
今回の1曲セレクトは、「今はもうだれも」アリスです。
まずはデータです。
・タイトル 今はもうだれも
・アーティスト アリス
・作詞 佐竹俊郎
・作曲 佐竹俊郎
・編曲 矢沢透
・リリース日 1975年9月5日
・発売元 東芝EMI
・オリコン最高位 11位
・売上げ枚数 26.9万枚
えー、これまでアリスの曲も大分書いてきたんだけど、今回は、アリスのブレイクのきっかけとなった曲をもってきましょうか。
「今はもうだれも」
えーーーー、しらねーよ、そんな曲。。。 なんていわれるかなぁ。。
ふむ、まだ、「アリス」っていうバンドがそれほど、全国区になっていなかった頃の「最初」のヒットらしいヒット曲がこの曲だったのよね。
オリコンでは、最高位11位と、残念ながらベストテン入りにはもう一歩足りなかったけど、それでも売上げは30万枚近い、スマッシュヒットを記録している。
曲が、いいのよ、また。アリスっていうと、どうしても「冬の稲妻」「チャンピオン」・・・のような、ちょっとすかした、あの頃で言えば「キザ」っぽい曲を連想しちゃいがちだけど、この曲はモロ、ストレート。 正統派なポップスではないけど、ポップス。フォークじゃないけど、フォーク・・・・と曲のジャンルとしては、難しいけど、まあ、そんなことはどうでもいいや。。
兎に角、今の季節の秋空の下で聴いたら気持ちいいだろうな。曲のさわやかさといい、温度感といい。。
そういう曲です。
アリスには珍しく、ストレート、かつポップな曲というわけだけど、実際、詩、曲共に、谷村氏、ベーヤンぢゃないんだよね。
まあ、それまでのシングル曲でも、なかにし礼氏や、曲では都倉俊一氏が作った曲を歌ってたこともあるけど、この曲の佐竹俊郎ってヒトしらないよなぁ。。。
・・・・って調べてみたら、関西カレッジフォーク「ウッディーウー」っていうグループの方ですね。。当初のリリースは1969年。 ・・・ってか、ワタシが生まれた年じゃん。



↓ コレ
オリジナル初めて聴いたけど、ちょっとカントリーっぽいな。まあ、1969年だもんね。まだ、ニューミュージックっていうジャンルの曲は、日本では、生まれていないわけで。。。まあ、そういうわけで、69年当時では売れなかったんだよねぇ。正直、ちょっと時代の先読みをしすぎてたかもしれない。
69年当時の大衆は、ここまではついてこれるレベルぢゃなかったですよ。
それから6年後、まあ、なるほど、チンペイさんもベーヤンももともと、関西だからね、昔の「知り合い」の曲をカバーしてみたら、あたっちゃった・・・って奴ですわね。
いずれにしても、その後のアリスの快進撃の始まりとなった、重要な曲ではありますな、この曲。
1976年のニューミュージックスペシャルからだけど、やっぱり若いですよね。
堀内孝雄氏なんて、いまと全然違うもんなぁ。この頃はまだ、長髪だったんですよね。
ところで、この曲、ワタシ、いつ、どこで「仕入れた」んだろ?
それがよく覚えていない。。。 ちなみに、↑の動画は89年に放送された「ぼくらの青春のメロディ」で、オリジナルは、フジテレビの「ニューミュージックスペシャル」なんだけど、これが放送された89年時点では、この曲、既に知ってたんだよね。
と、いうことば、それ以前に聴いてたんだろうけど。。。
ただ、なんとなく、ヒット当時も、どっかで聴いてたような・・・・気もする。
この曲聴くと、なんか懐かしいんだよね。75年っていうと、ワタシャ、6歳なんだけど、そのころの匂いが、どこからともなくしてくるのよ、この曲聴くと。
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