この間の「楽曲の時代とアーティストの時代」というトピックスの中で、今は楽曲の時代、2006〜2015年くらいはアーティストの時代と書いたんだけども、レコード会社的に見ると、アーティストの時代の方がやりやすいんだよね。

なぜかといえば、この間書いたようにアーティストの時代は固定ファンが強いんで、収益の見込みを立てやすい。固定ファンは楽曲クオリティに関わらず、どんな曲でも食いついてくれますから。

だから、逆に今のような楽曲の時代は、レコード会社は大変でしょうね。楽曲が売れる売れないは浮動票の動き次第なんで、収益見込みがなかなか立てられないところがあるだろうし。

楽曲の時代の「今」は、どんなに大ヒットが出たとしても次、ヒットするかどうかの保証が出来ない。
個人的には楽曲クオリティ重視なんで、現在のような楽曲の時代推しではあるんだけども、楽曲の時代のネックはそこだろうな。 いわいる「一発屋」的なヒトが増えるってことですね。
だから、レコード会社寄りの人にしてみれば、浮動票はいらない・・っていう意見が多くなるわけんだよね。

そういうわけで、今の状況を憂いているヒトもいるだろうし、恐らくこの先、そういう方たちの「逆襲」により、再びアーティストの時代が来るんだろうな・・と予想ができるんですよね。

今までずっとそうだったからね。
顕著だったのは 

・78〜79年のニューミュージックの時代⇒80年〜の80年代アイドル時代への変化

・90年代前半のカラオケ発のビッグヒット時代 ⇒90年代後半の小室やつんくによるプロデューサー発のヒットの時代への変化
あたりでしょうか。

 今度アーティストの時代になるとしたら、どういう形でそうなるのかは、よくわからないけど。。。
でも「楽曲の時代」と「アーティストの時代」は二律背反。これらの時代をグルグルらせん状に回転しているわけなんで、いずれまたアーティストの時代が来ることは間違いないハズ。。
いつから? と言われても困ってしまうけど。。。
ワタシが毎週ランキングを付けているのは、こういう変化にできるだけ早く気が付くためというのもありますね。

そしてアーティストの時代がまた来たら・・・。 
きっとワタシは、また過去曲に逃げるんだろう・・・な、 きっと。。。
そのために、今、シコシコと音源集めをしている・・とも言えなくもないわけで。。。