その1からの続き

やって来ました「なかみなと」(←前回の使いまわし)。

 でも、前日の「疲れ」で体はボロボロ。。。ということで、やっぱり午前中はムリ! 午後1時過ぎからの参戦となりました。

 今日も天気は「晴れ」。。ただ、夕方から「雷雨。降水確率50%」という予報。 ということで、途中で「雨カッパ」買ってたりしてたんで、遅くなったこともあり・・。(カッパは、野外フェスでは必需品デス)


 さてさて、昼過ぎの会場は、本当に「まったり」してますねー。さすがに3日目にもなると、皆さんお疲れの様子。 それと、今日は大トリが「サザン」と言うこともあり、昨日よりも確実に「ご年配」と、お見受けされる方が多いですね。

 うーん、どこへ行こうかな・・・。とタイムテーブルを見る。。。

まずは、13時〜SOUND OF FORESTのYUIから・・・と思っていたのだが・・・
うぬぬ、YUIは、14時50分からではないか・・・。うーん、TIME TABLE見間違えてた・・・。 約2時間も空き時間・・・。
あーあ、こんなことなら、あと2時間寝てればよかった・・と思っても後の祭り。


しょうがないから、ステージがよく見える「木陰」で「まったり」を決め込み特に見たいとは思わなかった「HOLSTEIN」のステージを見る。

うーん、俺には、全然わかんない。そろそろ、この手のパンク系タテノリバンドは、いい加減「飽和状態」なんじゃない? 
などなど、「マイナスイメージ」しか出てこなかったっす

 HOLSTEINのステージを見ているうち、木陰での「まったり感」が心地よくなってきた。日向は暑いし、YUIもこの場所で見ることにする。

 14時50分、YUIスタート

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しょっぱなからドラマ主題歌になった「feel my soul」をアコギ1本で熱唱する。
 それにしても、18才  もしかして、今回のフェスで最年少かな・・。
たしかに、ステージングはぎこちないけど、ウタは堂々としたもんですね。

 しかし、やっぱり、モノになるヒトっているんだねぇ〜。だって、このテのアコギ1本で路上ライブしているヒトなんて、死ぬほどいるぢゃない?
 そのうちの99.9999・・・%は、ものにならずに消え去っていくわけで・・。
 ほんとに限られたヒトがこうやって、FESに出てる・・・。だからこそ、お金払って聴きに来る価値もあるってもんだけど・・。

 だけど、こうやって、「日の目にあたる」コをスカウトしてくる人の洞察眼はすごいよね。仮にこのコが路上でやってて、スカウトするか・・っといったら、恐らく、俺だったら「サヨナラ」だろうな。「インディーズ」時代の曲もやったけど、正直、どうと言うことは無いんだよね。もし、その曲を路上でやってても、普通、目に留まらないと思うんだよね。でもちゃんと、こうして、スカウトしてくるヒトはいるわけで・・。

【YUI セットリスト】
1. feel my soul
2. It's happy line
3. Tomorrow's way
4. LIFE
5. Just my way
6. TOKYO


さてさて、本日のお目当てのひとつ、DEPAPEPEのステージが迫る。

前のYUIまでは、「木陰」でまったりしながら観戦していたが、いっちょ、ステージ間近で見ようかと、入れ替え時間を利用して、ステージ真正面のスタンディングゾーンまで移動してくる。

 さすがに、アコギ2本のみのインストデュオとあって、ステージはいたってシンプル。椅子が2つに、マイクが2本たってるだけ。まるで、タワレコのインストアライヴの雰囲気ね。

 そこへ、おもむろにDEPAPEPEの2人登場。え? まだ、音あわせの時間だよ? 
・・・と、おもむろに、サウンドチェックを始める。なるほど、ステージはシンプルなだけに、チューニングの悪さは気になるんだろうね。。

そうこうしているうちに、16時ジャストDEPAPEPE スタート

なるほど、やっぱりインストはいいね。シンプルで・・。余計な音が聴こえないし・・。

 圧巻は、やっぱり、ブレイク曲となった「START」。高々2本のアコギだけなのに、この音の熱さは何? やっぱり、聴きに来てよかった。 そんな気に十分されてくれた30分間でしたね。

