かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

ヒット曲雑感

オリコンウイークリー通巻400号(1987年6月8日号)

またまた、凝りもせず、オリコンウイークリー記念号!
今回は通巻400号(1987年6月8日号)

●表紙 荻野目洋子さん
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前回の300号同様、一目で「記念号」と分かる表紙でしたね。
300号の時は、オリコンウイークリー創刊号の復刻掲載が「目玉」だったけど、400号での目玉は、何と言っても筒美京平氏のスペシャルインタビューだったろうなぁ。

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マスコミには出ない・・と公言し、当時マスコミのインタビューはほとんど断り続けていた筒美京平氏でしたからねぇ。
その筒美京平氏がオリコン誌のインタビューに登場する。これだけでもスゴいことだったしね。まあ、筒美京平氏の作曲家デビュー20周年と、オリコンウイークリー400号というタイミングがうまい具合に重なったことと、あの頃はバブルが始まっていたし、お金をかけることも出来たこともあったんだろうね。そういうことで、こんな豪華インタビューが実現したんだろうなぁ。
一時は、「幻」なんじゃないか、何人かで構成されるゴーストライター集団の総称なんじゃないか・・なんてささやかれていた筒美氏だったし、ご尊顔を拝見して感激しましたねぇ。

もう一つの、スぺシャル特集はこの当時時点までの、オリコン歴代売上げランキングの掲載でしたね。シングルについては、それまでも何度か目にしていたものの、アルバムの歴代売上げランクについては、この時がはじめて目にしたような気がする。
併せて、1968年のオリコンスタート以降の年度別の年間ランキング、シングルTOP20&アルバムTOP10の年間売り上げ枚数入りでの掲載と、データについては大盤振る舞いしてくれましたね。


●今週のランキング
えー、毎度毎度のことですが、週間ランキングの写真掲載はメンゴ。
▼シングル
1位は、おニャン子クラブ「かたつむりサンバ」が初登場首位。

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表紙の見出しにもなっているように、おニャン子クラブとして6作目の1位。
とはいえ、次の週は9位に急降下。ベスト100位内にわずか5週しかとどまれない・・というように、1位獲得したものの、この頃になると人気も完全に「一般性」を失っていた訳よ。
件の「夕ニャン」の視聴率もだだ下がりで、これから2か月後の8/31を持って終了。同時に、おニャン子クラブは解散。
・・というわけで、この曲がおニャン子クラブとしては最後のシングル1位獲得曲というわけですな。

その他ベストテン内を見ると

3位 サマードリーム チューブ
7位 IT'S TOUGH 渡辺美里
8位 モノトーンボーイ レベッカ
9位 Get Wild TM NETWORK
10位 Strangers Dream ジャッキーリン&パラビオン
と半分はロック、ニューミュージック勢と、再びロック・ニューミュージック勢の躍進が目立ってきていた頃。 
まあ、ジャッキーリン&パラビオンをロック、ニューミュージック勢の範疇に入れていいかは微妙だと思うけど、昨今で言えばシティポップスなので。。。
いずれにしても70年代終盤〜80年代初頭にかけてのニューミュージックブームの頃の、ロック第2次世代とはまた違う、ダンスビートや鋭角的で独特なグルーヴが特徴のロック第3世代の台頭が本格的になってきていたのよ。
逆にアイドルはマニア向け化が進行。いわいるB級、C級といったマニア向けアイドルの拡大が進んできていた頃ですな。
そんな音楽トレンドの変化がランキング上でも目に見えて分かるようになってきた頃ですね。

▼アルバム
1位は、 松田聖子「Strawberry Time」が前週からの1位を堅持。

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この週 
2位 SUMMER DREAM チューブ
3位 JOY AND PAIN 池田聡
4位 Mr.ASIA チャゲ&飛鳥
といったいずれも強力ラインナップの「初登場」勢を抑え、2週連続での首位。
これは、結婚以来一時活動休止していた、聖子さんが本格活動再開した際にリリースされたアルバムですわな。
前回300号の時の「The 9th Wave」でも書いたけど、聖子さんはアルバム強かったんだよね。
ちなみに、シングルの「Strawberry Time」は、前週までの1位は死守できずにこの週は2位
なお、ここに書いたのは「LP」ランキングだけども、他にCD、カセットチャートでも1位。 いわいる「3冠」達成週というわけですな。

