かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

ライブレビュー

METROCK OSAKA 2023(5月13日) その2 

その1 からの続き

・・・ということで、雨が降ってきてしまったけども、ここから、ライブを見る。

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スクリーンショット (16)


まずは、ゲート近くの「NEW BEAT SQUARE」で、Penthouse。

今回、「METROCK OSAKA」に参戦した一番の理由のアーティスト。

主なメンバーは東京大学の音楽サークルからの仲間で構成。鍵盤(キーボード)には、リヨン国際ピアノコンクール3位実績もある角野隼斗氏を迎えるなど、いろいろな意味で「偏差値」が高い、このバンドには、昨年からずっと、注目をしてきていたわけなんだけど。。

You tubeで聴いた限りでは、ロックというよりは、薄くジャズ系がベースとなったポップバンド。
なので、ベースがジャズよりといっても全体的には聴きやすい。

個人的には、ベースの大原拓真氏が中心の太くてファンキーなリズム体に引っかかったというところが大きいなぁ。 
このリズム体に、角野氏の超絶的なキーボードが加わり、 さらに、浪岡慎太郎氏、大島真帆さんという、男女のツインボーカルが乗っかる。

このミクスチャーが独特のグルーヴ感を醸し出してくれるのよ。

ゲス乙女以来、ヒゲダン、緑社・・・と、キーボードを主にフィーチャーしたポップバンドが主流となっている、昨今のシーンの流れを汲んだバンドの一つだけども、 ちょっと違うのは、根が若干ジャズよりであるため、↑のバンドよりは、やや大人向けのサウンドになっているところですかね。

それじゃ、「生」ではどうなんだろう? 一度ライブを見てみたい・・と思っていたんだけどさ。

本来は、昨年のフジロックで見れるチャンスがあった。・・けど、昨年のフジロックは出演時間が夜遅かったんだよね。

それ以前に、グロッキーになってしまったワタシゃ、早々に宿に引き上げてしまい、フジロックでは見ることができなかったわけで。。。。


NEW BEAT SQUARE エリアは ほぼ満員。
やはり注目している人たちは多いんだよね

小雨が降る中、14時20分 
アッパーチューンの「Jukebox Driver」で Penthouse ライブスタート!

大島真帆さんが、他のメンバーに抱えられながら、ギブス姿で登場。
どうも、直前に足を負傷した模様。
・・・でも、ウタには支障がないとのことで強硬出演。

アッパーチューンで一気にボルテージは最高潮・・ ふつうはなるところだけども、意外とステージエリアは落ち着いている。

いやいや、この曲だけでなく、ライブ全体的にぶっ飛んだ・・・ではなく、ある程度の節度がある、大人対応のライブではなかったかな。

まあ、50代を過ぎたワタシなんかには、ちょうどいい塩梅のボテージだったけどね。

もちろん、モッシュ、ダイブ、サークルを期待したいぶっ飛びな人たちには、物足りないかもしれないけど。。。そもそも、そういう音楽ではないしね。

個人的には、ヒゲダンのフォロワーに十分なりうる人たちと、思っているんだけども。。。
いまのところ、今一つ、盛り上がって来ないのは、メディアでのプロモートが限定的ってところが大きいんだろうな。

もっとも、現在、「本業」との二足の草鞋のメンバーが多いっていうので、バンド活動は限定的にならざるを得ない。 そんなわけで今以上のプロモートが難しいっていうのが、一番の本音なんだろうけども。。。

個人的には、もっと大きくなってほしいとは思うんだけどねぇ。。。。

音楽活動だけで一生食っていけるのは、ほんの一握り。 
で、あるならば、本業を持って、バンドはできる範囲という二刀流で・・・。

・・と考えているのかどうかは、よくわからないけども、もし、そうであるならば、いかにも東大出身らしい、現実を見据えたスマートな考え方だとは思う。。

まあ、いいか悪いは、ここでは置いといて。。。
でも、これからは、こういう人たちがもっと多くなるんだろうなぁ。。。


●Penthouse セットリスト
1.  Jukebox Driver (2021年  デジタル1st  EP「Living Room」より)
2.  単焦点                 (2022年 1st配信シングル 2023年 1st CDアルバム「Balcony」より)
3.  Slow & Easy!    (2023年 1st CDアルバム「Balcony」より)
4.  Fireplace              (2021年  デジタル1st  EP「Living Room」より)
5.  Live In This Way  (2023年 1st CDアルバム「Balcony」より)
6.  恋に落ちたら       (2021年  デジタル1st  EP「Living Room」より)
7.  蜘蛛の糸              (2023年 1st CDアルバム「Balcony」より)
※すべてメジャーリリースでのデータ


全般的に3月にリリースされたフィジカル 1stアルバム「Balcony」からが多かったのは、今の時点では当然だったかな。
ただ全7曲。30分あまりのステージは、やっぱり、ちょっと物足りなさを感じたな。

堪能したけりゃ、ワンマンライブへ・・・ですな。。。 今後も要チェック。




Penthose終了後、次の目的だった「由薫」さん まで時間が空いていたので、一番大きな「BAY FIELD」の「マカロニえんぴつ」を見る。

今回の「METROCK」参戦は、「これから」ブレイクしてきそうなアーティストを見ることが、一番の目的で、すでにブレイクした「マカロニえんぴつ」を見る予定はしてなかったんだけども、まあ、「見聞」のためにも見てみるか・・ということ。。。

ロッキンだったらば、いつもステージに向かって比較的前方に陣取るんだけども、後方の人が少ないエリアに陣取る。

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15時ちょうど マカロニえんぴつ   ライブスタート!

正直、「マカロニえんぴつ」の曲は、よくわからないんだけども。。。。
やっぱり、このクラスになると、ステージをこなしてきた場数は多いんで、安心して聴いてられる。
ただ、いかんせん曲がよくわからない・・・っていうのが、ちょっと痛かったな。

オジサンねぇ、「マカロニえんぴつ」「Mrs.Green Apple」「Lucky Kilimanjaro」あたりの違いが今一つ、わからないのよ。。。
それでも、全9曲 45分間のステージは最後まで見届けました。

ラストの「何でもないよ、」。

あ、これは、知ってたぞ。 FM802の「OSAKAN HOT100」で何回も聴いてたわ。
・・・なんて、知ってる曲が出てくると安心したりして。。。。
うーむ、これはいけませんね。何事も勉強ですね。。。。

途中から本降りの雨。ステージ上のメンバーも濡れながらのアクトは、熱かったですわ。



●マカロニえんぴつ セットリスト
1. レモンパイ   (2020年 インディーズ 2ndアルバム「hope」より)
2. 眺めがいいね   (2017年 インディーズ 1stアルバム「CHOSYOKU」より) 
3. リンジュー・ラブ  (2023年  デジタル配信 7th シングル)
4. 恋人ごっこ    (2020年 インディーズ 2ndアルバム「hope」より)
5.  ブルーベリーナイツ   (2020年 インディーズ 2ndアルバム「hope」より)
6. 洗濯機と君とラジオ    (2017年 インディーズ 1stアルバム「CHOSYOKU」より)
7. ハートロッカー   (2015年 インディーズ  デジタル配信 2ndシングル)
8. 星が泳ぐ   (2022年 デジタル配信 5th シングル)
9. なんでもないよ、 (2021年 デジタル配信 4th シングル)



マカロニえんぴつが終了しても、「由薫」まではまだ時間がある・・・が、ステージスペースで待機しよう・・と「SUNSHINE ARCH」へ移動。
・・したら、となりの「GREEN HILL」で「JUN SKY WALKER(S)」が始まった。

おおっ、懐かしいね。。。 「由薫」までは、まだ時間があるし、待ち時間の間「ジュンスカ」を見ることに。

ワシ、これまでロッキンを含めて、ジュンスカって見たことあったけっなぁ・・・。あったような気もするし、初めてのような気もする。。。

まあ、ともかく、80年代終盤、原宿の「ホコ天」から出てきた、我々世代には懐かしい「バンド」であることは間違いないわけで、一度は見てみてもいい・・という気分でもあった。

今年結成35周年のバンドサウンドは、すでに円熟の域に達し安心し見てられる。
・・・なんて書くのも、大ベテランのこの方々には失礼ですかなぁ。。。。

ジュンスカがアクトしている間、雨はザーザーぶり。ステージ上にも吹き込む雨で、「これ高いんだよ」・・とぼやくボーカルの宮田和弥氏の革ジャンもびしょ濡れ。
それでも、30分間の短いステージではあったけども、熱いステージを展開してくれた。

今年57歳の、フロントマンの宮田和弥氏。さすがに80年代終盤〜90年代前半の「全盛期」ほどの「勢い」は影を潜めているようにも見えた。
もっとも、雨の影響もあってか、お客さんもそれほど多くなく、芝生スペースが目立った、ステージで、やや気抜けした部分があったのかもしれない。。
ただ、そこは、今年結成35周年の超ベテラン。すでに円熟の域に達したバンドサウンドは安心して見てられる。
・・・なんて、大ベテランのこの方々に書くのもは失礼かなぁ。


●JUN SKY WALKER(S) セットリスト
1. 全部このままで (1988年  1st アルバム「全部このままで」より)
2. My Generation       (1988年 1st アルバム「全部このままで」より)
3. 声がなくなるまで  (1988年  2ndアルバム「ひとつ抱きしめて」より)
4. そばにいるから (新曲)
5.  START      (1991年  4th シングル)
6.  歩いていこう (1989年 2ndシングル)


新曲「そばにいるから」以外は、ごくごく「初期」のアルバムと「START」「歩いていこう」っていう、ジュンスカの代表曲から。
往年のジュンスカファンにとっては、めっちやくちゃ懐かしいセットリストではなかったかな。
これも、今年が結成35周年っていうのが一番大きいんだろうな。

ちなみに、ジュンスカは、「トイズファクトリー」の第1号アーティスト。
本人たちもだいぶここを強調してたなぁ。。

ジュンスカのブレイクがなければ、ミスチルもマイラバも、ましてや、先ほど見た マカロニえんぴつの活躍もあったかどうか。。。




さて、ジュンスカ終了後、お目当ての「由薫」を見る。
先ほどの「GREEN HILL」ステージから、「隣」の「SUNSHINE ARCH」ステージへ。

ここは、「METROCK OSAKA」ならではのステージ。ステージ規模もごくごく小さめ。
場末のライブハウス・・・うんにゃ、タワレコのインストアライブ会場くらい・・といった方がわかりやすいか。

2019年までの「ひたちなか」でのロック・イン・ジャパンに存在していた、「HILL SIDE STAGE」くらいの規模ですね。


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文字通り、これからブレイクを期待するようなアーティストの「お披露目の場」といってもいいんじゃないのかな。

↑の写真は、ステージとステージの間に撮ったものなので、人が全然映ってないけど、実際「由薫」ライブスタート10分前には、 写真の「黄色い線」より内(ステージ)側は、人でいっぱい。

ただ、黄色線の外側は、人がほとんどなし。。 うーむ、ここは進入禁止だったのかなぁ。。
でも、ワタシゃ気にせず、黄色線の外側に陣取る。


雨も小雨になりつつあった、16時30分 由薫 ライブスタート!

