今回の1曲セレクトは、「SWEET PAIN」globeです。
まずはデータでしょ。
・タイトル SWEET PAIN
・作詞 小室哲哉
・作曲 小室哲哉
・編曲 小室哲哉
・リリース日 1995年11月1日
・発売元 エイベックス
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数 90.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1995年11月13日〜12月25日付
・タイアップ:TDK「DJ MD」CMソング
さてさて、前回が1980年の石野真子だったんだけど、一気に時代を飛びますよ。
今回は1995年。・・・・と言っても、今から20年も前になるんだよな。
SWEET PAIN / globe
うーん、まあ、すでに何度も書いてきているように、基本的にはいわいる「小室系」っちゅうのは、個人的にはあんまり好んで聴く音楽ではないんだけどね。
とは言っても、これまでも何度も書いてきているように全体的に、まったくキライな訳ではない。
要はそれぞれの曲が生理的に自分にあっているかどうかってとこなんだけどさ。
そんな中でglobeっちゅうヒトたちは、割と好きなヒトたちだったな。だったなって未だに活動中か・・このヒトたち・・。 うん、初期のglobeね。
なんちゅうのかな。音が「ダラッ」としてないところがいい。同じ頃の華原朋美なんては、ダラッと聴こえたのよ。
サウンドは同じなのに、ダラッと聴こえるのはやっぱボーカル力の違いなんだよね。きっと。
こういう「硬くて無機質」なサウンドには、やっぱボーカルも無機質な声のほうが全体的に締まるって感じがしてさ。その点ボーカルのKEIKOっていうヒトは、声が無機質だよなぁ。ロボットみたいで、このサウンドにくよくはまっていると思いますよ。
さてさて、この「SWEET PAIN」って曲、そんななかでも個人的には一番好きだなぁ。
世間的には、この次の「DEPARTURES」なんだろうけど、この曲があったから「DEPARUTURES」があるって感じじゃん。
で、どこがいいのか・・・っていうと、もろクラシックなところがいい。組曲だよね、クラシックでいうところの。
プラスかなりY.M.O的なところが、ワタシの年代的にはとてもとっつきやすい。
イントロの出だしの8小節からして、クラシックぽいじゃん。3/4拍子の一見意味なさそなながれに、ボコーター処理のボイスがからむ。ここあたり、Y.M.Oっぽいんだよね。
で、11小節目からの、F⇒C⇒A♭⇒E♭ のコード循環。
ま、これがこの曲の主題な部分になると思うんだけど、このながれがいんだよね。これこそ無機質かつクラシックかつY.M.Oっぽい流れの根本なわけで。
この辺、個人的には「ソリットステイトサバイバー」とイメージが重なるんだよね。まあ音色はこの曲のほうが全然硬いんだけどさ。
うん、この11小節目からボーカルインまでの16小節がこの曲のすべてだなぁって思うなぁ。
ここがあるから、その後の流れがすべて統括されているっちゅうかね。
音色、コード進行、イメージ、温度感、すべて無機質っていうイメージ。逆に言うと「冬」っていう硬いイメージの季節にシックリくるんだよね。無機質ゆえに空気の透明感とはまるっていう感じだし。
プラス、この先のトランスブームにも通じるようなイメージがあるな。
はっきりいって、この曲の場合、メロディラインが云々だの、歌詞の内容が云々だのっていうのは、あんまり関係ないだよね。っていうか、正直いまだに歌詞の内容はよくわかんない。
サウンドを楽しむ曲なんですわ、この曲は。
まあ、そういういみでも、もろ90年代後半的な曲ってところなんだけどさ。
この辺からだよね、90年代後半型のリズム&サウンド重視にヒット傾向が傾いてきたのは。
そして、全体的なヒット曲の流れが、個人的にちょっと、自分の嗜好から外れてきたなぁと思うようになってきたのも、このころが発端だったと思うなぁ。
時代がウチらの年代からずれてきたって感じたんだよね。
ジャケ写・・・ホントglobeってジャケットに金かけないよね。。。
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