1987年6月第1週時点では、アルバムチャートは、まだ、LP、CD、カセット、それぞれ個別のチャートとして掲載されていたけど、この年の10月からは、これら3チャートの合算ランキングとして新たにアルバムチャートがスタートすることになる。
この頃になると、LPよりもCDの売り上げの方が確実に高くなっていて、いわいるアナログレコードの下火が顕著になってきていましたしね。
ただし、シングルCDは、この時点ではまだリリースされていない。なので、シングルは、この時点ではすべてアナログの売り上げ。
CDの売り上げが拡大している中で、全体的なシングル売上げ低下が進んでいるのも当然で、一時はこのままシングルCDの発売が無ければ、そのうちシングルは無くなるんじゃないか・・なんて個人的には思っていたなぁ。
そんな危惧も、翌年2月末のシングルCDリリース開始で一気に解決しましたが。。。

でも、あの頃のアナログレコードが置かれた状況を知っているだけに、昨今のアナログレコード復権の兆しは不思議な現象・・・に感じるんだよね。
まあ、これも時代の流れなんだろうけどね。


●その他のトピックス
前回の300号でも書いたように、いわいるオリコン読者向けのための、「オリコン通信」のページ数が多くなっている時期ですね。 

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その中からオリコン読者有志による「読者集会」なるイベントが盛んになってきていたのがこの頃。今で言えば「オフ会」だよね。
まあ、ほとんどがアイドルファン同士の交流の場であったこともあり、チャートファンだったワタシは参加したことは無い。
ただ、これら「読者集会」を取りまとめていた一人である、当時奈良県在住だった「THE CHARTER☆7」さんとは、件のオリコンチャート研究会を通して、この後、知り合うことになる。
ハンドルネームでも分かるように、もともとはアイドルファンというよりは、チャートマニアでオリコンを読み始めていたこともあり、うちらのグループにも接触してくれたとの事だったかなぁ。
もう久しくお会いしていないけど、元気でしょうかね。 

ちなみに、ワタシは、この時17才 高校3年。
半年後には大学受験というのに、まだのほほんとしていた頃。
そりゃ、受験失敗するよなぁ〜。

オリコンウイークリー通巻300号(1985年6月24日号)

性懲りもなく・・・またまた
オリコンウィークリー通巻300号!
(1985年6月24日号)
〇表紙 とんねるず

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とんねるず、「一気!」で大ブレイクした少し後で、まさに上昇機運だったからなぁ、この時。
オリコンも300号を祝うには、とんねるず起用っていうのはもってこいのキャスティングだったんだろうね。
とんねるずは、この頃丁度放送していた「夕焼けニャンニャン」を足掛かりにさらにビッグになっていく。
極めつけは、やっぱ、この年秋のベストテンin静岡 での大暴れ事件だろろうなぁ。 そそそ、「雨の西麻布」の時の。
そりにしても、見ての通りのお祭りムードな表紙と巻頭特集。
オリコンの記念号の大々的なお祭り騒ぎは、ここから始まったんだよね。
300号記念特集での極めつけは、やっぱ1979年8月第2週の「創刊号」の復刻掲載だろうなぁ。
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これには、ワタシもびっくりしたし、穴が開くほど見入っちゃたもの。 
写真の冊子は、当時リアルタイムで購入した「私物」だけども、おかげでこの号はボロボロよ。
創刊号「復刻」掲載の後ろページに、「創刊号」持ってます・・っていう読者特集があり羨ましかったなぁ。
個人的に定期的に購入し始めたのは、1984年4月の長山洋子さん表紙の通巻241号から。 
あわよくば、遡って昔のオリコンを手に入れたい・・と思い始めたのも、この読者ページを見てからですね。


〇今週のランキング
例の如く、週間ランキングを写真掲載するとオリコンさんに怒られちゃうので、テキストのみで。。
(っつうか、↑の創刊号もやばいんだけど。。。)