今年の1月期ドラマ「星降る夜に」の主題歌だった「星月夜」のヒットで一躍ブレイクした「由薫」さんだけども、メジャーデビューは昨年。
本人のMCでは今回の「METROCK OSAKA」が初めての野外ライブ出演とのこと。
本人にとっては、感動と緊張のステージだったようですね。 途中、感極まって涙を見せるシーンも。。。とにかく初々しいの一言につきるステージでしたね。

さあ、ここからどう成長していくのか。。。

・・・という期待は所属事務所の方々も同じだったのかなぁ・・・。 
とにかく、一目で「関係者ですよね」・・・って方が多かったですねぇ。おそらくアミューズの方々だと思うけど。。。。

↑写真の右後ろの三角屋根テントがステージ楽屋になっているようでしたが、ライブが始まるとここから、続々と関係者の方々が。。。
特に私の近くで、腕組してステージを見てた、かなり年配で一目で「偉い」と思えたひと、アミューズ会長の大里洋吉氏じゃなかったんかなぁ。。
今、アミューズの公式サイト見て、改めてそんな感じを受けましたわ。

アミューズも「由薫」には、だいぶ期待しているんじゃないかなぁ。。。 

まず一番わかったのは、それだったりして。。。

ただ、ちょっとかわいそうだったのは、ライブ中、となりの「GREEN HILL」ステージでは、次のステージのサウンドチェック真っ最中。その音が大分漏れてきていたこと。

特に今回「メイン」となるべく「星月夜」の時は、ちょっと音漏れがひどかった。
本人は、これに惑わされずにきちんと歌っていたけども、初めての野外フェスとしてはちょっとかわいそうだったかな。


●由薫 セットリスト
1.  NoStarts   (2022年 1st デジタルシングル)
2.  Blueberry Pie (2023年  4thデジタルシングル)
3.  Swimmy  (新曲)
4.  星月夜 (2023年 3rdデジタルシングル)
5.  gold  (2022年 2ndデジタルシングル)




ここまでで、とりあえず当初見たいと思っていたアーティストは見た。
雨は降り続いていたし、そろそろ帰ろうかなぁ・・・とゲートへ急いでいたら、「NEW BEAT SQUARE」でちょうど「TOMOO」のライブが始まった。

せっかくだから・・・と思い、急遽ライブを見ることに。

「TOMOO」っていうアーティスト名から、一見すると「男」かと思ってしまうけども、れっきとした女性シンガー。

ショートヘアに丸いお顔立ち、キーボードを弾きながらの歌唱。 さらにポニーキャニオン・・ということで、aikoを彷彿としてしまう。

TOMOO


きっと、aikoのフォロワーっていう感じなんだろう・・・

いや、実際、曲をきちんときくまでは、ワタシもそう連想してたんだけども。。。

こうしてライブで曲を聴いてみると、ボーカルの声質は、aikoのそれよりも、もっと太い。
写真から連想した声質とはだいぶ違ったのが、まず印象。

ポニーキャニオンでも、ヒゲダンと同じ「IRORI Records」レーベル所属なので、aikoというよりはヒゲダンの藤原聡氏というイメージ・・・なんだろうな。

実際、曲を聴いても、どこかヒゲダンを彷彿とさせる曲があったりして。。。

出身は東京ということで、今回、なぜ、METROCK OSAKA ONLYの出演なのかは、よくわからなかったけども、FM 802の「OASAKAN CHART」でもランクインするなど、東京よりも大阪での人気が先行しているようにも見えるというところからなんでしょうかね?

来月、早くも東京、大阪、両NHKホールでのワンマンライブも控えている・・ということで、今後の期待は大。

もちろん、今後のタイアップやプロモーションにもよるところが大きいけども、もしかすると次のブレイクは、このヒトあたりかもしれないな。

今回のライブを見ても、そのくらいのポテンシャルは感じたな。

今回、帰りがけに急遽見たアーティストだったけども、いいヒトのライブを見せてもらった気がする。


●TOMOO  セットリスト
1.  オセロ   (2022年 メジャー 1stデジタルシングル)
2.   らしくなくたっていいでしょう (2020年 インディーズ 3rdアルバム「TOPAZ」より)
3.   夢はさめても  (2023年 メジャー 4thシングル) 
4.  雨でも花火に行こうよ (2020年 インディーズ 3rdアルバム「TOPAZ」より)
5. POP'N ROLL MUSIC (2016年 インディーズ 1stアルバム「Wanna V」より)
6.  Ginger  (インディーズ 5thシングル)


・・・ということで、ここで帰宅の途に。。

今回のフェス参戦、Penthoseの生演奏、 由薫の今後の期待、 そして思いかげないTOMOOのポテンシャルと今後のブレイクの期待・・・と、結構、いろいろな収穫を感じたフェス参戦ですわ。
これだけでも大阪まで来た甲斐はありましたね。

会場の規模からすると、4大夏フェスといわれる、フジロック、ロック・イン・ジャパン、SUMMER SONIC、ライジング・サンよりは、コンパクトではあるけども、これからブレイクが期待されるアーティストが適度にちりばめられているなど、「これから」のアーティストを掘り当てるには、いいフェスだと思いましたわ。

「これから」時代を作っていきそうなアーティストを掘りあてる。 以前はロック・イン・ジャパンがその役割を担っていたところがあったし、個人的には、それが楽しみで毎年ロッキンに参戦していたところがあった。
But、千葉に移転した昨年から今後の音楽シーンを作りそうなニューカマーの出演が少ない。 それは、先日発表された、今年の出演アーティストでもその傾向が強い。
これを見る限り、ロッキンから新たなニューカマーを生み出す役割は終わったような印象を受ける。

その分、他のフェスに期待したいし、今回のMETROCKも、そういう役割を果たせるんじゃないか。
今回の参戦で、そう感じたりしたな。

今後も、あるのアーティストに偏りすぎずに新たなブレーク期待アーティストをどんどん出演させてほしいですわ。


動員数も、多すぎず少なすぎず、適度ではないんでしょうかね。 
もっとも、今回は「雨」ということもあり、本来よりも動員数は少なめだったのかもしれないけども、少なくとも、人の密度が濃すぎるということもなく、個人的には快適に過ごせましたね。
何よりも、会場の大部分が天然芝というのが、ワタシみたいなジジイには、膝に負担が少ない分ありがたい。

まあ、相対的に見ても「〇」ですね。 出演アーティスト次第では、また来年も参戦してみたい。そう思えたりもしましたわ。




METROCK OSAKA 2023(5月13日) その1

今年の初の野外フェス参戦は、「METROCK OSAKA 2023」から。

いや、当初は参戦する予定もなかったんだけども、「FESTIVAL LIFE」



で、今年のフェス情報を見てたら、「METROCK OSAKA 2023」に Penthouseと由薫 出演との情報が。。。
その他、「これから」を期待できそうな面白そうなアーティストがまとまっているので、「ちょっと行ってみるか・・・」という気になった。

で、気が付いたら、チケットを購入しているワタシだったりして。。。。

ちなみに5/20、5/21は、「METROCK TOKYO」が開催。
千葉在住のワタシにとっては、当然、新木場の若洲公園で開催される「METROCK TOKYO」の方が断然参戦しやすいわけなんだけども。。
ええ、京葉線一本で会場まで行けるわけで。。。

じゃ、なんで、わざわざ大阪まで行ったのか。。。

「見たい」と思った、penthouse、由薫 いずれも「大阪のみ」の出演だったからですわな。。。

両者とも東京も出演だったらば、間違いなく「METROCK TOKYO」に参戦したんだろう・・・けど。


でも、いいのよ、初めての「地」でライブを見るのも、またいいんだよね。
去年の福岡での「大村雅朗メモリアルライブ」もそうだったけども、数年前、サザンのライブを新潟、札幌で見たり。。。

そもそも、初めて夏フェスに参戦した、2003年のフジロックにしても「新潟・苗場」だし、ずっと参戦し続けてきたロック・イン・ジャパンにしても、千葉に移転するまでは、ひたちなかだったわけだし、東京以外でのライブ参戦経験は意外と多い。

特に「野外フェス」の場合は、「地方」での宿泊を伴ったライブ・・・っていう感覚がデフォルトなわなんだよね、ワタシの場合。

なので、今回のMET ROCKも「大阪」に参戦出来て、逆に御の字だったったのよ。




・・・という訳で、2023年5月13日土曜日。

午前10時40分過ぎ。 会場の「海とふれあいの広場」最寄りの南海本線の堺駅に降り立つ。

堺駅は、「METROCK」参戦と思しき、若者たちで超ごったがえし。。。改札を抜けるにも一苦労。

まあ、昨年のロック・イン・ジャパンでの「蘇我駅」の状況を見て、予め想定して来たんで、特段驚きはしなかったものの、やっぱり、うんざりはするよなぁ。。。

ただ、想定外だったのは、シャトルバス乗り場の「大浜体育館」まで、堺駅から延々と「行列」ができていたこと。

事前にオフィシャルサイトで確認すると「大浜体育館」までは徒歩でも20分ほどかかるとのこと。
・・・ということは1.5kmくらい離れていることになるわけだけども。。。

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はい、みごとに1.5kmの行列。。。。 
昨年のロッキンでも、蘇我駅から会場の蘇我スポーツセンターまで延々と行列だったけども、その比ではなかったですわ。。。。

ただ、大浜体育館までのロケーションは良かったですね。
↑の写真は「旧堺港」のウォーキング・スペースに延々と伸びるシャトルバスへの行列。。。。
行列待ちは苦痛だけども、海風は心地よい。
奥の橋の向こうには、日本最古の木造洋式灯台として知られる「旧堺灯台」があったりする。

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もっとも、鑑賞(感傷)に浸っている余裕はなかったけど。。。。

小一時間かかり、ようやく大浜体育館へ。 

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ここでチケットとリストバンドを交換しシャトルバスへ
なるほど、これだけ広けりゃ、わざわざ会場のゲート前でチケット確認して、リストバンド交換するよりもスムーズに進めますね。
わざわざ、堺駅から1.5km離れた大浜体育館へ経由させたか理由がわかりましたわ。。。。

バスは臨海の倉庫街を抜け、約20分で会場の「海とふれあいの広場」。

着いたぜい! 「METROCK OSAKA」会場の 「海とふれあいの広場」

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ひたちなか時代のロッキン・イン・ジャパンのでかいゲートを見慣れた私にとっては、こじんまりとしたゲートに見える。

うん、これを見ても、事前に「大浜体育館」でリストバンド交換したのもうなづけますね。

天気はドン曇り。天気予報では、この日午後からは本降りの「雨」という予報ではあったけども、会場についた時点では、まだ降ってきてはなかった。
ただ、1時間もすれば振り出すんだろうなという予感。。。。

早速、会場散策。

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オフィシャルサイトのエリアマップを見ると、ゲート同様に会場もこじんまりとしているような印象があったんだけども、実際には、意外と広い。

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GREEN HILL STAGE近くから、一番でかい BAY FIELD STAGEわをみると、かなり遠くに見える。
 
会場を一回りすると、小腹が減ってきた。
ライブを見る前に、まずは腹ごしらえをしますか。

フードエリアは30店舗の出店。十分な出店数ですわ。
「大阪」ならではのものが食べたい・・とおもってオフィシャルサイトで事前に「神戸牛」のお店を抑えていたんだけども、場所がよくわからず。。。。
フードエリアをめぐっていて、目に止まった「天串と海鮮の店 はれ天」の「とり天丼」を食す。

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ほほう、とり天と半熟卵が絡まって、なかなかいけますよ。。。

「神戸牛」のステーキ丼は、また次の機会に・・・ということで。。。。


ただ、「とり天丼」を食べている間に、ついに雨が落ちてきた。。。
ゆっくり食べている余裕もなくなったのが残念。。。。

持参のレインコートに着替える。 ついでにリュックも雨に濡らしたくなかったので、クロークに預ける。

事前の予報からこの日は「雨」ということがわかっていたので、レインコートも「簡易」ではなく、登山用の軽量かつしっかりとしたものを用意。雨に濡らしたくない荷物を預けるためにクロークも事前に予約しておいた。
まあ、結果は吉でしたわ。

結果的に、結構な降りに見舞われ、海の近くということもあり海風が肌寒く、簡易コートでは寒かっただろうなぁ。


その2へ続く。。。

フジロックに参戦いたします。

昨年、20年ぶりに参戦してボロボロに疲れたので、Facebookに「もう来ねーよ」・・・なんて毒を吐いてしまったフジロックだけども、ELLEGARDEN、Vaundy、YUKI、カネコアヤノ、スターダストレビュー・・・ なんて今年のラインナップに目が行ってしまい、ついつい、2日間チケットを応募してしまった。。。。😵😵😵😵










・・・ということで、今年も「懲りずに」フジロックに参戦いたします。

今年は昨年の反省点を踏まえ、折りたたみイスと、厚底のトレッキングシューズの準備は忘れずにしようと思う。
フジロックは、通路が「土」じゃなく「砂利」が大部分な上に上り下りが半端ないので、結構、足に来るのよ。
併せて、安易に地面に座れないっていうのを、昨年改めて思い出せてくれたので、同じ轍を踏まないためにも準備しなければ。。。

去年よりも早い段階での参戦決定なので、まだ、時間はあるのが幸い。
あとは宿探しですな。。。。
それにしても、1日券が22,000円は高いよなぁ。。。。チケット代を見て、一瞬ためらってしまいましたわ。。。

これとはウラハラにROCK IN JAPANはどうしようか・・・迷い中。



フジロックで大分、金使うことになりそう・・っていうのが表向きの理由。

ただ、本音を言えば、今一つ気乗りしないんだよなぁ。。。。
「千葉開催」っていうのが、どうしてもひっかかる。

これまで、会場が狭い、入退場時の混雑がひどい・・・なんて書いてきたけども、本当のところは、「会場が(家から)近い」っていうのが、一番気乗りしないところのような気がする。

年末のCOUNTDOWN JAPANは、時期的に寒いし、年末年始に遠方まで行くのも億劫なんで、幕張開催はありがたいんだけども、真夏のフェスに、なんで地元に行かなきゃならんのだ? っていうのがどうしても引っかかるのよ。

夏フェスって、やっぱ、車で現地に行って、現地に泊まりながら、自然に囲まれた野外で音楽を楽しむからいいのよ。 
泊るところも含めて、前準備をするっていうのも夏フェス参戦の楽しみだし、現地まで行く間のワクワク感ってのもそうだわな。

