今回の1曲セレクトは「Jim&Janeの伝説」チェッカーズです。
まずはデータでーす。
・タイトル Jim&Janeの伝説
・アーティスト チェッカーズ
・作詞 藤井郁弥
・作曲 鶴久政治
・編曲 THE CHECKERS.FAM
・リリース日 1988年6月29日
・発売元 ポニーキャニオン
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数 14.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1988年7月11日〜8月22日付
昨日は肌寒い日だったよなぁ。まだ、「冷夏」というほどの寒さはないだけ助かっているって感じですかね。ただ、ここのところ曇りや雨ばっかりで日照不足は深刻だよね。
思い返せば、物心ついてからこの方、何度か、こういう、長雨冷夏の夏に出くわしてはいるな。
・・ということで、今日の1曲セレクトは、同じような長雨、冷夏だった1988年夏の曲から引っ張ってきました。
Jim&Janeの伝説 チェッカーズ
ウーン、どうなんでしょう? たしかに、チェッカーズの曲なんだけど、知らないヒト、忘れちゃってるヒトも結構いるかなぁ。
チェッカーズっていうと、どうしても、超アイドル人気だった、84〜85年当時のイメージが強烈にあるから、それ以降、自分たちで曲を作るようになってから、この方って、意外と、タイトルだけ言われても「ピン」とこない曲が多いかもなぁ。
ランキング的にも、84年に「涙のリクエスト」で大ブレイクを果たして以来、初めてオリコン最高位でベスト3を割ったのもこの曲からだ。
(ちなみに、デビュー曲からラストの曲まで1曲もベストテンを割らなかったアーティストっていうのも、すごいんだけど)
でも、この曲は、ワタシにとっては、なぜか印象深かった。
このころのチェッカーズの曲ってこ、この次の「素直にI'm Sorry」のようにメジャー系のミディアムテンポの曲も間に挟まってはいたけど、全体的には、暗めな曲が多かったんだよね。
この曲も、そんな感じだったな。
すでに終わってしまった恋. っていうのが、この曲の「主題」なわけで、うーん、なんていうのかな、どちらかというと、ひと夏の終わりの・・・っていう雰囲気なんだよね。
♪サヨナラ告げる 長い髪をなびかせ〜
風に風に風にさそわれ あいつは行っちまった〜 ♪
のサビの部分なんか、もろ、ひとつ夏の恋の終わりを予感させるような内容だし、とても、7月前にリリースされるような曲の内容ではなかったよね。
でも、よかったんですよ。この年の夏には。
なにぶん、 毎日鈍よりとした曇り空の暗い、寒い夏だったからねぇ。イメージ的には、この曲がピッタリだったんだよね。
いや、少なくとも、ワタシ個人の中では、1988年夏っていうったら、この曲のような「暗い」イメージがあるんだよね。 まあ、個人的に「浪人」してたから「暗く」感じた夏って言うのも多分にあるんだけどさ
逆に、ギラギラとした、猛暑だったら、どうだったんだろうなぁ・・・
正直言って、この曲は、ここまでヒットしなかったんぢゃないか・・・ということは思いますけどね。
そう言うことでは、ある意味ラッキーな曲のような気もする。いや、そのまえに、そんな夏だったら、この時期に出さないかったかもしれないけど。。
・・とまあ、暗い暗い曲って書いてきたけど、サウンド的には、暗黒の雰囲気なバラードではないんだよね。
たしかにマイナー系ではあるけど、チェカーズならではのバンドサウンドは健在だったですね。
ただ、このあたりから、メロディラインが迷いだすんだよね。この曲なんかは、既にスピリッツからしてロックという雰囲気はなかったもんね。どちらかと言えば歌謡曲的なメロディラインで。。
結局のところ、この迷いっていうのが、最後の方まで尾を引いていたような気がするな。
個人的な見解では、吹っ切れたのは、ラスト前の92年の「Blue Moon Stone」だと思うな。
ま、、すでにこのころは解散も決まってたんだろうけどさ。
そんな迷いが見られ始めたころの曲って感じですね。この「Jim&Janeの伝説」は。
だから、イメージ、暗く感じたのかもしれないけどね。
蛇足だけど、氣志團が「One Night Carnival」で出てきた時、歌詞にある「行こうぜ ピリオドの向こうへ」ってところでなんか引っかかったんだよね。
なんで引っかかったのか、その時はよく分かんなかったんだけど、後々考えると、このフレーズ、この曲にインスパイアされてるんだよな。
この曲ではさらっと流してるけど、2番の歌詞に「行こうぜ ピリオドの向こうへ」ってあるんだよね。
たしかテレビサイズでは、この部分はカットされていたから、ラジオで聴くか、シングルを買って、それなりに聴きこんでなきゃ、聴きながしちゃうわけで。
それを考えると、ハハン、綾小路氏は、この辺の曲に影響されてるな・・・ってのが分かっちゃったりして。。
同時期、同じく木更津周辺で過ごしたワタシと、おそらくこの曲のイメージも似たものがあるんじゃないかなぁ・とも思ったりして。
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