今年の4月で、これまで要素として使っていた「有線」からのランキングが取れなくなり、各要素の素点配分の見直しを行ったんで、単純に、昨年の上半期との比較はできないんだけども、参考までに。。。
・トータルポイント 10万点オーバー 4曲 (昨年比 -1曲)
・ランクイン曲数 388曲(昨年比 -36曲)
・期間内フルランクイン 7曲 (昨年比 -5曲)
昨年2022年上半期にランクインしたメンツから比べると、昨年に引き続きTOP10を維持したのは、Official髭男dismのみと、この1年で大分入れ替わったな・・という印象。
この辺は、「システマティック」な売り方でアーティストパワーが維持する限りは連続して同程度のヒットが出せるアイドル系に比べて、「楽曲」で勝負するアーティスト系は連続して安定したヒットが難しいというところに起因しているんだろうけどね。
2010年代終盤から、今に至るまで、大きく見るとヒットの主流は、アイドルというよりもアーティスト系ですから。
それに加え、アーティスト系はよほどの楽曲パワーがない限りはドラマ、アニメなどとのメディアミックスでないと、大ヒットはほとんど見こめないですから。 まあ、これは、今に始まったことではないですが。。。。
これも、連続した大ヒットは難しい要因ですな。
それを考えると、2年連続で、きっちりと上半期ランキングのTOP10ランク入りさせてくる、ヒゲダンの「安定感」には、やっぱり舌を巻くわけですわ。
・・というか、ざっくりとランキングを見ていると、上半期だけで20万点を突破した「Subtitle / Official髭男dism」 の強さだけが目立ったような印象が大きいんだけども。。。
その他の曲は、どうもジミに見えてしまう。
まあ、アーティスト系楽曲のインパクトが最も強かった2019年以降、2020年代に入ってこの方、ずっと続いていることではあるけども。。。
これも、サブスクの浸透により楽曲が外に向かって放射される機会がさらに少なくなっているからかもしれないな。
「楽曲の顔」がさらに見えにくくなっているんで、印象に残りにくくなっている。
実際に曲に接すると感じることだけども、決して楽曲そのもののクオリティが下がっているわけではないと思うんだよね。
あくまで、オーディエンスに対して、それぞれの楽曲との接点が少なくなったからだと思うのよ。
大昔は、テレビでも、街中でも、ヒット曲は「だだ流し」だったわけじゃん。いやでも耳に入ってくる・・と。
それぞれの曲の好き嫌いは別として、あらゆる場所で楽曲の存在を確認できたわけでさ。
いまは、それがほとんどできなくなっているわけだから、どうしても印象が薄くなるのはしょうがないことなんだけどね。
・・と分かってはいるんだけども、古い人間のワタシとしては、どうも、引っかかるんところなんだよね。
さてさて、次の7/6付けランキングから年末の年間ランキングに向けて、下半期ランクが始まるわけだけども、年間に向けて、今のところの最大の目玉は、YOASOBI「アイドル」がどこまで連続首位と、トータルポイントを伸ばしてくるか・・だろうな。
先週まで9週連続の首位をつづけ、早くも上半期の5位にランクンさせてきたこの曲なわけで、年間に向けてさらにポイントを伸ばしてくるのは必然。 後は何処まで累積のポイントが積みあがるかですわな。
主題歌である、アニメ「推しの子」は、テレビアニメとしては2023年最大のヒットであり、第2期制作も発表されたわけで、まだしばらくは首位を続けそうな気配のこの曲なんですが。。。
・・・とはいえ、上半期首位の「Subtitle / Official髭男dism」との得点差はまだまだでかい。
下半期で、この厚い壁を塗り替えるのか、届かないのか・・・今後の注目の的になることは必至ですな。