1975_09_ロマンス_岩崎宏美








今回の1曲セレクトは、「ロマンス」岩崎宏美です。

まずはデータです。

・タイトル     ロマンス
・アーティスト   岩崎宏美
・作詞       阿久悠
・作曲       筒美京平
・編曲       筒美京平
・リリース日    1975年7月25日
・発売元      ビクター
・オリコン最高位 1位
・売り上げ枚数  88.7万枚
・ベストテンランクイン期間:1975年8月18日〜11月3日付

音楽界にはジンクスが付きものだけど、アイドルには「デビュー2作目が大ブレイクしたアイドルは大成する」っていうジンクスがあるんだよなぁ。
 まず松田聖子がそうでしょ? たしかにデビュー曲「裸足の季節」も売れたけど、実質のブレイクは2作目の「青い珊瑚礁」だったわけだし。
 それから、中森明菜もそうね。このヒトも、デビュー2作目の「少女A」の大ブレイクで一躍時のヒトとなったわけでさ。
 今回の1曲セレクトは、そんなデビュー2枚目で大ブレイクの一人をセレクトしてきましたぞ。

 岩崎宏美「ロマンス」

このヒトの場合、パターンとしては松田聖子と同じで、デビュー曲の「二重唱(デュエット)」もそこそこ売れたんだよね。オリコンで最高19位。売り上げ枚数14万枚と記録されているから、デビュー曲としては上々の実績だったわけで、でも、デビュー2作目のこの曲が約89万枚っていう大ブレイク。
 ちなみに、「アイドル」というカテゴリーが一般的になった1971年以降、「女性アイドル」としての売り上げは、この時点では最高売り上げだったんだよね。まあ、ピンク・レディーが「モンスター」になった2年余りの間の記録ですが・・・。

 なんで、ここまで売れたのか・・・っちゅうと、やっぱり単純に曲の良さなんだろうなぁ。誰が聴いても分かりやすいんだよね。この誰が聴いても・・・っていうのが重要で、当時6歳だったワタシでも、この曲はすぐ覚えちゃいましたよ。
 でも、ただ分かりやすい・・・っていうだけじやなく、サウンド面では、当時、日本でも盛り上がっていた「ディスコ」を取り入れたりね。
 まあ、ディスコといっても、後のサタデーナイトフィーバー的というよりは、当時の流行だった、ヴァンマッコイやスタイリスティックスなどの、フィラデルフィアサウンド的・・・そそそ、ディスコというよりはソウルに近いんだけどさ。 
 そこに、スティービーワンダーの「迷信」でおなじみのクラヴィネットが絡んできたりして、アイドルらしからぬ斬新なサウンドを取り入れていたことは間違いないんだよね。

 たとえアイドルの曲でもサウンドの面で、最新の流行を取り入れるっていうのは、筒美氏ならではだよね。
まあ、それだけ、岩崎宏美ってヒトが如何に期待されていたかってのがよく分かるなぁ。

 70年代の特にアイドルの曲って、筒美と、他の作曲者、例えば70年代前半のヒットメーカー、森田公一氏の曲を比較すると、違いがかなり分かりやすいんじゃないかなぁ。
 兎に角、筒美氏の曲、特に筒美氏本人がアレンジも行っている曲ってバタ臭いんだよね。でも、流行に敏感な当時の「ヤング」にとっては、それが一番ホットな感覚だったりしてね。 そこが良かったんですよ。

 でも、だからこそ、筒美氏の曲はサウンド面で難しいとも言われてたりするんだけど・・・。

ちなみに、この曲のB面の「私たち」って言う曲と、最後の最後までどちらをA面にするか、かなり揉めたらしいけど、最終的にはこの「ロマンス」が推されたわけですね。
 筒美氏本人は、もし「私たち」がA面になっていたら、後の「思秋期」のような、「聴かせる」曲の路線がもっと早く来ていたはずとおっしゃてますね。
 「ロマンス」が売れて、ディスコサウンド路線が続いたんで、そういう「ウタのうまさ」を引き出すような「聴かせる」路線への転向が遅くなったっていう意味なんだけど、でも、アイドルとしては、ウタの上手さよりも、まずはたくさんのヒトに認識してもらう方が先決だと思うし、この判断は成功だったんじゃないのかなぁ。

まあ、振り返って、今思うと・・・ってことなんたけどね。




なんか、すぐに消されそうな雰囲気。。。 
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