この間のミスチル「君がいた夏」の時に、

これからブレイクしそうなアーティストを掘っていくような聴き方をしているけど、空振りっていうのも多かった

って書いた。


アーティストがブレイクするかどうか、見極めるのは、実際難しんだよね。

曲は良くても、時代の流れで、思ったほど売れなかったヒトもいるし、プロモーションの失敗で売れなかったヒトもいるしさ。

結局のところ「時の運」っていうのも大きいと思う。

まあ、それを言ったら元も子もないんだけどさ。。。。


ところで、個人的に「あ、これ!」と思って空振り・・・って言っちゃ失礼だけど、売れなかったコで、今でも時々思い出すのは、 奥村初音ってコですねぇ。

2008年7月にリリースされた3rdシングルの「ホントはね」と言う曲を聴いて、「あ、この子は来そう」と思ったんだよね。

まあ、いつもの如く勘ではあるんだけども、「あ、これ」っていう感覚があったのよ。

2008年当時としては、たしかにアナクロ的なキライはあったけど、素直すぎるくらい素直だったし、耳になじむ曲調が良かったのね。

この子はいいと思って、赤坂blitzでのファーストライブにも行っちゃったもの。 それでますます気に入っちゃったりして。

but、実際のところはこの3rdシングルのすぐ後の1stアルバムをリリースしてから、フェイドアウト。
奥村初音から初音と改名して音楽は続けているようではあるけど、その後の消息は、はっきりとしない。

ホント、なんで売れなかったんだろうなぁ・・なんて思ったりしますよ。

どうなんだろうなぁ、今となってみれば、この素直な曲調でavexからのデビューというのが無理があったのかもしれないとも思うんだよな。
どう考えてもavexのカラーじゃないもの。

ソニーかポニキャってイメージなんだよな。

もし、これらのレーベルの所属だったら、もう少し違った道が開けたのかも・・なんて思ったりもするんだけどね。

いや、それでも変わらなかったかなぁ。
結局、この曲同様、性格的に素直すぎるくらい素直だったってことなんだろうね。プロの水にはなじまなかったのかもしれない。




ちなみに「ほんとはね」のデータ
・作詞 奥村初音
・作曲 板垣祐介
・編曲 十川知司
・リリース日 2008年7月23日
・発売元 エイベックストラックス
・オリコン最高位 69位
・売上げ枚数 0.5万枚
作曲はAKBグループでもおなじみの板垣祐介氏、アレンジは、チャゲアスの「SAY YES」など、チャゲアスの黄金期を支えた、十川知司氏。 けっこういいブレーンで書かれた曲なんだよね。