かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

ヒット曲雑感

そして、またアーティストの時代がやって来る。。。と思う

この間の「楽曲の時代とアーティストの時代」というトピックスの中で、今は楽曲の時代、2006〜2015年くらいはアーティストの時代と書いたんだけども、レコード会社的に見ると、アーティストの時代の方がやりやすいんだよね。

なぜかといえば、この間書いたようにアーティストの時代は固定ファンが強いんで、収益の見込みを立てやすい。固定ファンは楽曲クオリティに関わらず、どんな曲でも食いついてくれますから。

だから、逆に今のような楽曲の時代は、レコード会社は大変でしょうね。楽曲が売れる売れないは浮動票の動き次第なんで、収益見込みがなかなか立てられないところがあるだろうし。

楽曲の時代の「今」は、どんなに大ヒットが出たとしても次、ヒットするかどうかの保証が出来ない。
個人的には楽曲クオリティ重視なんで、現在のような楽曲の時代推しではあるんだけども、楽曲の時代のネックはそこだろうな。 いわいる「一発屋」的なヒトが増えるってことですね。
だから、レコード会社寄りの人にしてみれば、浮動票はいらない・・っていう意見が多くなるわけんだよね。

そういうわけで、今の状況を憂いているヒトもいるだろうし、恐らくこの先、そういう方たちの「逆襲」により、再びアーティストの時代が来るんだろうな・・と予想ができるんですよね。

今までずっとそうだったからね。
顕著だったのは 

・78〜79年のニューミュージックの時代⇒80年〜の80年代アイドル時代への変化

・90年代前半のカラオケ発のビッグヒット時代 ⇒90年代後半の小室やつんくによるプロデューサー発のヒットの時代への変化
あたりでしょうか。

 今度アーティストの時代になるとしたら、どういう形でそうなるのかは、よくわからないけど。。。
でも「楽曲の時代」と「アーティストの時代」は二律背反。これらの時代をグルグルらせん状に回転しているわけなんで、いずれまたアーティストの時代が来ることは間違いないハズ。。
いつから? と言われても困ってしまうけど。。。
ワタシが毎週ランキングを付けているのは、こういう変化にできるだけ早く気が付くためというのもありますね。

そしてアーティストの時代がまた来たら・・・。 
きっとワタシは、また過去曲に逃げるんだろう・・・な、 きっと。。。
そのために、今、シコシコと音源集めをしている・・とも言えなくもないわけで。。。

楽曲の時代とアーティストの時代

「関ジャム」2000〜2020年プロが選ぶ最強のベスト30
https://post.tv-asahi.co.jp/post-144778/?fbclid=IwAR233wfBneqnTa0LNjM1m8t3n5VI8t7O_ls5dXcCGOLaljYiOsWC7Acy9xc


もしかしたら、ここ読んで下さっている方にも見た方が多いかもしれないですが。
何分「濃い」プロの方たちが選ぶランキングなんで、当初は、かなりマニアックにランキングになると思っていたんですが、結果的には、意外と「まとも」なランキングだったな・・・と。


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番組当初、21〜30位の時点で、思ったよりもまともな曲が出てきたんで、このままだと、1位はSMAPの「世界に一つだけの花」かいな  と思いながらみてたんだけども1位はヒゲダンということで、
ヒゲダン推しのワタシにはうれしい結果ではあったんですが。。。

全体的に見て、売り上げ枚数重視よりも、音楽的にクオリティが高い楽曲中心だったというのは、さすがに現役バリバリの「プロ」が選んだだけあるなとは思う。
ただ、結果から見て、2000年〜2005年 と2015年以降に、見事に偏ったよなぁ。

こう見ると、2000年代って2006年〜2015年くらいの時代って「音楽的」に見て素敵な曲が少なかったんだな・・というのは、これを見ても実感できるし、個人的にも納得。