 でも、気になったところが1点。このヒトたち、今のところフレーズと、リズムが1本なんだよね。たしかに食いつきはいいメロディをしている。ただ、このあと、もうちょっとこの辺
を考えていかないと、「夏の夜の花火」になることもありうるね。

【DEPAPEPE セットリスト】
1. Over the Sea
2. MTMM
3. 雨上がり
4. START
5. B.B.D
6. SUMMER PARADE

16時30分、さあ、いよいよ大詰め、「GRASS STAGE」へ向け移動する。GRASS STAGEでは、アジアンカンフージェネレーションが熱唱中! 
 いつもの、ステージ上手側に「陣」をとる。 いつも、こちら側は比較的ヒトが少ないんだけど、今日は、結構なヒトの数・・。
 とりあえず、1m四方、空きになっていたスペースに腰を下ろし、アジカンが終わるのを待つ。
 
 でもさー、アジカンも、基本、メロディラインは1本だけだよねー。でも、なんで、こんなに飽きられもせずに売れてんだろ? 
 うーん、悪い意味ではないけど、正直、最近のウレセンというか、ファン心理、私には理解できないところがあるんだよなぁ・・。
 などど、座りながら聴いておりました。。。。


 そのうちに日が陰り、いよいよ、オーラスに近づいてきた・・。お次は、坂本龍一教授。
ただねー、前のアジカンの反動か? 周りは急にヒトの数が減った。。。。
 あららら、どうしちゃったの? と思っているうちに、17時40分 坂本龍一スタート
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いきなり、YMO時代の「Behind The Mask」から始まる。
 なるほどー、若いコには、このテのオンガクは、分からない(興味ない)か・・・。
たしかにもこの曲自体、あの大ヒットアルバム「ソリッド ステイト サバイバー」に収められた曲なんだけど、すでに26年も経ってるもんなー。
 あの時代、部屋いっぱいに運び込んだ、シンセサイザーで、この曲を演奏していたわけだけど、今は、シンセ1台で完璧に表現できてる。時代の進歩だよなぁ・・・。
 お次は、「Merry Christmas Mr.Lawrence」・・・戦メリではないか この曲をシンセではなく、グランドピアノで表現する。
 いやいや、オリジナルとは、また、ちがった趣がある。迫力はさすがだ。

 ここで、気になったのが、教授が使用している機材(楽器)。。。あれれれ、シンセもグランドピアノも「YAMAHA」ではないか・・・。
 俺(だけかも知れないけど)は、YAMAHAの楽器ってどうも音が「薄っぺらい」っていう印象が強いんだよね。どんな楽器にしても、音に「厚み」「奥深さ」ってのが無いっツウのかな。
 だから、ちょっと「格下」っていう印象があるんだよね。YAMAHAって。
 それを、教授ともあろう、お方が、普通に使用していることが、ちょっと意外だったな。

 うーん、たしか、以前、TVで、向こうのピアノは、鍵盤が手になじまない・・とおっしゃてしたが、「音」云々よりも、そういうこともあるのかなぁ。
 それに、「野外」ということも、多分に計算に入れてるんだろうな。音の反響、流れ具合・・etc、etc、どちらにしろ、ホールとは比べもんにならないわけで・・。深みがある音なんて、野外には不必要ってこともあるのかもなぁ。
 
 しかし、なんで、こんなにヒトが少ないんだ  ちゃんと「音楽」聴こうよみなさん・・。騒ぐばかりが、「夏フェス」ではないぞよ・・・。

 BUT、ラスト、今、コラボで原爆、反戦をキャンペーン的に行っている、元ちとせがゲストででてきたとたん、ヒトが群がり始めた・・・なんて、現金な方々・・・。

【坂本龍一 セットリスト】
1. Behind the Mask
2. Merry Christmas Mr.Lawrence
3. Undercooled
4. Riot in Lagos
5. Rain (from The Last Emperor)
6. Coro
7. The End of Europe
8. Tong Poo
9. World Citizen
10. Dead Girl(死んだ女の子) w/元ちとせ


