
今回の1曲セレクトは、「硝子坂」高田みづえです。
まずはデータです。
・タイトル 硝子坂
・アーティスト 高田みづえ
・作詞 島武実
・作曲 宇崎竜童
・編曲 馬飼野康二
・リリース日 1977年3月25日
・発売元 テイチク
・オリコン最高位 9位
・売上げ枚数 31.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1977年5月16日〜7月4日付
高田みづえさんって結婚、引退してから、もう30年経つんだよね。早いもんだよなぁ。
イメージとして、なんか、つい最近まで、このヒト歌っていたような気もするんだけどねぇ・・・・。どうも、1985年から2000年くらいの15年くらいって、一瞬で過ぎているような感覚があるんだよなぁ。
そーいえば、デビュー曲の「硝子坂」って、ちょうど今頃のヒットだったよね・・・なんて思いーの、パクッて参りました。。
・・・ということで、今回の1曲セレクトは「硝子坂」だったりして。。
「カバーの女王」なんていわれてた高田みづえだったりしますが、いや、実際のところ、ヒットした曲はカバーの曲が多いのよね、このヒト。
件の「私はピアノ」でしょ、「そんなヒロシに騙されて」でしょ(2曲共にサザンのカバー)、「潮騒のメロディ」(リチャードクレーダーマンのカバー)でしょ、「真夜中のギター」(千賀かほるのカバー)でしょ・・・ほーら4曲も

その他、カバーではないけど、「競作」という形で「秋冬」っていうのもありましたなぁ。。
まあ、そういうわけで、よく「カバーの女王」なんて言われたりしてんだけどさ、このヒトの場合。
・・・なんて、書くと、カバー以外はヒットはないのかい? なんて言われそうだけど、ちゃんとオリジナルでもヒットは飛ばしていたところは、このヒトのエライところではあるんだけど。。。
ただ、オリジナルの場合、「大ヒット」って言うのがないんだよね、いわいる「スマッシュヒット」と呼ばれるヒットばかりで。
・・・なので、「大ヒット」を飛ばした、カバー曲のほうが否が応でも目立っちゃっていたりするんですよ。。。
ぢゃ、この「硝子坂」はどうなの?
うむ、この曲は、高田みづえのデビュー曲ですわ。まさかね、デビュー曲もカバー曲ぢゃないですよねぇ・・・と思いたくなっちゃったりするんですが・・・
カバー曲なんですねぇ〜、これが

まあ、古くからのヒット曲ファンにとっては、常識的なことなんですが、この曲は、もともと木之内みどりの同名タイトルアルバムの、今で言う「リード曲」だったんだよね。
↓ コレ
うーん、木之内みどりさんについては、別途「横浜いれぶん」とか書いてるんで、そっちを参照していただくことにして、まあ、当時の人気アイドルですな。
でも、この曲については、実際聴いてみると、いわいるアイドルポップスというよりも、当時のニューミュージックっぽい匂いがしてきそうな味付けですわ。ま、木之内さんのボーカル自体は、アイドルっぽいけど。。
リリースは、1977年2月25日。高田みづえがカバーとしてリリースする1か月前ですわ。
まあ、僅か1ヶ月ですからねぇ。しかもこちらはアルバム曲、高田みづえはシングルなわけで、果たして、どっちがオリジナル? と言われれば、今となってはどっちもどっちかな? と言えなくもないんだけどね。
で、高田みづえバージョンは、もろアイドルポップスな味付けですわ。まあ、アイドルポップスといっても「当時」の・・・ということでさ。
その辺は、やっぱし、馬飼野氏のアレンジだよな、曲の焦点がはっきりしてる。これはどっから聴いても「シングル」っていうアレンジだもの。
まあ、その辺は、売上げにもはっきりと出てきていたりして、この高田みづえの場合、デビュー曲にして、いきなり31万枚の大ヒットだったのに対して、木之内さんのほうは、ベスト100にも入ら無かったりするもんね。
ま、アルバムとシングルの差っていうこともあるにしてもさ。
それと、やっぱし「政治力」って言うのもあるんだろうな、客観的に考えてもさ。
なにせ、高田みづえさんは、泣く子も黙る、あの「Bプロ」所属だったからねぇ。
デビュー曲にして、いきなり木之内みどりさんの曲をカバーっていうのも、その辺のゲーノー界においての「力学関係」っていうのが、動いてたりするんじゃないですかねぇ・・・。
まあ、35年以上も前のことだし、当時7歳のガキンチョだったワタシには、その辺の「裏事情」は到底分かるもんでは無かったんだけどさぁ。。。
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