1973_12_小さな恋の物語_アグネス・チャン


今回の1曲セレクトは、「小さな恋の物語」アグネス・チャンです。

まずはデータでする。

・タイトル    小さな恋の物語
・アーティスト  アグネス・チャン
・作詞      山上路夫
・作曲      森田公一
・編曲      馬飼野俊一
・リリース日   1973年10月25日
・発売元     ワーナーパイオニア
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 58.0万枚
・ベストテンランクイン期間:1973年11月12日〜1974年2月11日付
・タイアップ:映画「大事件だよ全員集合」劇中歌

アーティストの中で一番売れた曲・・・・、長年ヒット曲を見てくると、大体予想が付くし、実際のその通りなんだけど、時々、「予想外」な曲が、そのアーティストの中で一番売れた曲だったりする事ってあるんだよね。
今回のそんな曲をひとつセレクト。

アグネス・チャン 「小さな恋の物語」

アグネス・チャンというと、どうしても、デビュー曲の「ひなげしの花」だったり、3枚目の「草原の輝き」に注目が集まっていたし、だから、それらの曲が一番売れたんだよな・・・なんて思われがちなんだけど、違うんですねぇ。

そそそ、今日の「趣旨」でいうと、今回セレクトしてきた「小さな恋の物語」が、アグネス・チャンの中で一番売れた曲なんだよねぇ・・・。

・・・なんていうと「え?」なんて思われちゃうかもしれないけどさ。  実際、ワタシも初めてその事を知った時、「え?」って感じだったしなぁ。

その前に、その事を知った当時、この曲知らなかったのよね。。。。 中学生の頃だったかなぁ。

やっぱり、個人的にも、アグネスといえば、「ひなげしの花」であり、「草原の輝き」って頭だったわけでさ、その他の曲って記憶になかったんだよなぁ。だからね、めちゃくちゃ意外だった事を覚えてる。

実際、この曲を聴いたのも、それからかなり後になってからでしたね。

今から24年前の1992年の秋から、翌93年春に、ニッポン放送の日曜18時〜20時で放送していた「オリコンベストヒット500」だったと思う。
 あ、メンゴ、番組の正式なタイトルは違ってるかもしれない・・・。ちょっとど忘れ。。。

でもね、その当時のオリコン歴代売り上げ、上位500位を半年かけてカウントダウンして行った番組。毎週20曲ずつ、25週かけてカウントダウンしていく、なんか画期的な番組だったんだよな。
まあ、野球休止期間の繋ぎ番組と言う感じでもあったんだけどね。


あ、ちょっと話がすれたね。

いずれにしても、この番組で初めてこの「小さな恋の物語」を聴いたんだよね。 売り上げ枚数58.0万枚なんで、当時のランクで歴代250位くらいだったかなぁ・・・。

あ、これかぁ・・・・と思うと同時に、やっぱり、それ以前に聴いた記憶がなかったんだよなぁ。初めて聴いた・・・と言っても、何分、ワタシが4才の頃のヒットだからさ、まだ、充分物心も付いてなかったし、だから、もしかするとどこかで聴いてたかもしれない訳でさ。もし、どこかで聴いてた・・としたら、眠ってた記憶が甦る・・・って事もよくある話でさ。

 でも、そう言う記憶が一切なかったんで、やっぱり聴いたことなかったんだろうな。。。

・・と、同時に、今一つ、良く分かんなかったんだよね。この曲が、「ひなげしの花」や「草原の輝き」よりも売れていた・・・っていう事実が。

まあ、曲として、そんな感じの、いまひとつピンと来なかった・・・んだよな、その時は。

ただね、如何にも70年代前半のイメージだなぁ・・・ってことは印象に残ったんだけどね。 例えば主旋律に対してのストリングスの対旋律の流れだったりさ。
そそそ、それが一番耳に残ったんだ、この曲。70年代のヒット曲って、まだシンセが充分浸透していなかった時代なんで、ほぼ全部生楽器だったわけじゃん。だから、ブラスとかストリングスで、耳に残るフレーズの曲って多いんだよな。

