今回の1曲セレクトは、「切手のないおくりもの」財津和夫です。
まずはデータです。
・タイトル 切手のないおくりもの
・アーティスト 財津和夫
・作詞 財津和夫
・作曲 財津和夫
・編曲 青木望
・リリース日 -
・発売元 -
・オリコン最高位 -
・売上げ枚数 -
・タイアップ: NHK「みんなのうた」より
昔から耳馴染んでいた曲が、意外な作曲者だったことがある。
まあ、最近では、「生業」としての仕事柄、まずは作詞・作曲者を調べてから、実際の曲を耳にするってことが多くなったんで、そういうことも少なくなったんだけども、昔はあったんだよね。
特に、学校の教科書に載ってた曲には、そういう曲が多かったなぁ。
以前、ここでも書いた、トワ・エ・モアの「虹と雪のバラード」、赤い鳥「翼をください」なんてのは、典型的な曲ですね。
そもそも、これらの曲って、音楽の教科書に載っているということで、いわいる「唱歌」だと思ってたもの。 もともとは一般の「ヒット曲」だとは思ってなかったんだよね。
今回引っ張ってきた、この曲もそうだったなぁ。
財津和夫「切手のないおくりもの」
この曲、当初どういう経緯で書かれた曲なのか・・という細かいところは良く分からないんだけども、wikipediaを見る限りでは、1977年NHK「歌はともだち」という番組で発表されたのが最初だったとか。
うーむ、個人的には、このこの番組は見た記憶はないんだけども、いかにも、当時の「NHK」を彷彿とされるようなタイトルですな。
で、この番組で発表されるや否や、NHKに問い合わせが殺到し、 翌78年6月〜 のNHK「みんなのうた」で、作詞、作曲した財津和夫氏、本人が歌ったバージョンが流れた訳ですね。
恐らく、一般的には、この時に広く知られるようになったんだと思う。
個人的に、この曲知ったのはいつだったんだろう? 少なくともこの時ではなかったような気がするが・・・。 いや、この時だったのかなぁ。
あれは小学校5年生の頃だったか、音楽の教科書の「副読本」として、ポケットサイズの「歌集」が配られた。 そこにこの曲が載ってたんだよね。恐らく存在自体はその時知ったんじゃないかとは思うな。
で、音楽の授業で、この曲もやったのかなぁ・・・・。その辺、ちょっと記憶が定かではないんだけども。。。。
確実に覚えているのは、1982年11月。叔父の結婚式で福島に向かっている道中で、ラジオから流れてきた財津和夫氏バージョンのこの曲だった。
この時点では、財津和夫氏が、チューリップのリーダーで、松田聖子さんなどのヒット曲も手掛けられているヒットメーカーということも分かっていたんだけども。
そんな財津和夫さんが、この曲を歌っているっていうのは、意外だった。
そそそ、この時点では曲は知ってたけど、誰が作った曲なのか・・・っていうのを知らないで聴いたからさ。うん、音楽の教科書に載ってたんで、「唱歌」だと思ってたんだよね。
で、後日、この曲が歌っていた財津さん本人の作詞、作曲だと知って、びっくりしたんだよなぁ。
まさか、チューリップや松田聖子さんのヒット曲を手掛けているメロディーメーカーの作曲だとは思って見なかったし
まあ、音楽の教科書にも作詞、作曲者くらいは載ってるから、見れてばわかるもんだけど、小学生の頃は、そこまでは興味なかったからなぁ。
恐らく時期的に考えて、この曲聴いたのは、1982年10月〜11月にかけての2回目の「みんなのうた」で放送されたときのバージョンだったんじゃないかと思う。
改めていい曲だと思った。
1982年、福島から千葉に引っ越した私は、友達も出来ず、孤立無援状態。精神状態はどん底だったからあ。音楽に頼る事しかなかったんだよね。
その時に聴いた、この曲は凍みたわけよ。 心に響いたのよね。
元々、「みんなのうた」で流され、小学校の音楽の授業でやるくらいだから、本当にシンプルで簡単なメロディラインですよ。 でも、簡単なメロディなのに琴線に響く。 財津和夫さんが紡ぎだすメロディの一番の特徴なんじゃないかなぁ。
それに最初に気が付いたのは、松田聖子さんの「チェリーブラッサム」〜「白いパラソル」の一連の3部作の時だったなぁ。
特に「チェリーブラッサム」は、Key=Cだったし、メロディラインからコード進行からとてもシンプルだったんで、譜面を見ると、本当、音楽の教科書に載っているような感じだったしね。
それでいて、実際に聴くと、琴線にぐいぐいと刺さるんですよ。
それとともに心が温かくなるようなメロディ。
だれでも出来そうなんだけども、これがなかなか出来ない。 だから天性のメロディメーカーなんだよね。
この曲なんかは、その最たる曲と言えるんじゃないのかなぁ。
もっとも、本人は、「You Are My Sunshine」のような誰でも口ずさめるようなメロディということで、この曲を書いたらしいですけど。。。。。
まあ、言われてみれば、たしかに「You Are My Sunshine」にクリソツか。。。。。




これは、wikipwdiaから考えると、これは1982年10月から「みんなのうた」で放送された「第2回目」のバージョンだと思いますね。
でも音が小さいな・・・。↓の動画は音が大きいです。(ただし1996年放送の「第3回放送バージョン」ですが。。。)
1978年に放送された「第1回目」のバージョンはNHKにも映像が残っていなかったんだとか。ただ、2011年に放送された「みんなのうたフェスティバル」での「みんなのうた」発掘プロジェクトで、第1回目のバージョンが発掘され、放送されたわけですね。
↓ コレ
ちなみに、この曲の音源自体、長年CD化されていなかったわけだけど。。。もちろんシングル化もされていない。
なので、↑のデータでは、売り上げ枚数。 発売日等のデータは無しです。
1曲セレクトではかなり珍しいパターンですね。 まあ、そんなこともあって、今まで書こう書こうと思って、ちょっと躊躇していたところがあるんだけども。。。。。



そんな長年CD化されていなかったこの曲ですが、2012年にリリースされた「「財津和夫ワークス」〜40周年を記念して〜」というアルバムに、初CD化音源が収録されていたりします。
なので、今回のジャケ写は、このアルバムのもので。




ただ、申し訳ないんだけど、これを書く段階で、果たして「みんなのうた」で歌われたときのバージョンであるかどうかの確認が取れていないのですよ。
・・と思ってたら、TSUTAYA DISCUSで、レンタルして確認取れました。
1978年 第1回放送バージョンですね。 財津さんのソロというよりも、チューリップの皆さんで歌っているバージョン。 なるほど、これは儲けものだったかな?
なお、「Spotify」などサブスクで聴けるバージョンは、ギター1本での弾き語りバージョン。「みんなのうた」のバージョンとは別バージョンですね。
「なんだこりゃ」なんていうコメントも多くみられますが。。。。





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