今回の1曲セレクトは、「憎みきれないろくでなし」沢田研二です。
まずはデータでする。
・タイトル 憎みきれないろくでなし
・アーティスト 沢田研二
・作詞 阿久悠
・作曲 大野克夫
・編曲 船山基紀
・リリース日 1977年9月5日
・発売元 ポリドール
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数 62.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1977年9月19日〜1978年1月16日付
ここまで1000曲以上書いてきた「1曲セレクト」。。なので、すでに大ヒットと言われる曲も大分書いてきた感があるけど。。。
しかーし、よーく、調べてみると、まだまだ「抜けてる」曲もあるっ・・・たしかに。。
今回、引っ張ってきた、ジュリーの「憎みきれないろくでなし」。
あの「勝手にしやがれ」の流れを汲んだ、超大ヒット曲なのに、まだ、書いてなかった。。。あららら、これは、完全に見逃してたね、今まで。。
でも、今の状況を考えると、こういう曲があってくれて、よかったんだけどさ。。
・・・ということで、引っ張ってきましょ。。
上でも書いたように、この曲は、前の曲が、あの「勝手にしやがれ」だったわけで、その流れを汲んだ1曲ですな。
昨日のアリスでも、当時「キザ」っていう言葉がナウかった・・とかいたけど、「キザ」といったら、やっぱジュリーの他においてなかったでしょ、当時は。
それにしても、当時のジュリーは勢いあったよねぇ。この曲も、ベストテンに4ヶ月も居座る、ロングヒットですわ。ジュリーが一番勢いがあった頃ですな。
なんせ、当時、小2だったワタシでも、この曲はタイムリーで聴いてたもん。
当時、ピンクレディーより好きだったな、こっちのほうが。なんか、大人の世界でさ。
ただ、それはやっぱ、前曲の「勝手にしやがれ」があったから・・・っ言うのは否めないんだけどさ。なにせ、それまで暫くは、大ヒットがでなくて、あえいでた時期だったもんね、さしものジュリーも。
で、曲のほうなんだけど、作曲者の大野克夫氏談によると、この曲、「豆腐屋」のラッパの音から連想して書いたそう。
そそそ「パーーープーーー」ってラッパ音があるじゃん。
うーん、そういわれてみればそうなのかなぁ。
たしかに、イントロの部分とかのトランペットの使い方とか、そんな感じがしなくもない。。 けど、なんで、キザなジュリーの曲が豆腐屋のラッパの音なんだ?
・・・とか思ったりもするけど、ま、そこが面白いっちゃ、面白いですな。
実際は、それくらい、当時、忙しかったんだよね、大野克夫氏、なにせ、曲をつくって、ジュリーのバックバンドでテレビに出て、コンサートで地方に行く・・・なんて、活動をしてたわけだから。
個人的に言えば、もうね、歌われつくされた「勝手にしやがれ」よりも、この「憎みきれないろくでなし」の方が好きだったりするんだよね。
もちろん、かっこいいのは「勝手にしやがれ」よ。これは、異論がないところ。
でも、「かっこよさ」だけでなくて、なんとなく頼りない部分もあるじゃん、この曲。そこがいいのよね。
まあ、当時、ジュリーの大ファンだった母親の受け売りも多分にあるんだけどさ。。。
なんせ、当時、ラジカセに録音した、この曲を何度聴いたことか。。
もうね、完全に刷り込みですよ。
昔は、そうやって、1曲を何度も何度もねちっこく聴いたもんだよね。そうやって、1曲を体の中へ刷り込んでいったもんよ。
ほんと、この曲聴くと、小学2年の今のごろの時期よ、頭の中は。
セットも何もない、ジュリーだけしか映っていないとこでの歌唱だけど、でも、これでも充分なんだよなぁ。逆に余計なセットが無いだけにウタに集中できる。
右手にもったタバコ。。ウタの最後まで燃え尽きないのかな・・・なんて思ってたら、途中で吐き捨てましたね バッチイけど、ジュリーがやると絵になるんですよね。流石はスーパースター。
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