1982_07_ハイティーンブギ_近藤真彦 






今回の1曲セレクトは、「ハイティーン・ブギ」近藤真彦です。

 まずはデータでーす。

・タイトル     ハイティーン・ブギ
・アーティスト   近藤真彦
・作詞       松本隆
・作曲       山下達郎
・編曲       山下達郎
・リリース日    1982年6月30日
・発売元      RVC
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数    60.7万枚
・タイアップ:映画「ハイティーン・ブギ」主題歌
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1982年7月12日〜9月27日付

 ジャニーズにも伝統っつうもんがあるよね。 ・・とまた唐突な意味不明な書き出しをしちゃったけど、最近のKAT-TUNを見ると、「まっち」からの伝統を受け継いでるなぁ・・・・とつくづく感じたりして。。。

 ジャニーズの中でも特に「やんちゃ」(グループ)がそうなんだけど、伝統というのは曲調なんだよね。
 デビュー曲は、あくまでダサダサだけど、力ずくで押し捲るロック。2曲目は軽めのポップスという路線ですね。

 「まっち」の場合は、デビュー曲は言わずと知れた「スニーカーぶる〜す」。。ダサダサのロック路線でしたよね。で、2曲目は「ヨコハマチーク」のさわやかポップ路線。

 方やKAT-TUNもデビュー曲はダサダサロックの「Real Face」。でもって第2弾シングル「Signal」は、軽めのポップ路線だったんだよね。

 これをみてて、いや、ジャニーズの伝統ってあるんだね〜とつくづく思った次第なんですわ。

 ま、それが良いか悪いかというのは、また、別の次元の話で。。。

 ということで、今回は「まっち」の「ハイブキ」だす。

 まあ、この曲は言わずと知れた同名映画「ハイティーンブギ」の主題歌だったわけだけど、作曲、アレンジともに山下達郎という、ちょっと変わった取り合わせの曲ではあるんだよね。
 作詞はいつものどおりの松本印のブランド物。ま、要するに、細野晴臣人脈で成り立っているんだけど、元はといえば、このころのマッチ担当のディレクターの小杉理宇造氏が、もともとは山下達郎担当のディレクターだったというところからの人脈なんだよね。

 で、あのころは山下達郎も所属はRVCだったし、そういう繋がりから、マッチのバックコーラスに山下達郎ってずっと参加してたりしてたんですよね。
 まあ、音楽業界、横の繋がりは大事だよねぇ・・・という見本ですかねぇ。

 ただ、山下達郎が書く、ジャニーズ関連の曲は、あまり大きな評価は得られてないんだよなぁ。
 
 この曲の他、ジャニーズ関連の山下達郎の曲といえば、KinKi Kidsの「硝子の少年」が有名だけど、「週間文春」の「考えるヒット」で近田春夫しは、これでもか・・・というくらい、この曲については散々、こき下ろしてましたしね。

 まあ、このハイティーンブギにも言えることなんだけど、達郎独特の洗練されたハイクオリティなメロディラインが影を潜めちゃうんだよね。
 逆にダサダサな「歌謡曲」路線になっちゃうって言うのかなぁ。

 ただ、本人に言わせると、それは、仮想敵である「筒美京平」を意識してっていうところもあったようですけどね。

 でも、ダサダサ曲大好きのワタシにしてみれば、うれしい1曲な訳なんですよね。
 おかげで、未だにこの曲はカラオケでははずせませんねぇ。


テレビサイズでしかない、最後の

♪これで決まりさ これで決まりさ それが最高 ♪

を歌詞スーパーなしでやるのがいいのですよ。

 それと、忘れてはいけないのが、片面の「MOMOKO」ですかねぇ。。 この曲は映画「ハイティーンブギ」の挿入曲だったとおもうんだけど、まっちにとっては、とてつもなくスローなバラードナンバーなんだよね。 これがまた、珍しかった。

↓ コレ
http://www.tudou.com/programs/view/Fp_77qe0-pE/


 こちらも山下達郎曲なんだけど、スローバラードなんだけど、めっちゃブルージーなんですよね。
 間奏部分のエレキは「泣いて」るし。。

 毎度かいてるように82年は夏の気候が不順で雨が多かったこともあって、この曲を聴くと、「雨」の光景が脳裏に浮かびますね。
 富にこの曲は雨の日に聴くと、イメージがピッタリなんですよ。

 ちょうどこの「ハイブギ」がランクインしてくる頃、ワタシは、福島から千葉に出てきたこともあって、「MOMOKO」を含め、「ハイティーンブギ」を聴くと、あのころの右も左も分からないで戸惑ってた自分が思い出されるなぁ。

 そういう意味でも忘れられない曲でもあるんだよね。ま、だから、いまだにカラオケで歌ってたりするんだけど。。。


 最後に蛇足だけど、まっち と山下達郎といえば、これから2年後の84年に「永遠に秘密さ」っていう曲もあったんだけど、こちらは、完璧な「達郎な世界」のメロディラインとサウンドでしたね。

 だからといってはなんだけど、あんまり売れなかったんだよねぇ、この曲は。。。
 やっぱり、まっちは、ダサダサメロディの方がシックリ来るんだよね。






今見ても、元気いっぱいのまっちですわな。 こうなるとウタまウマイヘタは超越してるよね。
 

よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へにほんブログ村