・シングル 1位は「今だから」松任谷由実・小田和正・財津和夫

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前週に引き続き2週目の首位。
これは、あれよ。国立競技場で開催された「ALL TOGETHER NOW」っていう世紀のイベントのテーマソング。
吉田拓郎氏を頂点に、はっぴいえんど、サディスティック・ミカバンド、松任谷由実、オフコース、チューリップなど1970年代前半デビューの第1世代、
サザン、佐野元春、ラッツ&スター、白井貴子、山下久美子など70年代後半〜80年代初頭デビューの第2世代、 
チェッカーズ、それ以降デビューの第3世代・・・と、いわいるロック・ニューミュージック系アーティストが世代を超えて集結した超大型イベントでしたね。
まあ、はっぴいえんどの細野氏のようにニューミュージックの葬式だという趣旨の方もいらっしゃって、必ずしも、出演者全員の意識が一枚岩のイベントでは無かったですが・・・・。
ちなみにこのイベントで注目されたのは、白井貴子さんでバックコーラスをしていた、デビュー直後の渡辺美里さん。
悔しいのは、当時、高校1年だったワタシは、このイベントのチケットが取れなくてね。 オリコンの読者伝言板に掲載された「チケット売ります」の応募にも外れて、結局参加できなかったのよ。 確か開催された1985年6月15日は土曜日で、ガッコさぼって行こうとしてたんだけどさ。。。。
今だったら、チケットサイト総動員してでもチケットとりに行くんだけどなぁ。。。あの当時はネットなぞあるわけもなく、ハガキ応募かプレイガイドの「窓口」に並ぶのが普通だったからねぇ。
2位が、まっちの「夢絆」。

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3rdシングル「ブルージーンズメモリー」から続いていたオリコン連続1位記録が14作で途絶えた瞬間でしたねぇ。
前作「ヨイショ!」から急激に売り上げが下がって来てましたからね。RVCからCBSソニーへの移籍は裏目に出たかんじだったよな。 この曲で日本テレビ音楽祭のグランプリを受賞したけど、たんなる箔付けにしかならなかった気がする。

・LP  The 9th Wave 松田聖子さんが初登場1位。
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週間売り上げ枚数 11.3万枚は、 2位の「We are the World」の約5倍とぶっちぎりのトップ。
まあ、兎も角、この頃、聖子さんのアルバムは強かったのよ。片や、中森明菜さんのアルバムも強力でしたけどね。
売上げ的に両者甲乙つけがたく、当時のアイドル2大巨頭の構図は、完全に出来上がっていましたね。

ちなみに、この週は同時に1985年上半期ランキング発表にもあたってましたね。
シングル1位 チェッカーズ「ジュリアに傷心」
アルバム1位 井上陽水「9.5カラット」
結局、この両者が、そのまま年末の年間ランキングの首位でもありましたね。
これから見ても、レコード売り上げの縮小は徐々に進んでいたのが分かるな。


〇その他のアラカルトランキング
この頃になると、アラカルトランキングはさらに縮小が進み、テレビ視聴率は月1回の掲載に・・・。 この週は掲載週に当たらなかったんで掲載無し。。。。

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そんなアラカルトランキング縮小に対して、「オリコン通信」という、いわいる読者ページが増ページと、幅を利かせて来ていたのもこの頃ですね。

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それとともに、チャート情報誌・・というよりもアイドル誌的な面が顕著になってきていたのもこの頃からだな。
それは、このすぐ後、「おニャン子クラブ」のレコードデビューで決定的に。。。。
ランキングや、アーティストなどの「情報」を手に入れるために購入していた方々のオリコン離れが始まってきていたのも、この頃からじゃないかなぁ。




オリコンウイークリー通巻200号(1983年7月8日号)

少し前に出した「通巻100号」に続いて、性懲りもなく
オリコンウイークリー通巻200号!
1983年7月8日号

〇表紙
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この頃のオリコンは、アーティストの表紙から、ごくごく初期のように「新聞記事」のような表紙に戻ってたんだよね。
(ちなみに裏表紙は「ビクター」の広告でしたね)
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・・・・なので、特に一組をズームアップしていたわけではないけど、この週は、サザンの"NEW"アルバム「綺麗」の特集と、ジェニファービールスが取り上げられていますね。
時は映画「フラッシュダンス」公開直前。タイムリーな話題だったわけです。

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「創刊200号」って文字が「100号」の時よりも大きくなりましたな。 ただし、200号だからと言って、特集記事がそれほど大きくなく、比較的ひっそりと200号を迎えたのは、「100号」の時と同じ。


