今回の1曲セレクトは、「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」ASKAです。
まずは、いつものようにデータから
・タイトル 晴天を誉めるなら夕暮れを待て
・アーティスト ASKA
・作詞 飛鳥涼
・作曲 飛鳥涼
・編曲 十川知司
・リリース日 1995年1月1日
・発売元 東芝EMI
・オリコン最高位 2位
・売り上げ枚数 82.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間 1995年1月16日〜2月6日付
朝から「阪神淡路大震災」から20年・・・というニュースが繰り返し流れてます。
月並みだけど、あれから20年かぁ・・・。この間、「Love,Day After Tomorrow」を書いた時も、あれから15年かぁ・・・と書いたばかりだけど、こう、「区切り」の年月を振り返ると、本当に月日が経つ早さを改めて感じてしまいますね。
1995年1月17日(火)
ワタシは何をやっていたんだろう?
なんて言われたら・・・・実は、ハッキリと覚えているんだよね、ワタシ。
この頃は、まだ社会人1年目の「ペーペー」の頃で、新卒で入社した某大手環境衛生管理会社の営業所で、「害虫駆除」をやってた頃だ。
1月17日、この日は、千葉・東金の日吉台っていう、あの頃はまだ、半分分譲中の新興住宅地で、新築住宅のシロアリ予防作業をやってた日だ。(ちなみに、当時は、この日吉台に、「大橋巨泉」の日本での居宅があった)
シロアリ予防作業っちゅうのは、文字通り、シロアリ被害から住宅を守るために、壁を囲う前の棟上げの時点で、柱にシロアリの予防剤を「塗布」していく作業。これを午前中2棟、午後3棟くらいの頻度で、作業していく最中の日だったな。
天気はピーカンなのに、北風が寒い日でさ、手がかじかみながらの作業だったことを覚えてる。
新築住宅の建築ではさ、大工さんとか左官さんが、大抵、現場にラジオ持ち込んでくるからさ、こっちも1日中ラジオを聞きながらの作業になるんだけど、あの日は、1日緊急報道番組に切り替わっていて、時間が経つ度、犠牲者、行方不明者の数が増えていって、神戸から600km以上離れた、千葉でも、現場の重大さを認識してたな。
あれから20年。その間、中越地震、そして東日本大震災・・と、数回の巨大地震を体験してきたけど、いずれも震央から離れた場所での体験。 その度に、次は自分の近く? と思うんだよね。
1.17は、未だに、自分でも、そんな戒めとなる日ですわ。
あの日、ワタシの頭の中では、一体、何がヘビーローテーションで鳴っていたんだろう?
これもよく覚えているんだよね。 1995年1月。。。
当時のヒットチャートからして、この間書いた、trfの「CRAZY GONNA CRAZY」?・・・・いや違うぞ・・この曲を聴いても、あの日の光景が浮かんでこない。。。
実は、それが、今日引っ張ってきた、ASKAの「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」なんだよね。
うん、実に個人的な思いから、1曲、セレクトしてきてしまって申し訳ないんだけどさ。
兎に角、この曲をあの日の光景が、浮かんでくるんだよなぁ。。。
この曲も、この間書いた、「CRAZY GONNA CRAZY」同様、1月1日リリース。1995年の幕開けを切った曲だ。
ここのところ、「1月1日」リリースということで、書いてる曲が多いけど、当時は、「1月1日」リリースの「大物曲」が毎年のように数多くあったんだよね。
それは、2000年を過ぎても続いていたんだけど、なぜか、ここ数年ぱったりと無くなったような感がある。
なぜなんだろうねぇ。。。
まあ、確かに、「1月1日」リリースとは言っても、実際は1週間程度は前に店頭には並んでるパターンが多かったんだけど。。。 最近は、そういう姑息なパターンで「1月1日」リリースと明示しなくなっただけなんですかねぇ。。。
それにしても、この曲は理解するのに時間がかかったよなぁ。
兎に角、詞の解釈が難しかったんだよな、当時のワタシにとっては。小難しい・・・というか、はっきりと、ああ、こういう曲ね・・・って理解できなかったんですよ。一体何をいいたいのか?
ただ、前の年にCHAGE&ASKAでリリースした「HEART」って曲を聴いたときに、「あ、壁に当たってる」って思えたんですよ。
いや、曲調としては、それまでのチャゲアスから大きく変わり映えしてたわけじゃない・・・けど、違和感を感じたんだよね。それは、チャゲアスとしての違和感ではなくて、「あ、時代がチャゲアスから離れた」っていう違和感かなぁ・・・。
兎に角、力で他のアーティストをねじ伏せていたような、あの1991年当時のスーパーパワーは感じなかったんですよ。
あーチャゲアスも旬は過ぎたねぇ・・・っていう感じかなぁ。
そんな気分を、この「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」では、一蹴させてしまった・・・・そんな印象が強かったなぁ。。。
兎に角、この曲からは、真っ先にパワーを感じたな。 うん、詞の内容が難解云々っていう前によ。
結局はさ、詞の内容云々・・・って言う前に、曲全体から滲み出てくるような、パワー、エネルギー・・・、これを感じることで、「快感」に繋がって来るんだろうな。
実際は、この曲からキャニオンから東芝EMIに移籍した・・・っていうこともあったし、それが直接は曲想のリセットに繋がったんだろうけどね。
それはさておき、まさかね、この曲から20年後・・・、「クスリ」で被告人になっているとはね・・・・。
よかったら、ポチッとしてね
にほんブログ村