それじゃ、2006年〜2015年くらいの時代ってどういう時代だったか・・といえば、2006年に倖田來未女史がシングル毎週リリースなんていう無茶ぶりを発揮したり、EXILEなどのエイベックス勢が元気だったり、 その後にAKBクループが出てきたり、西野カナが出てきたり、大まかに見ると「アーティスト」の時代だったんじゃないかと思う。
楽曲クオリティよりもアーティストパワーの方が重視された時代ですわな。

逆に2000年〜2005年(特に2003〜2004年にかけて) あるいは、2015年以降現在までは「楽曲の時代」ではないのかと思うんだよね。
なぜこう言えるか・・・ 「楽曲の時代」というのは、ロングセラーが多くなる傾向が昔からあるのよ。
これは、楽曲のクオリティの高さにより、そのアーティストの固定ファン以外のいわいる浮動票も噛むからですね。
浮動票と言うのは、得てして固定ファンよりも動きが遅いので全体的なヒットの流れから見るとロングヒットになりやすい。
2018年以降、現在にかけてもゴリゴリのロングヒットの時代だし、2000年初頭、特に2003年〜2004年にかけてもロングヒットが多かったですからね。

逆に「アーティストの時代」は、固定ファンが強い時代なので、瞬発的には爆発的な売れ方を見せるけれど短命なヒットになりやすい。
2009〜2015年頃にかけてのワタシのランキングでの猫の目のように毎週動きが激しかったころのチャートを思い出してもらえれば一目瞭然ですわな。

そういう観点から見ると、結局、アーティストの時代っていうのは、後々になって印象に残る曲が少ないってことなんだろうな・・っていうのが、今回の結果から見ても分かるな。
恐らく、90年代で同じ企画をやっても同じような結果が出るんじゃないのかな。


ちなみに、このブログの1コーナーである「1曲セレクト」って、いわいる過去のヒット曲を書いてるわけなんだけども、書き始めたのが2005年。
なぜ2005年当時に「過去のヒット曲」について書き始めたのか・・というと、つまりさ、2005年時点での「今」の曲に積極的に聴きたいと思える素敵な曲が少なくなってきていたんで、「過去曲」に逃げた・・とも言えるわけよ。
2005年時点では、「今」の曲よりも過去の曲の方が素敵に思えたからさ。

逆に、最近「1曲セレクト」を書く頻度が低くなってきたのは、確かにこれまで大分書いてきて書こうと思える曲が少なくなってきたからというのが、一番の理由ではあるんだけども、「今」の曲が、クオリティの高い素敵な曲が多くなってきたんで、「過去」に逃げなくても良くなってきたから・・・とも言えるんだよね。

今回の結果から見ても、今は音楽的にクオリティが高い曲の時代って言えると思うしさ、J-POPって。 
最近、80年代とか過去の曲好きな「若者」が増えてきているけど、もっと今の時代の曲を誇ってもいいとも思うんだよなぁ。

若者世代からすると「うっせぇわ」、だろうけど。。。

自主チャート開始30年!

書こう書こうと思ってたのに忙しさにかまけて書けないでいたんだけども、今年は自分のランキングを作り始めて、丁度30年なんですよね。作り始めたのが1991年1月なんで。

ごくごく一部の方には「かじやんチャート」と言われているアレなんですが。。。

このサイトのプロフィールにもちょろっと書いてあるんだけども、「ザ・ベストテン」が終了して1年。 その間、大学入学など環境の変化もあり、一時ヒットチャート熱が下がっていた。
でも、1990年9月に自主サークル「オリコンチャート研究会」結成をきっかけに、再度ヒットチャート熱が復活。
自主的にランキング作るのも面白いというところから、「もし、今もザ・ベストテンが続いていたら」という仮定でシミュレーション的に初めて作ったのが、今でも自分のランクに残る1991年1月14日付ですね。

「ザ・ベストテン」のランクの算出方法。
まあ、今ではネットを調べればいくらでも出てくるんだけども、あの頃はまだネットもなかったわけで。。
ただ、1986年のオリコンウイークリーの読者投稿ページに「ベストテンの得点の出し方」を投稿している人がいたのを覚えていたんで、それを参考に作ったんだよな。

