1977_11_憎みきれないろくでなし_沢田研二






今回の1曲セレクトは、「憎みきれないろくでなし」沢田研二です。

 まずはデータでする。

・タイトル    憎みきれないろくでなし
・アーティスト  沢田研二
・作詞      阿久悠
・作曲      大野克夫
・編曲      船山基紀
・リリース日   1977年9月5日
・発売元     ポリドール
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数   62.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1977年9月19日〜1978年1月16日付

 ここまで1000曲以上書いてきた「1曲セレクト」。。なので、すでに大ヒットと言われる曲も大分書いてきた感があるけど。。。
 しかーし、よーく、調べてみると、まだまだ「抜けてる」曲もあるっ・・・たしかに。。

 今回、引っ張ってきた、ジュリーの「憎みきれないろくでなし」。

 あの「勝手にしやがれ」の流れを汲んだ、超大ヒット曲なのに、まだ、書いてなかった。。。あららら、これは、完全に見逃してたね、今まで。。

 でも、今の状況を考えると、こういう曲があってくれて、よかったんだけどさ。。

 ・・・ということで、引っ張ってきましょ。。


 上でも書いたように、この曲は、前の曲が、あの「勝手にしやがれ」だったわけで、その流れを汲んだ1曲ですな。
 昨日のアリスでも、当時「キザ」っていう言葉がナウかった・・とかいたけど、「キザ」といったら、やっぱジュリーの他においてなかったでしょ、当時は。

 それにしても、当時のジュリーは勢いあったよねぇ。この曲も、ベストテンに4ヶ月も居座る、ロングヒットですわ。ジュリーが一番勢いがあった頃ですな。
なんせ、当時、小2だったワタシでも、この曲はタイムリーで聴いてたもん。
 当時、ピンクレディーより好きだったな、こっちのほうが。なんか、大人の世界でさ。

 ただ、それはやっぱ、前曲の「勝手にしやがれ」があったから・・・っ言うのは否めないんだけどさ。なにせ、それまで暫くは、大ヒットがでなくて、あえいでた時期だったもんね、さしものジュリーも。


 で、曲のほうなんだけど、作曲者の大野克夫氏談によると、この曲、「豆腐屋」のラッパの音から連想して書いたそう。
 
 そそそ「パーーープーーー」ってラッパ音があるじゃん。

 うーん、そういわれてみればそうなのかなぁ。

 たしかに、イントロの部分とかのトランペットの使い方とか、そんな感じがしなくもない。。 けど、なんで、キザなジュリーの曲が豆腐屋のラッパの音なんだ?

・・・とか思ったりもするけど、ま、そこが面白いっちゃ、面白いですな。
 実際は、それくらい、当時、忙しかったんだよね、大野克夫氏、なにせ、曲をつくって、ジュリーのバックバンドでテレビに出て、コンサートで地方に行く・・・なんて、活動をしてたわけだから。

 個人的に言えば、もうね、歌われつくされた「勝手にしやがれ」よりも、この「憎みきれないろくでなし」の方が好きだったりするんだよね。
 もちろん、かっこいいのは「勝手にしやがれ」よ。これは、異論がないところ。
 でも、「かっこよさ」だけでなくて、なんとなく頼りない部分もあるじゃん、この曲。そこがいいのよね。

 まあ、当時、ジュリーの大ファンだった母親の受け売りも多分にあるんだけどさ。。。
 なんせ、当時、ラジカセに録音した、この曲を何度聴いたことか。。
もうね、完全に刷り込みですよ。

 昔は、そうやって、1曲を何度も何度もねちっこく聴いたもんだよね。そうやって、1曲を体の中へ刷り込んでいったもんよ。

 ほんと、この曲聴くと、小学2年の今のごろの時期よ、頭の中は。



 セットも何もない、ジュリーだけしか映っていないとこでの歌唱だけど、でも、これでも充分なんだよなぁ。逆に余計なセットが無いだけにウタに集中できる。
右手にもったタバコ。。ウタの最後まで燃え尽きないのかな・・・なんて思ってたら、途中で吐き捨てましたね  バッチイけど、ジュリーがやると絵になるんですよね。流石はスーパースター。
 

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