
今回の1曲セレクトは、「YES〜free flower〜」MY LITTLE LOVERです。
まずはデータです。
・タイトル YES〜free flower〜
・アーティスト MY LITTLE LOVER
・作詞 小林武史
・作曲 小林武史
・編曲 小林武史
・リリース日 1996年12月2日
・発売元 トイズファクトリー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 45.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 6位
・ベストテンランクイン期間:1996年12月16日〜1997年1月13日付
・タイアップ:映画「Swallowtale」挿入曲
無機質な曲ってことで、この間もglobeの「SWEET PAIN」を引っ張ってきましたが、今回も「無機質」な曲です。
ハイ、マイラバの「YES〜free flower〜」。
うーん、まあ、正直、当時のマイラバとしては、オリコンで1位は取ったもののあんまり「メジャー」な曲として売れたわけではないから、もしかしたら忘れちゃっている方もいらっしゃるかもしれないけど、この年に公開された映画「Swallowtale」の挿入曲にも使われたから、そう書けば思い出した方もいらっしゃるかなぁ。
兎に角、この曲イントロの最初の音から、最後の1音まで、あんまり曲の抑揚がないんだよね。ドラムなんて、最初から最後まで8ビート刻みっぱなしで、フィルインが一つも入らない。とっても無表情な曲ですわ。
グワァーッと盛り上がるサビが普通な日本のヒット曲ではかなり珍しい構造な曲だわね。
それ以上にメロディがかなり特異な流れですわね。
Aメロ
♪言葉 ひとつ 重く 消えるよ ♪
までで、なんと16小節も使ってたりする。この「シロタマ」連続の曲のあまりにもゆったりとするメロディの流れと、BPM130のほとんど「普通」のビートとのコラボレーションっていうのが、不思議と新鮮な感覚を醸し出してくれるんだよね。
うーん、それまであったようでなかったような不思議な感覚。
まあ、それが、この曲のすべてでしょう。
ただ、そんなとってもメロディラインがシンプルな曲だけど、サビの部分はしっかり仕掛けてありますね。
例の ♪YES〜 YES〜 ♪ の部分。
最初は、小節の最初から「譜点二分音符」に続いて四分音符のアーフタクトから「シロタマ(全音符)へのタイ が基本なんだけど、大サビでは、これが、1拍早まって、前小節のアーフタクトから譜点二分音符」に続いて四分音符のアーフタクトから「シロタマ(全音符)へのタイへと。
つまり、大サビでは♪YES〜 YES〜♪ の最初の「YES」が1拍早く入るんだよね。
あーー譜面なら簡単なのに文章で説明すると面倒っちいな。。。
まあ、そんな感じで、「シロタマ」連続で、どうも単調になりがちな曲なんだけど、ちゃんとメロディラインのリズムに変化を持たして単調になるのを防いでいるんだよね。
まあ、あんまり気がつかない部分かもしれないけど、この曲の面白さのひとつだと思いましたね。
メロディが複雑な曲も、いいところはあるんだけど、こういう単純な曲なほど、騙しが効かないところがあるから、曲の出来不出来がモロ出るんだけど、この曲は、その中でも精巧な曲なんぢゃないかなぁ・・・思っているんだよね、個人的には。
うん、意外かもしれないけど、マイラバの中では一番、好きなんだよね、この曲。
ジャケ写・・・。ネットから引っ張ってきたんたけど、およよ、初めて見るな。ピクボケな具合がいいですね。
・・・って、ワタシ家に音源(mp3)あるのに、もとは何から引っ張ってきただろう。
十中八九レンタル屋のCDからダビングしたんだけど、このジャケ写は記憶にないなぁ。。。。
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