「前記」からの続き

・・ということで、本編。。。

7/29(土)    2日目

越後湯沢駅ちかくの公営の駐車場に12時前に到着。
昨年も同じ駐車場に車を止めたけども、昨年よりも1時間近く遅くの到着となった。

まあ、家の出発が遅くなったこともありの結果だけども、外環道、関越道ともに渋滞に引っかかったのも大きい。 昨年は渋滞に引っかかることもなく、スムーズにここまで来れたこともあり、ちょっと慢心があったかもしれない。。。

・・というか、これが通常なんだろうな。昨年は、まだコロナ禍中ということもあり、人出が少なかったんだよ。

それは、越後湯沢駅前の、シャトルバス乗り場からも分かった。

越後湯沢駅東口は、シャトルバス待ちの人たちですんごい列。 

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去年は、たしかに1時間早かったということもあるけども、シャトルバス待ちの列もたいしたことはなかった。
たしかバス2、3台まったところですんなり乗れたし。。。

だけども、今回は、まあ、待てども待てどもバスが来ない。そのためバス待ちの列がなかなか進まない。。。

結局、乗れたのが14時過ぎ。炎天下の中、2時間待ち。。。

そのため15時前、ようやく苗場にとうちゃこ。

標高約1000m   平地よりは涼しいだろう・・ということを期待してたんだけども「暑い」。
それに風が強い。 その風も「涼風」ではなく「熱風」ですよ。。。。

昨年よりも4時間近く遅れてゲートをくぐる。

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当初の計画では、昨年同様、午前中について、そのまま「ドラゴンドラ」で「Day Dreaming」に涼みに行こう・・・と思っていたんだけども、この時間ではそれもかなわぬ。

越後湯沢での人の多さからも覚悟はしていたけども、「現地」も昨年よりも人が多い。
しかも、外人さんの割合が昨年の比ではない。 1/4くらいは外人さんではなかったか。
やはり、入国制限撤廃と、それに伴うインバウンドによる効果が、昨年の比ではないようだ。

さすがに、コロナ禍前、世界のロックフェスランキングで3位に入った、フジロックだけあるか。
海外での認知も高いようだ。しかも、年々、その認知は広がっているといわれるだけある

もっとも、この日のヘッドライナーが「Foo Fighters」であったことも大きかったんだろうけども。。。


ワタシと言えば、まずは「JATAYU」を見に、Field of Heavenに向かう。

これが遠いのよ。。。。なにせ一番「奥」のステージになるから。 ゲートから30分くらいかかるんじゃのか。。

そのため、15時からの「JATAYU」は、見れるかどうか・・という状態だったけども。。。

ともかく、メインの「GREEN STAGE」奥から続く、アップダウンにめげず、Field of Heavenへ。

やっぱ、間に合わなかった・・・と思ったけども、なんとか最後の曲に間に合った。

Field of Heaven はすごい人波。。。 ともかく腰を落ち着かせたい。。

PAテントのわきにわずかなスペースを見つけ、持参の折りたたみイスを広げる。



JATAYU、もちろん、向こうのグループ、日本ではあまり知られていないと思う。
インドの人たちなのよ。 知られていないよなぁ。。。

・・つうか、ワタシも知らなかったんだけども。。。。

少し前に、東京FMの「オールタイムベスト」での「フジロック特集」で紹介されていたのよね。
それで耳に止まったのよ。

インドのバンド・・と聞くとどうしても、エスニックなカレーの匂いがしてきそうな・・・ってイメージが湧いてきてしまう。

でも、全くそういうイメージではないのよね。 曲調的にアジアンテイストなところは、あまり感じない。 骨太なロックだ。

かといって、完全なアメリカンロックのや、UKロックとも違う。

そうだ、↑でアジアンテイストなところは感じない・・と書いてしまったけども、どちらかと言えば70年代の日本のロックに近いんだ。

日本的なメロディとアメリカン、あるいはUKロックとのミスクチャー。 いわいる「歌謡ロック」。
70年代の日本のロックには、そんな不思議で独特なグルーヴ感があるでしょ。

あんな感じなんだ。

しいて言えば、インドの伝統的な音楽、音階と、UKあるいはヨーロピアンロックとのミクスチャー・・とでも言いましょうかね。

ともかく、サウンド的には、70年代の日本のロック・・・うんにゃ、フュージョンに近い。

ワタシの音楽の原点に近い音というべきですかね。 だからこそ、「オールタイムベスト」で聴いたときに、すぐに引っかかんだと思う。

最後の1曲しか聴けなかったけども、そんな期待を裏切らないステージだったと思いますわ。


JATAYU終了からUAまで時間が空いた。 けど、そのまま Field of Heaven にとどまる。
LOTAS CAFEでアイスコーヒーを買い、まったりを決め込む。