いわいる、レコード・有線・ラジオチャート・はがきリクエストの4要素なんだけども、あの頃はオリコンウイークリーに有線チャートも、ラジオリクエストチャートも掲載されていたんで、オリコンウイークリー1冊と、「ベストテンの得点の出し方」さえ知ってれば、誰でも「仮想 ザ・ベストテン」を作れたんですよ。
もちろん、ハガキリクエストは出せないんで、この分の要素配点を、レコード売り上げ、有線、ラジオに均等割りで振り分けて3要素で作ったんだけども。。。
後は自主的にチャートを作る気があるかないかの違いなだけで。。

最初はあくまでシミュレーションで作ったんだけども、これがサークルの仲間内では評判が良くて、それから毎週作り始めることになったわけですわ。

1991年の今頃って、小田和正「ラブストーリーは突然に」や、夏にチャゲアスの「SAY YES」などのビックヒットが相次ぎ、特に「SAY YES」はオリコンで13週連続1位だったじゃん。 
もし「ザ・ベストテン」が今でも続いていたら、「ルビーの指環」の12週連続1位を更新できたか・・・というのが一時的に話題になったりもしたんだよね。そんな折にベストテン方式でつくっていた自分のランクは参考になったし、ちょうどそういう時流でもあっただよな。

この春番組が終了となるTBSの「CDTVサタデー」の前身番組「
COUNT DOWN100」がスタートしたのが1992年秋。
「ザ・ベストテン」終了以後、復活したランキング番組でもあったわけだけども、そんな当時の時流に乗ったからこそ出てきた番組なんだよね。

 
あー、話がずれた。
で、程なくして、国会図書館に1976年以降の「コンフィデンス」があるのを思い出して、これまた「シミュレーション」として本家・ベストテンが始まる以前の「ザ・ベストテン」を作ってみたら・・ということで、国会図書館通いが始まったりね。。

当初はあくまで「ベストテンが始まる以前の・・・」ということで始めたんだけども、自分のランクは「本家・ベストテン」とは要素と得点配分が異なるんで、これでは後々単純比較ができないな・・ということで、1978年以降も自分の要素で作り続けることにして、現在の形が出来たわけです。
(1990年以前の「過去」チャートと「現在」のチャートが繋がったのが1997年末だったと思う。大学卒業後も仕事の合間をみつけて国会図書館に通ってたんだよね。大分頻度は落ちたけど。。。 あの頃はまだPCもなかったんで集計はひたすら手作業というアナログ的作業だったんで、結局1976年以降のランクを作るのに足掛け7年かかりました)

以降、それまで自主サークル内だけで公開していたランクを2000年に件のサイトを作って一般公開を開始し、現在に至るまで毎週、ジミーにコツコツ作り続けてきたわけですわ。。。

まあ、当時は大学生で時間がいくらでもあっんたんで出来たことでしょうね。 
もし、1990年に「オリコンチャート研究会」なる自主サークルを結成しなかったら、併せて当時大学生で無かったら、恐らくこういう発想はしなかったんじゃないかなと思う。
いや、発想はしたかもしれないけど行動しないだろうな。めんどくさくて。
まだ、行動力があったあの頃だったから出来たことで。併せてサークルメンバーとの出会いが大きかった。
人生一期一会、これは、自分のチャートを通じて痛感したことですね。

P.S
昔、某C社にいたころ、当時のボスから、「なんでこんな膨大なデータコンテンツ持ってるのにビジネスにしないの? 俺だったらビジネスにするけどな」と言われたことがある。あの時は返答に窮して答えなかったんだけども、今考えてみると事業化に明るい意気投合できるパートナーと出会わなかったから・・と言うだけだったかもしれないな。私はそちら方面にはトンと疎いので、一人で事業化することはできない。
もし、経営化とか、事業化に明るい人に出会っていたら、もしかすると事業化に動いていたかもしれないけど。。。
でも、事業化せずに好き勝手にやってきたので30年も続けて来れたとも言えるんですけどね。。