ともあれ、いよいよ、 次はオーラス、サザンオールスターズの登場だ
いきなりヒトの数が増えてくる。俺も、できる限りステージ近くまで寄ることにする。
 ただ、前過ぎると、後々、大変っつうのは、すでに経験済みなんで、スタンディンゾーンの「人の壁」の後方で見ることにする。この辺りでも十分ステージは見えるしね。

 ちょっと冷やかしに、「ツッチー」へ電話を入れる。なんせ、一番前で見るって、宣言してましたからねー。BUT BUT BUT、電話が全くつながらなーい、んもう、docomoは、これだから使えない・・。まわりは、結構、電話してるコがいるんだけどなぁ。

 ここで、「雷注意報発令」のアナウンス・。たしかに後方に怪しい雲が・・・。それてくれ・・と願う。
 
人もうまり、熱気が高潮に達してきた、19時03分サザンオールスターズ スタート

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いきなり、「チャコの海岸物語」 およよ、完全に意表を突かれる。BUT、こちらのテンションも最高潮  周りは全く見えなくなっちゃった・・・(こんなことは、珍しいのよ 私)
気がつくと、隣のカップルが「なに このオッサン・・」という顔してる・・。
 へーんだ、気にしないもんねー。ワシは、オメーらが生まれる前からサザンファンだもんねー。気合がチゲーんだよ・・。と口に出せないんで、こころで叫びながら(気弱な俺)、絶叫し続ける。・・・やばい、酸欠になってきた・・。 ここは、気合だねー。

ミスブランニューデイ、真夏の果実、希望の轍・・・・サザンのライブでは、お馴染みの曲のオンパレードだったけど、もう、こちとら大満足よ
 ・・で、勝手にシンドバッドで、ノリは絶頂のかなたへ・・・(この表現、ヒワイね・・)

 やっぱり、サザンはいい。やっぱり、25年選手だよね。お客さんのノセ方ががうまい
このへん、やっぱり前日のミスチルとはキャリアの差を感じちゃったな・・。

 当然。起こったアンコールは、「みんなのうた」。 サイコー。 
 いやー、やっぱりサザンは、フェス向けの曲が多い。この辺も、フェスで聴きたいと思わせる要因だろうなぁ。。。 内容的には満足ながらもやっぱり、1時間強、14曲のステージは物足りない

 やっぱりサザン、単独ライヴも見たい そんな気にさせてくれました。

 蛇足ながら、10月5日リリースのアルバムの宣伝もしっかりしておりました。8年ぶりのオリジナルアルバムは、kamakura以来の2枚組みアルバムになるそうな 今から買い体制の私です。

【サザンオールスターズ セットリスト】
1. チャコの海岸物語
2. フリフリ’65
3. マンピーのG★SPOT
4. 神の島遥か国
5. 愛と欲望の日々
6. 汚れた台所
7. ミス・ブランニュー・ディ
8. 夏をあきらめて
9. 真夏の果実
10. 希望の轍
11. HOTEL PACIFIC
12. 勝手にシンバッド
13. BOHBO No.5
(アンコール)
14.  みんなのうた

これでROCK IN JAPAN2005 ステージは、すべて終了。。。 
最後に打ちあがった、恒例の「花火」を見ながら、

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あーあ、終わっちゃったな・・。と感傷に浸る。うーん、これも、夏FESならではですね。

ちょっと、体力が心配になりつつあるけど、当然、来年も来るつもりっす。

 でも、今日は、「親子づれ」の方が結構いらっしゃいましたねー。夏フェスもファミリー的になってきたのかな。
 いやいや、フェスは、「若者向き」のものだけぢゃ無いからねぇ。これは、大いにいい傾向だと個人的には思うな。
アーティストの皆々様も「オヤジパワー」は、これからも健在でいてほしいよなぁ。


 しゃてしゃて、早々なんですが、今年も年末に恒例の「ROCK IN JAPAN 05/06」を幕張メッセで行うそうな・・。
 メンバー、第1弾発表が会場に流れとりましたが、奥田民生、エレカシなどのいつものメンバーに加え、BENNIE K、木村カエラ、あたりも参戦してくるようだね。
 今後も、第2弾、第3弾発表があるはずだけど、今年も年末は行こうかな・・。
俺、完璧にフェスフェチ(言いにくい)だね。。。

 そりでは、年末にまた、お会いしましょう!! 
>(オイオイ!)