かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

あおい輝彦

Hi-Hi-Hi / あおい輝彦

1977_04_Hi-Hi-Hi_あおい輝彦


今回の1曲セレクトは、「Hi-Hi-Hi」あおい輝彦です。

まずはデータです。

・タイトル    Hi-Hi-Hi
・アーティスト  あおい輝彦
・作詞      森雪之丞
・作曲      森雪之丞
・編曲      馬飼野俊一
・リリース日   1977年3月5日
・発売元     テイチク
・オリコン最高位 7位
・売上げ枚数 25.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1977年3月28日〜5月9日付

昨夜、眠い頭で書いた千昌夫の「北国の春」はいまいち反応がね。。。

昨夜は「春ウタ」っちゅうことで、「北国の春」を持ってきたりしたんだけどねぇ。
国民的大ヒット曲なんで、刺さりはいいかな・・・なんて思ってたけど、やっぱ、これ読んでくださってる方とのジャンル的ギャップがあったかなぁ。。。

・・・っちゅうことで、再度仕切り直し。

今回は、「ポップス」系を持って来ましたよん。

あおい輝彦「Hi-Hi-Hi」ですよん。

奇しくも「北国の春」と同様、77年春リリースの曲ですよな。

うーん、心配ごと言えば、そこなんだけどね。 今から丁度40年前の今頃のヒット。。。
っちゅうことで、果たして、どれだけの方がこの曲を覚えてらっしゃるか・・・ってところですねぇ。

そんなワタシも、リアルタイムではこの曲聴いてなかった・・・・ハズなんだけどもねぇ。

でも、後年、テレビだかラジオだかで、この曲が流れて、「あ、この曲かぁ〜」なんてハッとしたんだよね。
たしか、後年CMかなんかで使われてなかったかなぁ、この曲。

♪Hi Hi Hi 春になったら Hi Hi Hi〜 ♪ っていう分かりやすくキャッチーなサビから始まるこの曲。タイトルだけじゃピンと来なくても、曲を聴けば、「あ、これか」って思う方も多いんじゃないかなぁ。

最近、春っていうと「桜」っていう感じで、どこか背筋をピンと張らなきゃ行けないようなフォーマルな感じの「春ウタ」が目立つような気がするけど、昔は、「春」っていうワクワク感が強い、カルジュアルな曲が多かったじゃん。
例えばキャンディーズの「春一番」にしても、太田裕美の「南風」にしてもそうだしさ。 
それまでの冬、身が縮こまるような思いをしていたのが、一気に解放されるっていうかさ。

この曲も、そんな「春」のワクワク感を感じさせる1曲ではありますね。ワクワク感と言うか、能天気というかね。 

曲想的には、例えばルーベッツの「Sugar Baby Love」あたりの、すこしサーフィン系を感じさせる、爽快感あるイメージだよね。

ただ、77年っちゅう年代が年代だし、リリースが「テイチク」っちゅう、モロ歌謡曲路線のレーベルなんで、サーファー系の爽快な曲と言っても、今聴くと「和」の匂いが強いんだよな。

特に、サビ終わりの、Aメロとかさあ、「ザ・70年代」って言う感じの、当時、お馴染みのメロディラインとかさ。

結局、やっぱ「歌謡曲」だよね・・・っていうイメージは拭えないんだけどさぁ。

これが、「東芝」とか「CBSソニー」とか洋楽にコミットしたレーベルからのリリースだったら、もっと違ったんだろうけどね。

いや、あおい輝彦氏の曲は、この曲だけじやなくて、前年の大ヒット曲「あなただけを」もちょっと違和感を感じるワタシだったりするんだよな。

いや、テレビで歌っているところを見ると、もっとスピード感があってワイルドなイメージなんだけども、レコードでは、なんで、あんなに「しょぼい」の・・・ってさあ。
まあ、それでも、約80万枚の大ヒットになったんだから結果オーライだったのかもしれんけど。。。


ところで、この曲、作詞は森雪之丞氏だったんだ  全然気がつかなかった。

森雪之丞氏って言えば、80年代アイドルの「コトバの魔術師」と言われるほど、奇想天外なコトバを多用した詞を展開してたんでね。 例えば、先週書いたソフトクリームの「やったね!春だね!!」とかさあ。。
それに比べると、この曲の詞は、かなり「まとも」な展開だしなぁ。

加えて、曲も森雪之丞氏本人なんだよね。 これも意外・・・と思われる方もいらっしゃるかもしれないけど、時々、曲も書いてたりする事があるんだよね。

個人的に一番初めに「え? そうなんだ」って思ったのは、堀ちえみの「とまどいの週末」(82年11月リリース)かなぁ。 これも作詞、作曲共に森雪之丞氏だったしね。

ちなみに、↑で、この「Hi-Hi-Hi」ってルーベッツの「Sugar Baby Love」のような・・・って書いちゃったけど、、後年、Winkが「Sugar Baby Love」のカバーを歌った時の「訳詞」は森雪之丞氏だったんだよね。

うーん、やっぱ、どこか繋がってる?