〇今週のチャート
前回の100号に続いて、最近、オリコンさんが煩いので、写真掲載はメンゴ。
シングル1位は 薬師丸ひろ子さん「探偵物語/すこしだけやさしく」が5週目の1位。

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映画「探偵物語」の主題歌で、超話題になったあの曲ですわな。
初動週間売り上げ14万枚は、直近では前年のあみん「待つわ」の週間売上げ17万枚に次ぐ数字じゃなかったかなぁ。
それだけにミリオンセラーが期待されたけど、最終的には84万枚止まり。 レンタルレコードの影響とか言われましたね。
レンタルレコードの影響により、全体的なレコード売り上げ減少が顕著になってきたころですね。
なお、「探偵物語/すこしだけやさしく」は7週連続1位。
あ、「すこしだけやさしく」は、TBS「わくわく動物ランド」エンディングテーマでしたね。
ちなみに、当初は「すこしだけやさしく」が「探偵物語」だったんだけども、どうも薬師丸さんがお気に召さなかったようで、カップリング予定だった「海辺のスケッチ」という曲を「探偵物語」にしたというのは、作者の大滝詠一氏の弁。

アルバム(LP) 1位は 山下達郎「MELODIES」が前週に引き続きいての首位。

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今や超スタンダートナンバーとなっている「クリスマスイブ」がラストに収録されている、8枚目のオリジナルアルバム。
前作「For You」、前々作「RIDE ON TIME」に引き続いてのオリコン首位獲得で、トップアーティストの座を揺るぎないものにした1枚ですね。

ちなみに、2位には松田聖子さん7枚目のアルバム「ユートピア」が付けているんだけども、「MELODIES」の前の首位が「ユートピア」で、この週の週間売り上げ枚数も「MELODIES」と大きな差が無い。

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この頃にもなるとアイドルは「シングル」・・という以前の常識は覆され、「アルバム」も売れることがトップアイドルとしての証明になってきていましたね。

〇その他のチャートアラカルト

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100号の頃4ページにわたっていろいろなランキングの掲載があったけど、この頃は大分削られ2ページに。。。。
その中でテレビ視聴率の掲載は健在。

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音楽  ザ・ベストテン TBS 27.9%
ドラマ おしん     NHK 52.1%
バラエティ クイズ面白セミナール NHK 35.7%
アニメ  サザエさん  フジ 29.3%
がそれぞれこの週の首位(いずれも関東地区)
音楽番組は「ザ・ベストテン」が依然として強し。 ただし前回100号(1981年)に比べると視聴率は下がりつつあるころですね。
この週は関西地区では30%を上回ったようですが、30%を上回ることは少なくなってきたころ。
音楽番組が成熟していく中で、ベストテンも「全盛期」は過ぎていましたね。

ドラマは、「おしん」が強し! この週の最高視聴率は52.1%❗️ 関東地区全世帯の2軒に1軒以上は見てた・・と。 
ちなみに、番組最高視聴率はこの年11月12日放送の62.9%。
この週の52.1%は、まだ、最高視聴率に向かう「賭場口」に過ぎなかったわけですね。さすがに社会現象になったドラマだけありまして。。。

2位はこの年の大河ドラマ「徳川家康」。
100号時(1981年)の「おんな太閤記」(豊臣秀吉が主人公)もそうだったけど、大河は「織田、豊臣、徳川」に勝るものなしっていうのが、よく分かるんだよな。
やっぱ、分かりやすいからなぁ。 来年も「松潤」で徳川家康やるらしいけど、どうなりますことやら。。。
いずれにしても、この年もNHKの朝ドラ、大河が他のドラマを圧倒した年になりましたわな。

バラエティ NHK「クイズ面白ゼミナール」が首位。
うーん、これって当時の視聴率ランクを常に見てなかった方にしてみると意外なのかなぁ。。。
個人的には、意外に感じたんだけども・・・。、日曜19:20〜と大河の前番組だったんだけども、次の大河の視聴率が良かったこともあって、つられて見てたって方も多かったんじゃないかなぁ。。。いわいるぶら下がり健康番組という。。。
その他では、やっぱり「欽ちゃん」が強かったんだよね。
当時の冠番組である「欽どこ」「欽ドン!」「週刊欽曜日」、いずれも20%越え。 視聴率100%男と言われていたのがこの頃ですね。 ちなみに「欽ドン」では、「良川先生」をギバちゃんがやってた頃。

