
今回の1曲セレクトは、「ロビンソン」スピッツです。
まずはデータです。
・タイトル ロビンソン
・アーティスト スピッツ
・作詞 草野正宗
・作曲 草野正宗
・編曲 笹路正徳 スピッツ
・リリース日 1995年4月5日
・発売元 ポリドール
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数 162.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1995年5月1日〜7月31日付
・タイアップ:フジテレビ系「今田耕司のシブヤ系うらりんご」エンディング曲
ココのところ、ずっと80年代の曲が続いたんで、たまには、違う年代のを・・・って思ってたんだけどさ。
考えてみたら95年の今ごろって、個人的に好きな曲が多かったんだよねぇ。っつうことで、今日は95年の今ごろの代表曲をセレクト。
スピッツの「ロビンソン」。
まあ、これ読んでくれているヒトのほとんどは、95年といったら「昨日」くらいの感覚でしょう。ということで、すでにこの時代の曲はいやというほど知っていると思うんだけど、もちろん、スピッツもこの曲で「大ブレイク」を果たしたわけだよね。
まあ、毎年、新たなブレイク「しそう」なヒトたちってあまた出てくるわけなんだけど、ほとんどが「ハズレ」なんだよなぁ。
いや、ブレイクがはずれなんじゃなくて、「音楽的にはずれ」っていうこと。これは、今でも変わらない。
だから、個人的には、初めて聴くヒトたちは端から期待しないようにしているの。だってさあ、ほとんど外れなんだしぃ、だから最初から期待してると、がっかりすることが多いからさあ。
さてさて、スピッツも最初は、そんな感じで接したんだよな、たしか。初めて聴いたのは、どこでだろ? 覚えてないな。
でも、新手の「バンド」ってことで、正直、全く期待してなかったのよ。当時、バンドって、まだ、「バンドブーム」の余熱があった頃で、どっかパンクずれしてた人たちが多かったしさあ、スピッツのその類のひとつだろ・・・としか思ってなかったのよ。
だってさ、ギターの三輪氏の出で立ちをみたら、どーみても、そんな匂いがするもの。
だから、初めてこの「ロビンソン」を聴いたときは、驚いたよなぁ。まったく予想もしてなかった「音」が出てきたからさあ。
え? なんかの間違いだろ・・・とかさ。
うむ、「パンク」の匂いなんて、ひとかけらもなかったりして。。
逆に言えば、「はずれ」ぢゃなくて、「あたり」だったのよね。
きたぞー、きたぞー、新しいバンドが〜 ってゾクゾクしたのを覚えてるわぁ。
95年ってさあ、そういう感覚を与えてくれた人たちが結構いたんだよね。シャ乱QにしてもL⇔Rにしても、いわいる「当たり」って思えたことたちが多く出てきたような気がする。
時代の変革期だったんだよね、ちょうど。特にバンド関係の人たちのさ。このひとたちが出てきて、完全に90年代初頭の「バンドブーム臭」は消えたと思うもの。
特にスピッツのポップなさわやかさはさあ、それまでもなかったと思うのよ、少なくとも日本の「ヒット」バンドにはさあ。
「はずれ」と思うヒトたちの多くは、はっきり言って、個性がないのよ。あ、これは、売れてる売れてないを別として。今だって、売れてるヒトたちの大半は「没個性」だと思うもの。特にバンド系は。
これは、バンド自体の個性というより、音楽的な個性ね。
その点、スピッツは、それまでの「誰」の臭いがしなかったんだよね。その点でも、個人的には「あたり」だと思ったのよ。
まあ、実際、現在までスピッツで一番売れたシングルになってるからねぇ、この曲。多くのヒトが、同じように感じたんだろうねぇ。
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