1985_03_ジェラス・トレイン_河合奈保子








今回の1曲セレクトは、「ジェラス・トレイン」河合奈保子です。

まずはデータです。

・タイトル    ジェラス・トレイン
・アーティスト  河合奈保子
・作詞      売野雅勇
・作曲      筒美京平
・編曲      萩田光雄
・リリース日   1985年3月5日
・発売元     コロムビア
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数  9.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 13位

さて、久々に河合奈保子さんです。
「久々に」・・・って言うのは、実は、河合奈保子さんのめぼしい曲は、もう大体書いちゃったんだよね。なので、そろそろ打ち止めかなぁ・・・なんて思ってたんだけど。。。

でも、まだ書いてない曲がありましたねぇ。

1985年の今頃のヒットである「ジェラス・トレイン」。

この曲、今まで書いてなかった理由は、ただ、一つ、個人的に好きじゃないから・・・。だったりして。。。ジャジャン

いや、それじゃダメでしょ。。。。。

・・・ってことで、意を決してセレクトして来ましたわ。。。。

この曲、なぜダメなのか・・・というと、単純なんだけどさ、アイドルの曲っぽくなかったからなんですよね。
まあ、個人的な嗜好なんだけど、河合奈保子さんは、あくまでアイドルでいて欲しかったんだよなぁ。曲も大人っぽくなって欲しくなかったんですよ。

この曲は、もう、完全に「洋楽」だもんね。メロディラインからして。
この曲も、筒美京平氏の曲だけど、こんなに洋楽、洋楽なメロディも珍しくなかったかなぁ。
確かに昔からバタくさいメロディとサウンドで定評があったけど、それでも底辺にはジャパニーズアシッドがあったように思うんだよね。
 例えば、この曲と同時期にヒットしていた、斉藤由貴の「卒業」なんてのは、そんな感じだったじゃない? だから、すんなり受け入れられたんだよな。

でも、この曲は、イメージは洋楽的なのよ。 そこがちょっと、個人的には受け入れられなかったのかもしれない。

まあ、この曲の前の「北駅のソリチュード」、そのまた前の「唇のプライバシー」から続く、大人路線3部作の最終作ではあった訳で、筒美氏の、ある種の「実験」だったのかもしれないけどさ。

でも、この曲の次の「デビュー」は、河合奈保子の原点に戻ったような、爽快感があったでしょ。だからね、「デビュー」の時は、ホッとした、いや、ほんと随分ホッとした。

この曲の時は、このまま「大人」なアーティストになっちゃうのかな・・・なんて一抹の寂しさがあったからね。
そんな寂しさから、どうもこの曲から足を遠のけちゃったような気がするな。
 でも、そう思ってた方、意外と多いんじゃないのかなぁ。 この曲でついに、レコードの売上げも10万枚を割っちゃいましたからね。
 筒美氏の、河合奈保子「大人計画」は必ずしも成功じゃなかったような気がするな。


ちなみに、この曲の音源は持ってるんだよな  「ベスト」盤持ってるからさ。

でも、↑の様な理由から、この曲は今までほとんど聴いてなかったのよね。。。。

あ、そう言えば、この曲、「ザ・ベストテン」では3週連続10位で、そのまま10位圏外に落ちちゃったんだよな。
珍しいチャートアクションだったのよ。 うん、それは、未だに記憶に残ってる。
 でも、上には上が居て、82年のイモ欽トリオ「ティア・ドロップ探偵団」は、4週連続10位で、そのまま10位言外に落ちた珍記録を作ってたからなぁ。





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