ちなみに、以前「あなただけを」の時も書いたと思うんだけども、あおい輝彦氏って、「ジャニーズ」出身ってことは、こ存じですよねぇ。
そそそ、「初代・ジャニーズ」のメンバーですね。

真家ひろみ
飯野おさみ
中谷良
青井輝彦

っていう4人ユニット。

今のジャニーズもユニットに引き継がれている点として、しっかり者(?)のリーダーが居て、二枚目が居て、三枚目が居て、ツッパリ(放蕩)系が居て、「普通」が居て・・・っちゅう、それぞれ異なるキャラクターが揃ってるっていうところが、実は、この時からあるんだよな。

 その点から言えば、あおい輝彦氏は「二枚目」タイプなのかなぁ。 今の「嵐」で言えば松潤的なポジションって感じですよね。

・・・・とすると、松潤も「嵐」解散後は、「水戸黄門」とかやってたりして。。。


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あなただけを / あおい輝彦

1976_08_あなただけを_あおい輝彦






今回の1曲セレクトは、「あなただけを」あおい輝彦です。

 まずはデータです。

・タイトル    あなただけを
・アーティスト  あおい輝彦
・作詞      大野真澄
・作曲      常富喜雄
・編曲      惣領泰則
・リリース日   1976年6月25日
・発売元     テイチク
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   79.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1976年8月9日〜11月8日付

 時々、特に好きでもないんだけど、耳にまとわり付くように、残る曲ってあるんだよなぁ。。
 さっきも、RIP SLYMEの「太陽とビキニ」を聴いてたら、どーも、耳に残るな。 今も、頭の中でグルグルとなり続けているぞよ。

 うん、例のサビの部分ね。

 ♪ サンシャーイン  輝ける日々に〜 デイライト〜 ♪

 ってとこ。 あそこの、バックのコード進行がかねー。おもいっきり、キンモクセイの「七色の風」じゃん。 ウォール・オブ・サウンド、フィルスペクター風・・というか、このコード進行は、日本人好みだよなぁ。
 うーん、なんちゅうかね、爽快感が、日本の湿気の多い、ベトつく夏に、合うんだよな、これが。


 ところで、それにつづく、チープなオルガンの音色が、どことなく、寂しさを注ぐのよ。
 
 夏の太陽のはずなのに、この物寂しさは何? って感じで・・。 

 でも、あれ? これってどっかで感じた、物寂しさと同じだよな・・・っておもって、頭の中をガラガラかき回して、たどり着いたのが、今日、引っ張って来た、あおい輝彦の「あなただけを」だったりして。。。

 この曲も、レコード音源で聴くと、バックのチープなオルガンの音色から、どこか、物寂しさを感じるんだよな。 もろ、夏の曲なのにさ。

 ♪ あー、今年も 南の風に 誘われてきたよ〜 ♪

って、歌詞を見ても、おもっいきり「夏うた」なのに、太陽ギラギラな「ナッツー」の感じがしないのは、やっぱ、このアレンジのせいだと思うわ。

 その影響もあってか、1976年6月25日リリースなのに、ヒットのピークは、9月〜10月・・・なんて、「秋」に入ってからだったりするんだよね。


 ところで、この曲って、ジャンルに分類すると、どこに入るんだろ?

 いやいや、こういう曲は分類が難しいよなぁ〜。

 パッと聴いたところ、「歌謡曲」ですかねぇ〜。

 いや〜、あおい輝彦ですよ〜。もと「ジャニーズ」ですよ〜。 やっぱし、「アイドルポップス」だろ?

 その前に、 うそうそ、ジャニーズなんて・・・、っていう方・・。

 あおい輝彦 こそ、初代「ジャニーズ」の「顔」だったお方、なのですぞ。

 今で言えば、櫻井翔か、亀梨和也か、山下智久か・・っていう存在だったのですわ。

 ・・・だったら、やっぱし「アイドル」だろ? とも考えたくなっちゃうし・・。


 いやいやいや、作詞の大野真澄は「ガロ」、作曲の常富喜雄は「猫」ですぞ、ニューミュージックじゃん・・・、とも言えるし。。。ふらふら


 ・・・・どうなんでしょ? まあ、そもそも、ジャンル分けすること自体ナンセンスなんだけどさ。 




 それにしても、この曲、オリコンでは6週連続、1位なんて、76年を代表するような大ヒットだったんだけど、その割には、今となっては、なんか知られてないよな、イマイチ。。。


 ・・・っていうか、ワタシも長いこと、知らなかったんだけど。。ふらふら

 その辺なのかなぁ・・・、6週連続1位の割には、ミリオン近くまで位ってない氏ね。

 いや、76年って、そういう傾向にあったんだよな。この年は、例の「たいやきくん」と、「ビューティフルサンデー」で、丁度、半年間も1位を占領され、後半も、1位ロングで獲得した曲が続いているんだけど、その割には、今に「残って」る曲が少ない・・・と。

 ちなみに、この曲の次のオリコン1位は、山口百恵「パールカラーにゆれて」が5週連続でとってるんだけど、やっぱし印象に薄いしね〜。




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