1983_12_ラブ・イズ・オーヴァー_欧陽非非






今回の1曲セレクトは、「ラヴ・イズ・オーヴァー」欧陽菲菲です。

 まずはデータです。

・タイトル   ラヴ・イズ・オーヴァー
・アーティスト 欧陽菲菲
・作詞      伊藤薫
・作曲      伊藤薫
・編曲      若草恵
・リリース日   1982年9月1日
・発売元     ポリドール
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   52.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1983年12月5日〜1984年2月6日付

 今日はストレートに書き出しますぞ。
 最近、よく聴く曲があるんだよなぁ。うん、それが、今回引っ張ってきた欧陽菲菲の「ラヴ・イズ・オーヴァー」なんだけどさあ。
 そうでなくても、この季節になると、どこからともなく聴こえてくるような気がするねぇ。この曲。
 やっぱ、曲想から言って、この「時期」の曲っていうイメージが強いのかねぇ。

 ま、たしかに、ヒット時期は、ちょうど今ごろだったしね。個人的にも、この曲っていったら、12月の寒い中聴いてたっていう印象が強いし。

 ただ、リリースは、必ずしも「冬の寒い日」ではないわけで。うむ、「ヒット前年」の9月だったりするからねぇ。
 あ、いや、厳密に言うと、ヒットの「3年前」の1979年7月が最初のリリースだ。
 「最初の」っていうのは、この曲、もともとB面なんだよね。そそそ「うわさのディスコクイーン」って曲のB面だったのよ。

 でも、「うわさの〜」は全くうれず、いわんや、この「ラヴ・イズ・オーヴァー」なんてのは、日の目が当たるわけもなく・・・。

  ただ、あの頃は「有線」って言うメディアがまだまだ力を発揮してたのが幸いだったよねぇ。
 そそそ、この曲も81年の暮れ頃から有線で静かな話題を得てきていて、翌82年9月に再リリースされたわけだ。

 まあ、それでも、ベストテン入りまでは、それから1年3ヶ月もかかったわけだから、超ロングヒットもいいところですわな。

 あの時代、こういう、ジワリヒットって、まだ結構あったからねぇ、それほど奇異な動きには感じなかったよなぁ。
 82年〜83年にかけて、一時的な演歌、歌謡曲の復活があったからさあ。

 この年は、佳山明生の「氷雨」が、リリースから数年越しのヒットとかあったしさ、そういうジワリ型ヒットっていうもののインパクトは、それほどでもなかった気がする。
 話題的には、オリコンで言えば、71年の「雨の御堂筋」以来、12年ぶり1位獲得。なんていう、1位獲得間隔更新って言うほうが、当時としてはインパクトがあったのかなぁ。
 

 しかしながら、ジワリヒットは、ヒトのこころに曲が深く浸透するわけで、だから、いまだにエバーグリーンな曲になりえているわけで、これまでに何人もカバーしているわけなんだよね。


 でも、あの時代、ワタシ的にはこの曲は大人過ぎたな。いい曲だとは生理的には思っていたけど、まだまだ受け付けるまでには至らなかったっていうかさあ。ただ、残っているのよ曲は。
 この曲、聴くと、ああ、83年の12月だよなぁ〜、あの頃は〜っていう絵が即座に浮かんできたりするし。

 うん、今聴くと、ちょうどいいのよ、この曲くらいの幅の曲が。

 まあ、それだけワタシも年取ったってことですかねぇ。このテの曲が最近ないのが、淋しいわけなんだけどさあ。

それにしても作詞。作曲者の伊藤薫ってヒトは、いい曲持ってるんだよね。以前、香坂みゆきの「レイラ」を書いた時も少しふれたんだけど、グッと心に染みいるようなメロディアスな曲が多いのよ。
最近は、千葉テレビの「カラオケ大賞」の審査員やってるけど。。。



最近このヒトがこの曲を歌う時、完全に歌い方を崩しちゃってるじゃん。あれが、どうも、個人的にはねぇ・・・。って感じなんだよね。

 やっぱ、オリジナルな歌い方が個人的には「○」。

 しかし、この手の正統派なエンターテイメントソングは、最近じゃ和田アキ子ぐらいしか歌わないよねぇ、きっと。
 うん、このテの曲を歌えるヒトが少ないんですよ。やっぱ、それは寂しいよなぁ。



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