非日常空間で音楽を楽しむ醍醐味っていうのかなぁ、夏フェスの最大の魅力だと思うんだよね。

蘇我は、通勤や千葉への買い物で日常的に通っているわけで、いつも見慣れている京葉コンビナートの風景なわけで、どうしても非日常空間という気分になれない。

幕張開催のSUMMER SONICとか、袖ケ浦開催の氣志團万博にあんまり行かないのも、そんな理由が大きいかもしれない。

ROCK IN JAPANも、ひたちなかの時はそういう夏フェスならではの環境下で音楽を楽しめたんだけどもね。
ここにきてフジロックに興味が移ったのも、そこが大きいと思うな。

まあ、昨年から参戦20年になるロッキンは今年で卒業と昨年から言ってきたし、出演アーティストが発表されたら、最終的には行く気になるんだと思うけども、現在のところ、ちょっとテンションが下がり中。


Official髭男dism SHOCKING NUTS TOUR @ 日本武道館

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「業界」に片足を突っ込んで以来20年。ライブ参戦する機会が多くなっているワタシだけども。ここ2年半は件の「コロナ禍」のイベント自粛・中止措置で、すっかりライブへの足が遠のいた。

それらの措置は今年になってだいぶ緩和されたわけでさ。ここ2年余りの反動もあり、今年は「怒涛の如く」ライブに参戦してたりするなぁ。。。

2月 小泉今日子TOUR2022 KKPP
5月 チューリップデビュー50周年Live@東京国際フォーラム
7月 FUIJI ROCK FESTIVAL
8月 ROCK IN JAPAN FESTIVAL
9月 大村雅朗メモリアル25th Super Live

そして10月は、今回参戦したヒゲダンの「SHOCKING NUTS TOUR」・・と。
月1ペースで、Fes、あるいはホールライブに参戦してますねぇ。

本当はこれに加えて、 7月に あいみょん「AIMYON TOUR 2022 “ま・あ・る”」の代々木体育館に参戦する予定だったんだけども、直前に予定が入ってしまったので行けなかったのと、ヤマタツさんがコロナに感染してしまって延期になった8月の中野サンプラザのライブも本当だったら加わるわけで。。。

「ライブハウス」のライブは某T社にいたころ仕事がらみの付き合いで、今年以上に参戦してたことはあったけども、仕事がらみ抜きにしてプライベートでここまでライブに参戦してる年っていうのは、これまでなかったような気がするなぁ。。。。

2年あまりのライブ自粛で参戦できなかった反動というても、ちょっと反動がありすぎましたかねぇ。。。

ちなみに、年内はこの後 12月に 桑田佳祐LIVE TOUR 2022「お互い元気に頑張りましょう‼」 @東京ドーム、と 年末にCOUNTDOWN JAPAN に参戦予定。。。

おかげで、慢性的なライブチケット貧乏。。。。


But But、この欲求は止められない!

・・・ってわけで、参戦してまいりましたわ。 

Official髭男dism SHOCKING NUTS TOUR @ 日本武道館 10月29日(土)

これまで、ROCK IN JAPANやCOUNTDOWN JAPANでは何度か、ヒゲダンのステージは見てきた。
なので、厳密にいえば、ヒゲダンのライブ参戦は今回が初めてではない。

2018年夏のROCK IN JAPAN。 初めてヒゲダンのライブを見た。
まだブレイク前で、ROCK IN JAPANでも一番小さな「HILL SIDE STAGE」。 
ライブハウス程のこじんまりとしたSTAGEの目の前でライブを堪能できたことは、今、日本NO.1バンドの地位にある彼らからすると信じられないですけどね。

通常、スタッフが行うライブ前のサウンドチェックも、彼ら自身でチェックをするという律義さに感心し、フレンドリーな態度に共感したのを覚えてますね。
最も、一番小さなステージということもあり持ち時間は30分程度、5曲ほどのステージだったけども、

その後、大ブレイクしてからもずっと追いかけ続けているヒゲダン。 まあ、正直、ここまでビッグになるとは、あの2018年の「HILL SIDE STAGE」で見たライブのころは全く予想がつかなかったけどね。

考えてみれば、2018年のあの時も入場制限ギリギリまで観客が膨れ上がったと思う。すでに、あのころから大ブレイクの予感はあったんだよね。

あれから4年、まさか、全国アリーナツアー、 武道館4daysを行えるほどのビッグバンドまで成長するとはなぁ。。。。

この先ブレイクしそうなアーティストに唾つけて、実際にライブを見るということは、仕事柄ここ20年あまりずっと続けてきたことなんだけども、ここまでブレイクしたアーティストは他にいない。

それだけに強く気にかけている人たちでもあるわけで、COUNTDOWN JAPAN19/20での圧巻のステージングを見た後、フェスではなく、一度ワンマンホールツアーを見てみたいと。。。
で、参戦を決意していたんだけども、直後、コロナ禍ということで、ツアーは中止。

今回、満を持してのワンマンツアー参戦となったわけですわ。


久しぶりの日本武道館。

ちょっと時間が悪かった。九段下駅の改札口から長蛇の列。。。。 

武道館の入り口には、「祝」の花飾りの数が半端なかったわ。

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各マスコミの他、バンド仲間からも多数。 
スキマスイッチからの「花輪」はなんともはや。。。

前も書いたように、最近のライブはコロナ禍以前に比べると花飾りの数が少なくて、なんとなくわびしい感じがしたんだけども、ひげだん にはそういった風潮は関係なかったようですね。
さすがは、現在NO.1 バンドだけある印象は、この花飾りの数だけでも感じたなぁ。


今回のツアーは電子チケットのみ。
電子チケット方式は、今年のROCK IN JAPANで経験済みとは言え、紙チケットに慣れた身としては、実際ホントにこれで入れるのかなあ・・・と直前まで不安だったんだけども、やってみると楽。
もう紙チケットはいらないわ。

チェックされるとハンコ押したように印が表示されるのね。。
なかなかしゃれた演出やね。

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チケットも先行予約どはあるけども、ファンクラブ先行ではなく、一般選考から応募。 指定された席は

北西2階K列8番。 
一般応募なんで、まあ、こんなもんかな。
とりあえず、一番通路側なのは吉。

武道館はただでさえ席間隔が狭いんで、真ん中になったあきつきにゃ、「ファットマン」のワタシは身動き取れないですよ。

席についてみると、

目の前にロープが。。
ただ、ドラムが真正面だわ。。。。(後ろからだけど)
後ろからヒゲダン堪能しますか。。

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ちなみに、今回、チケット予約する時に、わざとバックステージ席を選択したのよ。
バックステージのほうが、恐らく競争率が低いだろうという読みですね。
なんせ、今やNo.1バンドのヒゲダン。ファンクラブ先行ならともかく、一般応募でまともに行ったら抽選に外れるかもしれない。。。。
みんな、普通はバックステージ席なんて選ばないもんね。 案の定、結構すんなりチケットとれたし。。。

まあ、個人的には意外とバックステージ側の席って好きなんですよね。
いつだったか、藤井フミヤの武道館年越しライブで指定されたのが、たまたまバックステージ席でさ。
あんときは外れ席のような印象があったんだけども、実際に参戦してみると、バックバンドの演奏を後ろから見るっていうシチュエーションが新鮮で、結構面白かったのよ。

それにステージがすぐ下に見えるわけでさ、正面2階席よりも、よっぼとステージが近くに見えるのよ。自分がステージ上に立っているような錯覚も覚えたりするし、ある意味では特等席的でもあるのよ。。。。

ちなみに、サントリーホールにクラシックを聴きに行くときも、バックステージ席が解放されるときは、極力バックステージ席を選ぶ変わり者なのですよ。 
もっとも、音は期待できないし、メンバーをほとんど後ろから見ることになるんで、メンバーの「顔」を拝みたいという方にはおススメしないですけどね。

武道館ライブに参戦したことがある方ならば、想像できると思うけど、通常は、バックステージには大きな暗幕が張られ、北西〜北〜北東席は使用しないことが多い。 
このパターンで約1万人収容。 でも、今回のヒゲダンのライブはバックステージ席となる北西〜北〜北東席も使用ということで、日本武道館最大の1万4千人ほどの収容になっているようだ。

すなわち、4dayということは、日本武道館だけでも5万6千人ほどの動員ということになる。
ということは、東京ドームでもよかったのに・・・というところなんだけども。。。

それをやらないで、日本武道館4daysとするところに ヒゲダンの「漢」気を感じたりするんだよね。。。



17時5分 超満員の武道館にて、定刻より5分遅れでライブスタート!

のっけから

Pretender
I Love...

ここまでのヒゲダンの代表曲といえそうな2曲をオープニングからもってくるとは、強気だねぇ、ヒゲダン。

今回のライブ、特にアルバムリリースからのツアーというわけではない。
バンド結成10周年ということでのツアーというわけで、懐かしい曲を含め、ここまでの代表曲を惜しみなく披露するツアーというシチュエーション。

なので、どの曲をオープニングに持ってくるのか・・というのも注目だったんだけども、いきなり代表曲か。。。


うーむ、どこまでも強気なヒゲダン。


それだけ自分たちにはみんな知っているような代表曲がいくらでもある・・という自信の表れでもあったんだろうな。

3曲目の「イスタデイ」をはさみ、 初期のインディーズ時代のアルバム「MAN IN THE MIRROR」「レポート」、メジャーファーストアルバム「エスカパレード」から数曲。

曲が終わるごとの、フロントマン藤原聡氏の深々としたお辞儀するという姿勢とコメントが印象に残る。
このあたりの礼儀正しさは、さすがは国立大出身、一時期サラリーマンを経験したという経歴を持つバンドだけあるよなあ。

結局さ、個人的にこの人たちに好感を見てるのは、ヒトとしての礼儀正しさっていうのもあるんだろうな。

それは、彼らの音楽にも出てきているような。

アルバム曲ということで、正直知らない曲が、何曲もあった。

・・あ、いや、「エスカパレード」は音源持っているんで、本来は知っているはずなのに、ステージ用のアレンジで、どの曲なのか・・って判断がつかない曲も何曲かあったのよ。

それでも、生理的な拒否感がなく、すっと入ってくるのは、彼らの「音楽性」なんだろうなぁ。

ともかく、これらの音楽には「毒」がない。 これらは、最近の第一線のアーティストにはも、あまり見られない傾向なのよ。

King Gnuにしても、米津玄師にしても、あるいは、セカオワにしても、ワンオクにしても、藤井風にしても、今ウレテル人たちのほとんどから、ある種独特の毒を感じるのよ、彼らの音楽性には。
そこにインパクトを感じるわけでさ、そこにみんな惹かれるんだろうな・・というのもわかる。

だけども、ヒゲダンには、そんな毒性が感じられないのよ。 そこが安心してして彼らの音楽に接することができる一番の要因だと思う。

今回のライブ、家族連れの方たちも多かった印象があるんだけどさ、子供達でも安心してみることができるからなんだろうし、ヒゲダンが幅広い年齢の人たちに支持される要因でもあるんだろうな。

「風船」という、まだ未発表、未音源の新曲、MCをはさみ、マーチ風にアレンジした「Parade」から後半戦がスタート。

続く「Cry Baby」
リミッターを外した「Cry Baby」は超圧巻。
築58年の武道館が壊れるんじゃないかと思ったもの、スリリングかつ、ものすごい迫力で。
これは、ライブ現場じゃなきゃ味わえない特権ですね。
CD音源の「Cry Baby」もスリリングではある。 けど、どこかリミッターがかかったような印象があるんだよね。 ライブではそれが外れたようなド迫力。

これよこれ、これが聴きたかったのよ。 

状況によっては、もしかすると、昨年のCOUNTDOWN JAPAN、あるいは、今年のROCK IN JAPANでこの迫力ある「Cry Baby」が聴けたかもしれない。

いや、聴きたかったのよ。 でも、ご存じのように、昨年のCOUNTDOWN JAPANも今年のROCK IN JAPANもひげだんは参戦しなかったわけで。。。

カメラが入ってたんで、もしかすると、後日ライブ映像が発売されるのかもしれないけど、残念ながらそういったライブ映像でも、この迫力は感じることはできないと思う。

これが聴きたいばかりに、今回のワンマンライブに参戦した・・・っていうのは、いやがおうにも、あるだろうなぁ。

ライブでは超定番の盛り上がり曲、「Stand By You」 「宿命」。

そして、今回のライブのメインタイトル曲でもある「ミックスナッツ」で大団円。

「UNIVERSE」からのアンコールは3曲。
アンコール最後は、会場全員の「スマホ」の懐中電灯をサイリウム代わりに切々と歌い上げた「破顔」には感動。
全20曲 150分にわたるライブを締めた。