個人的にField of Heaven が好きなのよね。これは初めてフジロックに来た2003年のときから。

収容人数5000人程度のステージは、Red Marqee  のように「過激」ぢやないし、White Stageのように人波で身動きが取れない・・ということもあまりない。
多少なりともゆったりとした気分で音楽が「聴ける」っていうところがいいんだよね。

ステージ規模から、超メジャーなアーティストはあまり出ない。 知名度はそれほどないけども実力者なアーティストが出演する。。。そんなイメージが強いな。

だから、名前は知らないけども、実際に音楽に触れると「おおっ」と感じるアーティストに出会えることが多いな。

これこそがFesの醍醐味・・・ それを感じさせてくれるようなStageなのよ。 

これは、今はなくなってしまった「Orange Court」もそうだった。

2003年、初めてフジロックに参戦したときは、3日間、ほとんどこの2つのステージに居座り続けたくらいだから。

個人的にフェスに参戦するのは、メジャーどころのアーティストを見る・・というよりは、これから伸びてきそうなニューカマーアーティストのステージを見ることと、普段は聴けないような「音楽」に出会いたいっていうところが大きいんだよね。 メインステージでのメジャーアーティストは二の次なのよ。

ROCK IN JAPANでもそうで。 以前の「ひたちなか」で開催していた時は、せいぜい行ってもLAKE STAGE、ほとんどは一番小さなHILL SIDE STAGEで過ごし、メインのGRASS STAGEにはほとんど行かない変わりものなのよ。

昨年から「千葉」に移転したROCK IN JAPANに興味が薄くなったのは、会場が狭くなったことで、HILL SIDE STAGEやWING TENTのような、これから伸びてきそうなニューカマーアーティストや、今はブレイク前だけども実力者・・のようなアーティストが一同に会するSTAGEがなくなってしまったのが大きいな。 
・・ともに個人的なFESの醍醐味が失われた・・というか。。。

昨年からフジロックへ再度、足を向けるようになったのは、ここが大きいな。

これは、↑のように2003年のフジロックで味わった、Field of Heaven や Orange Court での体験が忘れられないし、個人的なフェスの原点になっているからなんだよね。

それにしても、Field of Heavenも外国人の方々が多い。 一見して「ガイジン」と見えなくても、あちこちで「中国語」が飛び交っていたり。。。

もっとも、中国本土の方たちというよりは「台湾」の方々なんだろうけども。。。 

一瞬、ここは「日本のフェス」であることを忘れるくらい。。。 まあ、それだけ国際的に認知が度が高いフェスっていう証なんだろうな。


UAまでのインターバルの間に、ステージ前方に移動

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19時ちょうど 「UA」スタート!

しかしね、正直R&Bなアーティストは普段だったら素通りだと思うのに「UA」のステージを見ようと思えたのは、やっぱりフジロックならではの「空気感」なんでしょうかね。

いや、今度から東海道新幹線のチャイムにUAの「会いに行こう」が採用された・・・っていうことで、ちょっとUAを聴いてみようか・・なんていうスケベごごろもあったのかもな。

いずれにしろ、メインのGREEN STAGEの真裏が「ELLEGARDEN」だったのに、敢えて「蹴って」、「UA」を見ているのも、↑で書いたような個人的なFESの醍醐味を味わいたいからなんだろうな。

そんな中、涼しげなオープニングからステージがスタート。

全体的にスローミディアムな曲を展開。 山から吹き下ろしてくる夕暮れの涼しい風と相まって、チルな空気が会場を包む。

猛暑の中の一服の清涼感。

これ、これっすよ。 これを味わいたくて、「エルレ」ぢゃなくて「UA」を選んだのよ・・・なんて書いたら、ちょっと言いすぎかなぁ。。。


●UA   セットリスト
1.  太陽手に月は心の両手に 
2.  お茶
3.  微熱
4.  JAPONESIA
5.  不明
6.  スカートの砂
7.  閃光
8.  不明
9.  AUWA

MC

10. プライベート サーファー
11.  情熱
12.  ミルクティー

※公式なセットリストが判明しないため、ネット上に落ちていた動画からタイトルを拾ってみました。
ただ、公式でないため、間違っているかもしれません。 その点はご了承ください。
なお、5曲目と8曲目は現在不明です。 判明しましたら修正します。


