
今回の1曲セレクトは、「すみれ色の涙」岩崎宏美です。
まずはデータです。
・タイトル すみれ色の涙
・アーティスト 岩崎宏美
・作詞 万理村ゆき子
・作曲 小田啓義
・編曲 萩田光雄
・リリース日 1981年6月5日
・発売元 ビクター
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数 31.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1981年7月13日〜8月10日付
昨日は70回目の広島での原爆記念日でしたね。
終戦から70回目の節目にあたる今年は、ま、いろんな意味で今後の日本の在り方を問われる記念日になったような気がしますが、いかがでしょうかね。
ところで、広島の原爆記念日といえば、こんな曲と印象に残ってる曲があるんですよね。
・・・ということで、本日はそんな曲を一つ。
岩崎宏美の「すみれ色の涙」
なぜ、この曲と広島の原爆記念日? と思われる方も多いと思うけど、1981年8月6日は木曜日で、「ザ・ベストテン」の日だったんですが、広島の原爆の日と重なっていることもあり、この曲は、広島からの生中継で歌ってもらったっていう事がありましたね。
そう言う特別に日だから・・ということで、極力余分なMCはカットして、曲自身から、広島を忍ぶという演出が印象的だったよなぁ。
当時は、ベストテンは社会的事象にもリンクした演出もしていたし、それに応えるだけの曲もあったってことなんだよね。
まあ、この曲というば、「夏」にヒットした曲なんだけどね。それでも雰囲気的には、それっぽくないのもありますね。
寂しいですねぇ、悲しいですねぇ・・・っていうのが頭に浮かんできたりして。曲もマイナーテンポだし、スローだし。
なにより、
♪ 寂しかったからあなたを愛して 寂しかったからあなたを憎んだ 寂しかったからあなたにさよならを〜 ♪
・・・・と、歌詞だけ読むと、よもや「晩秋」の曲じゃねーか・・って思うほど、重たい雰囲気があったりして。。。
それでも、そんな「マイナー」調の曲でも、アレンジがね、わりとすっきりとしているんで、この時期でも「重たい、暑い」っていうイメージは全く無い。そうねぇ、水羊羹を食べるときくらいの清涼感はありますな(ってなんのこっちゃ
ただね、この曲、当時、個人的にはあんまり好きじゃ無かったんだよな。かなしいねぇ、さみしいねぇ・・・、時期的に幽霊でそうだねぇ・・・って感じがしてさぁ。
蛇足だけど、「ジャケ写」からして、そんな感じに思えません?
当時、ワタシャ、ガキだったからさ、やっぱ、夏場は、はじけるような曲がよかったのよ、単純に。
ただ、そうは言っても、随分聴いたよなぁ、この曲。で、もって、なぜか、あの当時「好きだ〜」って思ってた曲よりも、印象には残ってたりする。なぜなんだろうねぇ、ふしぎなもんだよね。
まず一つが、Aメロのコード進行だろうな。
出だしの ♪ すみれって すみれって〜 ♪ のコード進行。
Bm → Bmmaj7 → Bm7 → Bmmaj7
っていう動き。
まあ、何の変哲もなさそうな動きなんだけど、「お化けでそう」っていうイメージにさせる、元凶ですな
ベース音に対して対抗軸になる音が B→A♯→A→A♯ って動いているところが・・。
なんて、文字で書くとイメージわかないけど、実際の音にすると、ああいう感じになるわけです。。。
それと、サビの ♪ 寂しかったから あなたにさよならを〜 ♪ のメロディ進行ですかねぇ。特に♪さよならを〜♪の件の部分とか。
まあ、西洋的であり日本的であり・・・っていう感じ。まず、アメリカでは、こんなメロディはでてこないだろっていう、メローな感じですな。
結局さ、キライキライ・・・と表面では思っても、日本人なんだよね、ワタシャ。 やっぱ、日本的な部分にどっか惹かれているんだよな・・・なんて思わせる1曲だったりして・・
ところでさ、この曲、カバー曲だったことは、意外と知られない?
うん、もともとオリジナルは、「ジャッキー吉川とブルーコメッツ」の曲だったのよ。そそそ、井上大輔氏や三原綱木氏が在籍した、G.Sの代表的なグループだわな。
で、1968年1月にリリースしたシングル「こころの虹」って曲の「B面」だったのがオリジナル。
まあ、作曲の小田啓義氏は、ブルーコメッツのキーボーディストですからねぇ、この当たりからも推測は出来ちゃったりするんだけど。。。
ちなみに、81年は、意外と小田啓義氏のあたり年で、前、書いた、コスミックインベンションの曲も書いてたりしてさ。っていうのは蛇足です。。
ちなみに、ブルコメの方の売り上げデータは、おりこん最高位5位 売上げ枚数27.5万枚。
・・・・といっても、所詮はB面の曲だったわけだからねぇ、知ってるヒトは極端に少ないでしょうな。
よろしかったら、ポチッと押してね
