1997_09_永遠_ZARD






今回の1曲セレクトは「永遠」ZARDです。

 まずはデータです。

・タイトル    永遠
・アーティスト  ZARD
・作詞      坂井泉水
・作曲      徳永暁人
・編曲      徳永暁人
・リリース日   1997年8月20日
・発売元     ビーグラム
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   62.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1997年9月1日〜10月20日付
・タイアップ:日本テレビ系ドラマ「失楽園」主題歌

 夏のあのギラギラする太陽が一段落し、秋風が吹いてくると、脳裏に浮かんでくる曲っていうのをこの間から何曲か書いてきたけど、今回セレクトしてきた曲も、そんな曲の1曲だなぁ。

ZARD  「永遠」

じつは、この曲を1曲セレクトで、最初に書いたのは、2007年5月に坂井泉水さんが急逝されたときに、「追悼」という形で書いたんですよ。
 今回、その時書いた文面を、ほぼ、そのまま転載しているので、内容が若干、それらしい内容になっていますが、予め、ご了承いただけますかねぇ

 ワタシがZARDを初めて聴いたのは、デビュー曲の「Good-bye My Loneliness」でしたね。たしか、クラリオンのCMで使われていましたね。いい声でしたね。いわいる美人声。
 でも、普通は美人声でも実際、美人じゃないことが多い。でも、このヒトの場合、その声と顔がピッタリ一致したんですよ。それで、一発でファンになったな。

 曲で最初に好きになったのは、本格ブレイク曲の「眠れない夜を抱いて」からだったろうか。

 とにかく、ビーイング商法、タイアップによる確実なヒット・・という方法論を確立して、成功したヒトのひとりだったですし、そういう意味でも90年代を代表するアーティストといって、誰も異論はないでしょう。

 でも、そのやり方と曲想から、個人的には一時は、辟易してたところがあるんですよね。

 それを再び、ぐぐっと引き寄せられたのが、今日セレクトした「永遠」だったなぁ。

 この曲は、97年当時、社会現象にもなり、「不倫」ブームの火付け役にもなったドラマ「失楽園」の主題歌としても耳なじみなかたも多いことでしょう。
ただ、個人的には、ドラマとは別のところで、楽曲自体好きだったんだよね。

 ZARDとしては、珍しい、やや重めの黒っぽい、若干ヘヴィーな「ゴスペル」の匂いがする曲。これが良かった。
ZARDのそれまでの曲って、それほどヘヴィーな曲がなかったんだよね。ロックというよりはポップスに近いサウンドを歌っていた訳だから。
 特に、この曲の前の「風が抜ける街へ」なんかは、完全にポップスでしたからね。

そういうイメージが定着していたところに、いきなり180度転換して、初めて、この曲のようなヘヴィーな曲が、突然きたんで、最初は、かなり不意を打たれた感じがしましたねぇ。
 
 でも、曲自体はヘヴィーなサウンドとはいえメロディアスだったし、すぐに「いいね」に変わったんだけどさ。

 坂井泉水の声って、兎角、「負けないで」とか「揺れる想い」などの、「メジャー調」の曲では、ほんとに明るい表情を出していたわけで、みんなに慕われてる代表曲も多いんだけど、個人的には、この曲のような「暗い、重い」曲の坂井泉水のほうが、本当の坂井泉水なんぢゃないか・・とも思ってたんですよね。

 明るい中にも、どこか淋しさがある・・・

 このヒトの写真での表情もそうなんだけど、本当はどこか淋しいところがあったんじゃないか・・・なんて、想うんだよね。

この曲の歌詞にあるように

♪ あの日から淋しかった 想像以上に Just Fallin' Of The Rain ♪ 

って、なんか、本音のような気がする。 


 ♪ 君と僕との間に永遠は見えるのかな この門をくぐりぬけると 安らかなその腕にたどり着ける また夢を見る日まで ♪

今となっては・・・・という前提だけど、若くして亡くなる予感ってずっとあったんでしょうかねぇ。そんなことを暗示しているかのような内容にも感じるんだよね。今聴くと。
それだけに、印象にのこるし、だからこそ忘れられない1曲になりそうですね。

 享年40歳。ほんとに若いのに残念だったよなぁ。


YOU TUBEには適当な動画が無いので、他のサイトにリンク

http://www.dailymotion.com/video/x4e7kp_zard-eien_music


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