今回の1曲セレクトは、「わすれじのレイド・バック」サザンオールスターズです。
まずはデータなのら。。
・タイトル わすれじのレイド・バック
・アーティスト サザンオールスターズ
・作詞 桑田佳祐
・作曲 桑田佳祐
・編曲 サザンオールスターズ
・リリース日 1980年7月21日
・発売元 ビクター
・オリコン最高位 28位
・売上げ枚数 4.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 46位
どんばんわ。。 久々に「平日」の1曲セレクトです。。。
最近は平日仕事から帰ってきてPCに向かうのが億劫でねぇ、風呂入ってそのまま寝ちゃうのがデフォルトなもんで、どうしても土日に書く事になっちゃってるんだけど。。。
だからねぇ、今回もまた週末書けばいいか・・とは思ってはいたものの、今週末はROCK IN JAPANだかんね〜。こりは書けんわい・・・・と疲れた体に鞭打ってPCに向かっておりまする。
個人的に今年のROCK IN JAPANの一番の目的は、大トリのサザンだからねぇ。 その前に1曲書いておきたい・・・っていうのもあったんだよね。 もちろんサザンを。
で・・・書くからにゃ、「ナッツ〜」の曲だよな・・・と思いーの、何曲か考えてたんだけど、最近、セレクト曲がちょっとマイナーヒット傾向にあるんで、ここんところは、どっかんどっかん花火を打とうか・・・と93年の「エロティカセブン」。。。。
いやまてよ・・・・という思いが頭をもたげ・・・ 実際に引っ張って来たのが・・・
「わすれじのレイド・バック」
うーむ、これだから最近の1曲セレクトは、アクセス数が伸びないんだよな・・・ なんて、自分でも分かってながら引っ張ってきたりして。。。




この曲、ご存じの方どのくらいいらっしゃるのかなぁ・・・。
サザンファン・・・特に初期からの古いサザンファンの間では人気が高い1曲なんだけど・・・。
なんせ、売れませんでしたからねぇ・・・。 オリコン最高28位・・と、かろうじて30位の壁は上回ったものの、売り上げ枚数は4.9万枚。。。
この売り上げ枚数、ここまでのサザン歴代のシングルの中でも「ブービー」なのよ。 そそそ、ワースト2位。
一番売れなかったのが81年の「Big Star Blues」の4.6万枚だけど、これは実質、アルバム「ステレオ太陽族」からのシングルカットと言ってもいいんでさ。だから、当初からシングルとしてリリースされた中では、一番売れなかったと言ってもいいかもしれない。
ぢゃ、なんで、この曲なの・・・といわれたら、ま、率直に行って個人的に好きな曲だから・・・なんだよね。



難しい理由は無く。。。。
もちろん、リリースされた1980年当時は、この曲はまだ知らなかった訳でさ。 そりゃそうだよなぁ、80年頃は、まだ、ラジオも聴いて無かったし、ヒット曲と言ったら、「ベストテン」が全てだったからさあ、いくらサザンの曲と言ってもこれだけマイナーな曲となると知らなかったですよ。
兎に角、当時、サザンは低迷期だったからねぇ。 ま、実際はこの年初めの「涙のアベニュー」をリリース後、暫く半ば活動休止状態だったサザンだったわけで。
そんな中、FIVE ROCK SHOWと銘打って5か月連続でシングルリリース。 まあ、実質はこれが唯一の活動と言ったら活動だったんだけどさ、この5カ月連続シングルリリースの最後のリリースとなったのが、この「わすれじのレイド・バック 」ですね。
ちなみに、FIVE ROCK SHOWと銘打った割に、今思うと「ロック」っぽい曲が1曲も無いんだけどさ




