今回の1曲セレクトは、「防人の詩」さだまさしです。
まずはデータです。
・タイトル 防人の詩
・アーティスト さだまさし
・作詞 さだまさし
・作曲 さだまさし
・編曲 渡辺俊幸
・リリース日 1980年7月10日
・発売元 フリーフライト
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数 56.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1980年8月4日〜9月29日
・タイアップ:映画「二百三高地」主題歌
今日は全国的に台風で荒れた1日となりましたね。こちら関東でも、丁度、いま雨風が強くなってきてますね。
こういう夜は、一人しんみりと音楽を聴きたいものです。
・・・ということで、当初は今回は別の曲を書こうと思ってたんだけども、この曲に変更します。
さだまさし「防人の詩」
うーむ、シンミリとしてますねぇ。重いですねぇ。
この曲は、1980年夏に公開された、映画「二百三高地」の主題歌として映画同様、曲の方も大ヒットしましたね。
いつかも書いたかもしれないけど、当時、8月の終戦記念日前後になると、決まって「戦争」を題材とした映画が公開されたんだよな。
この年1980年が「二百三高地」、次の年81年が「連合艦隊」(主題歌 谷村新司「群青」)、そのまた次の年82年が「大日本帝国」(主題歌 五木ひろし「契り」)・・・と、3年続けて戦争物が公開され、いずれもヒットしたんだよね。
その中で、主題歌として一番ヒットしたのが、この「防人の詩」でしたね。
・・というか、この曲だけが突出してヒットしたんだよな。たしかに何れの主題歌も、壮大な中に重厚さを感じる曲ではあったけど。。
その中で、この曲だけが50万枚以上の大ヒットした、っていうのは、やっぱり、この曲が多くのヒトの心に「グサリ」と刺さったものがあったんでしょうね。
さだまさし氏も、この曲を歌う時は危機迫るような迫力があったもんなぁ。 同じ人が、前年の同じ「夏」に「関白宣言」でおちゃらけていたとは思えないもの。あの曲から比べたら180度違ったもんなぁ。
同時は、まだ「楽曲」の時代だったし、だから楽曲の力で多くの人を動かす時代だったんだよね。
今だったら「クサッ」と思える曲だけどさ、当時は、曲の形式よりも、如何に多くのヒトに刺さる曲であるかっていうのが重要だったんだよな。
そう言う上で、ヒットチャートっていうものも「重み」があったんだよね。
この間の大江千里「格好悪いふられ方」の時に、91年当時は日本のヒットチャート史上最強期って書いた。
確かに、超ロングヒットが多かったという意味では、91年当時のヒットチャートは最強だったかもしれない。
けど、ランクそのものの「重み」と言う意味では、「80年」っていう年は、本当に重みがあったんだよな。
なんて言うのかなぁ、ランクされた1曲1曲、そのものが本当の意味でのヒット曲って感じだったじゃん。
もちろん、曲そのものも良かった。
だから、そんな時代にオリコン2位まで行った、この曲は本当にヒットしたと思う。。。
・・・と大そうに書いてしまったけど、本当の所を言うと、個人的には、ここまで売れていたとは思わなかったんだよね。
うん、当時はまだ、オリコン買ってなかったしさ。だから、どの曲がどのくらい売れたか・・・っていうのは全くしらなかった。
まあ、「ベストテン」は見てたから、「ベストテン」の範囲内でのヒット感しか知らなかったんだよね。
その範囲でのは、この曲それほどヒットしていたとは感じなかったんだよなぁ。
まあ、当時、さだ氏は、それほどテレビに出なかったというのもあると思う。
この曲も「ベストテン」には出演した事があったけど、それほど回数出演してなかったしさ。
でも、その数少ない出演した時、しっかり録音してたんだよな、ワタシ。
で、この曲、当時何回も聴いたなぁ。 ・・というか、この頃の曲、個人的にも大好きでさあ。 まあ、テープが伸びるんじゃないか・・・と思うほど、毎日飽きずに聴いてたよなぁ。
だからね、この曲を含め、この頃の曲を聴くと、未だに鮮明に当時の風景が浮かんできますわ。
ワタシは小学5年生 11才だったな。
うん、正直言って、詞の内容は全く分かんなかったんだけども、曲がね、どうしても染みるんだよね、心に。
ちなみに、当時ベストテンからとったテープはこの曲の次が、ジューシィ・フルーツの「ジェニーはご機嫌ななめ」だったして。。。









なつかしいなぁ、そう、こんな感じでしたよ。
レコードでは、オーケストラ編成だったけど、テレビでは、アコギ1本の弾き語りだったんですよ、この曲。
この動画はベストテンではないけど、ベストテンも、これとほぼ同じアレンジだったんだよな。
だからね、個人的にはレコードアレンジよりも、このアレンジがしっくり来るんだよな。
レコードアレンジよりも、さだから訴えかけがダイレクトに感じるし。
ちなみに、この曲で、この年の「紅白歌合戦」に出演した、さだまさし氏ですが、この曲、テレビアレンジで歌っても5分以上あるんだよね。
通常、余程の大御所でない限りそんな尺は貰えない。せいぜい3分がいいところだったんだけど、それじゃ、この曲の意味が通らない・・・と5分のテレビバージョンまるまる歌ったんだよね。 それで当時、いろいろ批判を受けてましたよね。
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