amassに、2023年の全世界のレコード産業売り上げについてのレポートが。。

↓ コレ



あまり実感はわかないけども、2023年の世界のレコード産業売り上げは、前年比10.2%増の286億ドル(約4兆3千億円)。9年連続で前年比増のようだ。

内訳としては、ストリーミングが約68%、フィジカルメディア(アナログレコード・CD)が約18% と両者とも売り上げは前年比を上回っているとのこと。

ストリーミング有料会員数は初めて5億人を突破したらしい
・・けど、まだそんなもんなんだ。。。っていうのが正直な個人的感想かなぁ。。。
現在世界の人口は80億人。そのうちの5億人だから6%に過ぎない。
それを考えると、そんなに大した数字でもないように見えるけど。。。 どうなんでしょうね。
しかも、増加数はここにきて頭打ちとも言われているし。。。

↑のように今はストリーミングが、音楽産業の売り上げをけん引しているメディアであるわけだし、これの伸びがこの先落ちてくれば・・と考えると、ちょっと心配ではありますね。
もっとも、この先、これに代わるメディアが出てくれば、話は別だけども、今のところ「これ」という決め手が出てきていないし。。。

なおデジタルダウンロードは、前年比7.9%減。
どうも、ダウンロードの斜陽は決定的のようだ。

まあ、ストリーミングとダウンロードは二律背反的な関係だろうから、ストリーミングが伸びればダウンロードは落ちるのもしょうがないんところなんだろうけども。。。

フィジカルメディア売り上げの49%はアジア圏とのこと。具体的な国名出てないけども、おそらく依然日本がけん引してるんだろうね。

・・という感じで、第3者的に見て、今一つ盛り上がってる様な気はしないんだけど、世界的に見ると、全体的な音楽産業売り上げは、まだ右肩上がりを続けているようですね。


ちなみに、音楽市場規模は1位アメリカ、2位日本、3位イギリス、4位ドイツ、5位中国・・・
上位に変化は無しではあるけども、中国が売り上げ前年比25%増で上位の国の中では伸びが著しい様だ。
GDP同様、音楽市場規模においても中国がアメリカを席巻するのも、そう遠い未来じゃないかもしれん。
・・・というか、日本が依然2位にガムばっているのがなんか信じられない気もしたり。。。


だけども、このまま中国の市場規模が伸び続け、日本が2位から転落するようなことがあれば、おそらくK-POPは、ターゲットを日本から中国に切り替えるだろうね。
K-POPは自国のパイが小さいことが分かっているから、市場規模が大きな国へ出ていく戦略をしているわけで。。。

K-POPの人たちが「日本ダイスキデス!」っていってるのは、ありゃ、見せかけだからさ。 日本の音楽市場規模が世界2位で、それだけお金を落としてくれるんで大好きなわけで。中国の方が儲かるってわかれば、すぐ切り替えてくると思いますよ。

まあ、いまもその傾向は少しずつ出てきているし。。まあ、日本のチャートだけ見てると、その辺見えてこないけど、Spotifyなどの世界規模の配信サイトの仕事をしてると、少しずつ見えてきたり。。。。

逆にJ-POPが世界に出ていかないのは、国内の市場規模のデカさが足かせになっているのかも。。。今のところ世界に出ていかなくても国内マーケットで事足りてるんだろうし。。。 市場規模縮小によりランクが落ちて、おしりに火が付けばJ-POPも意識が変わるんだろうけどね。