1979_06_モンローウォーク_南佳孝






今回の1曲セレクトは、「モンローウォーク」南佳孝です。

 まずはデータです。

・タイトル    モンローウォーク
・アーティスト  南佳孝
・作詞      来生えつこ
・作曲      南佳孝
・編曲      坂本龍一
・リリース日   1979年4月21日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 38位
・売上げ枚数   12.2万枚

 すっかり夏だね。今日のような天気だと。梅雨とは思えないような日差しだったものねぇ。
 今年も「猛暑」なんですかねぇ。今日のの天気は、まだまだその序の口って感じなのかなぁ? 6月でこれだからねぇ、8月になったらどうなるか分らんですゾ。

 でも、こういう日差しの日には、やっぱり、それらしい曲が聴きたくなるもんだよねぇ。やっぱり、海で聴きたくなるような曲。うーん、サザンとかチューブもいいけど、もうちょっとオシャレな曲がいいな・・・。

・・・ということで、南佳孝の「モンローウォーク」なぞをひとつ。

 なに? こんな曲知らないですと?

うーん、まあ、リリースが今から36年前、しかもオリコンで38位までしかいなかったからなぁ・・。

 でも、郷ひろみの「セクシーユー」って曲なら知ってるヒト、多いんじゃない?  

そそそ 2月に「セクシーユー」の方は書いたんだけどね。

 ♪ つまさき立てて海へ モンローウォークしてゆーくー♪

っていうノリノリな曲っすよ。

 はい、この曲は、その「オリジナル」です。

・・・・っていうか、郷ひろみが後から「カバー」したんだよね。

 で、まあ、タイトルもオリジナルの南佳孝が「モンローウォーク」に対して、郷ひろみは「セクシーユー」・・・・と。

 タイトルが違うっちゅうことは、中身も違う?  っていのうは半分当たってる・・・うん、歌詞が若干違うんだよね。

 たとえば、一番の歌詞の最後

郷ひろみが ♪ 口説き落としたい君 素知らぬ素振りもセクシー ♪

に対して

南佳孝 ♪ 口説き落としたいのに スキもないね君は ♪

だったりしてね。

 全編にわたって、最後の1行だけが異なってるんだよね。

 これは、81年の薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」と来生たかお「夢の途中」の違いと全く同じっ訳ね。

 まあ、作詞が同じ、来生えつこ っていうところがミソなんだけどさ。

 サウンドは全く違うんだけどね。郷ひろみと南佳孝では。

 郷ひろみはカリブっぽいノリがありながらも、もっとポップスよりな味付けだけど、南佳孝は、音が重くて分厚んだよね。ただ、16ビートの強烈なビートは、郷ひろみよりも全然利いてる。なんていったら言いのかなぁ・・南佳孝氏らしい、独特なクセのあるノリが存在するんだよね。

 うーん、このクセのあるノリのアレンジってだれやってたんだ? と思って調べてみたら、なんと、坂本龍一氏ぢゃないの!!

 うーん、これは、今の今まで全く気が付かなかったですぞ!

・・・というか、この曲全てが生楽器でシンセが全く入ってないんだけどね。だから、坂本氏とは全く想像もしてなかったんだよなぁ。

 坂本氏が16ビートですか? ってところも想像が行かないしさ。 でも、実際はそうなんだよね。

 確かに、ストリングス、ブラスの使い方なんかは、この年(79年)に大ヒットした、サーカスの「アメリカンフィーリング」にも似たところがあるかなぁ。言われて見れば。

 でもさ、この曲リリースは、1979年の4月なんだけど、実際ヒットしたのは、郷ひろみの「セクシーユー」の後・・。
 1980年の3月〜4月にかけてなんだよね。だから、実際はちょっと「夏の・・・・」っていうイメージはなかったんだけどさ。
・・・っていうか、郷ひろみの「セクシーユー」が1980年の2月だもんなぁ。真冬に♪つま先立てて海へ〜 ♪って言う方がちょっと季節外れだったんだよね。

 だから、本来は79年の「夏」のイメージなんだろうけどさ、個人的には1980年の夏っていうイメージが強いな。

 ただ、残念ながら1980年の夏は「天候不順」で記録的な冷夏だったのよ・・・ この曲、いまひとつ盛り上がらなかったのは、そういうこともあったんでないかなぁ。。。




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