〇そのほかの特集記事
この週はなぜか「ハンバーガーショップ」の特集。

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当時、巷に展開していたハンバーガーチェーン店の比較特集でしたね。
「マック」はさておき、「ウェンディーズ」「ロッテリア」「森永ラブ」「ファーストキッチン」「サンテオレ」・・と今では名前を聴かなくなったチェーン店が。。。。逆に「モス」は取り上げられていない。
当時すでにチェーン展開していたはずだけども、まだまだマイナーな存在だったわけですわ。


ちなみに、この200号の時、私は13才。中学2年。
いわきから千葉に越して来て丁度1年が過ぎ、千葉の生活にもだいぶ慣れてきたころだ。
めちゃくちゃラジオ小僧で、週末「6本」ものラジオのランキング番組にかじりついていたのもこの頃。
オリコンウイークリーの存在も既に知っていて、あちこち、本屋を探し回ったけど、なかなか見つからなくてね。。。
本当は、行きつけの「新星堂」においてあったんだけども、当時のオリコンってサイズがでかくて、ポスターのように丸めて売ってたのよ。 それわかんなくて、ずっと見逃してたんだよな。。。😅😅😅


前回の100号あたりは、ヤフオクでもなかなか出ないけど、この200号辺りは、比較的出品されますね。
この頃になると、オリコンも部数が大分増えていたんで、それだけ現在でも存在しているものと思われます。
ヤフオク、注意深く閲覧していれば落とせる確率は高いですね。 興味がある方はどうぞ。

写真の冊子は、ウチにあるやつだけども、実はワタシのではないんだよね。
以前、一緒に「オリコンチャート研究会」という自主サークルを組んでいた時にリーダーが所有していたもの。
リーダー、2000年に33歳の若さで早逝してしまったんだけども、その際、形見分けということで、通巻102号〜240号までを私が引き継いで、自宅に持ち帰ってきたもの。
なので、正確に言えば預かり品ということで。。。
まあ、そんな大事なものならば、もっとキレイに扱えよ・・・ってとこなのですが。。。😵😵😵😵








オリコンウイークリー通巻100号(1981年7月24日号)

オリコンウイークリー通巻100号!
1981年7月24日号 

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・表紙 伊藤つかさ
金八先生PART2からブレイク。当時ロリコン好きの高校、大学生から絶大な人気ありましたねぇ。
この年の9月のレコードデビューを控え、並み居る強敵を差し置き、オリコン100号記念号の表紙に抜擢!?
ちなみに、当時タモリが伊藤つかささんの大ファンで、会いたいがために、いいとも!のテレフォンショッキングを始めたのは有名ですわね。

・今週のチャート 
最近、オリコンさん、自ランキングの掲載については、とみに煩いので写真掲載はメンゴ。
シングル1位は 松山千春「長い夜」
アルバム(LP)1位は、横浜銀蝿「仏恥義理蹉䵷怒」 
が初登場1位
・・・ぬぬぬ、PC変換泣かせや。。これで「ぶっちぎりさあど」と読む。要するに3枚目のアルバムってことですな。。。銀蝿の全盛期でしたね。
ちなみに、今や伝説的なアルバムとなっている大滝詠一氏の「A LONG VACATION」が7位。 累積売り上げこの週で20万枚突破。
でもこの時点での最高位4位で、まだ爆発的な人気とはなっていない。本格的に火が付くのはこの後。

その他チャートアラカルト
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・テレビ視聴率
音楽番組 ザ・ベストテン TBS 31.7%
ドラマ  まんさくの花  NHK 41.0%
バラエティ 8時だヨ!全員集合 TBS 32.3%
(いずれも関東地区)で、それぞれ首位。
ベストテンは、一番脂がのっている時期ですね。この週の31.7%でも低い位で。。。このあと9月17日放送で、番組最高視聴率41.9%を記録することになる。
ドラマ「まんさくの花」は朝ドラですね。2位の「おんな太閤記」がこの年の大河ドラマ。兎に角NHKの2大ドラマの強さが目立った時期。
バラエティ、「全員集合」がまだまだ強かったんだよね
個人的には、どうしても「ウイークエンダー」に目が行ってしまうけど。。。。

