1978_04_微笑みがえし_キャンディーズ








今日の1曲セレクトは、「微笑みがえし」キャンディーズです。

まずは、データです〜。

・タイトル      微笑がえし
・アーティスト    キャンディーズ
・作詞        阿木耀子
・作曲        穂口雄祐
・編曲        穂口雄祐
・リリース日     1978年2月25日
・発売元       CBSソニー
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数     82.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1978年3月6日〜5月22日付

今日4月4日は、何の日だったか覚えてますか?

・・・・と書いて、ハイハイハイと即座に言える方は、もう50代以上の方々になっちゃうかなぁ。

 そうです、キャンディーズのファイナルコンサート「バイバイカーニバル」が、今は無き「後楽園球場」で行われた日ですねぇ。

1978年4月4日 火曜日

あれから38年・・・・・。月日が経つのは、ほんとに早いわけで・・・。
 
 と言っても、ワタシは直接見に行ったわけではないので、あんまり大きな口を叩けないのですが・・。
 
でも、あのときのフィーバーぶりはホントすごかったですよねぇ。
今、AKB、ももクロが凄い・・・なんていっても、あの時のキャンディーズフィーバーには足元にも及ばないと思いますわ。

  ワタシゃ、当時、まだ、小学3年生になったばかりの頃で、まだ、「ヒット曲」の世界には入り込んできていなかったけど、それでも、なんか、異常なフィーバーぶりは感じましたね。
いや、これでも当時はキャンディーズ派だったからさあ、ワタシも。ピンク・レディーよりもキャンディーズだったの。 

 ファンがファンにより、ファンのために盛り上げたというかね。もちろん、仕掛けはあったんだろうけど、それを感じさせない、ファン自らが主導になったフィーバーだった気がする。
全キャン連(全国キャンディーズ連盟)っていう、全国組織のファンクラブ・・・というか「親衛隊」が主体となって、あのフィーバーぶりを盛り上げましたからねぇ。


その証拠の1つに、当時の「ザ・ベストテン」があるんですよね。

1978年3月23日放送分で初めて1位を取ってから、4週1位を守った、翌週の4月20日では、ピンクレディーの「サウスポー」に1位の座を奪われたんだよね。
 これを見た、キャンディーズファンが「決起!」、「ベストテンにリクエストを」運動を展開して、翌週のハガキリクエトでトップを奪取、みごと1位に返り咲いた・・・というより、1位を「奪還」したという、話は、キャンディーズファン、当時のベストテンファンの間でも有名な話ですよね。

 あれだけ、ファンが一丸となって盛りあげたアーティストってのも、あんまりいないんではないですかね。
うーん、まあ、昨今のSMAP解散騒動でのCD購入運動は、それに近いものはあったけど。。。

ただね、上で書いたベストテンでのハガキリクエスト運動ですが、今になって冷静に考えると、ベストテンがOAされた後、リクエストハガキ運動を起こしても次の週のハガキリクエストチャートに反映されるのはムリなんだよね。
 ベストテンのチャート集計は、OAの1週前には結果が出てるからさ。つまりOAは、集計結果が出た次の週なんだよね。 だから、4月20日のOA後に、決起して、ハガキリクエスト運動を起こしても、結果が反映されるのは、早くても2週間先のOAと言う事になる訳で。。。。

だから、この時の1位返り咲きは、ハガキリクエスト運動決起の影響・・・というよりも、4月4日のバイバイカーニバルと、そのすぐ後にこの時のライブのOA(視聴率32%)によって、ハガキリクエストが伸びた効果と言った方がいいのかもしれないんだよね。

 まあ、いずれにしても、キャンディーズは、自ら引退宣言をした訳だけども、アイドルのひとつの「引き際」の見本でもあるんじゃないかなぁ。人気絶頂期にファンに惜しまれながら引退する・・・。
 これが最高の引き際ではないかと思うわけです。


 曲の方も、引退というと、とかく、「さよなら」を強調する曲が多いんだけど、この曲の場合は、さらっと「バイバイ」といってお別れ・・・というような曲調がよかったですよね。
それでいて、聴き終わると、ついも淋しくなるのは、やっぱ、この曲で解散っていうのが、いまでも脳裏から離れないからでしょうかねぇ

 詞には、キャンディーズの歴代のヒット曲がちりばめられていて、これは、大変だったろうね。つじつまを合わせるのは。
 でも、いやみがなくさりげなくちりばめられているのは、さすがに阿木女史の作品かなと思いますね。


まあ、結局、3人とも「普通の女の子」には、戻りきれなかったわけだけど、1978年4月4日の「バイバイカーニバル」は、アイドル史上、歴史に残るコンサートだったのは、間違いないところですね。



バイバイカーニバルの前日、4月3日OAの夜ヒットから。
既に、翌日のライブに向けて、ステージ設営が始まっている、後楽園球場からの中継でしたね。
実質、最後の歌番組の出演って事になるのかなぁ。
この時も全キャン連の方々が、大勢見守ってたりしてますね。


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