1976_07_夏にご用心_桜田淳子







今回の1曲セレクトは、「夏にご用心」桜田淳子です。

 まずはデータでーす。

・タイトル      夏にご用心
・アーティスト    桜田淳子
・作詞        阿久悠
・作曲        森田公一
・編曲        高田弘
・リリース日     1976年5月21日
・発売元       ビクター
・オリコン最高位   2位
・売上げ枚数     36.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1976年6月7日〜8月16日付

 ながーい間ヒット曲を聴き続けてきて、ふと振り返ってみると、さっすがに、いまとなっては「古い曲」だよなぁ・・と思う曲があったりするんだよね。
 
 ワタシの場合、今からすると、70年代中盤くらいまでのアイドルヒットでは、うわー、古いなぁと思える曲があったりしますねぇ。

 特に、森田公一氏作曲の曲って、なぜか古さを感じちゃうんだよねぇ。
よく、森田氏の曲は1拍め「強拍」、2拍目「弱拍」の逆シンコペーションな曲がおおくて、これが70年代アイドルポップスの王道だとか言われたりするんだけど、「いま」っていうところからみると、どうも、これにふるさを感じちゃんだろうねぇ。

 それと、音の使い方とかね。いかにもチープなストリングスな曲が、まだ、あのころは多かったですからね。

 ただ、サウンドに関しては、レコード会社によって、随分差があったと思うな。70年代は。
 今からすると、CBSソニーは、アイドルポップスでもサウンドがいいんですよ。天地真理の「恋する夏の日」なんて、1973年の曲だけど、ちょっと聴くと、とても1973年のアイドルポップスの曲に聴こえない。音の広がりと低音の重さかしっかりとあるんですよね。

 逆に、ビクターの音は、古臭いんだよなぁ。十年前そのままって言うサウンドは、逆にとても70年代とは思えないサウンドだったりして。。。。。

 ・・ということで、森田公一氏 プラス ビクターの曲・・・・うーん、まさに今日引っ張ってきた、桜田淳子の「夏にご用心」は、いや、ほんとに「古さ」を感じちゃうんだよね。

 うーん、たしかに、1976年当時、タイムリーでこの曲のレコードを聴いていたわけではないから、もし、タイムリーで聴いていたらどんな感想を持ったのかっていのうは、分からないんだけど、少なくとも今聴いてみると、そういう感じなんだよなぁ。


 いや、上で、当時タイムリーで聴いてなかった・・って書いたけど、厳密に言うとウソで、テレビではよく聴いてたもんね。
 で、逆にテレビでは、そんな古さは感じなかったんだよね。

 うーん、録音技術の差って言うのもあるだろうけど、得てして、当時はレコードで聴くよりかはテレビの方がよく聴こえる曲が結構ありましたよね。

 個人的には、この曲がその典型ですねぇ。


 曲そのものは、インパクトがありましたよね。

 まあ、だいたい40年たったいまでも、この曲モノマネする人が多い・・・・

 うーん、「桜田淳子」っていったら、この曲のモノマネする人が多いのかなぁ。

 例の

♪ ぬぁつーは心のかぎーを あまーくするわ ごようじん ♪ 

 っていうアノ曲ですね。

 曲構成は、↑のAメロ Bメロ サビ っていう典型的な曲ですけど、サビが異様に簡単なんだよね。

♪ 白い 水着のあとが まぶしく 見える夏の午後 ♪

・・・詞にするとこれだけ。 メロディ的には8小節だよね。

 でもさ、たとえこれだけの詞でも、充分伝わってくるんだよね。いや、少なくとも情景は浮かぶでしょ。

 あのさ、最近おもうんだけど、曲ってこれでいいんぢゃないかなって思うんですよね。

 よく行間を読ませる・・っていうんだけど、それが音楽なんぢゃないかなぁ・・と。

 さいきんの曲は、詞が「説明文」的で長いんですよね。内容が細かすぎる。 たしかに親切ではあるけど、あまりに説明されすぎてて、逆にうっとうしい。
 まあ、そうじゃなきゃ曲が作れなくなってきているのかも知れないけど、特にHIP HOPなんかはさ。

 でも、シンプル イズ ベスト。そういう行間を読ませる曲も必要なんではないかと。それがシングルなんぢゃないかなぁ・・と。


 曲は古いかもしれないけど、このころの曲を聴くと、そういうことを感じますねぇ。




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