1987_07_パンドラの恋人_南野陽子







今回の1曲セレクトは「パンドラの恋人」南野陽子です。

 まずはデータです。

・タイトル    パンドラの恋人
・アーティスト  南野陽子
・作詞      田口俊
・作曲      亀井登志夫
・編曲      萩田光雄
・リリース日   1987年7月1日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   19.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1987年7月13日〜7月27日付

 今回引っ張ってきた曲は南野陽子の、28年前のヒットの「パンドラの恋人」って曲。
 ま、長年ヒット曲を聴いてきているヒトにとっては、常識的な曲かもしれないけど、フツウのヒトにとっては、ちょこっと死角に入ってる曲かなぁ、ウン。
 1987年という時代をリアルタイムで経験しているヒトでも、もしかしたら覚えているヒトのほうが少ないかもしれない、このくらいのヒットになると。オリコンで1位を取った曲なんだけどね。

 まあ、今の曲もそうだけど、このくらい時代の曲になると、オリコン1位の曲といっても、そのくらいの認知しかないってわけなんだよね。時代を経ると忘れ去られる曲のほうが多い・・・・と。


 で、曲のほうというと・・・うーん、そうだなぁ。これまた一口ではなかなか言い表すのが難しいんだよなぁ、この曲。 まあ、だから、オリコン1位獲得曲といいながら、いままで書けないで至ってのもあるんだけど。。。ふらふら

 いや、陳腐な言い方で言えば、ひと言「南野陽子らしい曲」・・・で終わっちゃうんだよね。
 「南野陽子らしい曲」というと、あれよ。お嬢さんアイドルポップスっていうのかなぁ。 
 ヨーロッパのお城から抜け出てきたようなイメージのストリングスをいっぱいいっぱいに使ったオーケストレーション的な曲っていうのかなぁ。傾向的には86年の「風のマドリガル」から引き継いできた、損なような曲の延長線上の曲なんだけど、この曲は、そこまで壮大なイメージではない。スケールはそれに比べたら小さいんだけどさ、傾向的には同じって感じなんだよね。

 まあ、思いによっては、夏場に「オーケストレーション」的な曲って言うのもなぁ・・・って感じるところもあるんだけどさ、やっぱ、同じようなことを多くの人が感じるのか、それまで暫く20万枚オーバーで推移していた売上げも、この曲で一時的に20万枚を割ったりしたんだよね。
 で、イメージをガラリと変えて「明るさ」を前面に出した「はいからさんが通る」で、再び20万枚オーバーに戻ったってことを言えば、やっぱ、この頃になると、このヒトのお嬢さん路線にも、飽きが来てたんだろうなとも思えなくも無いんだけどさ。

客観的に聴くと、バックのオーケストレーションとシンクロするように難しいメロディラインが続くAメロとBメロと切ないサビ・・・って感じなんだけど、その前に、この曲は、つかみ所が無いんだよね。なーんか、淡々と流れていくって言うのかねぇ、聴かせどころがないっていうのかねぇ、いまひとつ、カチッと引っ張られるようなフレーズが無いんだよね。 まあ、そこなんだろうな、ちょっと売上げが落ちたって言うのは。

いや、それ以前に夏っぽくないんだよな。夏を通り越して初秋の・・・っていうイメージなんだよね。だからイメージがズレがちなんだよね。
 同じようなイメージの次の曲の「秋のIndication」なんかは、しっくりして良かったもんなぁ。

 ただ、個人的には、なんか、この曲、妙に印象には残ってる。 つかみ所がないメロディーが逆に、あの1987年っていう「個人的」な時代の印象とマッチするんだろうなぁ。
 あの、悶々と、なんか吹っ切れない時間を過ごしていた「1987年の夏」っていう、個人的なあの時代と、この曲と、なんかマッチしちゃってるんだよねぇ。だから、この曲を聴くと、あの悶々とした時間を過ごした1987年、17から18歳に変わる頃のあの夏が思い浮かんできますわ。

 ちなみに悶々とした・・・っちゅうのは、アレですね。。。 ってか、アレじゃわかんないか。。。まあ、青春の1ページってやつですよ。ふらふらふらふらふらふら



音が悪くてメンゴ。ただ、この動画しか落ちてませんで。。。



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