今日の1曲セレクトは、キャンディーズ「アン・ドゥ・トロワ」です。
まずは、データから
・タイトル アン・ドゥ・トロワ
・アーティスト キャンディーズ
・作詞 喜多条忠
・作曲 吉田拓郎
・編曲 馬飼野康二
・リリース日 1977年9月21日
・発売元 CBSソニー
・オリコン最高位 7位
・売上げ枚数 28.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 8位
・ベストテンランクイン期間:1977年10月10日〜11月14日付
月曜8時は、「みごろ たべごろ わらいごろ」(テレビ朝日系)・・と、またまた、唐突に変な入りかたしましたが、覚えるるでしょうかねぇ? 「デンセンマン音頭」と「シラケ鳥」
ベンジャミン伊東(伊東四郎)の「デンセンマン音頭」⇒♪電線にすずめが3羽止まってた〜♪ってやつですよ。
これ、この当時、大ブームだったですよねぇ。
俺、小2だったけど、見てないとガッコで仲間はずれだったもん。
それと、「シラケ鳥」は、前半の親子コント。母親が伊東四郎、息子が小松政夫。 で、なにかあるとすぐ小松政夫が張り倒されて、ちゃぶ台の上で♪シラケ鳥飛んで行く南の空へ みじめ みじめ チャンチャチャンチャン スカラカチャンチャン〜♪とくるやつ。。
・・とねぇ、文章で書いてもなかなか雰囲気でないねぇ。 面白かったんだよねぇ、これが。
「うーん、知らないなぁ」っていう人もいると思うけど、今、コレDVDになってるんで、もし、良かったら見てみ。
ゼッタイ、抱腹絶倒だから。
・・で、なんで、「みごろ だべごろ」からキャンディーズなんか・・・っつうと、キャンディーズこの番組のレギュラーだったんだよね。
前半の親子コントで悪がき三兄弟役でいい味出してたよね。キャンディーズって意外と「お笑いのセンス」があったわけで、もし、75年に「年下の男の子」のヒットがなかったら、元祖「バラドル」になっていただろうといわれてるんだよね。
一部では。 まぁ、それも、これ以前に「8時だよ全員集合」のアシスタントだったって事が大きいようだけどね。
で、たしかねぇ、「みごろ たべごろ」の後半の一番最後にキャンディーズの歌のコーナーがあって、そこで、初めてこの曲聴いたと思う。
もちろん、今となっちゃ、うる覚えで、はっきりとは覚えてないけどね。
でも、不思議な曲だなと思ったなぁ。 例えば、Aメロの♪こきざみにときめく こころ♪でいきなりフラットになったり、それとやっぱり、サビだよね。
♪アン ドゥ トロワ おどりましょうか〜 アン ドゥ トロワ 炎のように〜♪ のハーモニーの響きかなぁ。
なんか、ゾクッとくるような響きなんだよね。 それは、ずっと印象に残ってたね。
それと、♪ヒトはだれでも 一度だけ すべてを燃やす 夜が来る♪ って部分、当時、全く意味がわかんなかったの、何のことだか。
いまは、もちろん、なるほどねぇ・・・ですけどね。 ♪今が そのとき ためらわないで〜♪ ですからねぇ
たんたんとしてるけど、結構内容はストレートでエッチね。
だけど、この曲、作曲が吉田拓郎氏なんだよね。 吉田拓郎 作曲 喜多条忠 作詞 という、まさにフォークのヒット曲の中心人物って言う感じだけど、この曲に関しては、全くそういう「色」がないんだよね。しかも、独特の拓郎節っぽいところもあんまり感じないしさ。
この曲の前の前の「やさしい悪魔」も同じ、吉田拓郎 作曲 喜多条忠 作詞なんだけど、こっちは、拓郎節炸裂って感じだもんなぁ。 っていうか、拓郎氏が個人で歌っても違和感ないよね。「やさしい悪魔」は。
でも、「アン ドゥ トロワ」は、さすがに拓郎氏が歌ってる姿は、なんか想像かつかない。
拓郎氏って、よくアイドルに曲を提供してるけど、「あ、拓郎だ」って一発で分かるときと、全くわかんないときがあるよねぇ。 例えば、風見慎吾の「僕 笑っちゃいます」とか、全くわかんなかったもん、これ吉田拓郎作曲ってこと。
なんか、想像つかないよねぇ。 拓郎が♪ぼーくぼーく わらっちゃいます♪って歌ってる姿って。
あ、それと、「アン ドゥ トロワ」って、アレンジは馬飼野康二氏なんですよね。 これも意外。馬飼野氏のアレンジって、ヒデキなどの「大げさ」なオーケストレーションとか、マッチの「スニーカーぶる〜す」見たいな、チョッとダサメのロック調っていう、どっちにしても派手なアレンジっていうイメージがあるんですけど、この曲はかなりオトナしめなアレンジですもんね。今、クレジットみてて、初めて知ったんだけど、意外ですねぇ。
そうそう、この曲の3曲前の「哀愁のシンフォニー」も馬飼野氏のアレンジなんだけど、こんな感じの大げさなオーケストレーションは、馬飼野氏だよねって納得しますね。
などなど、結構意外尽くしの曲なんだけど、 この前の「暑中お見舞い申し上げます」を歌ってるときに電撃引退宣言(by 日比谷野音)、ちょうど、この曲の頃は、その騒ぎも一段落して、引退コンサートに向けて、猛撃にチャージした活動を始めてた頃ですね。
そういうこともあってか、なんか、この曲以降のラスト3曲って、それ以前に比べると、緊張感があるような気が今になるとするな。
やはり、この頃から引退までの臨時マネージャーだった大里氏(現アミューズ会長)が、かなり力入れてたからでしょうかねぇ。
いずれにしろ、キャンディーズのラスト3曲は、個人的に、いつまでも、体に染み付いてるようなきがするなぁ。
あなたは、ピンクレディー派? キャンディーズ派? っていわれたら、迷わず「キャンディーズ派」の私だからさぁ。 えーと、個人的には「スーちゃん」がすきでした
ライブ映像だけど、ステージ上が紙テープでいっぱいになっているところは、時代を感じますねぇ。 今は紙テープ投げは禁止ですからねぇ。・・・というか、ライブで紙テープを投げる行為さえ、みんな知らないだろうしなぁ。。。
※オリジナルは2005年10月に書いたものに、只今、若干加筆しました。