1977_09_マイ・ラグジュアリー・ナイト_しばたはつみ






今回の1曲セレクトは、「マイ・ラグジュアリー・ナイト」しばたはつみです。

 まずはデータです。

・タイトル    マイ・ラグジュアリー・ナイト
・アーティスト  しばたはつみ
・作詞      来生えつこ
・作曲      来生たかお
・編曲      林哲司
・リリース日   1977年7月10日
・発売元     コロムビア
・オリコン最高位 17位
・売上げ枚数   20.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 26位
・タイアップ:マツダ「コスモ」CM曲

 子どもの頃、早くオトナになりたかった時期があったのね。まあ、だれでもあることなのかぁ。
 早く酒飲みたかったし・・。あー、「たばこ」はダメよ。いや、ウチの母親が、うまそうにタバコ吸ってたんで、「吸いたい」っていったら、吸わせてくれまして。。。あせあせ
 
 ・・・・こんなもん、死んでも二度と吸うもんか・・・と思ったもんよ。 むせてマジで死ぬかと思ったもの・・・ふらふら

 そんな、早く大人になりたい願望があったころの曲を、今回は引っ張って来たよん。

 しばたはつみの「マイ・ラグジュアリー・ナイト」


 うん、上で書いたように、大人になって早く酒飲みたい・・・っていうのは、もちろんあったんだけど、大人の曲が、早くできたらな〜ってのも、あったなぁ。

 っていっても、この曲がヒットしてた、77年当時は、すでに、ポールモーリアのイージーリスニングの世界を聴いてた、ワタシは、りっぱに「ませガキ」だったんだけど、こう、オトナ向けの「うたもの」な曲は、まだ、理解できなかったんだよなぁ。

 なんか、そこには、コドモが立ち入れないような、見えない壁のようなもんを、無意識のうちに感じてたのかもしれないけど・・・。


 で、当時は、まだ、この曲のように、充分、オトナが堪能出来るような曲が、ヒット曲にはあった。
 
 いやだからさ、そういう、オトナしか理解できないような世界のウタも、早く理解できたらな・・・とも思ってたんだよね、どこかで。


 でもさあ、実際、自分がオトナになったら、こういう、オトナの世界を歌った曲が、ほとんどなくなってしまったのは、残念でねぇ。

 なんでまあ、こう、世間は、「コドモ」相手の曲、至上主義・・・っちゅうか、子供っぽいエンターテイメントな世界になっちゃったんでしょうかねぇ。日本のエンターテイメント業界は。
 否、最近、精神的に成長しないヒトが増えたんだろうね日本人は。

 いやいや、ほんと、返す返す残念なのですよ。 うーん、今からでもいいから、こういうオトナの世界を再構築したい・・・っていう願望が、ちょっとあったりしてるワタシなんですけどねぇ。
まあ、どのくらい賛同をいただけるのかは、疑問なんだけど。。

 エンターテイメントって、やっぱり、たくさんの方に賛同いただいてナンボのもんでさ、自分だけで納得してるのは、結局は、ひとりよがりな「オマス」の世界と同じわけで。。。ふらふら


・・・とうことで、この曲「マイ・ラグジュアリー・ナイト」ですよ。

 もうね、一言で言って、オトナしか踏み入れられないような、ゴージャスな世界ですね。

 もしかして、当時、この曲聴いていたのかもしれないけど、少なくとも、当時の記憶はない。

 でもさ、ずっと、曲のタイトルだけは、頭のどっかに残ってたんですよ。
 この曲は、あの来生えつこ、来生たかお、姉弟の、言ってみれば、初めてヒットした曲だよね。
 で、後年、「夢の途中」が大ヒットしたときに、この曲のタイトルが出てきて、それから、ずっと頭に引っかかっていたのかもしれない。

 いや、当時、聴いてたのかも・・・。でも、記憶にないってことは、当時、まだコドモだったワタシには、全く引っかからなかったんだろうな。。。

 でもさ、今聴くと、いいのよ、これが。

 これですよ、このオトナのゴージャス感。こういう曲が、もっと欲しいのよ、いまの音楽界にも。。

 オトナのイメージといっても、演歌じゃないよ。 やだなぁ、オトナっていうと演歌の世界に行っちゃうのは・・・。
 うん、ガサツな世界じゃなくて、文字通り、ラグジュアリーな世界感がある曲ってのが、もっとあればねぇ・・・って思うんだよね。

 少なくとも、日本の音楽界ももっと、豊かになると思うんだけどねぇ。 あ、これは、儲かるとかとかじゃなくて、イメージ的にさ。

 しかし、小さいときから、本格的にジャズをやってきた、しばたはつみだけあって、ウタは、うまいわな。

 さすがに、サウンド面では、とにかくウルサカッタと言われる、当時の音楽番組、TBS系「サウンド インS」にレギュラー的に出演していただけのことはあるわ。




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