音楽評論は娯楽でなくちゃいけないのですヨ


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筒美京平氏の追悼特集ということで、「MUSIC MAGAZINE 12月号」を購入してペラペラ読んでたら、近田春夫氏の連載コラムが。。。

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うーむ、この間文春の「考えるヒット」の連載を止めたと思ったらこっちに書いてたのね。
しかるにこのコラム読みやすい。考えるヒットの文体とは大分違って、かなりぶっちゃけてますね。昔、ポパイに連載されていた「気分は歌謡曲」に近い。
これこれ、これよ。近田氏はこうじゃなくちゃ。
この号のお題は「音楽評論は娯楽として魅力があるのだ」。
その通りよ。 近田氏曰く、最近の音楽評論はジミすぎると指摘。いいなぁ、この切り口。 ワタシもそう思いますよ。 マジメだし、硬いんだよね、わたしもいつも言うじゃん、最近は左脳を使わせられる文章が多いって。エンターテイメント(娯楽)じゃなくて一種の論文なのよ。どうしてなんだろうね。
砕けた文章だと、批評が多いのかしらん? 最近はちょっと砕けるとすぐ文句言う人がいるからなぁ。


ちなみに、近田氏の自伝「調子が悪くてあたりまえ」も購入したんだけども。これも読みやすい。 まだ生誕からハルヲフォン結成当たり。全体の1/3程しか読んでないけど、読み始めると止まらなくなりますね。
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それにしても、筒美京平氏の「いい曲と売れる曲は違うのよ」というのはやっぱり名言だと思う。
ワタシは、筒美氏の同様、売れる曲を追いかけていきたい。
いい曲を追求するのも大事かもしれないけど、商業音楽である以上、売れることが第一だと思うわけで。
最近のアーティストはこの意識が希薄なんですよね。何を差し置いてもいい曲を追求する人が大半だと思う。
まあ、それが自作自演アーティストの性であるわけで、それを否定はできないんだけども。
売れる曲を追求したいワタシなんかにとってはやっぱり寂しい傾向ですね。

化けてきました。

先月「キニナル曲」で書いた、Adoの「うっせえわ」。
この先、化けてくるかもしれないって書いたんだけども、その通り化けてきましたね。

現在Youtube再生回数5500万回。「キニナル曲」を書いた3週間前から3000万回上積み。
Spotifyバイラルチャート1位。オリコンストリーミングチャート、ダウンロードチャート共に1位、合算ランクも3位と、ついに総合でベスト3入りしてきた。

ここまで上がってきたのは、ここんところテレビ、ラジオなどの既存メディアで取り上げられる回数が増え、認知のすそ野が広がってきたのが大きいんだろうね。
「キニナル曲」で書いた時はYoutubeこそ再生回数上位にいたものの、ラジオチャートや有線では、まだ動きがなかったから。
ネットのパワーと言われて久しいけど、、なんやかんやいうても、中高年が主に支持するラジオ、テレビなど既存メディアにおける「マス」の力っていうのは、まだまだ侮れないんだろうね。
とはいっても、ネット中心の若者の力も侮れないわけで。
この曲だって、もともと火が付いたのは「若年層」からですからね。ネット上で。
ワタシが「キニナル曲」で取り上げた時に、Youtube再生回数は、すでに2800万回あったわけだから。

