今回の1曲セレクトは、「シャドー・ボクサー」原田真二です。
まずはデータです。
・タイトル シャドー・ボクサー
・アーティスト 原田真二
・作詞 松本隆
・作曲 原田真二
・編曲 後藤次利
・リリース日 1977年12月25日
・発売元 フォーライフ
・オリコン最高位 14位
・売り上げ枚数 22.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 10位
・ベストテンランクイン期間:1978年3月6日付
えー、またまた、原田真二さんなんですが、「てぃーんずぶるーす」 「キャンディ」と来たら、この曲は外せないでしょう・・・ということで、デビュー3部作の最後のリリースとなった、「シャドー・ボクサー」です。
・・・・と、いつものように書き始めているんですが、実は、昨夜、一度書きあげたんです、「シャドー・ボクサー」
BUT、書き上がって、さあ、公開しようとした矢先・・・・、一瞬変なキー操作をしてしまい、我に返った時はもう遅い。。。ぜーんぶ削除しちゃったんですねぇ〜。 そんで、不貞寝をしてしまったわけで、今、またリベンジで書いております。。。
まあ、どーでもいいことなんですが。。。。
デビュー曲の「てぃーんずぶるーす」のリリースが1977年10月25日、第2弾の「キャンディ」が11月25日と、きっちり1カ月おきにリリースを繰り返したわけで、この第3弾の「シャドー・ボクサー」をリリースしたのが、1977年の暮れも押し迫った、12月25日。
もうその頃には、原田真二の人気も上昇して来ており、明けて1978年早々に始まった「ザ・ベストテン」では、ニューミュージック系最初のベストテン入りということで、番組出演。
これによって、一気にお茶の間に原田真二って言うヒトが広がったんじゃないかなぁ。
ちなみに、「ザ・ベストテン」の2月16日〜3月2日までの3週間は、「キャンディ」と「シャドー・ボクサー」が2曲同時にベストテン入り。
今ではヒットチャートを重視している人なんて、ほとんど居なくなったけど、当時は。ランキングに重みがありましたからねぇ、2曲同時ベストテン入りは、大変なことだったんですよね。
まあ、そのくらい、熱狂的な人気があったって事ですね、当時は。
ちなみに、「シャドー・ボクサー」、オリコンでは最高14位までしかいなかったけど、「ザ・ベストテン」の最高位は5位。
うん? 随分開きがあるじゃん・・・っと思われるかもしれないけど、当時「ベストテン」は、「はがきリクエスト」の比重を最も重視してたからなぁ。そんなところから、熱狂的なファンが多かったってことなんだろうな。今でいえば「コア」なファンという感じの。
その影響もあってか、ちょうどベストテンで2曲同時にランクインしてた頃、リリースされたデビューアルバム「FEEL HAPPY」(1978年2月25日リリース)は、オリコンアルバムチャートで初登場1位を記録。
↓ これ
ある雑誌に書いてたけど、及川ミッチーも真っ青な「王子様」ぶりなジャケ写ですねぇ
男性ソロアーティストのデビューアルバムで、いきなりの初登場1位獲得っていうのは、オリコン史上初の快挙。
たしか、今でもこの記録は破られてなかったんじゃなかったっけな? たしか
記録男と言われた、さしもの近藤真彦もデビューアルバムは、初登場1位じゃなかったからなぁ。
そんなところからも当時の熱狂的な人気が分かります。
おっとっと、「シャドー・ボクサー」の話からはちょっとズレましたね。
印象からすると、デビュー3部作の中で、唯一、この曲だけは、イメージがちょっと違うな・・・って思ったなぁ。
ちょっと違う・・っていうのは、別段悪い印象があったわけじゃなく、この曲だけは、「ヘビー」な曲じゃないですか。
そのヘビーさから「硬派」な印象なんですよね。 前の2曲「てぃーんずぶるーす」と「キャンディ」は軟派なイメージだったじゃないですか。
そう言う意味では、少し異質な感じがしたかなぁ。
まあ、アレンジの影響もありますけどね。「てぃーんずぶるーす」は、フォークロック系の瀬尾一三に対して、「シャドー・ボクサー」は、元サディクティックスの後藤次利氏ですから。
アレンジャーを確認して、あ、なるほどな・・・と納得って感じかなぁ。
後藤次利氏は、80年代に入ってこそ、シブがきとか、一連のおニャン子の曲で、超軟派なイメージが定着しちゃいましたが、それまでは、シブい硬派なベーシストっていうイメージでしたからね。
この曲の、この硬派なイメージは、よくわかります。
ただ、3部作の中で、この曲だけが、硬派っていうイメージで、ちょっとイメージずれだったのか、アルバム「FEEL HAPPY」には、この曲だけ収録されてないんですよね。
昨日、個人的には、3部作の中では「キャンディ」が一番好き・・・と書いちゃいましたが、実は、最近は、この「シャドー・ボクサー」が一番いいなぁ。
まあ、最近は、「超」を10個つけても足りないくらいの「軟派」な曲が多くなったからなぁ。
男の匂いがする「硬派」な曲に、魅かれてしまうわけです。
あー、「男くさい」って言っても「汗臭い」ぢゃないっスからね。 さわやかな都会的な男臭さってやつです。
この「シャドー・ボクサー」の頃になると、ニューミュージックっていうジャンルの「定番の音」が大分固まってきましたよね。
同じバンド形式でも、「今」のコアメロ系とは全然違う。
カビ臭い・・・と思われるかもしれないけど、この硬質な感じがするアンサンブルが、ワタシにとっても、「ザ・ニューミュージック」なんだよなぁ。 あ、自分の時代の「音」って思いますよ。
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