今回の1曲セレクトは、「PARADISE WIND 」寺田恵子です。
まずはデータでする。
・タイトル PARADISE WIND
・アーティスト 寺田恵子
・作詞 安藤芳彦
・作曲 Jimmy Johnson
・編曲 是永巧一
・リリース日 1992年7月1日
・発売元 BMGビクター
・オリコン最高位 28位
・売上げ枚数 10.5万枚
・THE HICHART HOT30最高位 38位
・タイアップ:NHK「バルセロナオリンピック」放送テーマ曲
パリオリンピック開幕しましたね!
ただ、どうなんでしょ? 前回が「東京」っていう自国開催だったからなのかもしれないけども、今回は今一つ盛り上がりが少ないような気がする。
まあ、個人的に、ここのところテレビをあまり見なくなってきたからかもしれない。
けど、ネット上でもそれほど大騒ぎにはなっていない気がする。。。これからですかね?
で、オリンピックっていうと、各テレビ局の「オリンピック」放送テーマ曲ですかねぇ。
90年代後半あたりからは、オリンピック放送のテーマ・・特にNHKのオリンピック放送テーマは誰が歌う? なんて、毎回話題になったもんですが。。 いや、これも今回のパリオリンピックでは大騒ぎになっていない気があるなぁ。。。
だって、今回のNHKのテーマはYOASOBIが担当・・・っちゅうの、正直、今知ったぐらいだから。。。





いや、それは興味なさすぎだろ? ・・・って感じですよね。。。
・・ということで、今回の1曲セレクトはそんなNHKオリンピック放送テーマ曲から引っ張ってきますか。。
寺田恵子さんの「PARADISE WIND」
この曲は1992年バルセロナオリンピック、NHKオリンピック放送のテーマ曲でしたね。
以前、浜田麻里さんの「Hart and Soul」の時も書いたんだけども、
NHKのオリンピック放送のテーマソングにアーティストを起用するようになったのが、1988年のソウルオリンピックの時から。
その時のテーマソングが、↑の浜田麻里さん「Heart and Soul」だったわけで。。。
それから4年経った「バルセロナオリンピック」で起用されたのが今回の寺田恵子さんの「PARADISE WIND」。
っつうことで、NHKのオリンピック放送でのアーティスト起用は、この曲が2回目でしたね。
・・で、前回のソウルの時の「Heart and Soul」ん時は、話題にもなったし大分盛り上がったんでね。
それまでヘヴィメタルの女王と言われながら大ヒットには遠かった浜田さんも初のベストテン入りになったしさ。
それに続く寺田さんの「PARADISE WIND」も大ヒット、ベストテン入りは間違いないだろう・・なんて、思ってたんだけどねぇ。
でも、蓋を開けて見たらオリコン最高28位。
まあ、30位はクリア、売り上げも10万枚強のスマッシュヒットではあったので、ソロデビュー曲としては、まずまずの戦績ではなかったのか。。
・・・とも思えたりするんだけども、ヒット曲という意味で前回の「Heart and Soul」ほどの盛り上がりがなかったのは、ちょっと意外だったな。
どうなんだろ? 確かに、ざっと聴き、日本での女性ヘヴィロックの草分け「SHOW YA」のボーカリストとして君臨した寺田恵子さんの味は、この曲でも十分に発揮されていたとは当時は感じたんだけどね。
・・けど、今聴くとちょっとまとまり過ぎだったのかもしれないな。
この曲は作曲はJimmy Johnson。 うん、馬飼野康二さんの変名ね。 一見ガイジンのようにも感じるけども、70年代来の日本を代表するヒットメーカーの一人ですわ。
そういうこともあり、ヒット曲としてメロディラインの焦点が、少しはっきりしすぎていたのかもしれないな。
うん、「Heart and Soul」のような「野性味」がちょっと薄かったのかも。
そもそも、バルセロナオリンピック自体、日本勢の活躍が今一つ期待外れなところもあったからなぁ。 確か金が3つでしたっけ? 柔道の吉田、古賀、それと水泳の岩崎恭子さん
前回ソウルの4つを下回り、1964年の東京以降では最低の金メダル獲得数だったバルセロナ。
・・・っちゅう事もあり、どうも今一つ盛り上がりに欠けた印象が、個人的には強い。
そんな盛り上がりの欠如と、この「PARADISE WIND」が今一つヒット戦線に乗って来なかったっていうのが、どうもシンクロしていたような印象がどうも強いんだよなぁ。。。
まあ、その辺の因果関係をきちんと調べたわけではないので、偶然も知れないんだけどさ。あくまで印象としてはよ。
でも、実際バルセロナは銀、銅も合わせると「チームジャパン」のメダル獲得は22個。 前回ソウルの14個を8個も上回ってたりするんだよね。
マラソンでは男女とも銀メダル(有森裕子、森下広一)っていう快挙だったし、男子体操・床で池谷が銀だったことを覚えている人も、もしかすると今や少ないかもしれない。
今でこそ、金メダル至上主義っていうのが薄らぎ、メダルが取れれば「Great」っていう風潮が日本でもかなり浸透したけども、あのころ(90年代)は、まだ金メダル至上主義な風潮が強かったですからね。
金を取れれば英雄、銀以下はただのヒト。 ・・・そんな風潮があったじゃないですか。
それは、ヒトに言えたことではなく、ワタシ自身もそんなイメージを持っていたんだけども。。。
ところで、これを書くにあたって、参考までに改めて曲聴いてみようかなとYOUTUBEでこの曲を聴いてたら、「韓国」の方のコメントが多数。
ほー、この曲韓国でも受けてるのか!? ・・・とハングル翻訳してみたら、どうも風向きがおかしい。。。
調べてみたら、どーも、この曲をネタに韓国のアーティストが自分の曲としてパクッてたみたいですね。。
さらに調べたら キム・ミンギョって人の「最後の勝負(MA JI MAG SEUNG BU」って曲(1994年1月リリース)。。
YOU TUBEで聴いてみたら・・・ あーら、そんまんまじゃんか。。。パクリ以上の「盗作」やん。
BUT KOMCA(韓国版JASRAC)では、作詞 KANG EUN KYUNG、作曲 SHIN HUN CHUL のオリジナル・・・っちゅう事になっとる 😵😵😵
あ、これはJASRACのデータベース上もしかり。。。
さすがにこれはヤバくない? まあ歌詞は別なのでアレですが、作曲のJIMMY JOHNSON さん・・・というか馬飼野康二さん、訴えるべきではないかなぁ。
これアメリカだったら、すぐ訴えられますよね。。
・・・っつうか、これ、1度問題になったんでしたっけね? 今思い返してみれば、そんな気もする。。。
で、いまだに、作家名が変わっていないってことは、和解したんだっけなぁ。。。
で、いまだに、作家名が変わっていないってことは、和解したんだっけなぁ。。。
まあ、30年も前の話なんで、今さら・・・なことではありますが。。
↓ コレ
動画のタイトルに「原曲」〜 って入ってるが面白いですね。
正式にカバーって認められたわけじゃないのにね。。。
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