↑で書いたように、 ヒゲダンのライブは、ロッキンやCOUNTDOWN JAPANで何度か経験済みだけども、ワンマンとなると気合の入れ方がハンパない。
今回が100としたら、ロッキンやCOUNTDOWN JAPANは70くらいの力の入れ方じゃないか・・と思えるぐらい。
やっぱ、150分、20曲のワンマンと、せいぜい30〜45分 5〜7曲程度のフェスでは違いますね。

ただ、個人的に超推し曲である「LADY」が聴けなかったこと。
シングルEP扱い曲として、「HELLO」や「パラボラ」が今回聴けなかったのは、ちょっと心残り。
これらを含め、「Cry Baby」の圧巻の迫力を、また、生で感じてみたいわけで、次のライブにも参戦したい気分ですねぇ。

もっとも、今回のツアー、ほとんどの会場が2days以上となっているけども、2日それぞれで、若干セットリストが違っているようだ。

そそそ、具体的には3曲目から、新曲「風船」までの数曲が、Live Fansなどで確認してみたところ、日によってセットリストが異なる。

どうも大まかに2パターンあるようで、もう一パターンのセットリストでは、「LADY」が入っている模様。

さらに言えば、もう1パターンには「115万キロのフィルム」も含まれているようで・・・。
個人的に好きな曲はこっちのパターンに固まっていたようですね

うーむ、これはちょっと悔しいな。。。。

でも、またライブに参戦する「口実」も残ったということで、次回のお楽しみ・・・・ですかね。


あ、でも、この1会場2日間開催で、各日ごとにセットリストが一部異なるっていうのは、今回のひげだんのライブで気が付いたことなんだけども、これって昨今のトレンドなんでしょうかねぇ。
少なくともこれまでは、こういうパターンは気が付かなかったし、先週から始まった、桑田佳祐氏の1会場2daysツアーも2日間同じセットリストのようだったしね。。。

例えばYOASOBIなんかも、この後、1会場2daysのツアーの予定があるようなので、確認してみようか。。。



●Official髭男dism SHOCKING NUTS TOUR @ 日本武道館 2022年10月29日 せットリスト

1.   Pretender  (2019年 2nd CDシングル)
2.   I LOVE...   (2020年 4th CDシングル)
3.  イエスタデイ  (2019年 2ndアルバム「Traveler」より)
4.  コーヒーとシロップ   (2016年 2ndミニアルバム「MAN IN THE MIRROR」より)
5.  犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう!   (2017年 3rdミニアルバム「レポート」より)
6.   バッドフォーミー   (2018年 2ndデジタル配信シングル) 
7.  相思相愛  (2018年 1stアルバム「エスカバレード」より)
8.  風船  (未発表新曲 未音源) 
9.  Choral A   (2022年 4th EP 「ミックスナッツEP」より)
10. 夕暮れ沿い   (2015年 1stミニアルバム「ラブとピースは君の中より)
11.  Subtitle   (2022年 8thデジタル配信シングル)

12.  parade   (2015年 1stミニアルバム「ラブとピースは君の中より)
13.  Anarchy    (2022年 6thデジタル配信シングル)
14.  Cry Baby   (2021年 5thデジタル配信シングル)
15.  Stand By You  (2018年 2nd EP 「Stand By You」より)
16.  宿命  (2019年 3rd CDシングル)
17.  ミックスナッツ   (2022年 7th デジタル配信シングル)

アンコール
18.  Universe   (2021年 5th CDシングル)
19.  日曜日のラブレター  (2016年 2ndミニアルバム「MAN IN THE MIRROR」より)
20.  破顔   (2022年 4th EP 「ミックスナッツEP」より)
  

大村雅朗25th Memorial Super Live 2日目(9/24)

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大村雅朗25th Memorial Super Live 1日目(9/23) からの続き


東日本では台風15号崩れの大雨で、静岡を中心に大きな被害があったとニュースでは伝えている。
たしかに前日、福岡に来る時の新幹線、静岡〜名古屋にかけて、真っ黒な雲が空一面を覆いどしゃ降りだった。 ただ幸いにワタシが通過した時間は、まだ新幹線には影響がなく定刻通り博多に着くことができたんだけども。 
ワタシが乗ってきた「のぞみ」は、博多到着後、そのまま東京に折り返しだったんだけども、影響あっただろうなぁ・・・・。

おーっと、話題がずれた。。。   

兎も角・・・ 9/24(土)   福岡はいい天気。 さてライブが始まる夕方まで何をしよう。。。所在に困る。  そのまま夕方までホテルでボーッとしててもいい・・・。 いや、そんな気分にもなれず。

初めは、鹿児島まで行って桜島でも見るかとか、糸島に足を延ばして黄昏るか・・とか考えたんだけどもいずれも、そうする気にもなれず、 とりあえず、大宰府天満宮にお参りして、福岡市内を散策するか・・と外出。

結局、大宰府の後、大濠公園周辺を散策し、大濠公園の池周辺のベンチで黄昏て、夕方まで時間をつぶす。

それでもまだ時間があるので、 地下鉄の中州川端駅からキャナルシティまで川端通商店街を散策。 はじめて福岡の「庶民的」な暮らしを垣間見たような気がする。 こういう所を歩くと、本当の町の良さが分かりますね。 

大都会であるのに、東京のようなとげとげした緊張感がなく、街中の雰囲気が初めてきたのに妙に落ち着く。
さっきまでいた大濠公園もそうだけども、本当の福岡を見たようで・・・。芯から福岡が好きになりそうだ。


キャナルシティ劇場に着く。 席は昨日と同じ。1階B列24番。
ステージが目の前のあの席だ。 昨日1度経験しているホールということもあり、昨日よりは気分的に落ち着いており、周りを見渡す余裕もあった。

周りを見渡せば、ほとんど、昨日とお客さんのメンツが変わらない。やはり周りは2日通し券方々ばかりのようだ。
わたしの隣の席も、昨日と同じお姉さんで軽く会釈。 

昨日は気が付かなかったんだけども、レコード会社の福岡支社の方々、ラジオなどのメディア関係者など、お客さんには業界関係者が多かったようだ。
この日のトークで分かったことだけども、 大村雅朗氏の実家のお兄さんや、 ソニーエンターテイメント元取締役の白川隆三氏も、お客さんとして来ていたようだ。

その他NHK福岡放送局も取材に入っていたし。。。
ワタシの周りも、業界の方と思しき方々が多数。 隣の席のお姉さんもそのようだ。

そういえば、前日のライブ終了後、階段の踊り場で、渡辺美里さんがインタビューを受けていたところを目撃したしね。

やはり、少なくとも福岡の業界回りでは注目されたライブだったようだ。


そんな中、昨日より1時間早く、17時丁度 ステージスタート。
17時きっかりにステージがスタートしたのは、今日はネット配信が入っていたということもあったんだろう。

オープニングは、昨日同様、砂原"まりん"良徳氏による 大村雅朗氏アレンジ曲"Mash Up" (メドレー)。

使用曲は
・天使のウインク(松田聖子)
・Be my J-Girl (吉川晃司)
・水のルージュ  (小泉今日子)
・メインテーマ (薬師丸ひろ子)
・みずいろの雨 (八神純子)
・君はクロール (渡辺美里)
・My Revolution (渡辺美里) 

昨日のオープニングは、硬派な曲のメドレーであったが、今日は一転してソフトな曲でまとめたイメージ。

そして昨日同様、司会役の佐橋佳幸氏、亀田誠治氏が上手、下手からの登場。
MC内容も昨日とほぼ同じ。 うん、漫才師みたいだね・・・ということで。。。。

まずは、大沢誉志幸氏が登場。
いきなり、氏の代名詞ともいえる「そして僕は途方に暮れる」。

昨日の八神純子さん同様、オープニングからいきなりの代表曲ということで、いやがおうにも会場のボルテージが上がる。

・e-Escape  
・晴れのちBLUE BOY (沢田研二カバー)
・ラ・ヴィアンローズ (吉川晃司カバー)
・CONFUSION  

と立て続けに4曲。
「晴れのちBLUE BOY」「ラ・ヴィアンローズ」とカバー曲が含まれていたのと、絶対にやると思った「その気×××」が回避されたのには、すこし拍子抜けの感も無きにしも非ず。
それでも、ジュリーよりも、ブラックで強烈なビートの「晴れのちBLUE BOY」は圧巻でしたわ。
さすがは、「晴れのちBLUE BOY」の作曲者。

ここで、ジュリーを初め、大沢誉志幸氏、 槇原敬之氏、 はたまた、現在に続く、トライセラトップス、BUMP OF CHICKENを世に出し続けてきた、名プロデューサー、木崎賢治氏が登場。

木崎賢治、大澤誉志幸、佐橋佳幸、亀田誠治 4氏による大村雅朗氏についてのトークを展開。
・・・そこに 木崎氏繋がりということで、槇原敬之氏が、パイプ椅子をひきづって「乱入」(!?)      5氏による大村雅朗氏にまつわるトーク。

大澤誉志幸氏と大村雅朗氏といったら、やはり「そして僕は途方に暮れる」。
この曲も、昨日書いた「櫻の園」同様、元々は別の方に書いた曲だったけども、採用されずにお蔵入りになっていた曲という事。
で、大澤誉志幸氏のアルバム曲が1曲足りないんで、なんかいい曲ない? ってことで、この曲を引っ張り出してきたとの事。
ただ、 元々は、タイトルも歌詞もアレンジも、全然違ったようですね。もっとフォーキーな曲だったとの事。
 それでは、大澤のイメージに合わないんで、歌詞を銀色夏生さんに改めて依頼。アレンジも、大村雅朗氏に改めて依頼したところ、現在の、ニューウェイヴな「そして僕は途方に暮れる」が誕生したようだ。
この曲、世間一般では、ポリスの「見つめていたい」を下敷きにしたアレンジということになっているけど、それは間違い。 本当はトンプソン・ツインズの「Hold Me Now」が正解・・と、木崎氏、大澤誉志幸氏、お二人の弁。

ちなみに、ジュリーの「晴れのちBLUE BOY」は、初め、ジュリーからこのメロディは歌えない、とクレームがあったとの事。
そいで、徹夜してメロディを変えたら、 このメロディはヤダ・・・と文句を言われたとのことで。。。
時間がないんでしょうがないんで、しぶしぶ元のメロディで歌ってもらったのが、今の「晴れのちBLUE BOY」になったようですね。

やはり、昭和のスーパースター、ジュリー。 当時まだ駆け出しだった大澤氏は、大分、気を使ったようですね。

ただ、「おまえにチェックイン」のイントロの♪ チュルル 〜 ♪っていうコーラス
あれは、大澤氏本人 伊藤銀二氏 佐野元春氏、沢田研二氏本人でやったらしいんだけども、はるか向こうにいたはずのジュリーの声が一番デカかった・・・と、さすがのジュリーの声量には脱帽でしたわ。
佐野元春氏が、あのコーラスに加わっていたのか・・というのは、ちょっと驚きだったけども。。。。
(・・・と思ったらWikipediaにも出てましたね。。。。)

続いて、 マッキーだけ居残り、 砂原まりん氏(マニピュレーター)、佐橋佳幸氏(G)  山本拓夫氏(Sax)による 大村雅朗氏アレンジ曲セッション

・モニカ(吉川晃司カバー)
・Rain  (大江千里カバー)
・Lovin' you  (渡辺美里カバー)

まあ、正直、マッキーによる「吉川晃司」は、アレ・・・・でしたけど   それでも、バックは、オリジナルそのままに再現してくれたんで、気分は、オリジナルの「モニカ」を味わせてくれましたわ。

いやいや、考えようによっては、マッキー、もう二度とライブで「モニカ」歌わないだろうから、それを見られただけでも貴重な体験だったかもな。。

蛇足だけども、ワシの真正面に、まりん氏、その間にマッキーを挟んで一直線上になったんだけども、なんだ、この昭和44年生まれラインは・・・と思ったのは、ワタシだけ・・・だよな。


「Rain」「Lovin' you」は、昨日、渡辺美里さんもカバーしたし、「Lovin' you」は美里さん本人の歌唱が聴けだけども、 マッキーが大好きな曲ということで敢えてカバー。

渡辺美里さんもカバーしたように大江千里さんの「Rain」と大村様朗氏という組み合わせは、現役のミュージシャンにとっても忘れられない1曲になっているようですね。
秦基博を初め多くのミュージシャンに未だにカバーされているのも頷けますわ。

美里さんとは、別アレンジで、マッキー本人がアレンジし、アルバム「Listen To The Music」に収録した「Rain」だったようで、「モニカ」とは異なり、マッキーらしさを感じた1曲となりましたわ。
(うーむ、この部分は、大村雅朗氏からは離れていたんだが・・・・)

