1990_10_Easy Come Easy Go!_B'z






今回の1曲セレクトは、「Easy Come Easy Go!」B'zです。

 まずはデータです。

・タイトル    Easy Come Easy Go!
・アーティスト  B'z
・作詞      稲葉浩志
・作曲      松本孝弘
・編曲      松本孝弘 明石昌夫
・リリース日   1990年10月5日
・発売元     BMGビクター
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   47.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1990年10月22日〜11月26日付
・タイアップ:「カメリアダイアモンド」CM曲

 B'zのオリコン連続1位記録は、一体いつまで続くんだろう・・・・。なんて、一時期は思ったもんだけど、最近は話題にも上がんなくなってきたよな。
 まあ、最近はオリコンチャートの信ぴょう性も大分落ちてきたし、そもそもB'z自体、あんまりシングルをリリースしなくなったしな。

 しかし、振り返ってみれば初めて1位取ったのが、1990年6月25日付の「太陽のKomachi Angel」だから、あのとき、生まれた赤ちゃんが、今年25歳になってる。。。っていう勘定よ。当時、ワタクシは21才だったわけで、あの時のワタシの年齢よりも上なんだよな。そう考えると、なげーあいだ1位取り続けてるよな。
 ちなみに、初めて1位を取った時の売上げ枚数は、52,080枚。もちろん、初登場1位なんだけど、今のB'zの初登場レベルからしたら、かなり低レベルだわね。 

 ・・・ということで、初めて1位を取った90年の今ごろの曲を持ってきましたぞ。

 Easy Come Easy Go!


この曲は、「太陽のKomachi Angel」の次の曲だから、B'zにとっては2曲目の1位獲得曲。
 この当時、まさか、将来にわたって、こんなことになるなんて、夢にも思ってなかった時代だな。

 なんせ、あのころのB'zは、TM NETWORKの2番煎じに過ぎない・・・って思ってたから。
感覚的に言うと、その後のaccessとかSURFACEとか、そんな感じだったんだよね。存在自体が。

 最近、初期のB'zを知っている方も、だんだんと少なくなってきているから、書いとくけど、ホントに、TM NETWORKのコピーみたいだったのよ。

 今のB'zからすると、まーったく曲想は違いますね。

 まー、その辺はさすがにビーイング、ヒトのおいしいところを持ってくるのは、得意中の得意。。。
 ・・・っていうか、それがビーイングのお家芸でしたからね。

 今聴くと、笑っちゃうくらい、TM NETWORKなB'zですよ。

 例えば、「太陽のKomachi Angel」だったら「DIVE INTO YOUR BODY」(89年)あたりを下敷きにしてるんじゃない?

 それと、「BAD COMMUNICATION」は、「COME ON EVERYBODY」(88年)。

 ♪ Hey hey say you love it〜 ♪ のサビの部分、そのまま
 ♪ Come on everybody  〜 ♪ と歌えますぞあせあせ

 まー、かなり確信的にコピーしてたような感じがしますね。

 結局さ、あの時代・・・89年〜90年あたりって何だかんだいって、TM NETWORKなサウンドが、最新でもっとも受け入れらてたってことなんですよね。

 まあ、それでもそのままコピーしても、すぐ見破られちゃうわけで、TMに比べたら、音圧を厚くして、やや、松本氏のギターを前面に押し出した形になっているけど、でも、かなり研究した後は感じられるなぁ。コード進行とか。
 今のB'zとは全然違いますよ。むしろ小室に近い。
 
 現在のギンギンギターサウンドとは程遠いし、稲葉氏のボーカルもかなり抑えてるよね。シャウトは一切なしで。。。
 何分、宇都宮氏は、シャウトしないヒトだったんで、あえてその辺を、考慮してかなり抑えてたんだろう。


 
 で、この「Easy Come Easy Go!」もその延長線上にあるような曲ですね。
 この曲は、TMのどの曲を下敷きにしているのかは、ちょっと不明なんだけど、シンコペーションを多用したメロディラインは、小室氏のメロディラインを彷彿させるよなぁ。
 B'zがシンコペーションなんて、いまでは考えられないもんなぁ。

 ただ、メロディのアクの強さ、いい意味でのキャッチーさは、この曲あたりから出始めている。まあ、この辺は、ビーイングお得意のメロディパターンね。

 お客さんをぐぐっ・・・と掴んで離さない様なメロディライン。

 そんなメロディが、深夜を中心に、まあ、何度も何度もテレビから流れてくるんだものね。

 そう、ここでも今まで何回も書いてきたけど、この曲も「カメリアダイヤモンド」のCM曲だったんだよね。

 兎に角、あの頃の「カメリアダイヤモンド」のCMは、ゲリラ的だったもんなぁ。
 ゴールデンタイムにはあんまり流れないものの、深夜帯には、どこの局でも、かなりの頻度で流れてたぢゃん。

 タイアップ曲にとっては、ほんとにおいしいCMでしたよね。しかも、メロディラインが、これでもか! って言うくらいの強烈にキャッチーな曲ばかりだったから、余計目立つんだよね。

 一種の魔法をかけられちゃう・・・・って感じで。。。

 あ、正直言って、私も、そんな魔法をかけられた一人デス。


 この曲は、すぐ気に入っちゃったもの。 まだ、あんまり、B'zを知らない頃で、どこの「あんちゃん」たちが歌ってんだろ?

 って、初めは思ったもんだよ。

 だから、B'zとの。正式な初めての出会いは、この曲からってことになるのかな。(「太陽のkomachi Angel」はあまりにTMすぎて、まともに聴いてなかった)

 そんなB'zが、TM NETWORKの「仮面」をはずすのが、翌91年の「ALONE」あたりからかなぁ。現在のようなハードロックなB'zになったのは、この間も書いたけど、92年の「ZERO」からですねシングルでは。

 この頃になると、ミリオンセラー連発するくらいビッグな存在になり、完全にTM NETWORKより自分たちのほうが上だ・・・っていう自信も感じたんでしょうな。

 そして、そんなB'zにワタシも肯定的だったんだよね、あのころは。 否定的になったのは、レイト90'Sに入ってから・・・。 で、完全否定になったが2000年でしたね。




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