今回の1曲セレクトは「クレイジーラブ」堀ちえみです。
まずはデータでする。
・タイトル クレイジーラブ
・アーティスト 堀ちえみ
・作詞 三浦徳子
・作曲 芹澤廣明
・編曲 萩田光雄
・リリース日 1984年10月17日
・発売元 キャニオン
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数 16.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 8位
・ベストテンランクイン期間:1984年11月5日〜11月12日
このあいだ、友達と話してて、そういえば、堀ちえみの代表曲って何? っていう話になったんだけど、はて? と困っちゃったんだよね。
うーん、まあ、前々から同じようなこと書いてきたんだけど、一般に「82年組」アイドルって、たしかにそこそこに売れてるヒトが多くて、アイドル大豊作の年って言われてるけど、そんじゃ、それぞれのヒトの代表曲は? って言われると、はて? なんじゃらほい? ・・・・とこまっちゃうヒトも多いんだよね。
中森明菜のように、アイドルの頂点に上り詰めちゃったヒトとか、松本伊代の「センチメンタルジャーニー」のように1曲ずば抜けた売上げの曲を持っているヒトなら別だけど、こと、この堀ちえみとか石川秀美っていうのは、困っちゃうんだよね。
まあ、だいたいの曲がそこそこの売り上げだったじゃん。でも飛びぬけて売れた曲がないし。。。。
うん、今で言ったら、それこそレコード買ってたのは固定ファンだけって感じなわけで、まあ、だからゲーノー系的な売れ方っていうのは、今に始まったことではなくて、このころから始まっていたんだよね。
だってさあ、この曲、オリコンで2位まで行ってるんだよねー。
あのころのチャートみてたヒトなら「そーそー」と言うことになるかもしれないけど、今からしてみれば、そんな印象ってまるでないじゃん。
それは、あくまで初動偏重な売れ方だったからだよね。
そう、兎角、チャートが壊れたのはおニャン子以降っていうのが、通常な見方に今では見られているキライもあるけど、実際は、このころから、初動型な曲がジワジワと増えていってたんですよ。
それに伴って、印象にのこる曲も減っていったわけだよね。
それを考えると、あと20年もしたら、「今」の曲なんて、ほとんど印象に残んないんだろうなぁ。
さてさて、曲の方は、この曲から、いわいる「挑戦物」が始まったんですかねぇ、堀ちえみの。
それまで、このヒトにはほとんど見られなかった、マイナーでアッパーなハードナンバーっていうんですかね。最近の言い方だと。
この曲からだよね、単純に軽いアイドルポップスから徐々に脱皮を始めてきたのは。
うん、この曲に関しては、売上げから言って、それも成功だったんだろうね。
やはり、耳新しかったからね、このヒトのこのテの曲は。
たとえ、それが、あのころ流行のボニータイラーの「ヒーロー」っぽくてもさ。
っつうかさ、この頃の曲って、ボニータイラーの「ヒーロー」を下敷きにした曲って多いんだよね。大体マイナー系の曲だと、「ヒーロー」ってぽいイメージだったりしてさ。
耳新しかったというよりは、そのミスマッチ感が耳新しかったといった方がいいかなぁ。
たださ、このヒトの場合は、このあとの展開がねぇ、ちょっとやりすぎたよね。次の「リボン」まではよかったんだけどねぇ、そのあとが・・・。
まあ、「ちえみの挑戦シリーズ」がエスカレートして、羽目をはずしすぎたってところかなぁ。そのあたりは、後日追々とね。
それにしても、たしかに、この曲、メロディラインは別として、曲として焦点がハッキリしていると思ったら、アレンジャーは萩田光雄氏だったんですね。
これ、今知った あれから31年も経つというのにね
・・・・っつか、31年も経ったって方が不思議。ワタシの中ではつい最近・・・っていうイメージなんだけどねぇ、未だに。
でも、さすがは萩田氏というていうところなのかなぁ。ただ、このヒトならではの「技」は見られなかったですよね。
あくまで「シングル」としての焦点合わせに終始していたアレンジというかねぇ。
そのへんが、アッパーでハードな曲なのにちょっとこじんまりと地味目な印象になっちゃったんですかねぇ。
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