↓ コレ
いまじゃコンプライアンスとやらで、絶対にできない番組ですな。当時は、こういう学校では教えてくれない「社会的」な番組もあったんだよね。

当時の土曜日のTBSは、18時〜「料理天国」、19時〜「まんが日本昔ばなし」、19時30分〜「クイズダービー」、20時〜「8時だヨ!全員集合」という、超ゴールデンラインを形成。
音楽、ドラマ、バラエティと多岐にわたってTBSの強さが目立ってた時期ですね。

その他のアラカルトランキングでは、この週はライブハウス動員数ランキングに目が行くな。

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サザンオールスターズの渋谷Egg Manライブが1位。
ランキングはともかく、サザンが、まだライブハウスでライブしてたっていうのが驚きですね。今じゃ絶対に考えられない。
もっとも、この後にリリースされる4枚目のアルバム「ステレオ太陽族」のプロモーションの意味合いが強かったんだろうけど。。。
いずれにしても、超まじかでサザンのライブを体感できた381人はめちゃくちゃ幸せだよなぁ。羨ましい。。。。

ちなみに、ワタクシはこの時 11才 小学校6年生。
福島のいわきに在住で、 まだオリコンウイークリーの存在すら知らなかったころ。

うむ、この号は、数年前、ヤフオクで落としたやつなのよね。
ヤフオクでオリコンの出品は多いけど、81年前半以前のものは少ない。これは、タイミングよく見つけたものですね。

ちまたでは「オリコン新聞」と言われてたころで、兎に角各種ランキングをはじめ情報量が多い。 これらの情報が200円で買えた時代。いい時代でしたな。
この号の閲覧だけで、休日半日過ごせます。。。。

スボラなワタシのレコード保存法

以前、平成生まれの昭和歌謡好きオンラインイベントに参加させていただいたとき、「アナログレコード」はどうやって保存しているんですか・・って聞かれたんだけども、ハイ、こうやって保存してます。。。


衣装ケースに入れたまま、ほぼほったらかし。。。

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衣装ケースにあぶれたやつは、作業デスクの袖机の中。。。
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なんでえ、衣装ケースに突っ込んであるだけやんか・・・・なにが保存法やねん・・

・・なんて思われてしまえば、その通りで、そういわれると、言い訳できないんだけどさ。。。

こんなの見ると、アナログレコードを「家宝」のように大事に保存されている方からしてみると信じられないいだろうなぁ。。。

ただ、個人的にはアナログレコードで持っている曲のほぼすべては、すでにデジダルデータファイルで保存してあるんで、お宝というよりかは、あくまでデジタルデータで保存するための「資料」という意識なんだよね。
なので、必要以上に大事に保管するっっていう意識は以前から無いんだよなぁ。。。

普段は、デジタルデータの音源を聴いてるから、レコードプレイヤーは持ってはいるけど、レコードはほとんど聴いていないし。。。

なので、モノの持ち腐れ・・・と言われれはその通りなんだけど。。。。

そんなこともあり、少なくとも手元にCDもあり、ダブって音源を所持しているレコードについては、近々、どなたかにお譲りしようかなぁ・・とか思っていたりもして。

やっぱ、本来は聴いてもらってナンボだよね、レコードは。。

まあ、ここにあるレコードの大半は、昔、HARD OFFの「ジャンクコーナー」から拾ってきたものなんで、もともと盤の状態が悪く、音質は期待できないんだけども。。
でもこんな極悪な保存状態でもカビてないし、一応針飛びしないでちゃんと聴けます。 ほとんど物置部屋に入れっぱなしでめったに動かさないのと、いわんやほとんど盤に針を落とさないで、今日に至ったのが良かったんだろうね。


2022年 ネクストブレイクアーティスト(あくまで予想)

もう1か月も前のニュースだけど、Spotifyが2022年「ネクストブレイク」アーティストを発表。



先週6日放送のフジテレビの「僕らの音楽」でも紹介されていたんで、1組ずつ曲を聴いてみたんだけども、個人的にはピンとくるアーティストは今一ついなかったなぁ。

まあ、今をときめく、あいみょん、ひげだん、King Gnu、藤井風など、これまでこれに選出されたアーティストが高確率でブレイクしているところから考えて、つばをつけといても損はしないアーティストたちではあると思うけど、どうもね。。。。

