今回の1曲セレクトは、「ひとり街角」小泉今日子です。
まずはデータです。
・タイトル ひとり街角
・アーティスト 小泉今日子
・作詞 三浦徳子
・作曲 馬飼野康二
・編曲 竜崎孝路
・リリース日 1982年9月21日
・発売元 ビクター
・オリコン最高位 15位
・売上げ枚数 15.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 12位
・・・・ということで、久しぶりのキョンキョン。
「ひとり街角」です。
ただねぇ、この曲、しらないヒトも多いかなぁ。デビュー3枚目のシングルなんだけど、この頃の小泉今日子の曲ってジミなんですよね。
たしかに、オリコンでは、最高ランクは少しずつ上がってきていたし、売上げ枚数も少しずつ上がってきていたわけで、当時の人気も少しずつあがってはきていたんだけど、何分、曲がジミなんだよね。
詞は、当時売れっ子の三浦徳子女史。曲は馬飼野康二氏。とヒットメーカーとしては申し分ないんだけど、うーん、この曲に関してはどうも、馬飼野氏の曲がどうも、いまいちなんじゃないかなぁ。どうも、イマイチいつもの、大げさな抑揚がないんだよね。
それにもまして、ちょっと・・・なのは、やっぱり、竜崎氏のアレンジじゃないかねぇ。
どーも、古臭いんだよね。この当時にしても・・・。80年代というよりは70年代の・・・っていうイメージなんだよなぁ。
どうしても、ストリングスとラッパがヒョロヒョロなってると、そういうイメージになりますな。
ましてや、当時、音が古臭かったビクターだからか、余計なんだよね。
ちなみに、デビュー曲と、第2弾と、続けて「カバー」曲だったけど、この曲で初めてオリジナル曲となったわけなんだけどね。
でも、この曲、次の「春風の誘惑」と、はっきりしない曲が続いているところを見ると、どうも、キョンキョンの路線を測りかねていたんじゃないですかねぇ。・・・というか、個性が見えてなかったというか。。。
そんなこともあって、この曲の頃は、まだ人気という点では、同じ82年組の堀ちえみ、石川秀美とそれほど大きく抜きんでてなかったもんね。
その間を縫って、中森明菜が頭角を現していたんだけどさ。
だけど、このヒトのスタッフは、エライよね。ちゃんと、これではイカン・・・と次の年、きっちりとイメージチェンジしてきたもんね。
本来のキョンキョンのイメージを全面にだした、トッポイ作りの「真っ赤な女の子」。これで、このヒトの運命は決まったんぢゃないかしら。。。
まあ、半分は、キョンキョン自らの「反乱」のお陰で、イメージチェンジせざるを得なくなったんだけども。
でも、この「ひとり街角」路線が続いたら、このヒトの「今」はなかったろうなぁ。
・・・とまあ、そんなことを思い起こさせるような1曲ですね。
ただ、ジャケ写に関しては、個人的には「○」ですね。
このころは遠目に見ると、キョンキョンって分かんないよなぁ。石川秀美とか堀ちえみにそっくりなんだもの。
あのころ、みんな同じ「聖子ちゃんカット」(レイヤードカット)だったからねぇ。没個性だったんだよね。
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