
今回の1曲セレクトは、「TSUNAMI」サザンオールスターズです。
まずはデータです。
・タイトル TSUNAMI
・アーティスト サザンオールスターズ
・作詞 桑田佳祐
・作曲 桑田佳祐
・編曲 サザンオールスターズ
・リリース日 2000年1月26日
・発売元 ビクター
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 293.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:2000年2月7日〜5月18日付
・タイアップ:TBS系「ウンナンのホントコ」より
この曲、2011年東日本大震災以来、各メディアとも紹介を自粛しているし、だから、本来ならセレクトすべきじゃないとも思えたんだけど、この曲が約300万枚セールスっていう超大ヒットとなったのは、まぎれもなく歴史上の真実だし、だから今後ともずっと自粛していく訳にもいかないだろうと思い、今回、セレクトしてきました。
もし、何らか不都合があるようでしたら、このページは読み飛ばしていただいても構いません。
先ほどは、2000年1月26日リリースの、史上まれに見る超強力曲どおしの競合として、モーニング娘。の「恋のダンスサイト」をセレクトしてきたけど、やっぱり、「恋のダンスサイト」をセレクトしてきたんでは、この曲もセレクトしなくちゃいけないですよね。
2000年1月26日リリースだけど、この曲を実際に聴くまでは、あんまりサザンに期待してなかったっていうのも、正直言えばあったな。
・・・というのも、1998年にリリースした「LOVE AFFAIR」以降リリースした「PARADISE」も「イエローマン」も曲の出来が今一つだったんだよね。実際、サザンとしては売れなかったわけで。
「イエローマン」なんてオリコン最高位10位だったし。
加えて、この時期リリースしたアルバム「さくら」も、ミリオンに届かず仕舞いで終わってしまったし。
もしかすると、もうサザンは終わりかもしれない・・・っていうのは、1999年時点では、はっきり言って思ってましたね。
だから、1月26日リリース対決は、勢いから言っても余裕でモーニング娘。だろう・・と思ったところもありましたね。
but but リリース直前に、実際にこの「TSUNAMI」を聴いた途端、ちょっと考えが変わったことを覚えてるなぁ。
「これは行けるかもしれない」って思ったんだよね。
この曲は、明らかに、99年の「イエローマン」とは違う感じを受けたんだよなぁ。
「イエローマン」は、はっきり言ってバンドとしてやる気をあんまり感じなかったんですよ。って書くのはちょっと言い過ぎですかね。うん、「ヒット狙い」じゃなかった感じを受けたんだよね。
でも、この「TSUNAMI」は、明らかに本気でホームランを狙ってきているなっていう意気込みを曲から感じたんだよなぁ。
単純にいえば、イントロ無しの出足からびっくりしたし、サビの ♪ 見つめあうと〜 ♪ からは完全に曲に引っかかってしまったワタシが居たんだよね。
本気を出せば、狙ったところにヒット、いわんやホームランを確実に打てる事が出来る、そういう曲が書ける・・・ってところに桑田佳佑の凄みがあると思うんだよなぁ。
こういう芸当が出来るのは、日本の音楽家の中では、桑田氏と筒美京平氏くらいじゃないかなぁ。
だから、これは、久しぶりにホームラン(大ヒット)は間違いないだろうと・・最初に曲を聴いた時から思ってはいたな。
ただね。この曲が、まさかまさかの約300万枚セールスなんて、途方もなく売れることまでは、予想がつかなかったなぁ。もちろん、サザンとしては、最も売れたシングルとなったわけで。
オリコンでは、通算5週1位を獲得。ワタシのランキングでは9週連続1位でしたからねぇ。
いずれにしても、この曲のおかけで、再度勢いを吹き返したサザンは、現在までトップの座に君臨することが出来たわけですよね。
・・・ということで、本来なら動画をリンクしたいところなんだけど、この間も書いたように、最近サザンの曲は悉く、動画サイトから消されちゃってるんで、今回もリンクなし。
(実際は「海外」のサーバーには動画があることはあるんだけど、今回はリンクは見送りました)
本当、なんとかして欲しいっす!
個人的には、この曲のPVは好きなんだけどなぁ。ドラマを見ているようで、曲と凄くマッチしてて。
サザンについては、来月3月31日に10年ぶりニューアルバムが出るし、4月からは全国ツアーが始まる。
2013年のツアーでは、さすがにこの「TSUNAMI」はやらなかったけど、果たして今度のツアーではどうなのかなぁ。