1994_02_Don't Leave Me_B'z



今回の1曲セレクトは、「Don't Leave Me」B'zです。

 まずはデータから

・タイトル    Don't Leave Me
・アーティスト  B'z
・作詞      稲葉浩志
・作曲      松本孝弘
・編曲      松本孝弘 明石昌夫
・リリース日   1994年2月9日
・発売元     BMGビクター
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   144.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1994年2月21日〜4月4日付
・タイアップ:テレビ朝日系ドラマ「新空港物語」主題歌

 1曲セレクト書き始めて、かなりのアーティストの曲を書いてきた気もするんだけど、気がついてみると、まだ書いてない人も結構いるんだよね。

 今日引っ張ってきた、B'zってもしかして、初めて書く? あ、いやここに出したのは、「LOVE PHANTOM」以来かも。 

いや、書きたくなかったわけではなく、たまたまだよね。

 たしかに最近のB'zは食わず嫌いなところがあるワタシですが、昔はそうでもなかったのですよ。むしろ、好きなアーティストだったんだよね。
 なぜ、キライになったのか・・・は、まあ、他のトピックスに任せるとして(←逃げっ、90年代前半のB'zは良かったんだよねぇ。

 何分、活動期間が長いB'zだから、すでに90年代前半の曲を「知らない」という方も出てきまして、個人的にはちょっと面食らっちゃう時もあるんだけど、まあ、これも長年活動してきているアーティストならではなんでしょうかねぇ。

 逆に考えると、90年代以降の曲は、それだけ「残ってない」って言うことにもなるんだけど。。。

 それはそうと、この「Don't Leave Me」は、そんな90年代前半のB'zの中でも個人的には一番よかったと思うなぁ。

 それまでのB'zって、まあ、例外もあったけど、どうもイマイチ、ロックアーティストという域ではなかったような気がするんだよね。 
 こんな風に書くと、最近のB'zしか知らない方には意外かもしれないんだけど、もともと90年の「太陽のKomachi Angel」で出てきたときも、どっちかといったら、TM NETWORKの「偽者」っていう印象だったし・・・。

 まあ、その辺がビーイング系のいやらしさ(⇒失礼)なんだけどさ。

 だけど、この「Don't Leave Me」で初めて、「素」のB'zを見たような気がするなぁ。

 そうか、この手がやりたかったのか・・・っていう印象を受けたんだよね。

 要はロックですよ。ウン、「サザンロック」っていうかね、南部っぽい、めちゃくちゃ泥臭いロック。洗練されていない、ラフな荒々しさが残る素のままのロック。

 だから、この曲を聴いた時は、もちろん、それまでの曲調と全く違ったんでビックリしたけど、曲の自然さっていうのは、最初聴いた時から感じたな。

 そそそ、それまでの曲には、どことなく「枠」があったんですよ。それらの「枠」をすべて取っ払ったような「自然」さ。ってやつかな。

 個人的には、大学卒業間際で、これから社会に出て行くっていうまさにその時で、不安一杯の時だったんだよね。

 だから、

 ♪ Don't Leave Me だれもいない〜 ♪

っていのうは、あの時の心情そのままだったなぁ。個人的に。

 だからこそ、余計引っかかったのかも知れないなぁ。94年の今ごろの曲は大体、そんな感じに聴こえるんだよね。

 折りしも、孤独な心に染みる曲が多くてさあ、あのころは。

 そんな中でも、この曲は、1,2を争う曲ぢゃなかったかな。


 蛇足だけど、この曲はカラオケで歌いにくい・・・っちゅうかB'zをカラオケでまともに歌おう・・・なんちゅうのが、そもそもの間違いなんだろうけど・・・しかも、オリジナルキーで。。。