1987_08_アマリリス_渡辺美奈代






今回の1曲セレクトは、「アマリリス」渡辺美奈代です。

 まずはデータです。

・タイトル    アマリリス
・アーティスト  渡辺美奈代
・作詞      和泉ゆかり
・作曲      後藤次利
・編曲      後藤次利
・リリース日   1987年7月29日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   11.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 6位
・ベストテンランクイン期間:1987年8月10日〜8月24日付

 関東地区を例にとると、今日8月31日で夏休みが最後っていう、小中高校生が多いんだろうね。
書く言う、中、高校生を千葉で過ごした私も、8月31日は夏休み最後のということで、毎年ユウウツな日だったよなぁ
その中で、特に印象的だったのが、1987年8月31日。高校3年の夏休み最後の日だ。

 今回の1曲セレクトは、そんな1987年8月にヒットしていた曲をひとつ。

 渡辺美奈代「アマリリス」。 

なぜに、1987年8月31日かとういうと、この日をもって、「冠番組」の「夕焼けニャンニャン」は、放送終了。同時に「おニャン子クラブ」は解散・・・という運びになっていたわけで。

 まあ、しょうがないわな。最後は「夕ニャン」の番組としても、「おニャン子」っていうグループにしてもぐずぐずだったから。
あの時点で、スパッと止めたのは正解だったと思う。

「夕やけニャンニャン」としては、賞味2年5ヶ月。おニャン子としても、レコードデビュー後は、賞味2年の活動期間だったわけだ。
 今となっては、そんなもんだったかいな・・・なんても思うけどね、実際、そんなもんだったんだよね。

 大体、この1年前、毎週毎週、おニャン子関連が、オリコンの1位をかっさらっていって、「・・・ざけんじゃねーぞ、おニャン子〜exclamation ×2」なんて、叫んでいたのは夢のようだったな、この時点では。(今の「J軍団」のようだ)
 こんなにあっさり終焉が来るとはね。

 そんなことで、前年の4月を境に、アンチ、おニャン子派だったワタシも、この最終回だけは、「夕焼けニヤンニャン」みてたなぁ。
 番組終了後、一つの時代が終わったような気がして、なんとなしにセンチメンタルな気分になったのを覚えてる。アンチ、おニャン子だったワタシでもさ。

 まあ、毎度毎度、ここでは書いてるけど、「ブーム」なんていうものは、いつかは必ず終わりが来るのよ。それも意外と早くにさあ。
 ブームの最中にいるときは、このまま永遠にこれが続くんぢゃねーかなんて思ったりするけど。
 ブーム熱が高ければ高いほど、反動の速さも速い。これは、マーケティング上の常識だわな。

 ことに、それに比べて、AKB48がCDデビューから10年も経つのに、未だにブームが続いているのは、異例なんだよな。
 まあ、30年前に比べると、「ブーム」を長引かせる方法論が確立されているっていうこともあるんだろうけど。

・・・・なんて、べつにマーケティングの話をしているわけではなく・・・。

 渡辺美奈代の「アマリリス」ですな。

 このころになると、おニャン子の「ソロ組」は、「解散後」を睨んでか、マジで「本格的」な曲になってくるんだよな。少なくともグリコの「おまけ」的などうでもいいような曲ではない。

この曲だって、りっぱなアイドルの1曲として、成り立ってますわ。正直、当時にアイドルの曲のレベルとしてはどこもケチをつけられない・・というか。

 まあ、路線は、同じCBSソニー組の河合その子と同じヨーロッパ系の結構、大げさな作りになってますが、それに応えようとしている渡辺美奈代のウタが、これまた、ウマイのよ。当時のアイドルのレベルから考えると。
 一体、いつの間に、このヒト歌うまくなったんだろ? 

・・・ってか、まあ、もともとCBSソニーからのデビューが決まっていたわけで、おニャン子っていうのは、あくまでデビューまでの「箔付け」だったわけで、このくらいの成長は織り込み済みだったんだろう、きっと。

 この曲から、作詞者から、秋元康氏の文字が消えたのも、おニャン子無き後の独り立ちを睨んでいたんでしょうね。
 事実、ウタの面では、この後、鈴木慶一氏など、ムーンライダース系の面々によって、新たな一面を切り開いていく分けたどさ。

 それにしても、昨日も書いたけどさ、やっぱし、8月も終盤にに入るとヒット曲って、一気に、ほろりと寂しくなるでしょ。この曲なんかも、もろそんな感じじゃん。
 まあ、そういう風に感じるのは、きっと、この頃の年のせいもあるんだろうな、多分に。 なんかね、最近、涙もろくなってきているのよワタシ。





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