UAを最後まで見たように書いてしまったけども、実際は半分だけ見て、「Vaundy」を見るためWhite Stageに移動。

フジロックは、他のフェスよりもステージ間に距離があり、しかも「山」でのフェスならではのアップダウンの坂道がある。

なので、ステージ移動には、けっこう時間を費やす。  

しかも、「Vaundy」は、メインのGREEN STAGEでも全然おかしくないくらいのアーティストなんで、ボケボケしてると「入場制限」がかかってしまうかもしれない。

それらを考えると、途中で見切る・・っていうのもフジロックでは必要なんだよね。

案の定、White Stageは、ヒト、ヒト、ヒト・・・。 幸いまだ「入場制限」はかかってなかったが・・・。(最終的にはかかったようです)

それでもステージ前方のスタンディングエリアには入れそうもなかったので、後方から見ることに。

でも、時間が近づくにつれ、後方も人波で、身動きが取れないくらいに。。。。


さすがに、「怪物の花唄」が超ロングヒット中の「今」旬のアーティストだけある。

周りは若者あるいは家族連れが大半。 先ほどまでのField of Heavenとは雰囲気が一転しましたね。

その中では「オヤジ」のワタシなんかが「Vaundy」見てるのも違和感なんだけども。。。

でも、「今」のアーティストを見るのも「勉強」なんでね。 ・・というかFESでしか見れないんでね。

20時ちょうど 超満員のWhite Stage でVaundyスタート!

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ぬ・・・。ステージ情報のオーロラビジョンが映らない。。。。

どうも、Vaundyはオーロラビジョンなしでやるらしい。。。  ということは、中央に「PA」テントが大きく張られているためステージへの視界が遮られる、後方からはステージ上の様子が全く分からない。。。

酷いなぁ。。。。 うーむ、これもアーティスト側の要望なんですかね。。。。

しょっぱなから、「そんなbitterな話」「tokimeki」「踊り子」と、Vaundyおなじみのヒット曲を惜しげもなく連発。

いやいや強気だね。

セットリストが強気だけじゃない。  個人的にはVaundyは昨年の「JAPAN JAM」、「ROCK IN JAPAN」に続いて3回目だと思う。ライブを見るのは。

でも、ステージング、去年に比べたらだいぶうまくなっている。

さすがに、各フェスに出まくっているVaundyだけあるよな。それだけ自信も付いたっていう現れなんだろうね。

テレビにはあまり出ない・・・というのは、我々世代にとっては、人気のバロメーターとしての感覚があまり湧かないだろうけども、実質的には、このヒトの人気はかなりすごいですね。

White Stageには小学校にも上がらないようなガキんちょから、我々のようなロートル爺さんな世代まであらゆる世代の人たちでいっぱいだったもの。 つまりは幅広い世代に認知されているのよ。

この辺りは、フェスなり実際のライブに行ってみなけりゃわからない。

テレビだけじゃ、「今」を感じるところことは、できないのよ。


●Vaundy セットリスト
1.  恋風邪にのせて
2.  そんなbitterな話
3.  Tokimeki
4.  napori
5.  踊り子
6.  しわあわせ
7.  不可幸力
8.  CHAINSAW BLOOD
9.  裸の勇者
10. 泣き地蔵
11.  花占い
12. 怪獣の花唄
13. replica (新曲)

なんて、淡々とセットリストを並べたけども、個人的には実際には9曲目の「裸の勇者」で退場。

帰りのシャトルバスの混雑を考えると、Green Stageの「ヘッドライナー」が終わる前にはシャトルバス乗り場にいたい・・・ っちゅうわけでね。

ヘッドライナーの「Foo Fighters」に向けて、早くも大群衆となっているGreen Stageを抜けて退場ゲート。

ふむ、個人的には毎度のことなのですよ。ヘッドライナーはほとんど見ない・・・と。

これは、フジロックに限らず、ロッキンでも大体そうですね。 何分、帰りの混雑に巻き込まれるのが嫌・・なので。。。。

帰りがけに、フェス飯を食べて 21時すぎにはシャトルバス乗り場へ。。。

・・・と思ったら、越後湯沢駅行きのシャトルバスが一向に来ない。。。シャトルバス乗り場には長蛇の列。。。

昼間の超混雑の影響がいまだに続いていたようで。。。

結局40分くらい待たされた。 越後湯沢駅についたのが23時前。

おかげで、越後湯沢発東京行き、最終上越新幹線に乗れなかった人が続出したようで。。。
ワタシの後ろに並んでいたお姉さん2人組もそうだったらしい。。。

ワタシは、越後湯沢に戻ったあと、予約していたホテルへマイカーで向かったけども、あの2人組のお姉さんたちはどうしたんだろう?


Part.2に続く