こう見ると、大江千里さんも、大村雅朗'Sチルドレンとして、このライブに参加できればねえ・・と思ってしまったりしましたが。。。。


続いて ゲストの川崎鷹也氏登場。 
正直、現在27才の川崎鷹也氏は、大村雅朗氏世代ではない。 ただ、やはり親が大村世代として、八神純子さんや佐野元春さんを聴いており、そういう影響はあるということで、いわば「ジュニア時代」の代表として選ばれたようだ。

フルバンドを従え、

・SOMEDAY (佐野元春カバー)
・パープルタウン〜You Oughta Know By Now〜 (八神純子カバー)

2曲を熱唱。
個人的には、マッキーの「モニカ」同様、 やはり「持ち歌」ではないということもあり、歌いきれてないところがあり、正直アレ・・・でしたが 、周りの方々には評判が良かったようですね。

個人的には、バックバンドの演奏がよかったですね。
「SOMEDAY」のドラム、レコードアレンジと全く同じオカズ(フィルイン)、叩き方だったんで、オリジナルの佐野元春氏も山木さんのドラムだったっけね・・と勘違いしたくらい。
(オリジナルは、島村英二氏だったようですが。。。)

これは、前日の渡辺美里さんの「My Revolution」でも同じような錯覚を感じたなぁ。
今剛氏のギターのフレーズ、レコードと全く同じだったんで、オリジナルも今剛氏だったんだ・・・とその場では思っちゃったんだけども、実際は松原正樹氏だったようですね。

そのくらい、今回バックバンドの皆さんは、忠実にオリジナルアレンジを再現していたんだということが分かったりして。。。。さすがは超一流ミュージシャンの皆さんだ・・・と再認識させられましたわ。。。


引き続いて、南佳孝氏登場。
軽く、大村雅朗氏へのはなむけの言葉を交わし、「スタンダード・ナンバー」。
言わずと知れた、薬師丸ひろ子さん「メイン・テーマ」の同曲別バージョンですわ。
ちなみに、アレンジはいずれも、大村雅朗氏によるもの。
件の「風の譜」〜福岡が生んだ伝説の編曲家 大村雅朗〜では、アーティストによって、それぞれのアーティストに合わせたアレンジということで、使用されたこの曲だけども。

ホンネのところはどうなんだろう?  同じ薬師丸ひろ子さんでは、件の「セーラー服と機関銃」の時に、作曲者の来生たかお氏が「夢の途中」という同曲、異タイトルを大ヒットさせていた・・という前例もあるわけで。。
「メインテーマ」も同じ路線を狙ったんじゃないか・・・とも思えたりするワタシだったりするんだけども。。。

ただ、図らずも、前日の、八神純子さんや ばんばひろふみさん同様、 これまでテレビの画面越しに、長年見てきたアーティストの曲を、生で、しかも目の前で聴けるというのは、感慨ひとしおですわ。

南佳孝氏は もう1曲 「ストライプの雨の彼方」という、映画「メインテーマ」で薬師丸ひろ子さんの相手役に抜擢された、野村宏伸氏主演のアニメ「ボビーに首ったけ」の挿入曲「ボビーにRock'n Rol」のB面だった曲を披露。

めっちゃマイナーな曲や・・・。

ワタシも知らなかった曲だけども、考えてみれば、南佳孝氏と大村雅朗氏って、接点がありそうで、実際はそれほど接点があったわけではないんだよね。

なので、こういう選曲になったんだろう。

南佳孝氏の場合は、むしろ、この日もゲストに出演された、松本隆氏との繋がりが大きいということで。。。

この後、 松本隆氏が再登場。 南佳孝氏、 佐橋佳幸、亀田誠治 4氏による 大村雅朗氏にまつわるトーク。
ここに、またまた、マッキーが乱入(!?)  どうも、松本隆氏の京都の住まいの近所にマッキーが引っ越したらしく、ご近所付き合いの仲になっているらしい。

なるほど、今回ライブにマッキーがブッキングされた意味が、分かりましたよ。
件の川崎鷹也氏も、おそらくは、昨年の松本隆トリビュートからの繋がりが強いようだし、どうも、今回のライブ、大村雅朗氏のメモリアルという名目ではあるけども、大村雅朗氏と松本隆氏を中心としたライブという意味合いの方が強かったようですね。

トークの後、またまた、マッキーは居残り。

マッキーの大好きな1曲といい、自らリアレンジバージョンを手掛けた松田聖子さんの「櫻の園」を熱唱。

なるほど、昨日、松田聖子さんの一連の曲をカバーした中川翔子さんが、この曲を回避した意味が分かりましたわ。

オーラスは、「SWEET MEMORIRS」。

うーむ、なんで、この曲は誰が歌っても、こう、トリ肌が立つんだろうねぇ。 もちろん、オリジナルの松田聖子さんに歌ってほしかったのはやまやまなんだけども・・・。
マッキーの歌唱も良かったですよ。




以上を持って 「大村雅朗25th Memorial Super Live」は無事終了。
2日間にわたり、大村雅朗氏にまつわる数々アーティストの熱唱、バッグバンドの一流の演奏を堪能。
さらには、松本隆氏、木崎賢治氏によるトークを直に聞くことができ、素晴らしいライブだったと思いますわ。

なにより大村雅朗氏ならではの一流のアレンジ、サウンドですね。

トークにも、何度か出てきたけど、大村氏は、常に「今」を求めていたという事。
「(その音は)「今」じゃないんだよね〜」というのが口癖だったという事。

このコトバを聴いてハッとしましたわ。

そうだ、最近の音楽に欠けているのは、コレなんだ・・ということ。
2022年ならば、2022年の「音」を求めている音楽関係者が、少ないんじゃないか・・ということ。

だから、大村氏のアレンジした曲を聴くと、1984年ならば1984年。 1986年ならば1986年の時代を感じられるんだ。

どうして、昭和ばかり振り返るんだろう? ・・・という、最近、個人的に感じてる不満の糸口を感じたような気がする。

70年代から90年代にかけて、確かにあの時代日本には勢いがあった。だから過去を振り返る必要もなかった。
確かにそうだ。 けど、あの時代、大村氏のような「今」の音を求めている音楽人がいたからこそ、過去を振り返る必要もなかったし、あの頃の音楽って進化し続けられた・・・・そんな気がするんだよね。

いまの音楽界に必要なのは、大村氏のような「今」のサウンド、音楽を追い求めるヒトなんじゃないのか・・・と。

それに改めて気づかせてくれただけでも、 今回のライブに参加した意義があった。


もし、大村氏がまだ存命だったら、その後の日本の音楽界はどうなっていただろう?
少なくとも、今と同じになっていたとは思えない。

トークでも話が出たけど、、もし、宇多田ヒカルを大村氏がプロデュースしていたら、どうなっていただろう?  絶対にもっと違ったアプローチになっていたはずですわ。 

大村氏をアニキと慕っていた、小室哲哉氏はどうなっていただろう?  もしかすると、あんなに急激に時代に取り残されなかったかもしれない。

それは、「現在」の音楽にしても同じことで、少なくとも日本の音楽がここまで「小さく」なることは無かったんじゃないかと思うんだよね。もっと「韓国」の音楽と対等に渡り合えたかもしれない。

それを思うと、つくづく惜しい方が早逝されてしまった。日本の音楽業界には大きな損失だったということを、改めて感じさせてくれましたわ。


最後に、締めのあいさつで司会役の佐橋佳幸氏、亀田誠治氏から、東京、大阪ではやらないんですか・・というお叱りを受けた・・ということをカミングアウト。
ただ、恐らく・・というか今のところは予定はないです・・というコメント。
でも、もし、やったらスミマセン・・・とのこと。 

でも、個人的にはやって欲しくないなぁ。
このイベントは、大村氏の生まれ故郷、福岡でやるからこそ意義があると思うし。。。
それに、東京、大阪に、キャナルシティのように、少し格式が高くて、しかも中規模な適当なホールも、あまりないような気もするし。。。

・・とはいうものの、今回、参加できなかった大江千里氏の大村作品も本人の歌唱で見たいし、松田聖子さんの大村作品も本人の歌唱で聴きたいし・・・。
なにより、今回、聴けなかった他のアーティストの作品も聴いてみたい・・という希望はあったりするんだけどね。

30th Memorial Live ・・・企画してくれないですかねぇ。。。。 





大村雅朗25th Memorial Super Live  2日目(9/24)セットリスト

・オープニング
▼砂原"まりん"
良徳DJ
大村雅朗アレンジ曲mash up(メドレー)
1  天使のウインク(松田聖子    1985年 20thシングル)
2. Be my J-Girl (吉川晃司   1984年 1stアルバム「パラシュートが落ちた夏」より )
3. 水のルージュ  (小泉今日子 1987年 22ndシングル)
4. メインテーマ (薬師丸ひろ子   1984年 3rdシングル)
5. みずいろの雨 (八神純子  1978年 5thシングル)
6. 君はクロール (渡辺美里  1986年 2ndアルバム「Lovin' you」より)
7. My Revolution (渡辺美里   1986年 4thシングル TBS系ドラマ「セーラー服通り」主題歌)


▼大澤誉志幸
8.   そして僕は途方に暮れる(1984年 5thシングル  日清カップヌードルCM曲)
9.   e-Escape (1983年 2ndシングル)
10.   晴れのちBLUE BOY  (沢田研二カバー 1983年 39thシングル)
11. ラ・ヴィアンローズ (吉川晃司カバー 1984年 3rdシングル)
12. CONFUSION   (1984年 3rdアルバム「CONFUSION」より)

▼槇原敬之
13.  モニカ (吉川晃司カバー 1984年 1stシングル)
14.   Rain     (大江千里カバー 1988年 7thアルバム「1234」より
      ※槇原敬之自身カバーアルバム 1998年「Listen To The Music」より)
15.  Lovin' you  (渡辺美里カバー 1986年 2ndアルバム「Lovin' you」より)

▼川崎鷹也
16 SOMEDAY  (佐野元春カバー 1981年 4thシングル)
17.   パーブルタウン
〜You Oughta Know By Now〜 (八神純子カバー  1980年 9thシングル)

▼南佳孝
18.   スタンダード・ナンバー(1984年 17thシングル  全日空「'84 青春ブランド沖縄」CM曲 )
19.   ストライプの雨の彼方(野村宏伸カバー 1985年 シングル「ボビーにRock'n Rol」B面)

▼槇原敬之
20,   櫻の園 (松田聖子カバー 1999年 32ndアルバム「永遠の少女」より)
21,   SWEET MEMORIES  (松田聖子カバー 1983年  14thシングル サントリー缶ビールCM曲)




大村雅朗25th Memorial Super Live 1日目(9/23)


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偶然の出会いがあるとしたら、今回のライブ参戦も偶然の出会いなんだろうなぁ。

最近、radikoプレミアムで、全国各地ラジオ局のランキング番組を聴いてるんだけどね。
土曜日は、KBC(九州朝日放送)の「サタデーカウントダウン」(通称、サタカン)を聴いてるのね。

で、7月のある土曜日、いつもようにサタカンを聴きながら、持ち帰りの仕事をしていたら、
今年は大村雅朗氏没後25周年で、メモリアルライブを福岡で開催するとの告知CMが耳に飛び込んできまして。。。

すぐさまネットで調べたら

↓ この告知サイトが・・・。




ライブ開催はともかくとして、大村雅朗氏にまつわる出演者が豪華

9/23 ばんばひろふみ / 八神純子 / 渡辺美里 / 中川翔子
9/24 大澤誉志幸 / 川崎鷹也 / 槇原敬之 / 南佳孝

その上 バックバンドも豪華

山木秀夫(Dr) / 今剛(G) / 石川鉄男(Manipulator) / 斎藤有太(Key) / 佐橋佳幸(G) / 亀田誠治(B)

さらにトークゲストも至極豪華

松本隆(9/23 24)、 木崎賢治(9/24) ゲストDJ 砂原良徳

会場は、キャナルシティホール   

調べてみたら、キャパが1150人程度と必ずしも大きなホールではない。

これは、すぐにチケット売りきれてしまうかもしれん。参戦するかどうか、考えている余裕なし・・・・と判断して、2日通しで2万5千円也・・と、安くなかったけどその場でチケット購入を即決してしまったワタシ。。。。

程なくして、指定された席は  1階 B列24番

ぬおー、なんと、前から2列目ではないか〜 。。。 ライブ参戦を始めて以来、こんな前の席が当たったのは初めてだわ。。。。これは参戦するしかないっ・・・・。

・・・と、9/23(金) 千葉からはるばるやってきましたよ福岡。

福岡は何年ぶりだろ? 1999年の夏、夏休みで出雲から山陰線経由で福岡まできたのは覚えているが・・・・。もしかすると、それ以来23年ぶりかもしれん。

あの時からも、すっかり変貌した博多駅前にちょっと戸惑う。。。
駅前のホテルにチェックインし、すぐさま、会場のキャナルシティ劇場へ

博多駅から、徒歩10分程度ということだったけども、案の定、道に迷う。。。。 
23年前には、たしか、まだキャナルシティは無かったはず。。。。
やっとのことで到着してみると、キャナルシティのビルの複雑なこと。。。よくまあ、こだに複雑な建物を建てたものよのう・・・と思いながら、何とかキャナルシティ劇場に到着。

