今回の1曲セレクトは、「十戒(1984)」中森明菜です。
まずはデータです。
・タイトル 十戒(1984)
・アーティスト 中森明菜
・作詞 売野雅勇
・作曲 高中正義
・編曲 高中正義 萩田光雄
・リリース日 1984年7月25日
・発売元 ワーナーパイオニア
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 61.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1984年8月6日〜10月29日付
・・・・というわけで、今回の1曲セレクトは、中森明菜で行きますか。
久しぶりで明菜を持ってきたような気がするな。夏場は、意外と曲が少ない明菜ですが、まあ、また、秋にかけて何曲か出してくることになるでしょう
この「時期」の中森明菜っていったら、やっぱ84年の「十戒(1984)」だろうなぁ。
この曲、久々の「ツッパリ明菜」路線ではあったけど、それ以前の「ツッパリ路線」とは一味違った印象があったな。
まあ、それまでのセールス的な面でも違ってたし、曲も、たとえば、同じツッパリ路線の「1/2の神話」ともちょっと違う。まあ、作曲者が違うんだから、感じ、違うのは当たり前なんだけど。なんていうのかな、ちょっと質感が軽いんだよね、この曲。
たしかに、イントロなんか聴けば、ヘビーなエレキサウンドから入ってきたりして、一聴してロック路線だ・・・ってわかる曲調なんだけど、そんなエレキサウンドでも、なんとなしに軽いんだよね。というかスカスカというか。音が薄いのですわ。
それが印象的だったかなぁ、曲としては。
ただ、個人的には、曲の印象よりも、チェッカーズとの2強争いを演じたチャートアクションの方が印象に残ってたりして。。。
ふむ、方やチェッカーズの「星屑のステージ」だわな。この曲もチャートでは強かった。 うん、チャートって「ザ・ベストテン」ね。
圧巻は1984年9月20日放送分だろうな
1位 星屑のステージ /チェッカーズ 9966点
2位 十戒(1984) /中森明菜 9622点
3位 ピンクのモーツァルト /松田聖子 9066点
ベスト3、揃い踏みでの9000点以上なんていう高得点推移のランキング。
それ以上に1位の「星屑のステージ」は、あの「Young Man」の満点(9999点)に継ぐ、高得点。
で、そんなあおりを食った、2位 十戒(1984)は、ベストテン史上、最高得点での2位・・・と。
まあ、とんでもなく高レベルな争いをしてた当時の2組だったな。
それだけ、当時のチェッカーズ人気と、中森明菜の充実ぶりが覗けるんだけどさ。その最高超な時期だったね、25年前の今ごろは。
ちなみに、チェッカーズ、中森明菜、高得点というキーワードでは、次の年の4月18日放送の、「ミ・アモーレ」でも、同じく9622点で2位だったこともある。
このときの1位が、やっぱしチェッカーズの「あの娘にスキャンダル」の9822点。こう見ると、どうも、中森明菜はチェッカーズには分が悪かったようだけど、それでも、「十戒(1984)」の場合は、その前に5週連続1位をとった後でのこの得点だったわけだから、やっぱしすごかったのよ、人気は。
まあ、人気が完全分散になってしまった、今では、おそらく、こういう強烈、強力なチャートアクションも、今後を含めて、なかなかでないだろうな。
まだ、スター制度が残ってた、80年代の最後のよき時代だったかも。このころが。
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