ただ一組「Penthouse」って人たちはいいですね。
理由、音楽的に一番まともだから。😅😅😅😅
いや、その前にメンバーみんなテクニックがあり音楽的に完成されている。
東京大学のバンドサークル発ということで、頭脳的な部分も完成されている(!?)
楽曲を聴く限り、うんと素直にしたヒゲダンのようだし。 いやひげだんよりも洋楽センスが濃いな。ウエストコーストの匂いがするオシャレなポップロックですね。
まあ、手っ取り早く言えばウレセンな楽曲なんで、とっつきやすいという所が一番かな。
ただ、まだ今一つポイントが絞り切れていない楽曲が多いんで、もう少しインパクトの有る焦点がハッキリとしたメロディラインの曲が出てきたらブレイクしてきそうな予感。
ラジオなどのメディアでもぼちぼち紹介されてきているので、選出された10組の中では、現在のところでは、一番ブレイクに近いと思う。




45年間オールタイムランキング公開しました

またまた、ワタクシメのランキングの話で恐縮です。
少し前にFBには告知してあったのですが、1976年→2021年45年間のオールタイムTOP3000を発表しました。

http://www.kajiyan-net.jp/

一人よがりっちゃ、一人よがりだけども、結構面白いランキングがでましたね。

以下は、主な「キリ番」ランキング曲

・1位   Lemon  米津玄師 2018年 
・50位   浪漫飛行 米米CLUB 1990年
・100位  乾杯   長渕剛   1988年
・500位  BEAT   河村隆一  1997年
・1000位  別れましょう私から消えましょうあなたから 大黒摩季  1993年
・1500位  Endless Sorrow 浜崎あゆみ 2001年
・2000位  風のエオリア 徳永英明  1988年
・2500位  1億のスマイル 酒井法子  1988年
・3000位  love the world Perfume  2008年

以下 未公開
・4000位  THANATOS LORAN&MASH 1997年
・5000位  ヴァージニティー NMB48 2010年
・10000位  ローレライ ゴスペラーズ 2008年

昔、ニッポン放送で1991年当時の「おりこん歴代TOP500」を半年かけてカウントダウンした、「オリコンTOP500」見たいな番組をやるんだったら、データ貸してもいいんで、こんな感じの時代を超えた大型ランキング番組をやってみるのも面白いと思うんだけどなぁ。

どこかの局で考えてくれないかしら。。。。

紅白には「ガチ」の「歌合戦」をやって欲しいのよ

今年は初日の出を見に行こうと思いーの、大晦日は早々と寝ようと思っているんで恐らく見ないんだろうけど紅白の話題。

曲順が決まったようだ。



それにしても、最近は赤→白→赤→白と単純交互に歌わないんだな。確か以前は前半後半で先取交代してもこんなに頻繁にはやんなかったよね。男女ジェンダー問題の配慮なんでしょうか。

そういえば、男女っていう性別で紅白に分けるのはどうなんだ? って問題になっているってこの間、朝日新聞に出てましたね。
そのうち性別ではなくて男女混合での紅白になったりして。小学校の運動会みたく。
でも、そうやって男女混合で組み分けしたほうが歌合戦ぽくなったりしてね。

兎も角さ、「歌合戦」という看板を掲げているんだったら、「ガチ」の歌の勝負をやって欲しい訳よ、紅白には。

今「M-1」があそこまでバズっているのは、ガチ真剣勝負の漫才が見どころだからだよね。
それに、今「THE FIRST TAKE」って形で、「ガチ」の歌唱動画が受けてるのは、みんな一曲入魂の「ガチ」の歌が聴きたいからなんだと思う。
今年はその辺の流れをうまく掬い取る絶好の機会だと思うんだよね紅白も。

たださ、紅白でも、以前は「不毛」なメドレーが大半を占めていたのに比べると、今年は「1曲」勝負ばかりになったってことは、少なくとも1曲入魂に向かっている現れとも思えるんで、いい傾向だと思いますけどね。