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久しぶりの福岡、おまけに初めての「ハコ」なので、道に迷うことを想定して、早めに動いて正解だったわ。


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早速、指定された 1階B列24番の席に着く。

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うわっ、ステージ近っ
1階2列目という事で、想定はしていたけども、予想以上にステージが近い。 下手したら、アーティストの唾が飛んできそうなくらい。。。

キャナルシティ劇場。 ↑でも書いたように、当然ながら初めての「ハコ」。 
1階 2階合わせて、1150席のキャパということで見た目、必ずしも大きくはない。 
ここんところ、5000人収容の東京国際フォーラムホールAなどの大ホールに慣れていただけに余計かもしれないけども、地方都市の市民会館の大ホールよりも規模は小さめ。渋谷のO-EASTなど中規模のライブハウスくらいの大きさと言ったら分かりやすいだろうかね。

まあ、もともと劇団四季公演用のホールとして作られただけあって、この程度の規模のキャパになったんだろう。

ただ、規模がそれほど大きくないだけに臨場感は感じられるだろうと思う。
入口の看板にあるように「福岡屈指のエンターテイナーシアター」というのも自信の表れだろうね。

実際、開演まで会場に流れていた、大村雅朗氏が手掛けた曲々の音質も、素晴らしいものだった。
これは期待できそう。

定刻の18時丁度。開演。

ゲストDJの砂原"まりん"良徳氏によるオープニング、
大村雅朗アレンジ曲メドレー からステージがスタート。

メドレー使用曲
No No サーキュレーション(吉川晃司)
晴れのちBLUE BOY(沢田研二)
その気×××(大沢誉志幸)
SOMEDAY(佐野元春)
そして僕は途方に暮れる(大沢誉志幸)

記憶している曲としては、この辺りではあるけど・・・・
キチンと記録していたわけではないので、もしかすると違っていたかもしれない。。。
(その場合は、申し訳ありません。。。)

うーむ、こうしてみると、「渡辺プロ系」な曲による硬派な曲メドレーだったな。。。。

いずれにしても、太くかつクリアな音質のサウンドが、会場いっぱいに響く。

うわぁ〜、これだけでも楽しめるわ・・・と感じたところで、今回ライブの司会役の
佐橋佳幸氏、亀田誠治氏が それぞれステージ 上手、下手から登場。
まあ、ミュージシャンでいて、もともと弁が立つお二人、司会役としては適役だった思う。
楽器持つまえにマイク持ったのは初めて・・・とか、そもそも上手、下手からの登場は、漫才師みたいやな・・・といった「マクラ」で会場を沸かせたところで、八神純子さん登場!

佐橋佳幸氏、亀田誠治氏と、大村氏の思い出話でひと時盛り上がり

・みずいろの雨
・ポーラースター
・Mr.ブルー〜私の地球〜

と、八神純子さんの楽曲の中でも大村雅朗氏アレンジの代表的な3曲を立て続けに披露。
八神さんのボーカルは、40数年前のヒット当時とまったく変わらない。

加えて、今回のライブは、大村雅朗氏のアレンジを忠実に再現するというコンセプトに加え、なにせ、超一流のバックバンドということもあって、レコードアレンジと、ほとんど遜色がないサウンド。

一気にヒット当時の空気に引きずり込まれ、あのころの映像が脳内フラッシュバックする。

「みずいろの雨」をベストテンで初めて聴いて、ヒット曲にのめりこんだことは勿論の事が一気にフラッシュバック。
それと、八神さんの代名詞となったねサンバホイッスルですね。
以前、1曲セレクトでも書いたけど、ワタシ、あのサンバホイッスルが好きでね。わざわざヤマハに行って、同じサンバホイッスル買ってもらったことあるもの。

リハーサルでは、サンバホイッスル無かったらしいんだけども、本番ではやってくれたこと。

次の「ポーラースター」には涙してしまったわ。

1979年夏 この曲がベストテン入りの兆しを見せていた8月。はじめて博多に来た。
折からのブルートレインブーム。ワタシもどうしてもブルートレインに乗りたくてね。
兎に角、チケットは連日満席の上に折からの夏休みということでチケットが取れなくてさ。親に無理言って、やっとのことでキャンセル待ちの切符を取ってもらって乗った「あさかぜ」。
あれで、はるばる博多までやってきたんだった。 

「ポーラースター」と「博多」となると、否が応でも、あの時のブルートレイン車内とか、博多の中州のネオンサインの光景がフラッシュバックしてくる。

43年の時を超えて、いま、また博多に居る自分を思うと、なんか涙が出てきちゃったりしてね。。。


そして、「
Mr.ブルー〜私の地球〜」。これは、「ポーラースター」の次の年、1980年夏、NHKで放送された「パノラマ太陽系」の主題歌だった曲。

「ポーラースター」もそうだけども、丁度、個人的に「宇宙」に興味を持っていた時期で、だから、どちらの曲も、本当に好きだったんだよね。

どちらの曲も、壮大なアレンジが、それこそ、広大で深い宇宙を彷彿させていたし。

そういう意味では、大村雅朗氏の最初の音楽性を認識した曲だったかもしれない。

・・・ということで、印象に深い2曲だったしね。

ただ、八神純子さんは、この3曲が感動的で、おなかがいっぱいなっちゃってさ、ワタシ。。。。
この他、2曲披露してくれたんだけども、その記憶が飛んじゃってるんだよね。。。

記憶にあるのは、ラストの「DAWN」で最後にいつまでも天を仰いている八神さんの姿。
恰も、天国の大村さんに向かっているような表情が印象的だったな。

※実際はもう1曲は「明日に向かって行け」
(1979年 2ndアルバム「素顔の私」より) だったようです。


続いて、ばんばひろふみさん 登場。
短いMCのあと ソロとしてのばんばさんの 初めての大ヒット曲でもあり代表曲でもある「SACHIKO」。
この曲も生で、しかも目の前で聴ける日が来るとはね。

やはり43年前、「ベストテン」の画面越しで聴いてた身としては、感慨ひとしおですわ。

この曲、レコーディング当日には、まだアレンジができていなかったとか。
御馴染みの、あのイントロは、レコーディング当日、ピアノのハネケン(羽田健太郎)氏がその場で作ったそうだ。 いやいや、実際に聴いてみないと、まだまた知らなかった事実があるもんですね。

ただし声がねぇ・・・・。出なくなってましたね。 ほとんど歌唱らしい歌唱になっていなかったのは残念。

ばんばさんは、もう1曲。「SACHIKO」の大ヒットで、ロスでのアルバム制作が出来たという話から、そのロス録音、大村雅朗氏プロデュース、1980年リリースアルバム「COAST」から「TENDERNESS」という曲を披露。

つづいては、ゲストコーナーとして
中川翔子さん登場。
松田聖子さんのナンバーを披露。

・天使のウインク
・ハートのイアリング

中川さんのアイドルオタクぶりは、承知の上だったし、だから、恐らく聖子さんのカバー演るんだろうなとは予想が付いていたけど、その通りでしたね。

あとは、どの曲をやるのか・・という所だったけど、シングルではあるけども、意外と「シブい」ところからの選曲だったなという印象。
もっと「代表曲」的な大ヒットナンバーをやるものとも思っていたし。。。
まあ、聖子さんナンバーを歌っている中川さんはテレビでも見たことがあるし、だから、全く違和感なく聴けましたね。

「ハートのイアリング」の後は、 松本隆氏を交えてのトーク。

もちろん、松本隆 大村雅朗といえば、数々の聖子さんの曲が中心になるわけだから、聖子さんの話が中心。
大村さんが亡くなった後の「櫻の園」の話題にもなった。

「櫻の園」は、もともと別の歌詞が付いていて、他の人のために作った曲だったこと。 その曲がボツ
になってしまったため、お蔵入りになっていた事。
ただメロディラインは良かったので、どうにかメロディは生かしたいと寝かせておいたところに、松田聖子さんの「永遠の少女」の企画が持ち上がって、新たに書いた歌詞が「櫻の園」になった事etc etc。。。

確か一昨年に放送された「風の譜」〜福岡が生んだ伝説の編曲家 大村雅朗〜によれば、「櫻の園」は別の人のために作った曲がお蔵入りになってしまい、その曲を寝かせておいたということは語られていたけど、、「別の詞」が付いていたというのは、今回、新たに語られた事実ではないのかな? 
松本隆氏本人から出た話なので事実だと思うんだけども、松本氏曰く、もともと付いていた歌詞はツマらないものだったらしい。

ただ、その他は「大村雅朗の奇跡」(DU BOOKS)や、「風の譜」で語られた内容と被る話題が大半で、あまりここだけのサプライズ的な話題がなかったのは残念。

もっとも、書籍やテレビの画面越しではなく、直に松本隆氏の話をこれらの話を語られたこと自体が新鮮だし、現実味を感じましたが。。。。


そして、中川さんの歌唱でもう1曲、聖子さんのカバー。

「セイシェルの夕陽」

この曲は、「
風の譜」では中島愛さんがカバーされた曲ですが、今回出演したミュージシャンたちからも、この曲が聖子さんの曲の中では一番好きという声が多かったようだ。
むろん、作詞した松本隆氏も同意見。

ただ、トークでも話題になった「櫻の園」や、これは絶対にやるだろうとおもっていた「SWEET MEMORIES」をやらなかったのは、意外だったな。
(これらの曲は、次の日槇原敬之氏がカバー)


そして、1日目のトリ、渡辺美里さん登場。
1曲目が「BELIEVE」だったのは、ちょっと意外だったが・・・。

「BELIEVE」の歌唱の後、司会の
佐橋佳幸、亀田誠治を交えての、大村雅朗氏の思い出話。
美里さんとしては、やはり、「My Revolution」での大村雅朗氏との出会いは強烈だったようだ。どうしても、この曲の制作秘話になりますね。

・君はクロール
・Lovin' you
・Rain (大江千里カバー)
・My Revolution

と立てつづけに4曲。

兎も角、八神さんに負けず劣らず、圧巻の歌唱力を見せてくれましたわ。 さすがに現役バリバリのシンガーという所ですね。

アルバム「Lovin' you」からの選曲が多かったのは、大村雅朗氏がサウンドプロデュースしたアルバムということが大きいんだろうけども、このアルバムには、今回のバックバンドメンバーである、ドラム 
山木秀夫氏、ギター 今剛氏、佐橋佳幸氏もスタジオーミュージシャンとして参加していたというのもあるんだろうな。

大江千里氏の「Rain」を演ったのは、美里さん自身のお気に入りだったということもあるだろうけど、この日出演しなかった、やはり大村氏が手掛けたアーティストでもある、大江千里さんへの配慮もあったのかなぁ・・・。

蛇足だけども、個人的には「Teenage Walk」なんかもやって欲しかったなぁ・・なんて思ったりしてね。。。


・・・以上で、ライブ1日目は終了。
トークを含め2時間半のライブは、あっという間でしたね。

兎に角、手を伸ばせば届きそうな位置から見る、各アーティストの歌唱とトークは、もちろんの事、バックバンドの演奏力のすばらしさを十分に堪能できた、1日目でしたわ。

さて、2日目のライブも楽しみですな。。。 (続く)



●大村雅朗25th Memorial Super Live 1日目(9/23) (不完全)セットリスト

・オープニング
▼砂原"まりん"
良徳DJ
大村雅朗アレンジ曲mash up(メドレー)
1. No No サーキュレーション(吉川晃司  1984年 2ndアルバム「LA VIE EN ROSE」より )
2. 晴れのちBLUE BOY(沢田研二 1983年 39thシングル)
3. その気×××(大沢誉志幸  1984年 4thシングル 資生堂夏のキャンペーンソング )
4. SOMEDAY(佐野元春 1981年 4thシングル )
5. そして僕は途方に暮れる(大沢誉志幸  1984年 5thシングル  日清カップヌードルCM曲)

▼八神純子
6.
明日に向かって行け(1979年 2ndアルバム「素顔の私」より)
7. みずいろの雨 (1978年 5thシングル)
8. ポーラー・スター (1979年 7thシングル)
9. Mr.ブルー〜私の地球〜 (1980年 10thシングル NHK「パノラマ太陽系」主題歌)
10. DAWN (1979年 2ndアルバム「素顔の私」より)

