアニメ主題歌の最初の黄金期ともいえるんぢゃないかな。
 この曲の他に同時期には、H2Oの「想い出がいっぱい」もベストテン入りしてたしね。
 こちらは、フジテレビ系木曜19時30分〜 のアニメ枠。うん、これは、今は消滅しちゃいましたね。


 ところで、なんで、この時期、相次いで、アニメの主題歌がいわいる「一般チャート」でもランクされるようになったんだろ? って言うのが、長らくチャートを見て来て人にとっては、疑問の一つになってるんだよね。

 もちろん、「CAT'S EYE」にしても、「想い出がいっぱい」にしても、歌っているのは、「通常」のアーティストっていうこともデカイ。
 このころになると、いわいる声優さんとか、アニメ専門の歌い手さんではなく、「普通」のアーティストが主題歌を歌うようになってきた・・・って言うことなんだよね。

 逆に返せば、それまでは、普通のアーティストは、あまり、アニメの主題歌としてタイアップは取っていなかったともいえる。

 これは、あくまでもテレビアニメとしてですけどね。
アニメ映画としては、ここまでに、

・ヤマトより愛をこめて/沢田研二 (「さらば宇宙戦艦ヤマト」主題歌)
・銀河鉄道999/ゴダイゴ (「銀河鉄道999」主題歌)
・砂の十字架/やしきたかじん(「機動戦士ガンダム」主題歌)
・哀戦士/井上大輔(「機動戦士ガンダム?」主題歌)
・めぐりあい/井上大輔(機動戦士ガンダム?」主題歌)
・光の天使/ローズマリーバトラー(「幻魔大戦」主題歌)

などのオリコンランクイン作品があり、「砂の十字架」以外では、ベスト20入りを果たしている。

 でも、TVアニメとなると、極端に少なかったのですよ、オリコンのいわいる「一般チャート」にランクインしてた曲は。

・宇宙戦艦ヤマト/ささきいさお(日本テレビ系アニメ「宇宙戦艦ヤマト」主題歌)
・ラムのラブソング/松谷祐子(フジテレビ系アニメ「うる星やつら」主題歌)

ぐらいじゃないかしら・・・・。それまでオリコンチャートにランクインしてたのは。

 なぜか・・・っちゅうと、当時、オリコンには、アニメ/童謡 チャートというのがあり、TVアニメの主題歌はいっしょくたにそちらへ入れられてたから、って言うところが大きいんだよね。

まあ、その辺は、先日の「ヤマトより愛をこめて」でも、言及したことなんだけどね。
アニメ/童謡チャートは、ランクのみ発表されていて、実売売上げ枚数は公表されていなかったのです。

そういうことを含めて、今回引っ張ってきた、「CAT'S EYE」は、それまでの映画を含めて、アニメ主題歌では初の1位獲得曲ということになる。

 それまでの最高は、ゴダイゴの「銀河鉄道999」の2位だったからね。
 もっとも、アルバムの方では、「銀河鉄道999」のサントラ盤、「交響詩銀河鉄道999」が1位を獲得していたけど・・・。
でも、まあ、この曲をきっかけにして、アニメ主題歌も次第にオリコンにランクインしてくるようになる。
その礎となった曲でもあるわね。


 それにしても、当時、やったらと「CAT'S EYE」って聴いてたなぁ。
 まあ、それだけヒットしてたってことなんだけど、当時はラジオ小僧だったでしょ。土、日は、6つのラジオのベストテン番組をハシゴして聴いてたから、他の曲もそれなりに何回も聴いてたんだけど、それにもまして「CAT'S EYE」ってあっちこっちで聴いてたような気がする。
特に、この曲はフルコーラスでも3分そこそこなんで、大抵、フルコーラスで流すことが多かったんだよな。

 最後は、この曲のイントロ聴いただけでも「吐き気」がしてきたりしてさ。。。 あせあせ
 あ、これマジで・・・。あせあせ

 週末は1日に4回は聴いてたな。この曲。「不二家歌謡ベストテン」と「全日本歌謡選抜」。「歌謡選抜」なんて、ひどいときには、放送3時間の間で3回かかる事もあったからねぇ。。。
 オープニングで1回、ゲスト出演して1回。 ランクインして1回・・・・と。

