少し前にかいたヒゲダンの「HELLO e.p.」にリンクした表題曲の「HELLO」の動画が削除されてしまったので改めて公式M.Vにリンクを張りなおした。

そのリンクしたM.Vのコメントに「日本語詞を大事にしているヒゲダンとか米津玄師だからこそ心に刺さる」っていうものがあった。

なるほど、そうだ。 これは目からウロコ、完全に見落としていたな。 

一時、ヒット曲の歌詞は横文字だらけの時代があった。 時代というのも大げさだけど、傾向的にそういう時がありましたよね。
やっぱり、横文字の方がカッコいいというのもあるだろうし、もしかしたら海外進出を見据えての横文字歌詞だったのかもしれない。

でも、最近の大ヒット曲をみると、むしろそういう曲の方が少ないんだよな。

件のヒゲダンにしても米津玄師にしても、あいみょんにしてもLiSAにしても、 いや、新興のYOASOBIにしても、最近大ヒットと呼べる楽曲のほとんど日本語歌詞の曲だ。

・・・なんて書くと日本の曲なんで当たり前じゃんなんて言われそうだけど。
少なくともサビのキメの歌詞も、横文字じゃなく日本語だし、楽曲全体を見ても単語としての横文字はあってもセンテンスとしての横文字歌詞は少ないんだよね。

昨年から、超ロングヒットの曲が続出してきている。その最大の要因は、ココにありそうですね。

たしかにキャッチーかつ分かりやすいメロディライン。これもロングヒットの要因ではあるだろう。

けど、それ以上に日本語歌詞。 これがより多くの方に引っかかり、浸透しているという部分では一番大きいんぢゃないかな。

日本人だから、いや、少なくとも「日本発」のヒット曲なんだから日本語歌詞で歌うのは、ある種当たり前であると思うんだよね。 これ以上日本人の心に刺さり浸透する言語はないわけだからさ。

それが一時なおざりになっていたんじゃないか。 それがヒット縮小の要因になっていたんぢゃないか。

これは、ワタシも以前どこかで書いたような気がするなあ。 日本でヒットさせるならば日本語詞で歌うのが大前提ではないかという事を。
いつだったか、「関ジャム」(テレビ朝日)でもそんなことを指摘してたような気がする。

それが再認識されてきているっていう事なんだろうね。最近の傾向として。 あ、これは、出し手側というよりも、作り手(アーティスト側)の意識としてさ。

今回のコメントは、改めて歌詞の大切さに気が付かせてもらいましたね