▼ばんばひろふみ
11. SACHIKO (1979年 4thシングル)
12. Tenderness (1980年 3rdアルバム「COAST」より)

▼中川翔子
13. 天使のウインク (松田聖子カバー 1985年 20thシングル)
14. ハートのイアリング (
松田聖子カバー 1984年 19thシングル)
15. セイシェルの夕陽 (
松田聖子カバー 1983年 7thアルバム「ユートピア」より)

▼渡辺美里
16. BELIEVE (1986年 7thシングル)
17.
君はクロール (1986年 2ndアルバム「Lovin' you」より)
18. Lovin' you (1986年 2ndアルバム「Lovin' you」より)
19. Rain (大江千里カバー 1988年 7thアルバム「1234」より)
20. My Revolution (1986年 4thシングル TBS系ドラマ「セーラー服通り」主題歌)



うっ、やられた。

うっ、やられた。
ちょっと前に、Adoがフェスに出たら面白いってことで、年末の「COUNTDOWN」出演希望的なことを書いたんだけども、その前にドワンゴさんの「超パーティー」出演が決まっちゃいましたね。


あ、いやいや、Adoがフェスに出たら面白いって書いたのは、ここのブログぢゃなくて、Facebookだったっけな。。。

いずれにしても少し前にそんなこと書いたんだけども、ドワンゴさんに先手を打たれてしまいましたね。
(・・つか、元いたカイシャに「さん」付けするのもなんか、くすぐったいのですが。。。😅😅)
さて、この動きで、ロッキン・オンさんはどう出るか。
まあ、Ado本人は、年末から全国ツアーが始まるんでCOUNTDOWNは難しくなってきた感じだけども。。。


その他、ここに来て「yama」ってヒトの「くびったけ」をきいてたら、俄然面白くなってきた。




80年代にどっかで聴いたようなイントロからvaundyのトリッキーなメロディラインが続き、思わず刺さるのよ。

いや、80年代ぢゃなくて、90年代かなぁ。 いずれにしても、必ずしも新しい手触りの曲ではないんだけども、今のこの時代に聴くとどこか新鮮ですわ。

こちらは夏のロッキンにも出たんで、当然「COUNTDOWN」にも出てくるだろうけど。。。
・・・・っつか、8/6のロッキンでニアミスしてたんじゃん。なんで見なかったのか、ちょっと地団駄。。。
 まあ、まだ、東阪のFM局くらいしか「推し」でないし、ワタシのランキングでも30位以内に入ってきていないけど、全国区になれば面白いと思う。

・・・とおもったら、新曲「色彩」がアニメ「SPY×FAMILY」の第2クールエンディングテーマに抜擢というニュースが飛び込んできた。 これは、いやがおうにも全国区になってきそうだな。

萩田光雄さん、船山基紀さん、及川眠子さんトークライブ

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15日、70〜80年代ヒット曲アレンジャーの巨匠、萩田光雄さん、船山基紀さん、80年代終盤〜 Winkをはじめ数々のアイドル作品からアニソンまで幅広く手がられている作詞家、及川眠子さんのトークライブにお邪魔しました。

場所は、渋谷Take Off 7。

クラブ・クアトロの隣。こんなところにライブハウスがあったんだ。。。クアトロまでは、これまでも何回かライブを見に来ているんだけども、いままで、全く気が付かなかった。

このトークライブ開催については、結構前から知ってたんだけども、この御三方ならすぐチケットなくなるだろうなと思いーの、スルーしてたのですよ。
でも、先週、意外にも、まだチケット余っていると知り、急遽購入。有休も取りーの、参加したわけです。

これまで船山さんのトークライブには、何度か参加したことがありましたが、萩田さん、及川さんは初めて。
書籍には書かれていないレアな「業界ウラ話」的な話が聴けるかな・・と期待していたところはあった。
ただ、正直、あまりレア話にはならなかったですが・・・。

ところで、この御三方ってどういう繋がりなんだろう・・と思ったりもしたんだけどね。
共通して手掛けたアーティストっていうのも、今一つピンとこなかったし。。。
Winkの一連の大ヒット曲は、作詞 及川眠子、 編曲 船山基紀 っていう組み合わせだったのは、すぐに浮かぶんですけどね。
御三方もどうも、今一つピンとこなかったようで、恐らく中森明菜さんだけじゃなかったか・・というお話。
「スローモーション」→ 編曲 船山基紀
「少女A」〜「禁区」 → 編曲 萩田光雄
「原始、女は太陽だった」→ 作詞 及川眠子
確かに、御三方が「ヒット曲作家」としてもっとも脂がのっている時期(特に80年代終盤頃)って、かぶってそうで、微妙にずれてたりしますから。。。

ただ、中森明菜さん以上に、一昨年亡くなられた広谷順子さんとは、御三方とも深いかかわりがあり、思い出話に花が咲きました。
広谷順子さん・・・・80〜90年代にかけて主に女性アイドルのレコーディングのための、仮歌(ガイド)ボーカリスト。
譜面が読めないアイドルのために、「仮」でレコーティングされる曲を歌い、曲のイメージを伝えるためのボーカリストですね。
それぞれのアイドルは、広谷さんのガイドボーカルで曲を覚えてレコーディングに臨んでいたわけですわ。
ボーカリストとしては、表には出てこない、完全な裏方の存在だけども、アイドルのレコーディングには欠かせない方だったわけです。

特に、浅香唯さん、Wink、南野陽子さんなどの80年代終盤以降のアイドルには深くかかわっており、したがって、萩田、船山、及川、御三方とは繋がりも深かったわけですね。

それと印象的だったのは、御三方とも、もっとも忙しい時期は、これ以上やったら死ぬという、ある種極限状態のなかで仕事をこなしていたこと。(松本隆氏いわく、いまよりずっとブラックな世界だったという事)
それでもこれまで仕事をこなせてきたのは、極限状態でも、どんなに時間的な制約があっても穴をあけずに「出来てしまったから」・・・という。

まあ、それだけ、御三方ともに才能の塊だったといえるエピソードなんだけども。。。

たださ、これは個人的に、片足「業界」に足を突っ込んでいるクリエイティブな仕事をしてきていたから、特に実感できることなんだと思うんだけども・・・・、「ディレクションする立場」から言えば、どんなに忙しくても、どんなに時間的な制約があっても、不平を言わずにきっちりと仕事を仕上げるクリエイターとは、仕事がやりやすいんですよ。
だから、仕事が手いっぱいだとわかっていても、次の仕事を頼みたくなる。

よくいるでしょ、仕事が手詰まりになってくると、不平不満ガラガラで、時間が足りないとか、酷いとギャラあげろとか文句言うひと。 ディレクションする側からとしては、こういう人とは仕事がやりにくいし、仕事を振りたくないわけですよ。時間が足りないならば、足りないなりに、自身で旨く時間調整するのがプロだろと思うんだけどね。
特に、ある程度実績を上げると、自分は偉い、才能がある・・と勘違いして、えらそうな態度に出るヒトっているからさあ。そういう人に限って期待するほどの仕事は出来ないからさ。

それに最近は、ギャラに見合った仕事しかしないヒトとか、時間外の仕事をやりたがらないサラリーマン的なヒトが増えてきたからさぁ。やりにくくなってきたわけよ。

長年、ヒット曲界の第一線で活躍されてきた御三方なので、才能あふれるというのは、言うに及ばずだけども、数々のヒット曲を手掛けた実績があるにも関わらず、謙虚で黙々と仕事をこなし、それぞれのディレクターの期待に応え続けてきたからこその今なんだろうなぁ・・・というのは、ライブ全般の話から感じましたね。

まあ、これって、どんな仕事でも通じることだとは思うんだけどさ。


終始、ゆるーい・・・うんにゃ、和やかな雰囲気のトークライブではあったけども、話の節々に、上記のような話もあり、個人的には楽しめた、2時間半余りのトークライブでしたね。

ROCK IN JAPANはやっぱりひたちなかで開催して欲しい



Green Festival '22   ひたち海浜公園で開催。

結局こういう事になるんだよね。
・・こうなるんだったら、なぜロッキンを千葉に移転させたのか・・・ということになるわけよ。

千葉在住の私から見れば、確かに場所がウチから近くなったというメリットはあるものの、心情的には、やっぱりこれまでのように「ひたち海浜公園」でやって欲しいんだよね。ロッキンには。
同じ蘇我スポーツセンターで開催された、5月のJAPAN JAM。 前哨戦として試しに参戦してみたけど、メリットといったらウチから近いというだけで、他のメリットは感じなかった。
なにより、場所が狭い。 見渡せばフェンスネット。その向こうには川崎製鉄の工場。 地面は人工芝。。っていうシチュエーション。フェス特有の開放感を感じられないのよ。

そもそも、フェス用の駐車場がないので、必然的に電車で行くしかない。
車で行けるならばドア トゥ ドアなのに、わざわざ駅まで行って電車に乗り換えるっていうもね。。。

場所が狭いということは、収容人員も限られてくるわけだし、出演アーティストも限られてくる。

さっきtwitter見てたら、ステージが減ったから、知名度が低いニューカマーアーティストや、人気がないけど実力者・・・というアーティストの出演する機会が無くなったとツイートしている方がいた。

全くその通りだと思う。 現に以前だったら出演していたであろう、今年期待のニューカマーアーティストの
出演が少ない。 もう、ブレイク前のヒゲダンやmiletが、一番小さなステージからビッグにブレイクしていったような光景は見れなくなるんじゃないのか・・とも思えてきますね。
フェスって人気者を見れる場だけでなく、新たなアーティストを発見するショーケースの場でもあると思うだよね。

ロッキンオン側としても、この先ずっと、これまでよりもチケット販売枚数を少なくさせるっていうのは、大きなマイナスだと思うんだけども。。。。実質的な規模縮小なわけだから。

そして、3次先行で早々とチケット完売との告知が。。

スクリーンショット (20)

そりゃ、これだけの人気者ぞろいで、チケット販売枚数がこれまでよりも少なきゃ、こうなるよね。

まあ今年は開催することが重要なんだろうから譲歩しても、今後もこのままずっとそれでいいんですか・・っていう疑問はやっぱり残る。


確かに、コロナ禍中のフェスであることも考慮しなくてはいけないところだし、すでに発表されている形での開催は致し方ないところだけども、イベントにおけるコロナ対策方法もこなれてきたし、将来的には、ロッキンをひたちなかへ戻すという形にはならないものですかね。

運営的な問題、コロナ対策云々の問題はあるものの、やっぱ、なにより、あのだだっ広い芝生公園や緑に囲まれ、海からの風がここちよい、
「開放感」の中で行われるロッキンこそが、夏の風物詩だと思う。
個人的には、そこを一番重要視して欲しい訳よ。

昔、フジロックは、当初の富士山麓開催から、一度、東京に場所を移した。でも、不評で次の年に今の苗場に再移転したわけじゃん。
この例のようにフェス開催場所の複数移転の事例は今までもあるわけだからさ、ロッキンオン側にも、ぜひ一考してもらいたいところですね。


小泉今日子TOUR2022 KKPP @ 群馬

まさか、自分がキョンキョンのコンサートに行く事になるとは想像が付かなかったよなぁ。

たしかにここ20年ほど、頻繁にライブに行くようになってるけど、あくまで、いわいるロック系か、あるいはクラシック系がほとんど。
アイドル系のライブ・・・うんにゃコンサートは、一昨年の斉藤由貴さんの35周年ライブ以来で、それまでも縁が無かったですからね。

でもね、昨年、配信ライブで見た「唄うコイズミさん 筒美京平リスペクト編」が凄くよかったんだよね。
昨年末、リアルにキョンキョンの40周年のコンサートツアーを開催というのが分かって、一も二もなくチケット奪取に「チケットぴあ」のサイトに走ったわけよ。

本来ならば、東京あるいは、東京近辺に行きたい・・と3/21の中野サンプラザのチケットを取ろうと思った。

でも、いや待てよ・・・、3/21と言ったらデビュー40周年当日やんか。。。 こりは、チケット予約殺到するんじゃないか・・・っていう予感が走って、第2希望として、群馬公演も併せて予約してみた。

恐らく、群馬だったら、中野サンプラザよりは競争率は高くないだろうという読みもあったんだけどさ。

案の定というか予感的中というか、中野サンプラザはチケットの選に漏れた。。。 でも、代わりに群馬は当選。。。

うーむ、家から遠いけど、贅沢は言えないよな。  群馬公演に参戦することにした。


2/20(日) 贅沢は言えない状況だったけど、正直、ちょっと憂鬱だった。 家からだと電車を乗り継いで片道4時間近くかかる・・というのもあるけど、前橋駅から、会場のベイシア文化ホール(群馬県民会館)まで、2Km以上歩かなきゃいけない、しかも今回初めて行く会場でもある。
これらを考えると、どうも憂鬱な気分に・・・・

