ワタクシ目の2016年上半期チャートの集計が終了し、先ほど、サイトの方へ即日発表しましたexclamation ×2

http://www.kajiyan-net.jp/hitchart.htm


まあ、集計終了と言っても、各楽曲にID振るようになってから、EXCELのピポットテーブルを使用して簡単に、ものの数分で集計も終わるんで、全然大変じゃないんだけどね。

ふむ、1曲1曲、電卓片手にシコシコと1日がかりで集計していたのは、今は昔だからさ。



でぇ、出来あがったばかりのランキングから、速報的レビューです。

2016年1月7日〜6月30日付間ランキングで、全ランクイン曲数 716曲。

昨年の同上期半期時の、総ランンクイン曲数は738曲だったので、 昨年に比べると微減となっています。

ただし、その分1曲あたりのトータル得点は、若干ですが、昨年の上半期時に比べると、やや伸びて来ているかな・・・と言う印象がありますね。

特にベストテン内を含め上位では、総じて、昨年に比べるとトータル得点が伸びて来ているのが分かります。

ま、これには、ややカラクリがあって、有線チャートのランク付の変化が大きいんだよね。

事前にはお知らせしてなかったんですが、有線チャートのランキング方法、昨年まではジャンル分け無しで総合ランキングだったんですが、今年から、演歌部門、ポップス部門と、チャートが別になりまして。。。
 ワタシチャートは、他の要素との傾向から、当然ポップス部門のランキングを採用しています。

したがって、有線に強いポップス系の楽曲は総じて、昨年までの集計方法よりも有線からの得点を得やすくなっており、その効果もあったようです。

逆に言えば、演歌系については、有線からの得点を失う事になっており、したがって上位にほとんど演歌系は居ない・・と言う結果になっています。

まあ、これは演歌をどう見るかという主観的な部分になってきてしまうんだけど、他の要素とのバランスを見ても、演歌よりはポップス系に配分が高いのは、ヒを見るよりも明らかなんで、これも時代の流れということで、しょうがない部分と割り切っておりまする。


それぞれの楽曲個別のランキング傾向を見ると、

1位 明日への手紙 手嶌葵
2位 未来 コブクロ

っていうのは、もしかして、結構意外な楽曲でしたかねぇ。
確かにCDセールス「のみ」のチャートからすると、ちょっと考えられない順位だったかもしれない。
でも、両曲ともネット配信では強かったですからね。 それに伴い、有線、ラジオチャートも上位に引っ張られ、プラス、比較的ロングヒットになったことで、得点を伸ばしてきています。

特に、2位の「未来 コブクロ」は、今週、再チャートアップとなってきていることから、年末の年間チャートに向けてさらに得点を伸ばしてきそう。次週以降のチャートアクションにも要注意ですね。


その他、ベストテン内を見ていくと・・・・、うむ、AKBグループと「その仲間たち」なヒト達が多いなぁ

・3位 サイレントマジョリティー  欅坂46
・4位 365日の紙飛行機  AKB48
・5位 唇にBe My Baby AKB48
・9位 ハルジオンが咲く頃 乃木坂46
・10位 君はメロディー AKB48

・・・と10曲中、5曲を占めている。。。

個人的には、うーむ悔しいなぁ・・・と思いつつも、この状況は、やっぱ認めざるを得ない訳なんだろうねぇ。

特に3位の欅坂46「サイレントマジョリティー」は、CDセールスのみならず、ネット配信でも、上位で比較的長い間ランクインされて来ておりねその結果得点を大きく伸ばしてきた訳で。。
それだけ、「一般」のお客さんも呼び込めたということでね。

ただ、これらにも言えることは、総じて言えばCDセールスよりも、ネット配信で強かった曲が上位に来たというところ。で共通して言えることは、一過性的に強かった・・・と言う訳ではなく、やはりある程度、上位にロングランさせるようなチャートアクトョンを展開し、得点を稼いだことが大きかったですね。
 特に4位の「365日の紙飛行機」は、ご存じのように「唇にBe My Baby」のC/W曲なんで、ワタシのチャートでは、CDセールスは反映されません。
 つまり、CDセールスの得点は「0」な状態で、ここまでランクを上げて来ています。 それだけネット配信チャートが強かった訳ですわね。 その他、有線でも強く、結果的にこの2つの要素が強みとなって得点を伸ばしてきています。


ちなみに、

・6位 花束を君に 宇多田 ヒカル

も、「365日の紙飛行機」同様にCDセールスは「0」の状態で、ここまでランクを伸ばしてきています。
 まあ、もとよりこの曲はCDリリースはされておらず、ネット配信のみなんで、CDセールスチャートには入り様が無いんですが。。。

でも、これらの曲の傾向からも分かるように、CDセールスは曲の「ヒット」と言う点に関して、どれだけ重みが無くなっているのかが分かるような結果だったんじゃないかなぁ。

ま、それについては、昨年の年間チャートの時も言及したけど、今回の上半期チャートではね、さらに如実に進んだと感じる結果でしたわ。


昨年までに比べると、ちょっと元気が無かったと感じるのは、西野カナさんですかねぇ。

まあ、

・7位 トリセツ 西野カナ

と、ベストテン内に1曲送りこんではいるものの、去年リリースの曲だからねぇ。
今年の曲、「あなたの好きなところ」は14位と、もうひとつ伸びが見られない。「トリセツ」に比べても「粘り」という点で、得意の配信チャートでもタンパクなチャートアクションになりつつあるし。
 これは、楽曲の傾向自体、飽きられつつあることは明らかな訳ですわな。
次の曲は、曲調も、詞の内容も変えていかないと、さらに飽きられる可能性があるよ。
勝負の曲になってくるのは間違いなさそうですわ。