ただ、どの曲も売れなかった訳でさ。 唯一10万枚を突破したのが、5月リリースの「いなせなロコモーション」ぐらい・・・・、あ、「涙のアベニュー」もギリで10万を超えてたか。。。
いずれにしても今の押しも押されぬ「国民的」な大御所バンドからすると想像もつかないけど、長い活動期間の中で一番低迷してた頃。 前年「いとしのエリー」の大ヒットがあったのが嘘のようで・・・。
アルバムは売れてたけどね、シングルは出しても売れない。泣かず飛ばずな状況でしたね。
当時はシングルヒットっていうのは、人気のバロメーターとしては必須条件だったからさ。 だから、ワタシも、さしものサザンも消えちゃったか・・・って思ってた頃だなぁ。
奇しくも1980年って、前年79年ロックBIG3と呼ばれ、トップ争いをしていたゴダイゴ、ツイスト、サザン・・・どのバンドも低迷した年なんだよね。 これも時代の流れか・・・なんてガキのくせして思ってたもんよ。
で、実際にこの「わすれじのレイド・バック」を聴いたのは、「バラッド'77〜'82」っていう、後にCDで超ロングヒットになったベストアルバムですね。
そそそ、まだ「カセット」しかなかった頃の奴・・・。っていうか、「バラッド」って初めは82年リリースだったんだけど、最初はカセットのみリリースの企画盤だったんだよね。
これをいつだったかなぁ、84年ぐらいに購入したんだと思う。カセット。
で、大分聴いたよなぁ。 ま、今でもCDは持ってますけどね。
その中で、なーんか気になったのが、この「わすれじのレイド・バック 」だったんですよ。
タイトル通り、めっちゃくちゃ、のどかなカントリー調の曲で。。。
サザンでカントリータッチの曲って珍しいからさ。 これ以来も今に至るまであんまりないような気がするな。
そうそう、タイトルの「レイド・バック」っていうのは、「のどかな、リラックスした」って言う意味ね。
そんなリラックスした、ミディアムスローな曲なのに、 ♪ 指でさぐることなど 辛い IN YOUR SOCKET〜 ♪ と来たもんだ。いつものエロな桑田節が炸裂してるんだよね。
そのギャップさが良いんだよなぁ。
まあ、中学生〜高校生だったから、この歌詞の意味も分かったんだけどさ。 もし、ヒット当時聴いても、意味はわかんなかっただろうしね。(1980年と言ったら、小学5年生)
この曲の一番最後は全員で「シング・アウト」部分で終わるんだけど、これはやっぱ青学時代「フォークソング同好会」に在籍してた頃の名残でしょうかねぇ。
桑田氏著の「ロックの子」を読むと、「フォークソング同好会」の頃、全員でシング・アウトさせられたって言うくだりがあったりするしさ。
でも、なぜか、この「シング・アウト」がグッと来るんだよなぁ。 この曲のハイライトと言ってもいいかもしれない。
ただ、83年のアルバム「綺麗」のラストの「旅姿六人衆」も最後はシンク・アウトで終わる。 これもグッと来るんだよなぁ。
大学の頃はみんなでシンク・アウトするのがキライだったっていう桑田氏だけど、本当はどうなんだろ? 本音は結構好きなんじゃないかなぁ・・・・なんて勘ぐったりして。。。。




本家サザンもライブでやってくれないかなぁ、この曲。
今となっては、超死角に入ったこの曲。 サザンファン歴が比較的浅いヒトは知らないヒトもいるだろうしなぁ。 達郎氏の「マニアックライブ」に匹敵するようなライブでもないと、もうやんないだろうな。
(追伸)
↑のように、「(ライブでは)もうやんだろうなぁ・・・」と書いたのが2018年だったけど、2019年の全国ツアー「キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!」で演ってくれましたねぇ〜。 まさか、演ってくれるとは思ってもいなかったので。。。




しかも、↑で書いた「旅姿六人衆」とセット演ってくれたり。若干マニアックではあったけど、ツボにはまったツアーでしたね。
あー、また、サザンのライブ参戦したいっす

併せて、この曲の動画あるわけないよなぁ・・・と、これ書いた当時は、サザンの動画は悉く消されてたのを憂いたんだけど、最近はこの動きも緩和されつつあるんでね。
一応動画があったんで、リンク。このまま消されないでほしいなぁ。
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