 もう、いい加減にしてくれよ〜 って感じだったんですよ。

 だから、当時、このレコードは買わなかった。 買ったのは、大人になってからですよあせあせ
そそそ、ジャンク屋さんで100円で・・・あせあせあせあせ

 当時は「吐き気」がするくらい聴いてた曲でも、やっぱ、それから何年もたつと恋しくなったりするんだよね。

 案の定、レコード針落とした瞬間から新鮮でしたよ。


 ところで、この曲の作曲は、小田裕一郎さん。80年当初は飛ぶ鳥を落とす勢いの作曲家だったけど、この辺を境にいなくなっちゃったよなぁ。
 この年の暮れの田原俊彦の「エル・オー・ヴィ 愛・N・G」が最後の1位獲得曲でしたか・・・、もしかして。

 でも、なんとなく小田裕一郎って言う名前を見ると80年代初頭の匂いがするんだよね。





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渚の『・・・・・』 / うしろゆびさされ組

1986_09_渚の「・・・・・」_うしろゆびさされ組






今回の1曲セレクトは、「渚の『・・・・・』」うしろゆびさされ組です。

 まずはデータです。

・タイトル    渚の『・・・・・』
・アーティスト  うしろゆびさされ組
・作詞      秋元康
・作曲      後藤次利
・編曲      後藤次利
・リリース日   1986年8月27日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   23.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1986年9月8日〜9月29日付
・タイアップ:フジテレビ系アニメ「ハイスクール!鬼面組」主題歌

 さてさて、今回も「夏の終わりの・・・」っていう曲。
 この前も同じこと書いたけど、これを考えると、結構、いっぱい出てくるんだけどさあ、夏の終わりの・・っていう、雰囲気の曲って。
 あ、いや、ストレートに「夏の終わりの〜」っていうタイトルの曲はないんだけさ、「雰囲気」の曲はね。

 で、まあ、そんなかでも、「なんだこりゃ」っていうタイトルの曲っていったら、やっぱ、これだよな。

  渚の『・・・・・』。

 これ、知らない人だったら、なんて読むの? って、十中八九、聞かれるよなぁ。

 なぎさのかっこてんてんてんてんてん ??????

 何の予備知識も無く、「なぎさのかぎかっこ」なんて、読める人は、たぶん、一万人に一人も居ないでしょう。。。 とか、言い切ったりして。 


 ・・・なんて、説明しているワタシは、当時は、この曲、あんまり興味がなかったのですわ。

 ・・・というか、聴いてなかった・・・っていうのが本音。
 このころから、おニャン子って、「ベストテン」に出なくなっちゃったじゃん。 例のTBS vs フジテレビ 騒動で。

 いや、うしろゆびさされ組って、その前の「象さんのすきゃんてぃ」から出てなかったな。

 うん、まあ、それはいいんだけど、どうもねぇ、このころから、おニャン子関係の曲を聴かなくなってたワタシなんだよね。
 なんかねぇ、ちょっと、ついてけなくなってきた・・・っていうか、アホらしくなってきた・・・っていうか。。。さすがに。。

 だってさあ、毎週、毎週、とっかえひっかえ、おニャン子関係の曲がリリースされて、毎週のように1位とってたらさあ、いくらなんでも、食傷するよぉ。

 まあ、そういうこともあって、この年の春頃までは、認めていたワタシも、このころを境に、一転して「アンチ」組側に乗り変わってたころだなぁ。。

 
 まともに聴いたのは、2年後よ。。ふらふら うん、88年。
おニャン子関係のベスト「家宝」を買ってからだね。

 
 でねぇ、実際、聴いてみて、これは、かなり誤解してたな・・と思ったもんよ。

 タイトルが意味不明じゃん。「渚の『・・・・・』」なんてさ。 少なくとも「渚の〜」って入っている時点で、おニャン子の「お先に失礼」のような、イケイケタイプの曲か? なんて、想像してたんだけど、さにあらず。

 これが意外にも、ミディアムポップスなんで、ちょっと、予想外。

 いや、これは、これで良かったんだよね。まあ、詞の内容はよくわかんないんだけど、少なくとも、サウンドとしての温度感は、今の時期・・・、うん、夏の終わりの脱力感的な感じが漂ってて。