何が言いたいかって、「今」大ヒットを出そうというならば、若者のパワーだけ、中高年のパワーだけなどの世代間ギャップではだめで、広い世代、幅広い層に認知、支持されて初めて大ヒットが生まれるようになってきたんじゃないかってこと。
1990年以降は、ある世代〜まあ、主に若者世代だけど〜に支持されただけでも爆発的なヒットは生まれてきた。
でも、今は、ある世代にだけ、ある層だけに支持されたんではだめなんですよ。
まあ、70年代、80年代を考えると、それがデフォルトだったわけで、最近そういう傾向が復活してきたんじゃないかと。
これは、昨年の瑛人やLiSAを見ててもそうだったし、YOASOBIやNIZIUだってそうだよね。
というか、個人的には、一昨年あたりからのヒット曲の状況〜大ヒットに至るまでのプロセス〜を見てて、もしかするとそうなんじゃないか・・とはあたりをつけていたんだけども、この「うっせえわ」のヒットの仕方を見てて、確信を得られたような気がしますね。
で、昨今の大ヒットの傾向を見ると、いずれもロングヒットなんですね。 なぜそうなのかと言えば、若者⇒中高年と支持の裾野が広がるまで時間がかかるからに他ならないわけで。
つまりさ、この「うっせえわ」なんか見てると一目瞭然で、最初は若者から火が付いたわけじゃん、ネットで。
いつの時代もアクティブなのは若者世代というのは変わりないわけで、「流行」の発信基地は若者世代なのよね。
でも、そこから既存メディアに広がり、幅広い世代へ、幅広い層への認知、支持のすそ野が広がるにはどうしても時間を要すんですよ。だから見かけ上、ロングヒットになるわけなんだよね。
まあ、いいかえれば、そういう「ロングヒット」に耐えうる曲で無ければ「大ヒット」にはなるのは難しいともいえるけど。。

グローバルバイラルチャートで過去曲が上位に来ることはめでたいことなのか

少し時間が経ってしまいましたが、先月、Spotifyのグローバルバイラルチャートで松原みきさんの「真夜中のドア」がTOP3入り。全世界規模でヒットしてきているというニュースが駆け巡りましたね。

世界に「真夜中のドア/Stay With Me」旋風が吹き荒れる!Spotifyでランキング急上昇、世界3位を獲得!Apple Musicでは記録を更新して92か国でTOP10入り!


確かに、昨年はシティポップスブームということで、例えば山下達郎氏、竹内まりや女史や、ラ・ムーなど日本のアーティストに注目が集まりました。

この「真夜中のドア」も42年前の曲とは言え、件のシティポップスブームの中、世界的なヒットを見せたわけですよね。

いやー、めでたい

と、恐らく、ちょっと前の私なら、もろ手をあげて書いてただろうな。

でも、最近、この動きにちょっと懐疑的なんだよね、個人的には。

今回の「真夜中のドア」、確かに、「外国」の大半の方には42年前の曲と知らずに受け入れられたんだろう。 ただ、いい曲はいい・・・と。

でもさ、こちとらは1979年の曲、今から42年前のヒットって分かっちゃってるからさあ。

過去曲で世界に受け入れられるのって、果たして良い事なんだろうか・・・なんて思っちゃったりもしたんだよね。

BTSは、昨年「Dynamite」でビルボード首位を獲得した。 

つまりは「」の曲で世界的ヒットを出しているわけじゃん。 

それを考えるとJ-POPは、K-POPに今やだいぶ水をあけられているな・・・っていう気分になっちゃうんですよ、個人的には。

なんか悔しいんだよね、K-POPは今の曲で世界を席巻しているのに、今のJ-POPは・・という事に。

グローバルバイラルチャートにJ-POPが上位に来ること大いに結構。 でも、「昔」の曲だけでなく、「今」の曲で上位に来てほしい。 そうなればJ-POPもホンモノだと思うんだよね。

昔の曲が世界的に受け入れられている事。 ま、確かにシティポップスの世界的な流行のタイミングと言うのもあるんだろう。
 でも、それよりも結局、今回の結果は、国内でも昔の曲の方が楽曲のクオリティレベルは高かったんだよね・・なんて恰も現在のJ-POPは昔よりもクオリティが下がっているような向きに捉えられちゃうよね、どうしても。
もちろん、個人的にはそうは思ってはいないけど。
いや、だからこそ、今のJ-POPには頑張ってほしいわけなんだよね。 

