1977_07_イミテイションゴールド_山口百恵






今回の1曲セレクトは、「イミテイション・ゴールド」山口百恵です。

 まずはデータです。

・タイトル    イミテイション・ゴールド
・アーティスト  山口百恵
・作詞      阿木耀子
・作曲      宇崎竜童
・編曲      萩田光雄
・リリース日   1977年7月1日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数   48.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1977年7月18日〜9月26日付

さて、今回は、久々に山口百恵でも引っ張ってきましょうかねぇ。
 っつか、さっきさ、帰りの電車で、聴いてた曲をばふらふらふらふら

 「イミテイション・ゴールド」

 ほほほ、久々に「大ヒット」した曲ですぞー。さすがにこの曲は、たいていのヒトは覚えてるでしょう、ヒットから38年経ったといっても。

 うん、12年前に「TK MATUMOTO」の「カバーアルバム」で倉木麻衣がカバーしてたし、その前は、例の「ノエビア」のCMで使われてたりしたしね。

 もちろん、ワタシもリアルタイムでは、聴いてなかったんだよね。
当時8歳のワタシは、まだ、ヒット曲界には足を踏み入れてなかったからなぁ。
 意外にも、ワタシも「ノエビア」のCMでこの曲知ったのが最初かもしれない。

 それにしても大人っぽいよね〜、この時、山口百恵18歳よ。
18歳で、♪ごめんね、去年のヒトとまた比べてる〜 ♪
はマズイでしょう。不順異性行為で補導されっちますぞ。。

 なんていってちゃ、「歌謡曲」にならんのよね。 いや、ピンクレディもそうだったけど、この頃の「歌謡ポップス」は、今のヒット曲に比べても総じて大人っぽかったよなぁ。
 いや、それに憧れていたのよ、クソガキだった、私らは。

 まだ「スター」っていう存在が大きかったからねぇ、この頃は。
等身大のアイドルの時代ではなかったからなぁ。


 それにしても、今考えると、この年の山口百恵っていうのは、いわいる「捨て曲」→つなぎ曲っていうのが、見当たらないんだよね。
 しいて言えば、この年の1曲にリリースした「初恋草紙」くらいかなぁ。 後はリリースした4曲すべてが「攻め」な曲だったよなぁ。
 通常は、この逆で、3枚リリースするとすれば、そのうちの1曲が勝負曲っていうことが多いんだけどねぇ。
 
 そういう意味でも、この77年っていうのが、山口百恵っていうヒトにとっては、勝負の年であり、一つのターニングポイントとなった年といえるかもしれない。
 それは、一つは、この年、高校を卒業して、歌手一本となったことも大きいのかなぁ。
 ただ、この年に「攻めた」事は吉と出たわけで、この年でライバルであった桜田淳子とは、一気に差が開いたわけでさ。
 まあ、長年「第一線」を張ってるアーティストにとっては、こういうターニングポイントになる年は必ずあるわけだけど、山口百恵の場合は、この年だったんだよね。


 ただ、そうは言っても、この曲に関しては、やや存在感がジミだったかなぁ・・・って気もしないでもない。
 なんせ、ちょうど、沢田研二の「勝手にしやがれ」と、ピンクレディーの「渚のシンドバッド」のハザマに見え隠れしてた存在でしたからねぇ。 そういうわけで、NO.3ソングっていうイメージも強かったんだけど、ワタシのチャートにしても、オリコンしても最高位は2位までは行ってたんだよね。 必ずしも、NO.3ソングではなかったんだけど・・・。
 イメージってのは怖いもんだよね。




 ところでさあ、この曲を聴いてると、いかにも「シングル」だよなぁ・・って気になるよねぇ。
 どこが? ・・・っていえば、まずもって、余分なフレーズがないじゃん。メロディにしても、余分な部分をしぼってしぼって・・・必要最低限のフレーズしかのこしてない・・・っていうかさあ。
 とにかくムダがないんだよね。 コトバにして余分な部分がないしさ。これだとおもうんだよなぁシングルがシングルでありうるっていうのは。

 だから、尖っているじゃん。コトバにしてもメロディにしても。尖っているというか研ぎ澄まされているというか、緊張感があって、間延びな部分が一切ないんだよね。

 最近の曲ってさあ、なんか変に間延びしてるって言うかさあ、なんかムダな部分が多いような気がするんだよ。ムダに長いっていうかさあ。
 要らないフレーズとかさあ。

 この曲を聴くと、そんなところがよくわかるんだよなぁ。




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