今回の1曲セレクトは、「くちびるNetwork」岡田有希子です。
まずはデータです。
・タイトル くちびるNetwork
・アーティスト 岡田有希子
・作詞 SEIKO
・作曲 坂本龍一
・編曲 かしぶち哲郎
・リリース日 1986年1月29日
・発売元 キャニオン
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 23.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 8位
・ベストテンランクイン期間:1986年2月17日〜3月3日付
・タイアップ:カネボウ86年春のキャンペーンソング
1986年4月8日(火)、みなさんは、あの日あの時、どこで何をしていましたか?
と、大上段な書き方をしてしまいましたが。。。そうです、29年前のこの日、岡田有希子さんが急逝した日ですね。
年回忌でいえば、30回忌っていうのは無いものなんだけど、今年は、ちょうど30回忌に当たるんですよね。
この曲、本当は、昨日4月8日に出そうと思ってストックしてたんですが、昨日は忙しさにかまけて更新しなかったので1日遅れとなってしまいました。
1986年4月8日、ワタシはたしか、高校2年の始業日だったと思うな。帰りの電車の中で、目の前のオヤジが読んでた夕刊の記事で知ったんだよね、たしか。。
一言、衝撃的でしたね。・・・そのまえに、信じられなかったよね。トップアイドルの死っていうのは。
つい数日前まで、いつもと変わらずテレビに出てたのに・・・。
だけど、あの時の各界の衝撃は大変なもんだったよね。後追いするファンは次々に出るわ。。。 それだけ、すでに一アイドルって枠を超えた存在だったんだろうね。
岡田有希子さんを初めて知ったきっかけの曲・・・は、まあ、デビュー曲の「ファーストデイト」だったわけですが、この曲については、また後日、改めて書きます。
今日は、「ラストシングル」となってしまった、「くちびるNetwork」についてですね。
この曲は、カネボウ86年春のキャンペーンソング。くしくも、ライバル資生堂は、中山美穂の「色・ホワイト・ブレンド」を立ててきて、アイドル同士のライバル対決という色がありましたね。
しかも、作家陣も中山美穂の「竹内まりや」に対して、こちらは、松田聖子と坂本龍一という、とんでもなく豪華な組み合わせとなったわけです。
たしか、松田聖子としても、他のヒトに詞を提供するの、これが初めてでしたよね。
サンミュージックの後輩のために、ということもあったんでしょう。
曲の方も、坂本龍一氏らしからぬ(?)、分かりやすい明るいポップスで、春の雰囲気が充分ありましたよね。
岡田有希子さんの場合、初期の竹内まりや作品は別として、この曲の前2,3曲って、今ひとつ分かりにくい、中途半端な曲が続いてましたからね。余計、この曲がストレートに聴こえたんだよね。
その結果の、初めてのオリコン1位獲得。セールスも初めて20万枚を突破! ・・・と、さあ、これからだ! ・・・・という時の突然の訃報だったので余計信じられなかったんだよね。
次のシングル、「花のイマージュ」も、本来なら、1986年5月1日リリースで決まってたんだよね。
この曲、リリースしてたら、連続1位は取れたんだろうか。
あの時から、ずっとそれが気になっていたりします。
しかし、あれから丸29年か。。。 この間「ルビーの指環」でも書いたけど、時代の流れってほんとに速いよね。
特に、こういう節目がやってくると、感じますわ。
今回は、ちょっと湿っぽい内容になってしまいまして。。。また、こういうことを書くのも不謹慎と思われる方もいるかもしれないですが、ひとつの節目としてあえて書きました。
こちらへのコメントありがとうございました。
つい先日の事と思ってたら、あっという間に30年ですよ。早いものですよね。
あの出来事・・・トップアイドルの自殺・・・は、本当に信じられなかったですよ。
考えてみれば、あの頃から世情が少しずつ狂ってきていたような気がしますね。それに巻き込まれてしまったんでしょうか。
「花のイマージュ」については、おっしゃる通りだったと思いますわ。
その前に、曲調的に1位を取れるかどうかというと難しかったかも。インパクトが強い曲ではなかったですからね。