最近個人的に、昔の曲から今の曲に意識が高くなっているのは、そんな思いが強いな。
実際、ここ2〜3年のJ-POPの作品クオリティは決して低くないと思う。 だからこそ、昨年あれだけの超ロングヒットが続出したわけで。 つまりは「楽曲パワー」重視のヒットチャートだったわけで。
今のJ-POP、決して捨てたもんじゃないと思いますね。




今の曲はホント難しい

毎年今頃購入する「ヒットソング大全集」を今年も購入。
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いわいる「歌本」ってやつですよ。
昔から、ヒット曲を聴くときは「楽譜」が必須アイテムなワタシ。
昔だったら、月刊「歌謡曲」とか「明星」付録の歌本(ヤンソン)を毎月購入すれば良かったけど、今は定期的にヒット曲の楽譜をまとめて手に入れられる「紙媒体」が今はないんでね。
しょうがなく、毎年1回、この本でまとめてメロ譜を手に入れてるのよね。
まあ、毎年、被る曲も多いし、メロディ、コードともに間違っている譜面も多いんだけど、気にしない。 ワタシにとっては手元にメロ譜があることが大切なのね。
それにしても、最近の曲は、ホント難しい。譜面真っ黒やんか。

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これを歌いこなす、最近のアーティストにはホント頭がさがりますわ。

筒美京平さん逝く

なんてこった。
Facebookで音楽界の訃報が止まらないと書いたばかりなのに筒美京平さんまで逝ってしまった。
コロナ渦中とはいえなんて年なんだろう。
謹んでお悔やみ申し上げるとともに、急ぎトピックスをアップさせていただきました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201012/k10012659581000.html

さきほど、東京FMでは西田佐知子さんの「くれないホテル」がかかった。
洋楽と邦楽のハイクオリティなミックスバランスから業界内では評価が高いこの曲だけど、筒美氏本人は「あー、あの売れなかった曲ね」と「にべ」もない返事をしたというのは伝説ですね。 
筒美さんの意識としては作品として素晴らしくても、売れなかかった曲に興味はなかったというわけですわ。

 でも、それが商業音楽に携わる者の本当の姿なんじゃないかって思う。個人的に筒美さんに惹かれるたのはそんな姿勢だと思う。
 
筒美さんには、本当に数えられないほどたくさんのヒット曲があります。どの曲が一番いいのかなんて決めきれないくらい。
でも、個人的には、あの曲が良かった、この曲が良かったという個々の楽曲の評価より、ヒット曲作家としての姿勢そのものが凄さを感じたし、惹かれたんだよね。

曲のクオリティが高いことは当たり前のことで、その上であくまでも売れること。これがヒット曲作家の宿命だと思う。

まあ、最近はニッチな曲ほどもてはやされる時代なんで、そんなこと書くと「あほか」って思われるかもしれないけど、個人的にもあくまで曲クオリティが高いうえで「売れた」「売れる」曲にこだわりたいわけです。

そんなヒット曲作家としての良心を持った作家は今は・・・いないな。 
もうこんな「巨星」ヒットメーカーは出てこないと思う。
だからこそ筒美さんの死去は、音楽界にとって計り知れない損失だったんじゃないかなと思うわけです。

日本語を大事にしているからこそロングヒットが生まれている

少し前にかいたヒゲダンの「HELLO e.p.」にリンクした表題曲の「HELLO」の動画が削除されてしまったので改めて公式M.Vにリンクを張りなおした。

そのリンクしたM.Vのコメントに「日本語詞を大事にしているヒゲダンとか米津玄師だからこそ心に刺さる」っていうものがあった。

なるほど、そうだ。 これは目からウロコ、完全に見落としていたな。 

一時、ヒット曲の歌詞は横文字だらけの時代があった。 時代というのも大げさだけど、傾向的にそういう時がありましたよね。
やっぱり、横文字の方がカッコいいというのもあるだろうし、もしかしたら海外進出を見据えての横文字歌詞だったのかもしれない。

