1983_10_タイニーメモリー_柏原芳恵






今回の1曲セレクトは、「タイニー・メモリー」柏原芳恵です。

 まずはデータです。

・タイトル    タイニー・メモリー
・アーティスト  柏原芳恵
・作詞      松山千春
・作曲      松山千春
・編曲      石川鷹彦
・リリース日   1983年9月21日
・発売元     フィリップス
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数   15.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 13位

えー、この間も書いたけど、またまた1983年の曲です。
ちょっと偏り気味だよなぁ・・・ってことは、ちょこっと置いといて。。

 だけどさ、ここまで37年くらいヒット曲を追いかけてきて、この年、1983年の秋ほどシンミリした、いかにも「秋」っ・・・ってイメージさせるような曲が多かった年もないよなぁ。
 なんかね、この年の秋って、赤・黄色に色づいた紅葉をバックに、オレンジ色の太陽が沈みかけて、一層オレンジ色に染まった秋の日ってイメージなんだよねぇ、ワタシん中では。
 うん、兎に角、「秋の日の夕暮れ」っていうイメージ。

それだけ、いかにも「秋の日の夕暮れ」っぽい曲が多かったのよ。

 松田聖子の「Sweet Memories」しかり、堀ちえみの「夕暮れ気分」しかり、早見優の「ラッキイリップス」の「イントロ」部分もそうだったな。
 
 まあ、それだけ、「秋」っていう季節感を感じる曲が多かったんだよね。
 

 特に、今回引っ張ってきた「タイニーメモリー」って曲。
もしかしたら、この曲が一番、この年の「秋」っていう季節を現している曲かも知れない。
 個人的には、この曲聴くと、1983年の「秋」の時期の記憶が、一気に甦るもの。
 
 ただ、曲自体は、かなりこじんまりとしちゃってるんだよなぁ。まあ、タイトルからして、日本語だと「小さな記憶」ってことになるわけだから、必然としてこじんまりとしちゃっうんだろうけどさあ。

 それにしても、この頃の柏原芳恵の曲って、こんな感じで「小さくまとまっちゃってる」曲が続いたんだよなぁ。
 この前の「夏模様」だって、まったく同じような傾向だったし。。それが、同じような売上げ枚数で止まってしまってた一番の要因なんだろうな。

 まあ、それ以前、1年前の「花梨」の谷村新司から始まったニューミュージック路線だけど、一様にして小さくまとまった曲が多いんだよね。
 中島みゆきが書いた「春なのに」はスケールがでかかったけど、あの曲の場合は、アレンジの服部克久氏の力が大きかったし。

 で、この曲は松山千春氏が担当。 松山千春といえば、♪ 果てしない大空と〜 ♪ って感じのスケールのでかい曲があるわけだから、そうなってもよさそうなものを、それとは真逆のスケールの曲となってしまったわけだからねぇ。。。
 実際、最初、松山千春が作詞、作曲を担当・・・って聞いたとき、「今度はスケールのでかい曲? 」なんて一瞬、期待した記憶があるな。
 BUT、初めて、この曲を聴いたとき、スケールが小さいんで、肩透かしを感じた記憶もあったりして。。。
 考えてみれば、このころの松山千春って、それ以前のようなスケールな感じじゃなかったんだよな。 何せ ♪Sing a Song〜 ♪ なんてウタってコカコーラからがっぽりお金もらってた頃なんだから。。。




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