それでも実際歩いてみると、思っていたよりも近く、予想外に早く会場についてしまった。 当日は、群馬名物、赤城おろしの空っ風が正面から吹いてきて寒かったけども、天気が良かったのは幸いだったな。

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文化ホール前の駐車場は、宇都宮ナンバーが目立つ。今回会場にならなかった栃木から大挙して駆けつけて来ていたようだ。
ヤン車も結構目立つ。 昔、親衛隊だったと思しきかたも、かなり駆けつけて来ていたようだ。
さすがに31年ぶりのコンサートツアーだけある。

しかし、初めての会場だけに勝手が分からない。
ライブに来るといつも、ライブ開催祝いの花輪を写真に収めるのだが、あった・・と思ったら自販機だったり・・・。 なんかアウェー感。。。

結局、お祝いの花輪は見つけられなかった。。 
うーん、アイドル系のコンサートには、無いのかなぁ。そういえば、一昨年参戦した斉藤由貴さんのコンサートにもなかったような気がする。。。

その辺り、アイドル系のコンサートには慣れてないので・・・。

兎に角、指定された席に着く。 
1階35列8番。なんと、1階席とはいえ後ろから2列目。 しかも、個人的に好きな舞台向かって上手側ではなく、逆の下手側。  まあ、しょうがないですね。
最後列から2列目とはいえ2000人ほどのホールだ。 アリーナでのライブとは勝手が違い、舞台までは思ったよりも近い。 

思ったよりも早くついてしまったので、開演まで暫し待ち。
チケット販売状況から、恐らくは満席になるに違いないとは思っていたが、思ったよりも空席が目立ち客の出足が悪い。
それでも、開演間近になると、予想通り満席に埋まった。 おまけに最後列には立ち見の方も・・・。

ベイシアホールの客席は1997。 他、立席でも100人ほどは入るようで、なので、2000人強の満員御礼で、18時過ぎ幕が上がる。

ライブ参戦する場合、場合によってはセトリサイト「Live Fans」でセットリストを予習するのだけど、今回は、ツアー2公演目ということもあり敢えて予習をして来なかった。 なのでセットリストが全く分からない。

さて、どの曲から始まるのか・・・。40周年記念ライブ、恐らくシングル中心のセットリストになるんだろうとは思っていた。 
斉藤由貴さんの35周年ライブの時はデビュー曲の「卒業」からスタートした。 それを考えると「私の16才」  

・・なんて思っていたら、オープニングは「The Stardust Memory」。

全く予想が外れたぁ。 この曲は、もっとライブの中盤の盛り上がり頃に来ると思ってたから。

脳内のビデオテープが一気に1984年冬に巻き戻る。 
高校受験を控え、何かと神経質になっていた冬だ。 勉強机のスタンドだけが煌々と明るく照らし、石油ファンヒーターの匂いがかすかに充満した、あの部屋。

そこに広がる、明るく煌びやかな「
The Stardust Memory」の世界との対比。 個人的にこの曲のイメージは、冬の昼間の明るい陽光が降りそそいだ光景なんだよね。

でも、あの時は、当のキョンキョンは、テレビの向こう側にいた。 でも、今日は紛れもなく目の前に居る。

まずね、それが不思議な感覚だったな。 これは、一昨年の斉藤由貴さんのコンサートでは感じなかったんだけどねぇ。

やっぱり、個人的には、キョンキョンは、あくまでテレビの向こう側の存在なんだよね。 まさかね、あれから40年近くたって、目の前で生で曲を聴く日が来るとは・・・。
少なくとも36年前には考えもしてなかった。 

矛盾するようだけども、正直、昨年、「唄うコイズミさん 筒美京平リスペクト編」の配信ライブを見た時にも、まだ思って見なかったけど。。。

いや、確かにね、昨年の配信ライブのライブレポで、もし40周年ライブをやるんだったら、生で見てみたいとは書いたんだけども、実際ライブに参戦できるとは半信半疑だったし・・・。

続いて「まっ赤な女の子」のイントロが流れる。 なるほど、まずはデビュー初期の曲から攻めてくるようだな。

加えて、前半は、

「まっ赤な女の子」に対して「渚のはいから人魚」
⇒シンセを多用した弾けるようなポップチューン

「迷宮のアンドローラ」に対して「夜明けのMEW」
⇒やや聴かせるミディアムチューン

「ヤマトナデシコ七変化」に対して「艶姿ナミダ娘」
⇒再びアッパーチューン

・・と、完全な
メドレーではないんだけども、デビュー初期、80年代の似たようなテイストの曲が2曲ずつ対になるようなセットリスト。

あ、でも「Fade out」から「私の16才」へ続く流れは、ちっと無理があったよなぁ。 かなり強引なメドレーだったしさぁ。。。

それでも、この場で「Fade Out」が聴けたことは新鮮だったけどね。 ヒット当時、あんまりテレビでは聴けなかった曲だったしね。

そんな初期のヒット曲のオンパレードで、オープニングの「
The Stardust Memory」で暖まり切れなかった会場のボルテージが一気に上がる。

ただ、当のキョンキョンは、立て続けの初期のアッパーチューンオンパレードには、なかなかしんどそう。

キョンキョンも御年56才。 そりゃ10代の頃とは体力は違うよねぇ。 

昨年の「アコースティックライブ」では、緩い雰囲気の中だったからか、そんな所は見せなかったけど、さすがにバンド前でのオリジナルでのポップチューンでは、かなり体力を使いそうだ。
数曲ごとに水のぺットボトルに手が伸びる。

それでも、全曲オリジナルキーでの歌唱には頭が下がる。

そして、1985年の「なんてったってアイドル」。 ここで盛り上がりは最高潮  ・・・のはずだったと思うんだけども、意外と客席は冷静だった。

お客さんも、同じ50代が大半。 当のキョンキョン同様、体力が続かない様子。。。

ここで前半終了 会場が暗転し、バラードアレンジの「夏のタイムマシーン」のフィルムが流れ始める。

キョンキョンも会場もクールダウン。

ワタシはトイレに駆け込む。。。 うーむ、始まる前に一度トイレに行ったんだけどなあ。。。
最近、年のせいかトイレ近いんだわ。特に寒いとさ。。。
なので、最近はライブの時、端の席が好みなんだけども 中央だったんで、周りの方に「すみません」と謝りながらトイレに駆け込む。
おかげでフィルムは見られなかった。

もどると、丁度、後半開始。

後半は、「T字路」〜「潮風のメロディ」と2000年代・・つまりは、最近の曲からスタート。

続くは「怪盗ルビィ」から「あなたに会えてよかった」と、前半の立て続けのポップチューンからは一転。

90年代中心の、比較的聴かせる曲中心の構成でセットリストが進む。

↑で書いたように50代中心の客席層には、じっくり聴ける曲中心の構成はありがたい。

個人的には、前半よりもむしろ後半の方が短く感じられた。曲をじっくり楽しんでいたら、終わってしまった・・という感じで。。

もっとも、「木枯しに抱かれて」がラストというのが意外だったというのもあるが・・・。

いや、最後にもう一つ、盛り上がって終わるのかなぁ。。そうすると最後は「学園天国」か・・と思っていただけに・・・。 なんとなしに中途半端に終わってしまった・・・という印象が強かったのですね。これはちょっと残念だったな。

たしかに「学園天国」はアンコールでやってくれたけど、果たしてアンコールでよかったのかなぁ・・という疑問も残ったりして。。。

本編最後に「学園天国」を持ってきて、アンコールの1曲目に今回演らなかった、「半分少女」か「スマイルアゲイン」を演ってくれたら、個人的にはサイコーだったんだけどなぁ。。。


ただ、その後、「おまけ」でやってくれた「東の島にブタがいた vol.2」。

写真撮影OKよーというきよんきょんからの一声が・・・。

ということで、お言葉に甘えて、動画撮影

↓ コレ



#KKPP #群馬 #小泉今日子

いやいや、これは予想外でしたね。 たしかに宇多田ヒカルさんのライブでは以前から撮影OKとしているし、他のアーティストでも撮影OKのライブが増えてきてはいるけどね。まさかキョンキョンのライブで、それを味わえるとは・・・。

さすがは時代の異端児。だれもやっていないことをやってきたキョンキョンですね。
・・というか、キョンキョンだからこそ、撮影OKなんてやったんだろうな。



さてさて、今回のライブ。
文字通りデビュー40周年ライブということで、上記のように「シングル」ヒット中心のセットリスト。  我々世代には大いに楽しめた内容だったんじゃないかなぁ?

ただ、歴代シングル全曲やってたんじゃ、さすがに時間が足りない・・ということで、披露されなかった曲もありましたけどね。

個人的には、大好きな「半分少女」と「スマイルアゲイン」が聴けなかったのが残念だったな。
この2曲は絶対演ってくれると思ったんだけどねぇ。。。。

昨年の「唄うコイズミさん 筒美京平リスペクト編」では演った、「魔女」「水のルージュ」などの筒美作品も演らなかったのも意外でしたね。

そもそも、コンサート自体2時間というのも、思ったより短かったしね。
いつも、サザンとか山下達郎氏の3時間を超えるようなライブに慣れてしまうと。。。

まあ、現実的に考えると、31年ぶりのコンサートツアー、キョンキョンの年齢を考えると、このくらいが妥当だったのかもしれないが。。。。

その上で、40年間の時間軸を網羅するとなると、外さなくてはならない曲が出るのも仕方ないところなんでしょうけどね。

ツアーは、2/18の相模原が最初で、今回参戦した前橋が2か所目。
まあ、相模原はゲネプロも兼ねていたんだろうから、実質的なツアーとしては前橋が初日といっても良かったんだろうね。 

 そんな状況でもあったし、なんせ31年ぶりのツアーということもあり、キョンキョンのMCとか、歌詞を飛ばしてしまったり、全体的なステージングには、まだまだぎこちなさを感じましたね。

まあ、この辺はこの後のツアーをこなしながら、改善していくだろうし、今回のツアーはデビュー40周年当日、3/21の中野サンプラザがメインなるんだろうから、この日までには完璧なステージになったと思うんですが・・・。
それを考えると3/21の中野サンプラザに行けた人たちは羨ましいなあ。

実際はどうだったんでしょうね。 5/28にWOWOWでネット配信するらしいので、確認は出来そうですが・・・。

それでも・・・・。帰りがけ、周りの方たちの反応を聴いていると、大半の方たちには大満足のコンサートだったようだ。

確かに上記のように、細かいところにぎこちなさはあったものの、多くの方々が期待していたヒット曲の数々を、しかも当時のままのオリジナルキーで聴けたということで・・・。みんな10代に戻れたような瞬間を味わえたというのが良かったんだろうね。

最近は、知ってる人だけしか知らないようなニッチな曲を引っ張ってくるのもありという流れもあるんだけども、やっぱり、みんなが知っているような「ヒット曲」を、みんな聴きたがっているんだよねっていうのが分かりますね。

とはいえ、全曲、ヒット曲ばかりでは、曲構成の幅も狭まるんで、一部ニッチな曲を持っているのはありだと思う。

個人的に、昔、着メロサイトのセレクターとして、毎週の特集の選曲をするときは、誰でも知ってる曲:知ってる人しか知らない曲 の割合は8:2 位を心掛けていたけど、 今回のセットリストはそんな理想に、比較的に近いセットリストではなかったか・・・。満足しているお客さんの感想を聞きながら、そんな風には思えましたね。 結果的には成功だったんじゃないか・・・と。


小泉今日子TOUR2022 KKPP
@群馬 セットリスト
1.   The Stardust   Memory  (1984年  13thシングル)
2.   まっ赤な女の子 (1983年  5thシングル)
3.   渚のはいから人魚 (1984年  9thシングル)
4.   迷宮のアンドローラ (1984年  10thシングル)
5.   夜明けのMEW (1986年 19thシングル)
6.    ヤマトナデシコ七変化 (1984年 11thシングル)
7.    艶姿ナミダ娘 (1983年  7thシングル)
8.    Fade Out  (1989年  27thシングル)
9.    私の16才 (1982年 1stシングル)
10.  なんてったってアイドル  (1985年  17thシングル)

インターミッション 夏のタイムマシーン(1982〜2022)  映像

11.  T字路   (2014年  42ndシングル)
12.  潮騒のメモリー (2013年  41stシングル)
13.  怪盗ルビィ (1988年  26thシングル)
14.  あなたに会えてよかった (1991年 32ndシングル)
15.  優しい雨 (1993年  34thシングル)
16.  My Sweet Home (1994年 35thシングル)
17.  月ひとしずく (1994年 36thシングル)
18.  木枯しに抱かれて (1986年 20thシングル) 

アンコール
1.   学園天国 (1989年  28thシングル)
2.   東の島にブタがいたvol.2  (1987年 アルバム「Hippies」より)


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