でも、最近の大ヒット曲をみると、むしろそういう曲の方が少ないんだよな。

件のヒゲダンにしても米津玄師にしても、あいみょんにしてもLiSAにしても、 いや、新興のYOASOBIにしても、最近大ヒットと呼べる楽曲のほとんど日本語歌詞の曲だ。

・・・なんて書くと日本の曲なんで当たり前じゃんなんて言われそうだけど。
少なくともサビのキメの歌詞も、横文字じゃなく日本語だし、楽曲全体を見ても単語としての横文字はあってもセンテンスとしての横文字歌詞は少ないんだよね。

昨年から、超ロングヒットの曲が続出してきている。その最大の要因は、ココにありそうですね。

たしかにキャッチーかつ分かりやすいメロディライン。これもロングヒットの要因ではあるだろう。

けど、それ以上に日本語歌詞。 これがより多くの方に引っかかり、浸透しているという部分では一番大きいんぢゃないかな。

日本人だから、いや、少なくとも「日本発」のヒット曲なんだから日本語歌詞で歌うのは、ある種当たり前であると思うんだよね。 これ以上日本人の心に刺さり浸透する言語はないわけだからさ。

それが一時なおざりになっていたんじゃないか。 それがヒット縮小の要因になっていたんぢゃないか。

これは、ワタシも以前どこかで書いたような気がするなあ。 日本でヒットさせるならば日本語詞で歌うのが大前提ではないかという事を。
いつだったか、「関ジャム」(テレビ朝日)でもそんなことを指摘してたような気がする。

それが再認識されてきているっていう事なんだろうね。最近の傾向として。 あ、これは、出し手側というよりも、作り手(アーティスト側)の意識としてさ。

今回のコメントは、改めて歌詞の大切さに気が付かせてもらいましたね


HIT SONG MAKERS 筒美京平編

先日購入した、2005年にBSフジで放送された「HIT SONG MAKERS」の「筒美京平編」のDVD、ようやっと見れた。

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後年NHK BSプレミアムで放送された「希代のヒットメーカー 筒美京平」よりも突っ込んだ内容になっていますね。
生演奏で披露する曲も何曲か含まれているけど、数ある筒美作品の中でもマニアックな選曲。
さすがにBSということで、本当に興味がある人向けの内容になっている。
そのあたりは、NHKBSで放送された内容とはかなり対照的だと思う。NHKの方は、皆様のNHKらしく「大衆向け」って感じでしたからね。
その分、見ごたえはあるとは思うけど、筒美"大ヒット"作品を期待してる方にはちょっと拍子抜けかも。

いずれにしても、NHK BSの「希代のヒットメーカー」と併せて、大分、筒美京平氏について分かってきた・・・とは思うものの、やっぱり榊ひろと氏著「筒美京平ヒットストーリー」を全網羅するほどの内容には程遠いなぁ。

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ただ山口百恵を手掛けた酒井政利氏のインタビューで「南沙織さんは筒美氏と合うと思ったけど、山口百恵は筒美メロディを殺してしまうと思えたので、敢えて依頼しなかった」というコトバと、「松田聖子は南沙織にタイプが近いので、筒美作品には合うかもしれない」というコトバは印象に残ったな。
これは、私もそう思う。

これはどういう意味かと言えば、洋楽的な南沙織さんと、日本的な山口百恵さんというタイプの違いだよね。
その点、洋楽的な筒美氏のメロディは南沙織さんには合ってるけど、山口百恵さんには合わなかっただろうってことだよね。

そのタイプの違いから言えば、松田聖子さんは南沙織タイプに近いってこと。

それにしても松本隆−筒美京平−大村雅朗で松田聖子の曲を作ってたらどうなってただろう?  

やっぱミポリンの「ツイてるねノッてるね」みたいになってたのかしらね?

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