1991_11_ヒゲとボイン_ユニコーン


今回の1曲セレクトは「ヒゲとボイン」ユニコーンです。

まずはデータです。

・タイトル    ヒゲとボイン
・アーティスト   ユニコーン
・作詞      奥田民生
・作曲      奥田民生
・編曲      ユニコーン
・リリース日   1991年10月25日
・発売元     ソニーレコーズ
・オリコン最高位 23位
・売上げ枚数  5.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 30位

またまた、「2週間ぶり」 の1曲セレクトです
あー、やっとここまで来れた・・・。そんな気分ですねぇ。 ずっと書こう書こう・・と気ばっかり焦って、いざPCの前に座ると、「ま、明日でいいか・・・」ってなんて萎え萎えになること2週間。
ようやく、ここまで筆を進めてきましたわ。

どうもねぇ、「書かなきゃ」っちゅうのも強迫観念のようにもなってきてるんだよなぁ。 なら、ちょっと時間を置けばいいのに・・・とも思うんだけど、ブログのアクセス数の変化を見ると「書かなきゃ」って言う気分にもなる。
だから、ネットっちゅうのは「麻薬」なんだよなぁ。こうやって中毒になる訳ですわ。
まあ、自分のサイトを開設して以来19年。 ずっとそんな感じなんだけども。。。

さてさて、いつもながら今回なに書くべーな、と悩んで絞り出してきたのが、この曲。

ユニコーン「ヒゲとボイン」。

変なタイトル・・・っちゅうのは、まあ、リリース当時から感じていた訳だど、Wikipediaらよると小島功氏のマンガ「ヒゲとボイン」からとったわけね。 その関係で、この曲のシングルのジャケ写も、小島功氏の「ヒゲとボイン」のイラストになっていね訳ですわね。

タイトルも変だけど、歌詞の内容も変なの・・・とか思ったなぁ

ユニコーンのシングルって、「会社」物・・・っちゅうかサラリーマン物が多いじゃん。 ブレイク曲の「大迷惑」にしかり、「働く男」にしかり。

なんちゅうのかな、そそそ最近で言えば「サラリーマン川柳」ですよね。 サラリーマンの悲哀な曲。

その中でも、一番分かりやすかったのが、この「ヒゲとボイン」でしたね。

曲調とメロディラインが、一番分かりやすい・・・というか、キャッチーなんだよ、だから、歌詞の内容がスッと入ってくる。

ただ、そうであるが故、「なんじゃこれ」感が、それまでの2曲に比べると、いっそう深くなる。

そんな感じだったかなぁ。

ま、兎も角、個人的には、リリース当時、どうにも気になる1曲だったんだよなぁ、この曲。

それまでユニコーンってなんとなくキライだったの。 ・・・というか、あんとき、平成初期のバンドブームでブレイクしてきたヒトたちって、どうも好きになれなかった。

お茶らけてて、歌詞も表層の部分だけで深みも感じられないものが多かったし。なにより煩いのがね。ただノレれば良い・・・って感じだったじゃん、あの時のバンドブームって。 まあ、それは今でもたいして変化は無いのだけれど。。。

だからね、この曲の前までは、積極的には聴いて無かった。 ラジオで流れてきて「変な曲・・・」で素通りしちゃったんだよな。 つまりは引っかかりもしなかったんだよな、当時のワタシの中では。

それでも、この曲は引っかかった。

タイトルも、歌詞の内容もそうなんだけど、サウンドとメロディだよね。 

特にイントロのインパクトもそうだけど、♪ ああ  男には〜 ♪ って言うサビのメロディラインだよね。 

なんだ、この壮大さと、キャッチーさは

以前も何回書いたけど、ワタシ、この当時、千葉中央局で郵便物振り分けの夜間バイトをやってたんだけど、一晩中、ポータブルのラジオから FMが流れてるような環境だった。

よくかかったんだ、この曲。 ヘビロテになってたのかいな・・・と思うくらい。

その度に、この曲のイントロとサビに引っかかっては、壮大な風景を夢想してたりしたな。 

なんかさ、宇宙的規模な壮大な儚さを感じちゃったりするんだよ、この曲。

それと、ヒゲとボインってどういう関係があるの? っていう表層の部分で一見、なんの関係も無さそうなところがこの曲の面白さなんだろうねぇ。

ただ、♪ ああ 男にはつらくて長い二つの道が ああ永遠に深いテーマさ〜 ♪ っていうサビの歌詞、深層的なところでは、宇宙規模的な儚さを表しているんだろうな・・

まあ、勝手に解釈すると・・・だけど。。。


それより、なにより、当時、この曲を聴くたびに、 タイトル、歌詞以上に、なーんか引っかかったんだよなぁ。
「うーむ、この曲」のこの感じどっかで聴いた事があるよな・・・。 

・・ってところから、この曲の「下敷き」がある事に気がついたんだけども、その元曲が思い出せなかった。

・・・って言う事をずーっと引きずったまま10数年。 ドラマ「電車男」でこの謎が解けたんだよな。

そそそ、「電車男」の主題歌だった Electric Light Orchestraの「Twilight」、これなんじゃん。。。

↓ コレ


この宇宙的壮大さ儚さ。・・・というか、イントロから、サビから「お借りしました〜」ってくらい、まんまなんたけどさ。。。

Electric Light Orchestraの「Twilight」は81年リリースだから、当然91年リリースの「ヒゲとボイン」の頃はすでにあった。

いや、「Twilight」も、それ以前に聴いた事はあった。それなりに引っかかってた。

Vagelisの「Chariots of Fire(炎のランナーテーマ曲)のように、宇宙的な規模感を感じるような、当時の壮大な「エレクトロミュージック」って好きだったんだよ、個人的に。 

でも、当時、洋楽にはとんと疎かったワタシにゃ、結びつかなかったんだよなぁ。

それにしても奥田民生ってヒトは「E.L.O」好きなんだよね。 この曲を皮切りに 自らプロデュースしたPuffyの「アジアの純真」もE.L.Oだもんね。 ユニコーンの活動休止前のラストシングルとなった「すばらしい日々」も、メロディラインは言うまでもなくエフェクトのかけ方とか系統的にはそんな感じだったしな。



うーむ、今改めて聴くと、たしかに表層的には「E.L.O」だけど、間奏部のエフェクトをかけたボーカルは、Y.M.Oの「Behind Mask」だし、最後のInst部分もY.M.Oっぽいなぁ。
さしずめ80年代の日英、エレクトロミュージックの共演ってところか。
超大げさに書くと。。

ところで、この動画は2009年の武道館ライブのものだけど、音はカラオケ
ドラムの川西氏、スネア叩いて無いのにスネアの音すっぞ〜


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