例えば、74年のジュリーの「追憶」とかさ。

この曲の特にサビの部分のストリングスのフレーズも、耳に残るんだよね。

この曲、メロディ形式としては、A-B-A の今からするとめちゃくちゃ単純な流れで、Aの部分が若干、マイナー気味の「弱」メロなんだけど、サビのBメロは、Aメロとは対照的に、いきなりメジャー系の「強」メロになるじゃん。
その対比・・・というか急な変化の仕方が、今となっては笑える・・・っちゅうか、余りのいきなりの変化にビックリするんだけどさ 
 その強メロのサビの部分で、主旋律に対して絡んでくる対旋律のストリングスがね、これまた大げさで印象に残るんだよね。

まあ、大げさってのは言いすぎかもしれないけど、生理的に気持ちいい。

当時のきょをくは、そんな生理的に気持ちいいストリングスの対旋律の曲っていうのも多かったんだよな。

なんて言うのかなぁ、例えばパーシーフェイスオーケストラの「夏の日の恋」のような生理的に気持ちいいストリングスのフレーズのような。

まあ、その辺は、当時の流行りとしてイージーリスニング系があったことも大いに関係してるんだろうな。


ところで、この曲と言えば最初に買いように、アグネス・チャンで最大のヒット曲であると同時に、オリコンで、唯一「1位」を獲得した曲なんだよね。 しかも、1973年12月17日付、たった1週のみ。  

え? 初登場の時かって?

・・・んな訳はない。当時「初登場1位」なんて曲は無かった訳で。。。当時のチャートをひも解いてみると、ベストテンランクイン後6週目で1位を獲得していたりする。

でも、次の12月24日付で、いきなり5位に転落。。。

そそそ、マニアックなオリコンチャートファンにとっては、常識かもしれないけど、「1位から次の週に5位以下にランクダウン」した初めての曲が、この曲だったりするんだよね 。。

ま、これも、1位から平気で、次の週30位以下に転落するのも珍しくない今となっては、どうという事のない記録かもしれないけど、当時としては「珍事」だった訳なんだよね。


なぜ、1位から5位にランクダウンしたのかって言う詳細は、当時の週間売り上げデータが手元にないんで何とも言えないんだけど、ランキングだけ見てみると、12月24日付の、上位4曲は全てランクアップして来ていた曲なんだよね。

1位←7位 愛の十字架(西城秀樹)
2位←5位 モナリザの秘密(郷ひろみ)
3位←4位 魅せられた夜(沢田研二)
4位←34位 恋のダイヤル6700(フィンガー5)
5位←1位 小さな恋の物語(アグネス・チャン)

おーっと、当時のスーパースター勢ぞろいっていうランキングですな
でも、推測できることは、上位4曲が全てランクアップ来ていた曲って事は、それだけ売り上げレベルも前週に比べて上がって来ていただろうってこと。

そのあおりを食った形での1位から5位への転落だったんだろうな。

しかもこの曲が底力があったのは、1位から5位に転落した、2週後に再度3位に再上昇し、4週間3位をキープしたことだろうね。

昨今のヒットとの違いは「ココ」なんだよね。「持続力」っ言う点。

でも、それで、売り上げ58万枚かよ・・・なんて、思う方も居るかもしれない。なんせ、今じゃ、1週間で50万枚、100万枚なんて珍しくない訳だから。

でもね、例え最初に100万枚売れても、次の週ぱったりと売れなくなるんじゃ、意味ないんだよね。
曲が大衆的に浸透し広がりを見せるって言う点ではさ。

よく、ヒット曲メーカーの作家の方が、10万枚しか売れなくてもいいから、100万人が知ってる曲を作りたいっていうけど、そういうことなんだよね。




どうでもいいことだけど、この曲、ドリフターズ主演の「大事件だよ全員集合」っていう映画の中で歌われていたんだってね。
・・・wikipediaの受け売りなんで、どんな映画だったのかは、知らないんだけどさ
まあ、いわば「ナベプロ」主導映画ってわけですな。
でも、この曲がアグネス最大のヒットになったのも、その辺にあるのかなぁ・・・。


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