あー落ちちゃった。。

あー、落ちちゃった。
優里「ドライフラワー」
・・と言ってもワタシメのランキングの話で恐縮デス。

今年の1/7付以来連続でベストテン内をキープし続けてきたけど、ついに今週12/2付ランキングで、ベストテン外(11位)にランクダウン。
「連続ベストテンランクイン」記録は47週でストップ。

スクリーンショット (8)

もちろん、これはワタシメのランキングでは1976年以来史上最長のベストテンキープ記録。
毎週ランキングを集計してて、この曲、パワーが全く衰える傾向がない。・・というか、上昇する傾向も下降する傾向も、大きく見られず、ある一定のパワーのままずっと安定。
このペースだったら、この曲このままずっとベストテン内をキープするんじゃないか・・なんて思えたりもしたんだけどさ。。。
😅😅😅
今週も同じような傾向だったんだけども、ほかの曲との兼ね合いで、今週はベストテン内からは外れてしまったわけで。ある意味今週のチャートアクションは不運だったところはあるわな。
新曲「ベテルギウス」が上がってきて、そろそろ楽曲の入れ替えか!? とも見えるんだけども、急激にパワーが落ちてきたわけではないので、年末に向けて、まだベストテン内に返り咲くチャンスはありそう。
連続ベストテン記録は途絶えたけど、ベストテンランクイン週数は49週まで伸びてきている。
実は、今週ベストテンランクイン記録が50週に到達するものと心の準備をしていたんだけどねぇ〜。
 まあ、次週もしベストテンに返り咲いたらベストテンランクイン週数は50週に到達するわけだけど 。。もちろん、もし返り咲いたら、こちらも史上最長記録となります。


J-ROCK永遠のバイブル「風街ろまん」リリース50周年

うっ、しまった。。すっかり忘れていたけど、J-ROCK永遠のバイブルである、はっぴいえんど2ndアルバム「風街ろまん」リリースから、昨日11/20で50周年だった。。

1971_11_風街ろまん_はっぱいえんど

・タイトル   風街ろまん
・アーティスト ぱっぴいえんど
・リリース日  1971年11月20日
・発売元    URC
・オリコン最高位 -位
・売上げ枚数   -万枚

まあ、そんなこともあって、先週、東京FMの「THE TRAD」で、はっぴいえんどのリードギタリストだった鈴木茂氏の特集なんぞ組んでいたようだけども。。。
「風待ろまん」といったら、どうしてもCMにも使われたりして知名度が高い「風をあつめて」なんだろうけど、「THE TRAD」でかかった「はいからはくち」。 




ラジオを通りして改めて聞くと、いいなぁ。鈴木氏のギターソロに、今じゃ聴けない松本隆氏のドラムソロ。日本のロックはここから始まったというのも頷ける。
「はいからはくち」のイントロ、落語の出囃子から始まるけど、大瀧氏の遊び心よ。

いや、でも、のアルバムバージョンよりも、シングルバージョンのほうが、もっとストレートでロックしてるな



アルバムバージョンとシングルバージョンがこんなに違う曲も珍しい。。。
めっちゃストレートなロックンロールですね。

ワタシは、この時2才・・・なので、もちろんタイムリーで聴けるわけもなく、後付けで聴いたくち。

今では、J-ROCKの「祖」といわれている はっぱいえんどであり、、永遠のバイブルと言われているアルバム「風街ろまん」。
たしかに日本のロックは、はっぴいえんどではなく、カップスあたりのG.Sからという方もおられるけど
これを聴いちゃうと、やっぱり、はっぱいえんどが日本のロックの原点という気分になってしまいますね。

個人的には大瀧詠一氏ボーカルの「颱風」



とか

鈴木茂氏ボーカルの「花いちもんめ」が好きだなぁ。



やっぱり、鈴木茂氏は、日本のジョージ・ハリスンだぁ。 そう思わずにはいられないこの曲ですね。

ちなみに、大瀧詠一氏って一般的にはどうしても「ロンバケ」のイメージが強いけど、遊び心いっぱいのこのころの曲もよいのよね。
「颱風」のようなダークでハード、それでいて「颱風、来るよ。また来るよ。。。そーらきたぁ」のような遊びごごろは、「ロンバケ」の頃にはもう聴けなかったしなぁ。

ああ、でも「ロンバケ」の「FAN×4」は、遊びごごろがあったか。。。



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