 特にCメロの部分

 ♪ ひーみつの言葉 (ひーみつの言葉) おーしえてあげる(おーしえてあげる) ♪

 の脱力感がよいわ。。。なんて一転して、気に入ってしまったワタシなのです。




蛇足だけど、この曲のB面が、「のっとおんりぃ ばっとおるそう」っていうんだけど。。。
ふむ、「not only 〜 but also〜」ですな。 ちょうど、この曲流行ってるときに「英文法」でやったような・・・・。


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太陽がまた輝くとき / 高橋ひろ

1994_08_太陽がまた輝くとき_高橋ひろ






今回の1曲セレクトは、「太陽がまた輝くとき」高橋ひろです。

 まずはデータです。

・タイトル    太陽がまた輝くとき
・アーティスト  高橋ひろ
・作詞      高橋ひろ
・作曲      高橋ひろ
・編曲      高橋ひろ
・リリース日   1994年6月17日
・発売元     メディアモレラス
・オリコン最高位 9位
・売上げ枚数   29.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 13位
・タイアップ:フジテレビ系アニメ「幽☆遊☆白☆書」エンディングテーマ


 今回は、前置き無しで、早速行っちゃいますよ。

 高橋ひろ 「太陽がまた輝くとき」。

 この曲は、雨がシトシト降る日にでも持ってこようか・・ってずっと考えてたの。 ここのところずっと「晴れ」の天気がつづいてたからなぁ。昨日、ようやくおあつらえ向きの「雨」となったんで、ようやくセレクトしてきましたわ。
 でも、この曲を、シトシト雨の降る日に持って来たい・・・って思ったのも、この曲って、そういうイメージがあるんだよね。

 サビの部分が

 ♪ 外は 雨が まだやまずに 濡れてる 人々と街が それでも太陽信じてる 〜 ♪

 ってあるでしょ。 まあ、そういうイメージが強いんだよね。

 そういえば、折りしも、この曲を初めて聴いた日も、そんな雨がシトシト降る日だったな。

 だから、余計なのかなぁ、この曲って、そういうイメージが強いんだよね。


 うん、正直言って、この曲にアニメ「幽☆遊☆白☆書」のイメージは、個人的には全くないな。

・・・っつうか、見てなかったしな・・・。 当時25歳。既に社会人だったワタクシは、既に「アニメ」も好んで見てなかったしなぁ。

 うん、完全に一音楽として、聴いてたんだよね、当時から。

 ・・・ってか、そういう方ってどのくらいいるんだろ? ちょっと心配だけど。。。
 
 この曲、当時、約30万枚売れたけど、ほとんど、アニメの方で買ってたヒトの方が多いだろうしな。 大体においてジャケ写からして「幽☆遊☆白☆書」なわけだしぃ。。。

 まあ、方や、アニメのおかげでヒットした、って部分は拭えないわけだけど、曲としても、単純にいい曲だな・・・って当時から思ったなぁ。


 聴いてて、安心するんだよね。80年代の香りが強くて。うん、80年代初頭の頃の香りだね。

 当時、既にメロディラインよりも、リズムが前面に出てきた曲の方が多くなってたし、聴いてるこっちも、どこか、腰が浮いちゃう・・・っつうか、まあ、いい意味で緊張感はあったんだけど、でも、気持ち、落ち着いて聴ける曲も減ってきてたんだよね。

 でも、この曲って、聴いてて落ち着くんだよね。

 それは、やっぱし、メロディ重視、サウンドは抑え目っていう、作りから来てるんだろうなぁ。

 その辺は、さすがに、元チューリップのメンバーだよね。 財津氏が惚れるわけですわ。

 いや、この曲にしたって、どことなく、チューリップの曲のテイストも感じないわけでもない。その辺が、また、個人的にも落ち着ける要素なのかなぁ。。。

 いずれにしても、当時のヒット曲から見たら、めずらしい・・・っちゅうか、あまり、他にはないような「アナクロ」感があったよな。



しかしながら高橋ひろ氏は、すでに、この世の方ではないんだよね。 2005年に多臓器不全にて逝去。享年41歳。

 若すぎるよね。 才能ある人は、若くして亡くなっちゃうんだねぇ。


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